7 / 349
まずは体力測定
しおりを挟む
部屋から転移して知らない所に来ている僕達、辺り一面荒野でした。目の前の奥に連峰と呼ぶに相応しい山々が連なっていて後ろには深い濃い森。
「さぁ始めようじゃないか!それでは整列!!番号!!」
洋一は毅然とした態度で大声で告げる普段の間の抜けた姿と打って変わり凛々しさが増していた。顔も劇画風だ。
「いちっ!以上です!」
洋一は形から入るのが好きなのか鬼軍曹を気取り偉そうだ。
ヒマリはカーキ色のキャップを被りキャップの後ろから黒髪のポニーテールを靡かせている。顔にはゴーグルとフェイスマスク迷彩柄のミリタリスーツの上下、黒のグローブ、コンバットブーツで身を固め右腰にはコンバットナイフを装備している。
洋一も同じ格好をしてるがゴーグルは首に掛けてフェイスマスクは外している。
「それじゃやりますか、適当に体を解してね~。」
劇画風顔から昭和のファミリーアニメのモブおじさん顔にチェンジするのに3分もか掛からなかった。ヒマリも「ほ~い」と返して手足をグルグル回してる。
「先ずは体力測定、垂直跳び~。深くかがんで思い切り上にピョンね。」
ヒマリは気合いを入れると深く膝を曲げ大きく飛び上がった?一瞬で姿が消えた。
「キャアァァァァァー」上空からの悲鳴が響き渡り徐々に小さくなっていく。見事な逆バンジーだ紐ないけど洋一は素晴らしい!とパチパチ拍手をする。
暫くするとまた「キャアァァァァー!」と上空からの悲鳴が徐々に大きくなってきている彼女のご帰還だ。
此の儘ほっといても、小さなクレーターが出来るだけで大したダメージは無いはずだが、多分ヒマリは激おこぷんすかで絶対に口を聞いてくれ無い、この後の強化訓練にも支障をきたす。なら答えは一つ。
「風神エアーバック!」
洋一の魔法がヒマリに大きく優しく絡みつき徐々に落下スピード落ちていきファっとヒマリは地面に降りた。
肩で息をきらしこっちを見ているゴーグルとフェイスマスクで表情が分からないが多分激おこだ。ぷんすか迄は言っていないはず、どうしよう。褒めるか......
「ブラボー!さすが僕が見込んだ人だ!素晴らしい才能だ!誰もが羨む美貌に溢れ!あとイッパイ素晴らしい!!さぁ冷えたスポドリを飲むが良い!」
満面の笑顔で肩をバンバン叩く。おっとと言いながら僕はボトルキャップを外して上げてスポドリを渡す。ヒマリさんは無言だ
「一息付いてからは、次の体力テストです。ここに直径1.5メートル長さが10メートルの丸太が有ります。僕が向こうから直径2メートルの大岩を投げますので。遠くに打ち返して下さい。」
「なんで私が丸太持って大岩打ち返さなきゃいけないのよ!持てる訳ないしょ!」
大丈夫、大丈夫と軽く答える洋一。
ふとその時にヒマリに悪魔が囁く洋一目掛けて打ち返しても罪にならないと所謂ピッチャー返しである。
「こんなの、どうやって持つのよ!」
抱きつき抱え込み、えいっ!あら不思議軽く持ち上がったわ。えいっ!えいっ!とブンブン振り回す。
「洋一さんいいわよ。」
ヒマリさんは悪意に満ちた笑顔でニヤニヤしているがゴーグルとフェイスマスクをしているので表情は読み取れない。
洋一は身の丈程の岩石玉ロックボール作り出しホイっと放った。物凄い回転の剛球だがヒマリは狙い澄ましフルスイング!
「うおりゃぁぁ!」
ドッゴーン!バッキーン!真で捉えたが丸太も耐え切れづ真ん中から折れ飛んで行った。
洋一は慌てず目の前に飛んでくるロックボールをマトリックスばりのブリッジで軽く躱し全身のバネで起き上がると折れた丸太の塊が顔面直撃した。
「ブギャ!」
ロックボール、洋一、丸太の順番で遠くに飛んで行く。
「うわーーー!」
洋一の叫び声がこだまする。その直後山麓の中腹に三度の着弾音が響いて土煙が上がっった。
あそこ迄飛んだ?身体強化は100倍?イヤイヤそれ以上あるでしょう。頭を振るヒマリは目の前に現れた男に疑問をぶつける。男は鼻を赤くしていたが丸太の直撃でも大したダメージには見えない。
「明らかに威力有り過ぎでしょう。身体強化100倍、超えてるでしょう。」
「ん?どれどれ……あっ万倍でした。好きなだけ、無双出来ますよ。」
何が万倍ですか!どこの宝くじ売場ですか!私人じゃないんですか!うーっ、あっ指輪外せばいいだけじゃないですか!ヒマリはこう結論付けた。少しホッとします。
「体力テスト、最後は鬼ごっこです!さぁ僕を捕まえてごらん。アハハハ、アハハハ」
もう、あんな遠くに行ってる。ヒマリは無性にイラ立ち、思いっ切り踏み出した。クソが絶対捕まえてやる!だがその前に踏み込んだ右脚が地面にめり込みビッターン!強烈に地面に叩き付けられた。
「ブキャッ!痛ったーー!くない?体も頑丈になっている……でもクソは捕まえる!」
ドドドドドッ土埃を巻き上げ爆走するドンドン加速する。後ろに流れる景色は新幹線のよう。見つけた!フル加速!!ドッゴーン!衝撃波が後ろに飛んでいく。絶対万倍じゃないやんけ……。
「クソ野郎!これで終わりです!」
捕獲寸前に洋一は鋭角に方向転換し
ヒマリの両手は空を切る。
「まだまだっ!」
直ぐ追いつくが後少しの所で逃げられる。洋一は、よっ、はっと軽く躱している。ヒマリは熱くなり過ぎ周りが見えてない。
「腹が減ったな。休憩で~グッゲッ!!」
洋一が止まり振り返ると前から強烈な衝撃!ヒマリがつこんで来た。二人は絡まりながら数十メートル飛んだ後も地面を数十メートル転がった。
気が付くと僕は彼女の上に覆い被さってた。いい匂いがした。女の人って身体柔らかいんだ。両手が幸せの膨らみ掴んでいた。手のひらに収まりきらない僕の始めの経験……気が遠くなる、頭の中が真っ白です。息苦しいです。
ヒマリが僕の首を両手で締め上げてます。物凄い力です。ゴリラ女です。いやメカゴリラ女です。軽くゴリラさんの手グチャできます。
ごらぁ!放せ!死ぬ!死ぬのか?幸せを握り締めているのでどうでもいいかな?辞めろ!脱出転移!
「ゴッホ、ゴッホ寸前まで行ったゾッ!あぁ謝る!すみませんでした。あれは事故案件です。本当です。許してください!」
ヒマリさんは、ゆらっと立ち上がるとフッと姿がぶれた。強烈なショートアッパーが僕の鳩尾に炸裂する。当たる瞬間捻りやがった。コークスクリューかよ!何という格闘センス、チート過ぎるだろう。
「うげっ!!」
僕は扇風機のように高速で回転しながら山の中腹に飛ばされてしまった。
「さぁ始めようじゃないか!それでは整列!!番号!!」
洋一は毅然とした態度で大声で告げる普段の間の抜けた姿と打って変わり凛々しさが増していた。顔も劇画風だ。
「いちっ!以上です!」
洋一は形から入るのが好きなのか鬼軍曹を気取り偉そうだ。
ヒマリはカーキ色のキャップを被りキャップの後ろから黒髪のポニーテールを靡かせている。顔にはゴーグルとフェイスマスク迷彩柄のミリタリスーツの上下、黒のグローブ、コンバットブーツで身を固め右腰にはコンバットナイフを装備している。
洋一も同じ格好をしてるがゴーグルは首に掛けてフェイスマスクは外している。
「それじゃやりますか、適当に体を解してね~。」
劇画風顔から昭和のファミリーアニメのモブおじさん顔にチェンジするのに3分もか掛からなかった。ヒマリも「ほ~い」と返して手足をグルグル回してる。
「先ずは体力測定、垂直跳び~。深くかがんで思い切り上にピョンね。」
ヒマリは気合いを入れると深く膝を曲げ大きく飛び上がった?一瞬で姿が消えた。
「キャアァァァァァー」上空からの悲鳴が響き渡り徐々に小さくなっていく。見事な逆バンジーだ紐ないけど洋一は素晴らしい!とパチパチ拍手をする。
暫くするとまた「キャアァァァァー!」と上空からの悲鳴が徐々に大きくなってきている彼女のご帰還だ。
此の儘ほっといても、小さなクレーターが出来るだけで大したダメージは無いはずだが、多分ヒマリは激おこぷんすかで絶対に口を聞いてくれ無い、この後の強化訓練にも支障をきたす。なら答えは一つ。
「風神エアーバック!」
洋一の魔法がヒマリに大きく優しく絡みつき徐々に落下スピード落ちていきファっとヒマリは地面に降りた。
肩で息をきらしこっちを見ているゴーグルとフェイスマスクで表情が分からないが多分激おこだ。ぷんすか迄は言っていないはず、どうしよう。褒めるか......
「ブラボー!さすが僕が見込んだ人だ!素晴らしい才能だ!誰もが羨む美貌に溢れ!あとイッパイ素晴らしい!!さぁ冷えたスポドリを飲むが良い!」
満面の笑顔で肩をバンバン叩く。おっとと言いながら僕はボトルキャップを外して上げてスポドリを渡す。ヒマリさんは無言だ
「一息付いてからは、次の体力テストです。ここに直径1.5メートル長さが10メートルの丸太が有ります。僕が向こうから直径2メートルの大岩を投げますので。遠くに打ち返して下さい。」
「なんで私が丸太持って大岩打ち返さなきゃいけないのよ!持てる訳ないしょ!」
大丈夫、大丈夫と軽く答える洋一。
ふとその時にヒマリに悪魔が囁く洋一目掛けて打ち返しても罪にならないと所謂ピッチャー返しである。
「こんなの、どうやって持つのよ!」
抱きつき抱え込み、えいっ!あら不思議軽く持ち上がったわ。えいっ!えいっ!とブンブン振り回す。
「洋一さんいいわよ。」
ヒマリさんは悪意に満ちた笑顔でニヤニヤしているがゴーグルとフェイスマスクをしているので表情は読み取れない。
洋一は身の丈程の岩石玉ロックボール作り出しホイっと放った。物凄い回転の剛球だがヒマリは狙い澄ましフルスイング!
「うおりゃぁぁ!」
ドッゴーン!バッキーン!真で捉えたが丸太も耐え切れづ真ん中から折れ飛んで行った。
洋一は慌てず目の前に飛んでくるロックボールをマトリックスばりのブリッジで軽く躱し全身のバネで起き上がると折れた丸太の塊が顔面直撃した。
「ブギャ!」
ロックボール、洋一、丸太の順番で遠くに飛んで行く。
「うわーーー!」
洋一の叫び声がこだまする。その直後山麓の中腹に三度の着弾音が響いて土煙が上がっった。
あそこ迄飛んだ?身体強化は100倍?イヤイヤそれ以上あるでしょう。頭を振るヒマリは目の前に現れた男に疑問をぶつける。男は鼻を赤くしていたが丸太の直撃でも大したダメージには見えない。
「明らかに威力有り過ぎでしょう。身体強化100倍、超えてるでしょう。」
「ん?どれどれ……あっ万倍でした。好きなだけ、無双出来ますよ。」
何が万倍ですか!どこの宝くじ売場ですか!私人じゃないんですか!うーっ、あっ指輪外せばいいだけじゃないですか!ヒマリはこう結論付けた。少しホッとします。
「体力テスト、最後は鬼ごっこです!さぁ僕を捕まえてごらん。アハハハ、アハハハ」
もう、あんな遠くに行ってる。ヒマリは無性にイラ立ち、思いっ切り踏み出した。クソが絶対捕まえてやる!だがその前に踏み込んだ右脚が地面にめり込みビッターン!強烈に地面に叩き付けられた。
「ブキャッ!痛ったーー!くない?体も頑丈になっている……でもクソは捕まえる!」
ドドドドドッ土埃を巻き上げ爆走するドンドン加速する。後ろに流れる景色は新幹線のよう。見つけた!フル加速!!ドッゴーン!衝撃波が後ろに飛んでいく。絶対万倍じゃないやんけ……。
「クソ野郎!これで終わりです!」
捕獲寸前に洋一は鋭角に方向転換し
ヒマリの両手は空を切る。
「まだまだっ!」
直ぐ追いつくが後少しの所で逃げられる。洋一は、よっ、はっと軽く躱している。ヒマリは熱くなり過ぎ周りが見えてない。
「腹が減ったな。休憩で~グッゲッ!!」
洋一が止まり振り返ると前から強烈な衝撃!ヒマリがつこんで来た。二人は絡まりながら数十メートル飛んだ後も地面を数十メートル転がった。
気が付くと僕は彼女の上に覆い被さってた。いい匂いがした。女の人って身体柔らかいんだ。両手が幸せの膨らみ掴んでいた。手のひらに収まりきらない僕の始めの経験……気が遠くなる、頭の中が真っ白です。息苦しいです。
ヒマリが僕の首を両手で締め上げてます。物凄い力です。ゴリラ女です。いやメカゴリラ女です。軽くゴリラさんの手グチャできます。
ごらぁ!放せ!死ぬ!死ぬのか?幸せを握り締めているのでどうでもいいかな?辞めろ!脱出転移!
「ゴッホ、ゴッホ寸前まで行ったゾッ!あぁ謝る!すみませんでした。あれは事故案件です。本当です。許してください!」
ヒマリさんは、ゆらっと立ち上がるとフッと姿がぶれた。強烈なショートアッパーが僕の鳩尾に炸裂する。当たる瞬間捻りやがった。コークスクリューかよ!何という格闘センス、チート過ぎるだろう。
「うげっ!!」
僕は扇風機のように高速で回転しながら山の中腹に飛ばされてしまった。
11
お気に入りに追加
125
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)
@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」
このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。
「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。
男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。
「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。
青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。
ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。
「カクヨム」さんが先行投稿になります。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる