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異世界地球

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 転移で僕のマンションに帰って来た。疲れる筈の無い身体だけど何故か疲れ
ていた。

 買った物が全部揃わないと向こうに行けないし……。行っちゃうとこっちの時間が止まる二度手間ならぬ二度時間無駄になる。

 こっちで待機は決まりだけど、姫さまは何処に寝ましょうか?

 ガイズの人だし異世界で一人にはさせられない。僕かヒマリが付かなけりゃならないしいつも忘れるけど王女なんだよなぁ。

 選択肢は二つ、僕の部屋かヒマリの家だ僕の部屋で良いのだけど異世界ですぐ興奮して盛っても面倒だ。

 行為その物は婚約者だから厳密では無い筈、ヒマリがどう思うかだ。

 ヒマリもここで寝れるなら構わないが現実両親の知らない男の部屋に泊まるって僕でも暴れるぞ

 「ヒマリどうしよう?」

 「一日二日は良いですけどそれ以上だと親が探りを入れてきそうだよ。」

 「でしたら夜は洋一様の所で昼間はヒマリがここにいれば良いのでは?学校とかは、私が行きます。この世界の教育確めたいわ」

 細かい打ち合わせをするヒマリケイト、夕方になりヒマリを三人で送って行く事になり

 「チョット待って、うちに来た時の服装覚えている?」

 さすが洋一さん気が効くし大人だ。

 「あっ、そうか二、三日経っていたんだ?白シャツに黒ジーンズ、スニーカーとカーディガンね。世界を渡る前に写メが必要だわ。」

 服装を合わせて玄関ホールからジャンプマンション上空に出る。三人で恋人繋ぎで空を飛ぶ

 今日も夕日が眩しい!街も僕達もオレンジ色に輝く

 「 二人とも夕日に輝いてとても綺麗だよ。」

 「フフフ、嬉しい。」

 とケイト。

 「いつも、ありがとう。」

 とヒマリ。

 「どういたしまして」

 と僕。そして

 「二人に会えて幸せです。」

 と言った。

 
 
 「洋一さんこっちですよ。」

 「あっ、ごめんなさい。」

 ヒマリを送り届けて転移で帰ろうとすると 待ったが掛かった。

 ケイトが街を飛んで行きましょうと提案する。良しと二人手を繋ぎ上空に転移した。

 マンションに戻り丸テーブルでケイトと緑茶を啜る。ボリボリ、ズズーッ、これ煎餅?なんか癖に成りますわ。

 音を立てて呑むなんて下品だと叱られそうですけど。この様な飲み方もあるのですのね。

 「蕎麦とかラーメンなども音を立てて啜るよね、でもこの国だけだからね。ケイトのマナーで正解だよ。」

 大型モニターを観ながら学校の動画を見る。ついでにパソコンの使い方を教えとく。

 「僕は先にお風呂に入って来るよ」

 「はーい。」

 ザッブーン!ふー!風呂は良いよねー。

 ブー!ブー!ブー!

 「何の音だ?」

 「洋一様!パソコンがウィルスに感染して壊れてしまうって言ってます!どうしましょう!お金を払えば治ると出てますが……」

 オロオロし出すケイト焦ってるね。バスタオルを腰に巻きリビングに行く、アリャリャ変なサイトに入ったな。

 強制シャットダウン!ポチとな。

 再び立ち上がるが、エロサイトが浮かび上がった。……自動再生で大画面上でおっ始めた……。ケイトが変だモジモジ仕出したぞ、かっと眼を開き抱きつく!

 「洋一様、洋一様ケイトはふしだらな子です!洋一様が分からせて下さい!」

 スイッチ入ちゃった!

 ☆

 「姫さまお風呂に入って寝ますよー。」

 小脇にケイトを抱え手足をだらんと下げてる姫さまを風呂場に持って行きエアマットに置く。

 シャワーを掛け、ボディシャンプーを泡立てるシャカシャカ首下から洗ってやる。さっき迄活躍してた頂頭部も念入りに撫で廻す徐々に下がり、姫さまここも洗います。

 「ひゃっ!」

 足の指の間迄洗ってあげた。普段人に洗って貰って居るんだろ?王女様なんだなぁ。

 雑に返しうつ伏せにするまた肩辺りから洗っていく腰迄洗い、姫さまここも洗いますよー拡げて素手で優しく丁寧に洗ってあげる

 「ひゃっ!」

 足先迄洗いシャワーで泡を流す。ケイトを抱えて湯舟に入る彼女の後ろに僕が座る。目の前に銀糸の束が湯面に広がった。

 「ほら、頭洗って寝るぞー!」

 「は~い」

 大分シャッキとして来たな。ヒマリがこれを使え!と置いて行ったシャンプーとコンディショナー。

 シャワーで髪を濡らしシャカシャカ泡立てる僕もしかして王女様専用の洗人
こっちに居る間一人で風呂入れるようにしないと、我慢出来なくて長湯でのぼせてしまう。

 昨日DT卒業したばかりなのに何この状況?昨日が酷かったからなぁ。

 「良し!終わりあがるぞ!」

 脱衣所に出るとケイトが両手を拡げて僕を待ってる。拭けってか?僕もマッパなんだよなぁ。

 隅々まで拭きとりながら、二、三日前迄はヒマリやニーナのお毛けに触れる度びびって居たなぁ僕も成長しているんだ。

 二人でビン入りフルーツ牛乳を腰に手を当て一気飲みする。プハーッ!旨い!

 その後僕はこの国の常識なる物を時間の限りケイトに伝えた。後はヒマリに任す!二人の超スペックなら問題無しだ。頑張れよ!

 「ケイトはそっちの部屋使って、僕は自分の寝室で寝るから、おやすみー。」

 「あっ、朝七時半にヒマリの家に行くから遅れないようにね。」

 「はーい、おやすみですわ。」

 ☆

 「んっ?なんだ、むっむせいした!最近あれだけやっているのに??」

 「おっ、おけまへた。《起きました》ほいいひはま《洋一様》」

 「私また、分からなくなりましたー!洋一様キツく分からせて下さい!」

 なっ!コイツ朝四時から盛りやがって!

 「あーん!洋一様、ス、ゴ、イ!」
 
 ☆

 「朝なんか時間無いんだから、いい加減一人で風呂入れよなー!」

 「は~い、善処しますわ。」

 「する気ねぇーだろ!」

 約束の時間ギリギリにヒマリの家に到着した。

 「ヒマリ悪い、コイツ置いてくわ野暮用があってな。透明に成ってあと付いたら面白いと思うぞ。グヒヒ」

 「そうですね。フフフ」

 悪い顔の二人でした。
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