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買い出し

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 一回キチンと家の中と外回りを整理しようと、手分けして取り掛かる。僕も全てを把握していなかったし。

 そして買い出しをする事にしたニーナ達に足りない物、欲しい物を聞きそして年長組の身体の採寸をして貰う。

 下着を着て貰わんと僕の中の性獣王が暴れだす!耐えられない。

 この役立たず王女ケイト様を連れて行くあっちの世界を観て勉強して貰うよ。

 「異世界転移!」

 口に出さなくても良いけど、雰囲気は大切だよね。

 僕のマンションに到着した。ケイトは窓から外をみて興奮しながら叫ぶ。

 「異世界!キタァー!!」

 向こうにも異世界ネタが有るのか?ヒマリは思う。

 「凄い、凄い!何あれ?通りで動いてるの?生き物、モンスターなの?あっ、中に人がいる!街も大きくて広い!背の高い建物がいっぱいある。音もうるさーい。あっ!あそこの空にドラゴンがいるよ!あぁーっ!興奮するわ!洋一様今すぐ私を抱いて!!」

 捲し立てるケイト。

 「「なんでよ!」」

 余りにも煩いのでケイトを分からた。ヒマリはスマホのチェックをしてるが、向こうに発った時間に戻る為十分も過ぎていない。大した新情報も無い筈だ。

 向こうのベットてアヘ顔、白眼でケイトは寝てる。

 少しまったりとお茶して出掛ける用意をする。ケイトを脇に抱えて風呂場に向かう王女様の扱いでは無いな気をつけようか?

 シャワーを浴びさせボディーシャンプーでワシャワシャ洗う身体の隅々までキレイ洗い上げる。

 卒業をはたし僕のメンタルは最強だ多分。ケイトの髪をシャンプーしながら。

 「ケイトこれから買い出し……異世界探索に行くぞシャキッとせい!」

 ビクッと反応してケイトが覚醒する。

 頭と身体を拭いてあげ僕はふと思う。子供かっ!……あっ姫さまでした。婚約者なんかも居るんだろうな……。

 不敬な事もいっぱいやったし、ちょん切られるのかな?僕は負ける気一切無いけど、グハハハ。

 ヒマリ達の着替え中またも思う。僕らが世界を渡る時には去った世界の時間が止まっている。

 皆んなが好き勝手に飛んだら両方の世界が止まるのか?うーん?やってみんか!

 「うわーっ!二人ともメチャクチャ綺麗で可愛いよ!すぐでも押し倒したいぐらいだ。」

 二人は白のワンピース、大きめの帽子を被りヒマリはポニーテール、ケイトは髪を下ろしている。初夏の装いね。

 押し倒す?おかしい僕の思考がそっちに流れている。ケイトがもじもじしてるが、しないからな!

 とこでと二人にさっきの推論を話す。タイムキーパー的な物があるんじゃないかと、そんなの洋一さんじゃないと即に返される。

 なら、実験ヒマリさん行ってみよう!

 「んっ?転移出来ないわ」

 次、ケイト!……えっ、ダメ!そうか。

 「良し実験終了!街に繰り出そう!」

 二人とも白いサンダルに靴擦れ予防にストッキングみたいな薄い短い靴下を履いてるラメ入りだ。

 僕はカーキ色の薄手のジャケット、中には白のTシャツ胸には黒太字の漢字で雄犬とプリントされた中々のオシャレさんだ。

 脱色系のジーンズに白のスニーカーで決める。

 ヒマリさんの汚物を見る目が僕はたまらなく好きです。

 街の通りにでるとメガネを掛けるヒマリ。ケイトを見てニヤつくそんな彼女もステキ。

 ウキウキ、キラキラのケイト王女ショーウィンドウを見て、なにこれ、なにこれ信号で止まって、どうして?どうして?高いビルを見て誰のお城?周りを見てお城がいっぱい!

 超絶美少女がワイワイ騒ぐもんですから人が集まってきた。

 特に猿、エテ公達が殆どで僕とヒマリでケイトを挟み素知らぬ振りで足早に進む。ヒマリさんニヤニヤしてる。

 「あの子メチャクチャ綺麗ね!と言うか人外的な美しさだわ!」

 「うわー!誰、誰、早よ動画上げようぜ」

 「スゲー!綺麗で可愛いな、女神降臨か?どこの子だ」

 「おい!お前ら見たかスゲーな!やっちまおーぜ!」

 「お前、何ピクピクしてんだ?お前見ただけで漏らしたのか?ギャハハハ!」

 あーあ、蛆虫まで集まってきたよー。

 どうしようか?まっ、最後は威圧掛けて記憶消して何処に転移で放置する。
簡単なお仕事です。

 ヒマリさんも凄く嬉しいそう普段から仲が良いのに偶にでるもんな腹黒さ奥にあるのかな?

 同族嫌悪ほぼ分身体だもんな……。

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