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レンタル洋一

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 全員が食堂に集り席に着く代表として桔梗が事の始めを話し出した。

 「発端は偶然ニーナさんが封印の宝玉を見つけ奇跡的に宝玉が割れてしまった事です。」

 家の裏手に小さな物置き部屋があり、箱で積み上げた封印の宝玉を手に取って顔を上げた処で顔に蜘蛛が張り付いた。

 キャー、あちこちから悲鳴が上がった。全員が嫌な顔をしている想像して身震いする者いるし、僕も耐えられない。

 「悲鳴を聞きつけ駆け寄るとニーナさんが倒れていました。そのダブルで……」

 ニーナさん顔を真っ赤にして耐えています。

 「あ、婿殿三人に突き捲られたからな」

 ギャハハ笑うナナさんギャル系に成られたかと、ケシから堪らん。ニーナは祖母を睨んでいる。シーナも入れて見た目三姉妹じゃん!変わり過ぎだ。

 「お風呂場で洗ってるとシーナさんがニーナさんの身体の古傷がない事に気づいてナナちゃんがもしやとお股を調べたら膜が再生されていました。身体自体新しくなったと言うわけです。」

 「ちなみにナナちゃん呼びはご本人の要請です。協力して下さい。」

 「私はすぐに現場に駆けつけ実況見分の末封印の宝玉の解除は割ることと思い付きました。」

 「おー、さす桔梗、あっと言う間に正解に辿り着くとは凄いね。」

 うんうんとヒマリが満面の笑みで桔梗を讃える。桔梗ちょっと照れる。

 「本気で叩いても傷一つ付きません。そこで私とニーナさんの違いって……ありました。あの指輪です。」

 わー、桔梗凄い凄すぎる。パーフェクト!ヒマリさん大満足だ。

 「私、多分漏らすのは身体に大きな負担が掛かるのではと思いお風呂場で裸で実体験を受けました。ナナちゃん達に協力して貰いながら」

 「ああ、桔梗は頑張った、耐えに耐えたけど最後にチョロチョロと可愛く出ちゃったけどね。」

 「あー!ナナちゃんソレは言わないと……」

 「ばーちゃん、乙女の秘密をバラしちゃダメで……ナナちゃん……」

 途中でシーナを睨み付けたナナちゃん
シーナはすぐに気付いた。幼い頃良く姉妹で凄く怒られていたって、威圧も乗ってるしマジ恐い。

 「その後全員で意見出し合い希望者だけとなったんですが、その時桜が教えてくれました。お兄様達は絶対メチャクチャするとそして多くの恨みを買うだろうとその時の弱点は私達だと、自分の甘い考えがお兄様達や皆んなを危険に晒す。そんなの絶対嫌だ。で方針を変えて全員強制参加にしました。」

 ソレを聞いてた洋一とヒマリは鼻を
グチュグチュさせながらヒックヒックしている。

 「あのー、その子供達は大丈夫なの?」

 不安げに尋ねるヒマリ

 「ああ、それでしたらお子様安心パックと言うバージョンがありまして寝ているだけで完了ですよ。痛みも無くお漏らし無い、少々時間がかかるようですが大人も使用出来ました。」

 ソレを知り机に伏せる洋一とヒマリがいた。ヒマリは違うだろう自業自得た。

 ガイズの人は見た目が変わらないシリーが尻尾を無くしたぐらいか、最終目標だったドラゴンの遥上の上位種だからドラゴンなんて必要がないか、変わったのはガイヤの方髪の色と目の色だけ、向こうでチャンスがあれば確かめるか。

 封印の宝玉は全部で三百、今回二十三使ったから残り二百七十七どうしま
しょう?

 「明日から国中を廻るのですよね。多分私達のような子供が沢山いる筈です。ここに来るのも、別の場所に住み込み出来る様にし学校も作り優秀な人材を育てた方が国王陛下も喜ばれるでは無いのでしょうか?」
 
 「おお、さすが桔梗!可愛い抱きたい!揉みたい!」

 ポシュッ ドゴッ!

 「痛い、痛いから僕の後頭部を撃つのは、やめて下さい。」

 無言でデザートイーグル改を降ろすヒマリ最近ヒマリの突っ込み酷い殺される!死なないけど、桔梗さんまだもじもじしてるのですか?

 「洋一君男性はいれるの?」

 「あぁそうだねどうしょっか?僕はどっちでもいいかな、人によって意見が割れるかな君たちに従うよ。」
 
 女子達が集まりゴニョゴニョ始めた。

男なんてすぐ豹変するし仕切りだがる。

私イヤだな頭悪い癖して偉ぶるでしょう。

私達の事イヤらしい目で見るんでしょうね。

男なんて、やりたいだけのエテ公よ!

お兄様もイヤらしい目で見るんですけど
なんか遠慮がちですもね。

根っからの童貞だからよ。

男だからって力なんか私達と同じでしょう。

男入れる意味ないじゃない。

そだねー。

じゃ、リリスちゃんぐらい小さい子は?

あっいいかも小さな頃から躾けていけば
傲慢にならないし、良いよね。

あっちの方も兄ちゃんから一人借りれば事足りるでしょう。更にカスタマイズすれば私だけの兄ちゃんになる。ケモ耳にする。

私ムキムキがいい。

レンタル洋一。

 最後には好みの話しになり終了した。

 「と言う事で男入れない。小さい男の子は連れてきても良いです。」

 会議が終わり消灯迄の自由時間それぞれが思い想いに過ごす。

 僕はまったりと部屋で秘蔵のコレクションを鑑賞している時誰かがノックしてきた。

 「少し待ってね!」

 洋一は慌てて動画を止め、出しぱなしの分からせ棒を仕舞込み手を拭いてから鍵を外しドアを開けた。

 分かっていたが桔梗がいた。んっ?僕が分かるって事は桔梗も分かっていると事……冷や汗が止まらない。

 「ど、ど、どうしたのき桔梗さん……」

 ど、どもってしまった。冷静に冷静になるんだ洋一!

 「……お兄様……」

 「中に入って座ってね」

 僕は桔梗をじーっと見つめ言葉にする。色々と桔梗の過去が頭に浮かんできたのだ。

 「セシルよく頑張ったね。そしてクリスティーナを良く護りました。偉いぞ。」

 頭を撫でてあげた。桔梗は眼を見開き唇をヘの字に食い縛り涙を溢れさせた。

 「……お、お兄様!」

 彼女が抱き締めてきて僕がまた抱き締める。うわー!子供のように声をあげて泣いた。

 ここに居る子たちは皆んな毎日のように酷い辛い目に耐えてきた。僕には何も出来ないがせめて彼女らの心の支えに成れればいいな。と心に誓った。

 「お兄様ありがとうございました。」

 桔梗?セシル?まぁ桔梗だな。

 「落ち着いたかい」

 ハンカチーフを渡した。桔梗はチーンと鼻をかみ綺麗に畳み返してくれた。

 美少女鼻チーンハンカチーフ二枚目ゲットしたぜ!そう言えばあのヒマリも泣いていたもんなぁ。

 「明日から国中を回って監査をする。桔梗の行きたい場所も行く、探し物も見つかるといいな」

 「お兄様!私も行きます。」

 ニコッと微笑み抱き付いてキスをして来たお、大人のキスだ!お口が蹂躙されるー!ダメダメダメダメー!

 桔梗さんにキスだけでイカされちゃいました。恐ろしい子……

 「お兄様お休みなさい。」

 「あぁ、おやすみなさい。」

 イカされた事に気付いているな。部屋を出る時の妖艶な笑顔、ゾクゾクした。そして彼女もまた人外、ここの住人全て人外だわぁ。

 地球のマンションで洗おう。

 誰もいない家で下半身丸出しでパンツを洗う三十歳泣きそうだ。痕跡を全て消してガイズに飛ぶ。

 今のレンタルは五人、かなえさん、ヒマリと亜希子ちゃんで一人、ニーナ達三人で二人更に桜も連れて行った。

 ケモ耳、尻尾に拘っていたもんな。

 
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