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改革

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 朝になり皆んなが食堂に集まって
来る。

 後一ヵ月で成人する双子のエルフちゃんが興味深々でお姉様方を観察する。

 「お姉様方皆さんツヤツヤで満足気ですわ。」

 「恋人Hもあと少しの辛抱ですわよ。
あぁ、お兄様のアレがと想像するだけでモジョモジョしてしまいますわ。」

 「私はお兄様と婚約するわ!」

 「私もよ!」

 お兄様、入場!

 「洋一さんにへばり付いている女《ひと》綺麗でエロい!吸血姫だってキャラ立つわー!」

 亜希子が感心する。

 「だよね。洋一さん嬉しそう。」

 またかよ、とヒマリ。

 ナナちゃんが洋一を抜き出して抱きつく。マミナも抜き出す。負けずにかなえも抜き出しねっとりと抱きつく。エロ女神三柱に一柱が加わり四柱に成った。

 四人とも洋一お兄様と腕を組んでドヤ顔です。お姉様方最強です。

 ピンポンパンポ~ン
 食後、三期生の皆様は洋一様より指輪の授与が有りますので待機して下さい。
 ピンポンパンポ~ン

 食後三期生が並び始めた。

 進行役は桔梗が自ら志願、マルチな子だ。

 「指輪の数は十分に用意して居ますので安心して下さい。」

 「注意が有ります。」

 「洋一お兄様との婚約、今後の結婚を希望する方は左手薬指に指輪をお兄様から着けて貰って下さい。」

 「それで始めます!」

 えっ!皆んなが左手薬指をおっ立てて並んでる。皆んな理解しているの?

 「ご主人様、サリーは嬉しくて嬉しくて天にも昇るようです。」

 「サリー浮いてる浮いて下着が見えるから!はいっ宜しくね。」

 嬉しい!サリーにお口を蹂躙される。コレが続くのか……儀式だ。

 「お兄様ありがとう!!ぶちゅ~!!」

 「お兄様から子種を貰うのが楽しみです。ぶちゅゅー!」

 「ずうっとお慕いします。チュッチュッ!」

 こちらからは未成年者ですのでキスはありません。が婚約の意思を確認出来ます。

 「えっ君未成年者なの?年が明ければ、あっはい、宜しくお願いしますね。」

 「おっ五歳なのいっぱい勉強しようね。」

 「終わったー!今日の予定ケイトさんお願いします。」

 「昨日は糞蛆虫を殺し回りましたが、今日からは領地の改革行っていきます。」

 「それぞれの分野の詳しい人を集めて領地を住み易くして行きます。」
 
 「人選はこちらで決めています。
ただし、人選から外れたとしても私達は勉強を始めたばかりです。この国の技術だけでなく異世界の勉強もあります。」

 「異世界???」

 「例えば五つの科目を五人に分裂して勉強すれば五つの知識が得られますよ、工夫です。イメージです。やれば私達だけは出来ますよ!」

 三十人に分身し出発します。
皆んなが転移して行く。



 グズフの元領地に入る。

 「いやぁー!チョットぶりだね。集まってる?」

 元領主邸に案内される。僕らは隅に腰掛ける。メインは地元民だからだ。

 問題点を洗い出す。長期、中期、短期、超短期に分け話し合う。

 長期、川の治水、農地開発、
    インフラなど

 中期、上下水道整備、街の区間整理、  
    街道整備、都市開発
 
 短期、領民の衣食住、
    仕事の振り分け、
    子供の教育、

 超短期、貧困、食事、スラム、孤児、
     人材不足

 何処の領地も同じことだ基本的な事に手を抜いた代償だ!

 分かれて話し合う、そこでルールとして出来無い、無理、は言わ無い。

 僕達は超短期担当だ、暫く炊き出しか?朝晩でいいか?空いてる時間で教育するか。

 大浴場作るべ後で数を増やしていく。

 スラムを潰してアパートを建てるか。

 孤児院は領主邸を使う未来の宝を粗末にした報いだ。

 コレは強権と力と魔法のゴリ押しでいけるんじやねー!

 「まず地図作り。桜行けー!!」

 「おーー!!」

 それ迄お茶だな。馬鹿がいないだけで暮らし易く成ったそうだ。

 「盗賊も潰したから、いないと思うけど」

 「兄さん戻りました。」

 「お帰りー!」

 「んじゃこの壁全体に周辺地図焼き付けて。」

 「このテーブルにはこの街の地図ね。」

 「は~い!」

 「桜、休憩ねコレ食べてケンタだぜ!」

 「おーー!!兄さん大好き!」

 「おー、分かってるって!」

 洋一が地図を睨み着けてる。

 「皆んな集合、地図見て決めよう。」

 「なんと空から見たような正確さ。」

 「航空写真だからな。」

 「???」

 一回更地にして区画、道路、上下水道を作るかその前に住民の居場所、団地の制作。

 まず大浴場と大食堂だな、孤児達も集めてみるか拉致や虐待をも確認だ。

 元白虎族のレオナと元龍人族のアレクが孤児達を見回る。スラムから回ろうよとレオナが提案二人で向かった。

 「うわー!何処もだけど酷いね」

 「本当だね。」

 「じゃ、私こっちから行くね。レオナは右手から回って。」

 「オケ!」

 おっ、子供発見!アレクが近寄り子供用ビスケットを取り出した。お話しを聞くために撒き餌だね。

 「君達の中で子供だけで暮らしている子は居る?そう言うこを知っている子は居るかしら?」

 「それと病気や怪我をしている子もお姉ちゃんに教えてね甘いお菓子もあるよ。」

 甘いお菓子に連れられ走り出す子供達
スラムでも元気だ。

 徐々に子供達が集まりだした三十五人か。約束通り、苺ミルクオーレを配って飲み方を伝授、

 「うわー!!!甘くて美味しい!!!」

 そうだろう!そうだろう!私も昨日飲んでチビりそうになったわ。

 早く異世界に行きたいわー。

 「アレク今日もレンタルする?」

 「当たり前じゃん!レオナも絶頂時の噛み付き最高!って言ってたしょ。スペ無しでイキ捲れるって!」

 「えー!それじゃ私変態じゃん!」

 「変態だよ。」



 寝込んでる子供を見てあげようと案内して貰う。私達の治療が効けばいいんだけど。

 「サーチ」

 「アレク肺炎だわ!行くよ!」

 「はい!」

 呼吸が楽に成ったようだ深く静かだ。
もう心配ない筈この子も孤児だね後で寄ろう。

 犬系の獣人の姉妹、虐待だね。
父親が人族、母親が獣人。

 母親にも痣がある話しを聞くと仕事に行き詰まり酒に溺れ挙げ句の果てに暴力を振るい始めたとか。

 治療して保護しよう。

 これは……二人は絶句した。

 三人が床に転がせれている逃走防止で脚の腱が切られ手脚を折られ目玉を抉られ耳を削がれ歯も全て折られていた。一人はすでに事切れていた。三人共身なりの良い姿をしている何処かで攫われたのだろう。

 先日の大粛清で売る相手がいなく成ったようだ。憂さ晴らしに棒で滅多打ちして死んだと思い逃げ出したか。

 ケイトお姉様が死んでも生き返ったって言ってたなこの子も連れて行こう。

 アレクにあとは任して森の家に飛んだ。

 「二人分あれの用意して、急いで!」

 「用意は出来てるこっちだレオナ!」

 ナナちゃんが指示を飛ばす!

 「死んだ子はここじゃ!」

 広間の中央にベットが置いてある。

 「ケイトが死んだ時旦那様とヒマリが強く念じたそうだ。だから皆んなで強く思うのだ!」

 「いくぜ!3、2、1、」

 「「「「戻ってこーーい!!!」」」」

 カッコいいナナちゃんが両手ごと
握り潰す。

 物凄い光が潰れた指の間から溢れだした。

  ピッカーーー!!!

  光が収まった。

 ピクッと指が動いた!

 やった!皆んなが成功を喜んだ。

 彼女を優しく迎え入れようと近づくと。

 「げっ!!神龍族!!!」

 「神龍族?……お前女神か!!」

 
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