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小山かなえの憂鬱
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それは……口篭る小山さん
「あっ良いですよ!折角だから皆んなで見ましょう。相談はそれからですね。」
再現ビデオー!ヒマリが大きく手を振ると壁側の空中に大きな画面の様なものが現れた。コイツこの二人を巻き込むつもりだな。
なっなっなっなっなー!声にならない驚きで口ぱくする小山さんと亜希子ちゃん。
魔法なんて誰も見た事ないもんねー。
画面の中でチャイムが鳴るピンポーン!
「はーい、どなたでしょうか?」
「あのすみません!隣の小山ですけど今お時間ありますか?」
隣の奥さんが何故??ロックとチェーンを外しカチャとドアを開けた。
「あっ、おはようございます。どうかしましたか?」
「あの、ここではチョット……中で宜しいですか?」
「えっ、あー、どうぞ。」
隣の小山さんの奥さんふわっとしたセミロングの茶髪少し垂れ目気味の美人さんだ。更にベージュのサマーセーター、所謂DT殺しを着ている。こんな素晴らしい双子霊峰山をお持ちになりながら何故小山なのか?じっくり聞きたい。
「ちょっと待った!ヒマリ!!何故、僕の心の声が音声で流れる。シリーが読んでるのか?」
「ちょっとした仕様ですよ。」
てへぺろとヒマリが誤魔化す。僕の右隣で小山さんが俯いていた。耳が真っ赤だ。
「好きな所に座っていて下さい。アイスコーヒーで良いですか?」
「すみません。お構いなく。」
戻ると奥さんは三人掛けのソファに座ってる。午前中の人妻なんて興奮!違う緊張します。
「木村さんも隣りに座って下さい……。」
「はっはい!」
隣りの隣人小山さんは、たまに顔を合わせた時、挨拶を交わす程度の付き合いしか無い。が先日ウチのドア前で旦那さんと口論している時に通りかかり仲裁に入ってたが、旦那さんに殴られた……よな。
「木村さん失礼ですけど、今付き合いっている彼女はいますか?」
「えっ、あっ、いえ……」
いえないわー!女子高生が嫁候補なんて、異世界の第三王女が嫁候補だなんて、元盗賊の女が嫁候補だなんて、誰も信じない!
「えっ!今何を言ったの!ヒマリさん少し戻してください!」
小山さんと亜希子ちゃんが画面に
食いつく!
いえないわー!女子高生が嫁候補なんて、異世界の第三王女が嫁候補だなんて、元盗賊の女が嫁候補だなんて、誰も信じない!
「木村さん、嫁候補ってどう言う事ですか!三人とお付き合いしているのですか!」
小山さんチョットキレ気味です。落ち着いて下さいお願いします。
「はーい、私が女子高生です。ヨロ小山さん。」
メガネを外して新たに挨拶するヒマリ綺麗な銀髪のポニーテール、真紅の瞳。
小山さん亜希子ちゃんが息を呑む……何この子さっきと別人でしょう。
想像の斜め上、更に次元を超えた容姿まさに女神降臨!
ヒマリさんよいしょして置きました。
by洋一。
「ヒマリ!アンタいつ髪染めたのよ!」
親友の亜希子ワナワナ震えてる。今迄全く気が付かないなんて、この私が……悔しい。
「あれ?いつだろう。ちゃんとタイムスケジュール組んで無いから分かん
ないや。そんなに経って無い筈。」
ちゃんと設定控えろ!そしてヒマリに言わせるな!誰かに文句垂れる洋一であった。
「洋一さんと会ったのは、隣のクラスの安部徹達に拉致られ廃工場に連れ込まれてレイプされそうな時助けてくれたんだよ。」
他人事の様に話すヒマリに亜希子はショックを受けた。全然気付かなかった。もしかしたら、今頃のヒマリは……そっちの方に詳しくない亜希子でも事の結末が理解出来る。
「ごめん、ごめんね。ヒマリ、私何にも知らなくて……本当にごめんなさい。」
泣きながら抱きつく亜希子。苦笑いで頭を撫ぜながら、大丈夫だよ、私大国の軍隊一人で潰せる位強くなったから……。
優しく亜希子の耳元で囁くヒマリであった。
次はと、ケイトが立ちあがりスカートの両端を軽く摘み右脚をすうっと引きカーティシーを決める。さすが異世界の王女様、綺麗な立ち姿だ。
テーブルの元の位置にもどりケイトもメガネを外した。
えっ!えー!皆が驚く、僕このシチュエーション好物です。洋一がニヤニヤしていると。
「ヒマリ、さん?いつそっちに行ったの?えっ、えー!二人いるぅー!」
パニクる小山さんと亜希子ちゃん。口閉じなさい。虫が入る!居ないけど。
銀髪ポニテ、真紅の瞳、制服、制服を持ち上げる双丘。直球ド真ん中どストライクです。今度ヒマリさんにお願いしようかな、断れたらケイトでも良いや、おんなじだし。
ひゃっ!殺気が来た!二箇所からきっと殴られる。遠くの山に連れて行かれる。ガクブル。
「私《わたくし》ローベル王国第三王女
ケイトファンローベルですわ。以後お見知り置きを願いますわ。あと、地球とは違う世界の王族ですからスマホでググってもヒットしませんわよ。」
えー、ケイトさん昨日ですよね、こっちに来たの、馴染み過ぎません?
ただのチョロ王女だと思っていたが、侮れない。ヒマリとタッグを組まれたら地球も異世界ガイズも二人に牛耳られてしまう。
僕は決して逆らいませんよ。ヒマリさんケイトさん。
「洋一様とは、私が乗っていた馬車が盗賊に襲われていたのを救って貰いましたのよ。」
馬車、盗賊、剣と魔法の世界?ラノベのイメージ其の物。小山さん亜希子ちゃんそう納得した。するしかなかった。大画面にそれが映し出されていたからだ。
今はヒマリさんが空中からキャンパー御用達の多人数用のテーブルを出しチェアーも出しコンビニスィーツを食べジャンクドリンクでキャッキャッウフフで盛り上がっている。
木村さんは奥の方で鎧姿の騎士団の皆さんに差し入れしている。長机を出しビールおつまみでおもてなしをしている。
キンキンに冷えているのか?騎士達が喜んで呑んでいる。美味そうだ!私も飲みたいと小山さん。
一人の騎士がふらふらとケイトさんの背後へ近づく、えっ!剣を抜き刃先を水平にしてケイトさんに体当たりする。
カメラ?が正面に回りケイトさんの胸から剣が突きだした!えー!本物?すると映像がリピートし出し三方向の映像がスロー再生され出した。
モザイク無しのアップ画面だ!
最後に真上から騎士がケイトさんの背中に付きケイトさんの胸から剣が突き出ている。
ひぇー!マジなのマジなの?気付いた一人の騎士が駆け寄り剣を一閃!
ぎゃー!くっ首が飛んだー!頭無き騎士が血を吹き出して後ろに倒れる。その横にケイトさんも倒れた。
「ヒマリさん!これリピート要らないから、モザイク掛けて!」
ちぇっ、がっかりするヒマリ色んなエフェクトを用意していたのだろう。亜希子は白眼を剥いている。はい、パチリ頂きました。
木村さんとヒマリさんが蘇生を始めた。心臓マッサージ、人工呼吸、動かない……でも安心です。ケイトさん横で煎餅齧りながらお茶を啜ってます。
ショッキング映像を見せられて気付くと木村さんの腕にしがみ付いていて胸で挟んで居ました。恥ずかしいですが、
離しません。
前触れも無く画面が眩しく光出し漸く治るとケイトさんが起き上がり木村さんがケイトさんの胸を指差し何か言ってます。
ケイトさん急に胸を隠して、あれ?
木村さんが居ないです?
ドッゴーン!バキバキバキッ!音声が復活した?左手の森に真っ直ぐな道が出来森の中央で土煙上がってます。えっ!何事?
ふと、木村さんが姿を現す。一瞬で……
あっリピートが始まった。超スロー再生です。あぁ、ケイトさんのビンタですか?国の放送局が開発したスロー再生を凌駕する再生力でも捉え切れてない、早すぎる。ビンタが当たる前から木村さんの顔が酷く歪んで居ます。
画面が停止して拡大します。ぷっ!
木村さん寄り目になってますよ。映像がまた動き出し木村さんがものすごい勢いで横回転しながら飛んで行きました。
これもリピート五回再生速度をかえたり巻き戻したり視点を変えたり色々やってくれたヒマリさんエンタメの人でしょうか?
なにこれー!ケイトさん石を握り潰す。大き目の石を投げ山の上半分を吹き飛ばす。
「にんげんじゃねー!」
小山さん確信に迫る……。
「と言う事ですね。私一回死んでますわ。」
止めてください。ヒマリさん、僕お腹が痛く成って来た。
「あっ良いですよ!折角だから皆んなで見ましょう。相談はそれからですね。」
再現ビデオー!ヒマリが大きく手を振ると壁側の空中に大きな画面の様なものが現れた。コイツこの二人を巻き込むつもりだな。
なっなっなっなっなー!声にならない驚きで口ぱくする小山さんと亜希子ちゃん。
魔法なんて誰も見た事ないもんねー。
画面の中でチャイムが鳴るピンポーン!
「はーい、どなたでしょうか?」
「あのすみません!隣の小山ですけど今お時間ありますか?」
隣の奥さんが何故??ロックとチェーンを外しカチャとドアを開けた。
「あっ、おはようございます。どうかしましたか?」
「あの、ここではチョット……中で宜しいですか?」
「えっ、あー、どうぞ。」
隣の小山さんの奥さんふわっとしたセミロングの茶髪少し垂れ目気味の美人さんだ。更にベージュのサマーセーター、所謂DT殺しを着ている。こんな素晴らしい双子霊峰山をお持ちになりながら何故小山なのか?じっくり聞きたい。
「ちょっと待った!ヒマリ!!何故、僕の心の声が音声で流れる。シリーが読んでるのか?」
「ちょっとした仕様ですよ。」
てへぺろとヒマリが誤魔化す。僕の右隣で小山さんが俯いていた。耳が真っ赤だ。
「好きな所に座っていて下さい。アイスコーヒーで良いですか?」
「すみません。お構いなく。」
戻ると奥さんは三人掛けのソファに座ってる。午前中の人妻なんて興奮!違う緊張します。
「木村さんも隣りに座って下さい……。」
「はっはい!」
隣りの隣人小山さんは、たまに顔を合わせた時、挨拶を交わす程度の付き合いしか無い。が先日ウチのドア前で旦那さんと口論している時に通りかかり仲裁に入ってたが、旦那さんに殴られた……よな。
「木村さん失礼ですけど、今付き合いっている彼女はいますか?」
「えっ、あっ、いえ……」
いえないわー!女子高生が嫁候補なんて、異世界の第三王女が嫁候補だなんて、元盗賊の女が嫁候補だなんて、誰も信じない!
「えっ!今何を言ったの!ヒマリさん少し戻してください!」
小山さんと亜希子ちゃんが画面に
食いつく!
いえないわー!女子高生が嫁候補なんて、異世界の第三王女が嫁候補だなんて、元盗賊の女が嫁候補だなんて、誰も信じない!
「木村さん、嫁候補ってどう言う事ですか!三人とお付き合いしているのですか!」
小山さんチョットキレ気味です。落ち着いて下さいお願いします。
「はーい、私が女子高生です。ヨロ小山さん。」
メガネを外して新たに挨拶するヒマリ綺麗な銀髪のポニーテール、真紅の瞳。
小山さん亜希子ちゃんが息を呑む……何この子さっきと別人でしょう。
想像の斜め上、更に次元を超えた容姿まさに女神降臨!
ヒマリさんよいしょして置きました。
by洋一。
「ヒマリ!アンタいつ髪染めたのよ!」
親友の亜希子ワナワナ震えてる。今迄全く気が付かないなんて、この私が……悔しい。
「あれ?いつだろう。ちゃんとタイムスケジュール組んで無いから分かん
ないや。そんなに経って無い筈。」
ちゃんと設定控えろ!そしてヒマリに言わせるな!誰かに文句垂れる洋一であった。
「洋一さんと会ったのは、隣のクラスの安部徹達に拉致られ廃工場に連れ込まれてレイプされそうな時助けてくれたんだよ。」
他人事の様に話すヒマリに亜希子はショックを受けた。全然気付かなかった。もしかしたら、今頃のヒマリは……そっちの方に詳しくない亜希子でも事の結末が理解出来る。
「ごめん、ごめんね。ヒマリ、私何にも知らなくて……本当にごめんなさい。」
泣きながら抱きつく亜希子。苦笑いで頭を撫ぜながら、大丈夫だよ、私大国の軍隊一人で潰せる位強くなったから……。
優しく亜希子の耳元で囁くヒマリであった。
次はと、ケイトが立ちあがりスカートの両端を軽く摘み右脚をすうっと引きカーティシーを決める。さすが異世界の王女様、綺麗な立ち姿だ。
テーブルの元の位置にもどりケイトもメガネを外した。
えっ!えー!皆が驚く、僕このシチュエーション好物です。洋一がニヤニヤしていると。
「ヒマリ、さん?いつそっちに行ったの?えっ、えー!二人いるぅー!」
パニクる小山さんと亜希子ちゃん。口閉じなさい。虫が入る!居ないけど。
銀髪ポニテ、真紅の瞳、制服、制服を持ち上げる双丘。直球ド真ん中どストライクです。今度ヒマリさんにお願いしようかな、断れたらケイトでも良いや、おんなじだし。
ひゃっ!殺気が来た!二箇所からきっと殴られる。遠くの山に連れて行かれる。ガクブル。
「私《わたくし》ローベル王国第三王女
ケイトファンローベルですわ。以後お見知り置きを願いますわ。あと、地球とは違う世界の王族ですからスマホでググってもヒットしませんわよ。」
えー、ケイトさん昨日ですよね、こっちに来たの、馴染み過ぎません?
ただのチョロ王女だと思っていたが、侮れない。ヒマリとタッグを組まれたら地球も異世界ガイズも二人に牛耳られてしまう。
僕は決して逆らいませんよ。ヒマリさんケイトさん。
「洋一様とは、私が乗っていた馬車が盗賊に襲われていたのを救って貰いましたのよ。」
馬車、盗賊、剣と魔法の世界?ラノベのイメージ其の物。小山さん亜希子ちゃんそう納得した。するしかなかった。大画面にそれが映し出されていたからだ。
今はヒマリさんが空中からキャンパー御用達の多人数用のテーブルを出しチェアーも出しコンビニスィーツを食べジャンクドリンクでキャッキャッウフフで盛り上がっている。
木村さんは奥の方で鎧姿の騎士団の皆さんに差し入れしている。長机を出しビールおつまみでおもてなしをしている。
キンキンに冷えているのか?騎士達が喜んで呑んでいる。美味そうだ!私も飲みたいと小山さん。
一人の騎士がふらふらとケイトさんの背後へ近づく、えっ!剣を抜き刃先を水平にしてケイトさんに体当たりする。
カメラ?が正面に回りケイトさんの胸から剣が突きだした!えー!本物?すると映像がリピートし出し三方向の映像がスロー再生され出した。
モザイク無しのアップ画面だ!
最後に真上から騎士がケイトさんの背中に付きケイトさんの胸から剣が突き出ている。
ひぇー!マジなのマジなの?気付いた一人の騎士が駆け寄り剣を一閃!
ぎゃー!くっ首が飛んだー!頭無き騎士が血を吹き出して後ろに倒れる。その横にケイトさんも倒れた。
「ヒマリさん!これリピート要らないから、モザイク掛けて!」
ちぇっ、がっかりするヒマリ色んなエフェクトを用意していたのだろう。亜希子は白眼を剥いている。はい、パチリ頂きました。
木村さんとヒマリさんが蘇生を始めた。心臓マッサージ、人工呼吸、動かない……でも安心です。ケイトさん横で煎餅齧りながらお茶を啜ってます。
ショッキング映像を見せられて気付くと木村さんの腕にしがみ付いていて胸で挟んで居ました。恥ずかしいですが、
離しません。
前触れも無く画面が眩しく光出し漸く治るとケイトさんが起き上がり木村さんがケイトさんの胸を指差し何か言ってます。
ケイトさん急に胸を隠して、あれ?
木村さんが居ないです?
ドッゴーン!バキバキバキッ!音声が復活した?左手の森に真っ直ぐな道が出来森の中央で土煙上がってます。えっ!何事?
ふと、木村さんが姿を現す。一瞬で……
あっリピートが始まった。超スロー再生です。あぁ、ケイトさんのビンタですか?国の放送局が開発したスロー再生を凌駕する再生力でも捉え切れてない、早すぎる。ビンタが当たる前から木村さんの顔が酷く歪んで居ます。
画面が停止して拡大します。ぷっ!
木村さん寄り目になってますよ。映像がまた動き出し木村さんがものすごい勢いで横回転しながら飛んで行きました。
これもリピート五回再生速度をかえたり巻き戻したり視点を変えたり色々やってくれたヒマリさんエンタメの人でしょうか?
なにこれー!ケイトさん石を握り潰す。大き目の石を投げ山の上半分を吹き飛ばす。
「にんげんじゃねー!」
小山さん確信に迫る……。
「と言う事ですね。私一回死んでますわ。」
止めてください。ヒマリさん、僕お腹が痛く成って来た。
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