魔法使いとJK〜魔法使いになって女の子達を助けたら嫁候補が増えました。JKとか王女とか元盗賊の女とかまだまだ増えそうなんですけど。

2nd kanta

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帰省二日目

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 今朝は帰省?する子達がめっきり減った。行くのはまだ問題が片付いていない地区だ。

 ダークエルフの国カベルネと被害者が最多のエルフの国グラシア。

 白虎のレオナ達は何故か武闘トーナメントに出場する事になり今日が本戦だそうだ。

 勝ち負けはすでにジャンケンで決まっているとか優勝はタニラ十七歳だ。

 魔族も魔王の玉座を狙い熾烈な闘いが繰り広げていた。

 残っている子達も散々虐げられて理不尽な目に遭わせたゴミクズをボコリ捲り最後に処分してきた。ゴミクズ全部な!

 ゴミクズから没収した財産はその土地の行政に渡して被害者達の救済を丁寧にお願いしてきた。

 「えー、お兄さん思いっきり脅してたじゃん横領したら分かるよな。ニコっと……私チビリそうになったわ。」

 笑いながらララが言う。



 「良し皆んな今日で終わらすぞ!
そして異世界に行こう!!」

 「「「「「おーー!!!」」」」」

 ヒュッ!広場に居た皆んなが消えた。
それぞれの場所に転移したようだ。

 「異世界か、どんな所だろう旦那様の世界だったらいいなぁ。」

 吸血姫のサリーの大きな胸が期待で更に胸が膨らむ。

 「何も無い所だったらマジで凹むわね。」

 かなえが塩っぱい事を言ってる。

 「明日はダンジョン攻略から異世界に飛ぶわよ!皆んな準備はしっかりするんだよ!」

 ナナちゃんがこの場を締める。

 「「「「「はーい!」」」」」

 「私も年甲斐も無くはしゃいでる。
気持ちも昂るわ分からせ棒単体でスッキリしなくちゃ」

 ナナちゃんはコレからオナの時間です邪魔しない様に。



 魔族領

 「相変わらず辛気臭いのう」

 「女神様、神気全開で明るく照らしましょう。多少は過ごし易くなりますわ。」

 魔の者は神気を嫌うのに鬼畜な事をおっしゃるカブリナ元大天使様。

 「やめとけ、魔族は全て脳筋の馬鹿
だけじゃ無い普通に暮らしている人々もいるのだぞ。」

 洋一は感心した。ただの食い意地のはった超美人のオヤジでは無かった全てを分かっていらっしゃる。

 「痛!痛い、痛い、痛い、頭が割れるー!女神様の素晴らしさに感服していたのに!ああ、アレですか。オヤジ……痛い、痛いごめんなさい、もうしません。」

 「ふーう、神罰貰ちゃいました。」

 ギャハハハ後ろで笑い転がるヒマリ達。

 うるさい!この三馬鹿!ミッドナイトトレインでヒーヒー言わせる。

 「あっ見えてきました。魔王城です。」

 ガブちゃんのナビで見えてきた魔王城はイメージ其の者だった。ゲームによく登場する魔王城だ。

 世界を渡った人間なんか居るのか?

 あっここに居たわ。

 取り敢えず上空旋回、四機しか居ないけど

 「おーいー!一番偉い奴と話しがしたい呼んできてくれ!」

 洋一が呼び掛けると城からワンサカ出てきた。殺気立っているヤル気満々だ。

 「おい!上だ上にいるぞ」

 「良し俺に任せろ!最大魔法で撃ち落としてやる。」

 「面倒だ洋一少し神気を当ててやれ。」

 「分かりました。女神様!ほれほれ神気だぞう洋一は手の平を下に向けた手の平からはスポットライトのような光が魔族達を照らし出す。」

 「うわー!なんだこの光りは身体がヒリヒリするぞ!」

 「目が開けられない!」

 「あっ!面白そう私もやる!」

 ヒマリ達もほれほれと、もて遊んでる。

 信じられるか?日本の女子高生が一人元だがファンタジーラノベや漫画に出てくる魔族をコロコロしてるんだぜ。

 俺つえー系主人公が無双して成り上がると中盤にテンプレのように登場する魔族に必ずヤラレる展開。

 お前最強じゃなかったの?弱いよね
話しは盛り上がるけど僕もサクセスストーリーは嫌いじゃないからまぁいいや。

 「早く話しの分かる奴出してよ光りもっと強くするよ。」

 「ウギャー!痛い、痛い、痛い!」

 逃げ惑う魔族達にアニメの大泥棒の孫のオープニングシーンみたいにスポットライトで追いかけ回すヒマリ達キャッキャッと楽しそうだ。

 「分かった!すぐにお連れする暫し待たれよ!」

 「はーいストップね。」

 「洋一降りるぞ」

 「はい!」

 魔王城の中庭に着陸暫し待機する。

 時間が空くとお菓子を食べながらおしゃべりが始まる。リリスお前パフェ持ってきたの?お腹冷やすなよ。

 漸く現れたのは男女二人だ。

 側近らしき爺が二人を紹介する。
今の魔王候補だそうだ。男がコンテ女がリベルナと名乗る。

 こちらも名乗るがガブちゃんが大天使だと言う事で皆さん目玉が飛び出そうなくらいの驚きようだ。

 しかし女神様で腰を抜かした。

 全ての魔族が土下座をしだした。

 「あぁ、そう言うのはいいから普通に
しろ。」

 面倒臭そうな女神様だ。

 「チョイとコヤツらに着いて遊びに来ただけじゃ気にするな。」

 気にするわ!!

 魔族達の声にならない声が聞こえたような気がした洋一だった。

 神気は皆んなキレイに抑え込んでいるから力の弱い魔族でも平気なのだ。

 「お母さん……」

 ポナール が呟いた。

 リベルナがそれに反応する。

 「ポナールなのかい?」

 「お母さん!」

 「ポナール !!生きていたんだね。」

 親子で抱き合い嬉し涙でお互い顔がグチャグチャなりながら微笑んでる。

 「おお、感動の再会シーンだわ」

 ヒマリ達が貰い泣きしていると、

 魔族の後ろの方からざわめきが起こる。

 「おい、見ろよあのちっこいの先代の魔王様に似てないか?」

 「えっ、あぁ似てるわそのまま小さくしたようだ。」

 「おー本当だ間違いない先代のご子息様だ!」

 「えー!リリス魔王の娘か、いや今は僕の娘だ」

 「何張り合っているの私達の娘で
しょう。」

 「ヒマリもう一人作ろう!」

 「洋一さん私孕んだ事ネェんだよ!」

 ヒマリの拳が洋一の鳩尾を打ち抜く

 「グエッ!!」

 両膝を着き蹲る洋一

 「酷いノリ突っ込み……」

 ぼそっと亜希子が言った。

 
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