魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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姉弟

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 「さあ、いつもの如く城にいる者全員
中庭に集合!」

 ゾロゾロ出てくるエルフ達コレで全員ね。

 「マミナあれやって。」

 「旦那様良いのですか妾がやっても?」

 「うんお願いマミナ。」

 「はい!マミナ嬉しいです。」

 「それでは、マミナさんーチェック!」

 「いつもの如く地下に居ますね。ほらこっちに転移!」

 「いつもの如く酷いね人数も多いわ」

 「何人かで手分けして重症者から連れていって!」

 「はい、お姉様!」

 手早く治療魔法を掛け次々と転移させていく

 「大丈夫ですかもう少しの辛抱ですよきっと良くなりますから」

 皆が励ましながら治療を掛け転移させて行く。

 「あっ!お、お母様?お母様ですか?」

 「マミナ?お前はマミナなのか?
……ローベルの王は優しくしてくれるかい。マミナだけは幸せなんだね……」

 「お母様いまは余り喋らない方がお身体に悪いです。」

 治療を掛け転移させるマミナ。

 全員を送った後は仕分けをした。

 「それじゃ、わしも行くか、洋一も
来い。」

 「分かりました女神様」

 カブちゃんと共に女神様と城の地下に飛んだ。

 女神様の顔が歪んだ僕には分からないけどとても酷い所なのは分かる。

 「迷える魂よ皆わしの所へ集まれ。」

 女神様から暖かい光が溢れ出し周りを覆う

 女神様ありがとう。

 小さな女の子の声が聞こえた気がした。

 「清らかな心になったら天に昇るがよい。次生は幸せになるようわしからも願おう辛い目に合わせ済まなかった……」

 「洋一この地は穢れきっている城を取り壊し慰霊碑を立て聖地にするのだ。」

 「確かに承りました。」

 洋一が一礼をする。

 「マミナ終わったよ。」

 「女神様誠ににありがとうございます。」

 マミナは頭を下げたままポタポタと涙が溢れ落ち地面を濡らす。

 「わしのするべき事をしただけじゃ。」

 ふん、と横を向く女神様照れていらっしゃる。

 「痛、痛、痛い痛いゴメンなさい!女神様、僕なんかしました?」



 「さて、仕分けも終わり国王の尋問だ。」

 「なぜ盗賊が国の中枢に迄入り込んでいるお主は何をやっていた?」

 「……」

 「お前の行動で多くの人の命が失われ数多くの人が不幸で理不尽な目に遭っている。全部お前の責任だ。」

 「……」

 痺れを切らしたマミナは王の頭を鷲掴み第一関節まで指をめり込ませた。

 アバババ!半開きの口からは涎が
垂れ流れる。

 「お母さんが捕まったから賊の言いなりになっていた?」

 バシーン!

 マミナに頬を平手打ちされ後方まで飛ばされた。

 地面に転がり呻いている王に殺気を纏い近付くマミナは涙を流している。

 「悔しい、悔しい、悔しくて直ぐにでも殺してやりたい。」

 ひっ!徐々に後退りをするが体に力が入らない殺される恐怖で動けなくなった。

 漸く自分が今から殺される事を理解したようだ。

 「私は悪くない!私のせいじゃ無い!」

 マミナの右手を握る拳からは目に見えるほどの魔神気がゆらゆら漂っている。

 馬鹿でも気付くその手で殴られたら跡形も無くこの世から消えてしまう事を。

 涙目でガタガタ震えてる今ここで私は死ぬのかと。

 マミナの殺気が膨れ上がるその時彼女の両脇から抱きつかれる。

 マリアとエリスだ。

 「ダメだよマミナ姉ちゃんそんな事したらお姉ちゃんがおかしくなってしまう!」

 「ありがとうね、マリア、エリスでもコレは弟の不始末を姉である妾が取らなきゃならないのだから心配しないで。」

 二人の頭を撫ぜてあげた。

 「覚悟は出来てるねスラード一思いに死なせてあげるからね。」

 「ひぇーー!殺さないで!お姉ちゃん!」

 マミナの手が一瞬だが止まった。

 「マミナやめなさい!!」

 誰かが転移して来た?

 「はあ?お母様?なんで若返ってる
のよ!」

 「ウホッー!エロフが増えた!」

 痛い痛い耳が千切れる!ごめんなさいもう言いません。許して下さい!ヒマリ様!

 

 

 
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