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第三十計(前) 反客為主《はんかくいしゅ》……敵の仲間になっておいて、相手を思い通りに操ります
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ワイルドハントと北からの軍勢の撃退がディリアに報告されたその夜、ねぎらいの晩餐会が開かれたが、僕は出席しなかった。
城の居候が功労者面して、騎士団長や大貴族、宰相と同じ列に並ぶのは気が引けたからだった。
だが、それは謙遜でも何でもない、ただの貧乏性に過ぎなかったということを、僕は次の日に思い知らされることになる。
疲れて自分の部屋のベッドで横になった僕は、まさに泥のように眠った。
目が覚めたのは明け方だったが、その直前、瞼の裏に浮かんだのは、このステータスだった。
〔カリヤ マコト レベル30 16歳 筋力62 知力84 器用度75 耐久度76 精神力73 魅力58〕
そんなに使わなかった筋力までもが6ずつ上がっている割に、魅力度が据え置かれていたのは、その後の出来事を暗示していたかのようだった。
あまりのことに呆然としている間に日が暮れて、僕は誰もが寝静まった真夜中に、ひとり中庭で星空を見ながら佇むこととなった。
30過ぎの男が10代の少年のように胸を痛めているのを慰めるように、一陣の夜風が涼しく吹き抜ける。
いつの間にか、エルフのターニアが柔らかい胸を背中に押し当てて、細い腕で僕を抱きしめていた。
「ごめんね、何もしてあげられなくて」
ターニアは、ディリアがよく胸に抱いているフェレットのマイオを通して、僕をいつも見ているのだった。
「怖いもんだね、身内のやっかみって」
努めて平然と答えたつもりだったが、声はやっぱり震えていた。
朝礼が開かれた大広間で感じた、廷臣たちや貴族たちの冷たい眼差しが悔しかったのだ。
耳元で、ターニアがため息を吐く。
「ディリアも考えなくちゃね、何でカリヤが晩餐会に来なかったのか」
そこでディリアは、功のあった僕の欠席を惜しんだのだ。
お姫様としての配慮が欲しかったところだが、僕が城内で疎んじられるようになった原因は、たぶん、それだけではない。
「カストがいたろ? リカルドのそばには」
おおかた、宴席の無礼講に任せて、盃への酒と共に、廷臣たちや貴族たちの耳への毒を注いで回ったのだ。
無位無官の居候が、先王の娘の歓心を一身に集めていると。
その読みは当たったらしく、ターニアは僕の耳元で優しく囁いた。
「いい? 何があっても笑っていること……いつだって」
その励ましは、半分だけ功を奏した。
僕は今、誰に頼まれたわけでもないのにダンジョンの中にいる。
後ろからついてくるのは、ドワーフのドウニだ。
「先の見通しはあるのか、ひとりで来るなんて」
そんなものはない。
あるのは、頭の中に響くディリアの声だけだ。
……「どうして笑っていられるの?」
朝礼では廷臣や貴族たちに冷たくあしらわれても笑顔で応じていたのだが、僕を心配していたディリアには、それが苛立たしかったらしい。
ふたりきりで残った大広間で責められたのだが、とてもいたたまれなかった僕はいい年をして、少年のように自棄を起こしたのだ。
ひとりで城を出てダンジョンへ向かうと、途中で白馬に乗ったターニアが、ダンジョンの中ではドワーフのドウニがついてきてくれた。
こうして僕は、内心では涙がにじむ思いでダンジョンの第30層を歩いているのだった。
インフラビジョンを使いながら先頭を歩くターニアの細い背中を、僕のランタンが照らしている。
「悪いこと言っちゃったかな、カリヤには」
明るさを装ってはいるが、その声はひそやかだった。
だが、その声は急に、ダンジョンの中で冷たく鋭く響き渡る。
「……エドマ!」
ランタンの光が照らし出すより先に、ターニアの眼はその姿を捉えていたのだった。
だが、僕の眼に映ったのは、青黒い肌の闇エルフではない。
その姿を覆い隠すようにダンジョンを埋め尽くした、シンセティックたちだった。
先頭に立っているのが、甲高い声でターニアに応える。
「私ガ相手デス」
「邪魔よ」
そう言い捨てて放った横薙ぎのレイピアの餌食になったのは、後ろのシンセティックだった。
甲高い声で答えたのは、僕のすぐ目の前に迫っていた。
「いかがかな? 私の最高傑作は」
つまり、これは人型怪物を合成したものではない。
一種の人型に合成された怪物だということだ。
仮に近代科学でこんなことができたとしても、これは絶対にやってはいけない領域に属する。
ましてや異世界で自然の摂理と共に生きるエルフが、こんなものを許せるはずがない。
ターニアが怒りに満ちた声で叫ぶ。
「サラマンダー!」
ランタンの炎がまっすぐに襲いかかっても、ホムンクルスはびくともしない。
そもそも反自然そのものなのだから、自然の精霊たちが敵うはずもないのだ。
むしろ、圧倒的な物理攻撃で粉砕する方が確実だった。
ドウニが振るったハンマーの不意打ちで、ホムンクルスが吹き飛ぶ。
その隙に、僕はひとりでシンセティックたちと戦うターニアの背中にしがみついた。
「逃げよう!」
「いや!」
いつになく逆上するターニアをダンジョンの床に押し倒すと、代わりにドウニがシンセティックたちの前に立ちはだかった。
「先に行け!」
僕はターニアの身体を引きずるようにして、ダンジョンの第30層から脱出した。
第29層に生還すると、ドウニはその場に残ると言って聞かなかった。
地上に戻ると、後ろからターニアの声が聞こえた。
「ありがとう、カリヤ」
振り向いてみると、いつの間にか白馬と共に姿を消している。
代わりにやってきた馬は、騎士団長オズワルのものだった。
「ここだったか」
そう言うなり、失踪した僕を城へと連れ帰ったが、大広間で待っていたのは、廷臣たちと貴族たちによる吊るし上げだった。
「ダンジョンが攻略できないでは、異世界召喚の意味がないのではありませんか?」
それは、僕を召喚したディリアへの非難でもある。
だが、ディリアはきっぱりと言い放った。
「それでも、私にはカリヤが必要です」
すると、廷臣たちや貴族たちが、初めて本音を口にした。
「はっきりさせていただきたい……ディリア様が王位につけるのはいつなのか」
こうして、いったんは棚上げされていた王笏探しが、再び始まったのだった。
たぶん、ダンジョンにあるのだろうということは見当がついている。
そこにはモンスターが貯めこんでいる財宝もあるだろうから、似たような王笏がいくつもあったとしてもおかしくはない。
ディリアの正統を明かす王笏がどのような形をしているのか、分からないことにはどうにもならなかった。
まず、できることは廷臣や貴族を片っ端から当たることだった。
だが、返答は異口同音、判で押したようだった。
「御足労まことに申し訳ありませんが、存じ上げません」
いったん総スカンを食らった身としては已むを得ないことだったろう。
だが、ディリアの王位は彼らの利益に直結するのだから、知っていたら教えないはずがない。
本当に、知らないのだ。
そこで思いついたのは、ハクウとポーシャに城内の手がかりを探させることだった。
王笏とは何かを説明するのには骨が折れたが、妖精たちは何とか呑み込んでくれたようで、すぐに姿を消した。
だが、戻ってくるのは意外に早かった。
フェアリーのポーシャが愚図る。
「つ~か~れ~た~!」
レプラホーンのハクウはぼやいた。
「たぶん俺たち、この城ん中で誰よりも隠し部屋に詳しいと思う」
すると、その様子をどこかで見かけていたのか、いつの間にか僕の背後に立っていたアンガがぼそりとつぶやいた。
「こういうものはな、偽物を作られるとコトだから、口承しかされんものだ」
それを口伝えに聞いた者がいなかったということは……。
考えられることは、ひとつしかない。
「リカルドだけだ、知っているのは……」
だが、のこのこ教えを乞いに行ったところで、敵に回っている僕に、ほいほいと教えてくれるわけがない。
頭の中に、三十六枚のカードの中の1枚がくるりと回るイメージが閃く。
方法もまた、ひとつしかなかった。
三十六計、その三十。
反客為主《はんかくいしゅ》……敵の仲間になっておいて、相手を思い通りに操る。
城の居候が功労者面して、騎士団長や大貴族、宰相と同じ列に並ぶのは気が引けたからだった。
だが、それは謙遜でも何でもない、ただの貧乏性に過ぎなかったということを、僕は次の日に思い知らされることになる。
疲れて自分の部屋のベッドで横になった僕は、まさに泥のように眠った。
目が覚めたのは明け方だったが、その直前、瞼の裏に浮かんだのは、このステータスだった。
〔カリヤ マコト レベル30 16歳 筋力62 知力84 器用度75 耐久度76 精神力73 魅力58〕
そんなに使わなかった筋力までもが6ずつ上がっている割に、魅力度が据え置かれていたのは、その後の出来事を暗示していたかのようだった。
あまりのことに呆然としている間に日が暮れて、僕は誰もが寝静まった真夜中に、ひとり中庭で星空を見ながら佇むこととなった。
30過ぎの男が10代の少年のように胸を痛めているのを慰めるように、一陣の夜風が涼しく吹き抜ける。
いつの間にか、エルフのターニアが柔らかい胸を背中に押し当てて、細い腕で僕を抱きしめていた。
「ごめんね、何もしてあげられなくて」
ターニアは、ディリアがよく胸に抱いているフェレットのマイオを通して、僕をいつも見ているのだった。
「怖いもんだね、身内のやっかみって」
努めて平然と答えたつもりだったが、声はやっぱり震えていた。
朝礼が開かれた大広間で感じた、廷臣たちや貴族たちの冷たい眼差しが悔しかったのだ。
耳元で、ターニアがため息を吐く。
「ディリアも考えなくちゃね、何でカリヤが晩餐会に来なかったのか」
そこでディリアは、功のあった僕の欠席を惜しんだのだ。
お姫様としての配慮が欲しかったところだが、僕が城内で疎んじられるようになった原因は、たぶん、それだけではない。
「カストがいたろ? リカルドのそばには」
おおかた、宴席の無礼講に任せて、盃への酒と共に、廷臣たちや貴族たちの耳への毒を注いで回ったのだ。
無位無官の居候が、先王の娘の歓心を一身に集めていると。
その読みは当たったらしく、ターニアは僕の耳元で優しく囁いた。
「いい? 何があっても笑っていること……いつだって」
その励ましは、半分だけ功を奏した。
僕は今、誰に頼まれたわけでもないのにダンジョンの中にいる。
後ろからついてくるのは、ドワーフのドウニだ。
「先の見通しはあるのか、ひとりで来るなんて」
そんなものはない。
あるのは、頭の中に響くディリアの声だけだ。
……「どうして笑っていられるの?」
朝礼では廷臣や貴族たちに冷たくあしらわれても笑顔で応じていたのだが、僕を心配していたディリアには、それが苛立たしかったらしい。
ふたりきりで残った大広間で責められたのだが、とてもいたたまれなかった僕はいい年をして、少年のように自棄を起こしたのだ。
ひとりで城を出てダンジョンへ向かうと、途中で白馬に乗ったターニアが、ダンジョンの中ではドワーフのドウニがついてきてくれた。
こうして僕は、内心では涙がにじむ思いでダンジョンの第30層を歩いているのだった。
インフラビジョンを使いながら先頭を歩くターニアの細い背中を、僕のランタンが照らしている。
「悪いこと言っちゃったかな、カリヤには」
明るさを装ってはいるが、その声はひそやかだった。
だが、その声は急に、ダンジョンの中で冷たく鋭く響き渡る。
「……エドマ!」
ランタンの光が照らし出すより先に、ターニアの眼はその姿を捉えていたのだった。
だが、僕の眼に映ったのは、青黒い肌の闇エルフではない。
その姿を覆い隠すようにダンジョンを埋め尽くした、シンセティックたちだった。
先頭に立っているのが、甲高い声でターニアに応える。
「私ガ相手デス」
「邪魔よ」
そう言い捨てて放った横薙ぎのレイピアの餌食になったのは、後ろのシンセティックだった。
甲高い声で答えたのは、僕のすぐ目の前に迫っていた。
「いかがかな? 私の最高傑作は」
つまり、これは人型怪物を合成したものではない。
一種の人型に合成された怪物だということだ。
仮に近代科学でこんなことができたとしても、これは絶対にやってはいけない領域に属する。
ましてや異世界で自然の摂理と共に生きるエルフが、こんなものを許せるはずがない。
ターニアが怒りに満ちた声で叫ぶ。
「サラマンダー!」
ランタンの炎がまっすぐに襲いかかっても、ホムンクルスはびくともしない。
そもそも反自然そのものなのだから、自然の精霊たちが敵うはずもないのだ。
むしろ、圧倒的な物理攻撃で粉砕する方が確実だった。
ドウニが振るったハンマーの不意打ちで、ホムンクルスが吹き飛ぶ。
その隙に、僕はひとりでシンセティックたちと戦うターニアの背中にしがみついた。
「逃げよう!」
「いや!」
いつになく逆上するターニアをダンジョンの床に押し倒すと、代わりにドウニがシンセティックたちの前に立ちはだかった。
「先に行け!」
僕はターニアの身体を引きずるようにして、ダンジョンの第30層から脱出した。
第29層に生還すると、ドウニはその場に残ると言って聞かなかった。
地上に戻ると、後ろからターニアの声が聞こえた。
「ありがとう、カリヤ」
振り向いてみると、いつの間にか白馬と共に姿を消している。
代わりにやってきた馬は、騎士団長オズワルのものだった。
「ここだったか」
そう言うなり、失踪した僕を城へと連れ帰ったが、大広間で待っていたのは、廷臣たちと貴族たちによる吊るし上げだった。
「ダンジョンが攻略できないでは、異世界召喚の意味がないのではありませんか?」
それは、僕を召喚したディリアへの非難でもある。
だが、ディリアはきっぱりと言い放った。
「それでも、私にはカリヤが必要です」
すると、廷臣たちや貴族たちが、初めて本音を口にした。
「はっきりさせていただきたい……ディリア様が王位につけるのはいつなのか」
こうして、いったんは棚上げされていた王笏探しが、再び始まったのだった。
たぶん、ダンジョンにあるのだろうということは見当がついている。
そこにはモンスターが貯めこんでいる財宝もあるだろうから、似たような王笏がいくつもあったとしてもおかしくはない。
ディリアの正統を明かす王笏がどのような形をしているのか、分からないことにはどうにもならなかった。
まず、できることは廷臣や貴族を片っ端から当たることだった。
だが、返答は異口同音、判で押したようだった。
「御足労まことに申し訳ありませんが、存じ上げません」
いったん総スカンを食らった身としては已むを得ないことだったろう。
だが、ディリアの王位は彼らの利益に直結するのだから、知っていたら教えないはずがない。
本当に、知らないのだ。
そこで思いついたのは、ハクウとポーシャに城内の手がかりを探させることだった。
王笏とは何かを説明するのには骨が折れたが、妖精たちは何とか呑み込んでくれたようで、すぐに姿を消した。
だが、戻ってくるのは意外に早かった。
フェアリーのポーシャが愚図る。
「つ~か~れ~た~!」
レプラホーンのハクウはぼやいた。
「たぶん俺たち、この城ん中で誰よりも隠し部屋に詳しいと思う」
すると、その様子をどこかで見かけていたのか、いつの間にか僕の背後に立っていたアンガがぼそりとつぶやいた。
「こういうものはな、偽物を作られるとコトだから、口承しかされんものだ」
それを口伝えに聞いた者がいなかったということは……。
考えられることは、ひとつしかない。
「リカルドだけだ、知っているのは……」
だが、のこのこ教えを乞いに行ったところで、敵に回っている僕に、ほいほいと教えてくれるわけがない。
頭の中に、三十六枚のカードの中の1枚がくるりと回るイメージが閃く。
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