23 / 60
第十九話(後) 釜底抽薪《ふていちゅうしん》 … 戦う方法や理由をなくして、敵のやる気もなくします
しおりを挟む
アンガが動けなければ、走るのは代理の伝令を任されている盗賊のギルだ。
街へ出た僕は、酒場にいたのを見つけて東の国境への使いを頼んだが、返事は色よいものではなかった。
「そこまでは……走れないな。ひとりでは」
申し訳なさそうな顔で、肩をすくめる。
諦めるしかなかった。
「悪かった」
城に戻ろうとした僕を、ギルは抑えに抑えた笑いと共に引き留めた。
「国の東側にいる悪党たちと伝言の繰り返しになるけど、いいかい?」
だが、そこで酒場にどっと入ってきた連中がいた。
見るからに物騒な武器を携えた男たちが、リカルドが私兵として雇った傭兵たちだというのはすぐに見当がついた。
威勢よく飲み食いを始めた私兵たちの会話が聞こえてくる。
「だいぶ押されてるらしいな」
「助けを求めに来たんだからな」
「こっちの手柄は立て放題、褒美も思いのままだろうよ」
東の国境で大貴族の兵が危機に陥っているという知らせを聞いても、ディリアは正規の兵を動かさなかったのだろう。
僕の目くばせでギルが立ち上がると、私兵のひとりが振り向いた。
「おい、あいつ……」
人相書きのようなものを取り出す。
他の私兵たちも、僕とギルを取り囲んだ。
「こういうのがいたら、近くにいるのもまとめて痛めつけとけって話だったよなあ……」
ギルは懐に手を突っ込んだが、僕は首を横に振った。
私兵たちに告げる。
「作戦前に、異世界召喚者とやり合う気はあるかい?」
返事は、ひと言だった。
「……なんだ、そりゃ」
袋叩きの覚悟を決めたときだった。
私兵たちが、次々に動きを止めたかと思うと、その場に倒れていく。
その背後から現れたのは、暗殺者のアンガに魔法使いのレシアス、僧侶のロレンだった。
倒れていない連中も、ロズを先頭に駆け付けた悪党たちと殴り合いの喧嘩を始めた。
アンガがギルに告げた。
「代わりは、お前しかいない」
ロズたち悪党が適当なところで引き下がると、私兵たちは倒れた仲間を連れて酒場を出ていった。
ギルが酒場から駆け去ると、アンガは事情を語ってくれた。
「お前が何をしようとしているか、リカルドがどう動くか、そんなことは察しがつく」
そこで、自分も街に出てくるとレシアスやロレンに、ロズに連絡をつけて、共に傭兵たちを尾行したのだ。
暗殺者の技や「麻痺」の呪文、「金縛り」の祈りで傭兵たちを昏倒させることなどわけもなかった。
僕は城へ戻ることにした。
「騎士団に、他の私兵を止めてもらいます」
酒場の外に出ると、ひとりの騎士が馬を飛ばしてくるところだった。
目の前で馬が止まったところで、アンガたちも店から出てくる。
騎士は僕を馬上に引っ張り上げながら、事情を語った。
「異世界召喚者殿をお借りいたす! 皆様にもお力添えをお願いしたい! ダンジョンから怪しげな者どもが、大挙して東の国境へ向かいましたゆえ!」
聞けば、ダンジョン最下層の出口は騎士団とドワーフのドウニが押さえていたのに、強力な武器を持った人型モンスターが次々に地上へと現れたのだという。
今までに見たこともない、オークやゴブリンやオーガーをひとまとめにしたような姿をしているらしい。
合成された怪物とでも呼ぶべきなのだろうか。
いずれにせよ。闇エルフのエドマが「闇の通い路」を開いたのは間違いなかった。
外国軍の干渉だけでもたいへんなのに、このうえダンジョンのモンスターまで絡んできたら、もっとややこしいことになる。
しかも、最初は暗くならないと活動できなかったのが、あの空飛ぶ虎の辺りから、エドマの「闇の通い路」を通って昼間でも出現するようになっていた。
これが群れを成して戦場へ向かっているとなると……。
城に着くと、僕はその騎士と共にオズワルに会って告げた。
「このままだと、私兵たちがモンスターと戦うことになります」
「放っておけ」
騎士団長の言葉とも思えない。
さすがに、僕は反論した。
「犠牲にしろっていうんですか?」
面倒臭そうな答えが返ってきた。
「逃げるぞ、奴らは。契約外だ」
確かに、リカルドはモンスターとの戦闘まで契約してはいないだろう。
だが、オズワルは忘れている。
僕はそこを指摘した。
「私兵の中には、ディリア様の民もいます」
こうしてオズワルは、残りの騎士たちと共に、私兵たちを追って東の国境へと向かうこととなった。
僕も同行を申し出たが、オズワルに「契約外だ」と断られた。
だが、次の日の朝礼に合わせるかのように大広間へ報告に来た騎士の前で、ディリアは呻いた。
「挟み撃ちとは……」
オズワルの予想通り、シンセティックと遭遇した傭兵たちはさっさと逃げ去ってしまった。
騎士団は残された私兵と共に戦ったが、夜になってから現れた新手のシンセティックに背後を突かれた。
乱戦の後、騎士団は多くのシンセティックを倒しはしたが包囲され、傷の手当も退却もままならないという。
報告を聞くなり、ディリアはリカルドを呼んで命じた。
「近衛兵団を動かしなさい」
正式に王位を継承していないディリアは、直接に命令を下すことができないのだった。
案の定、リカルドは拒んだ。
「王家をお守りする兵たちを、モンスター退治に向かわせることはできません」
ディリアは近衛兵団の団長を呼び出したが、恰幅のいい、物腰の落ち着いたこの男は、慇懃無礼にリカルドと同じ理屈を繰り返した。
ふたりが去った後のオズワルのいない大広間で、廷臣たちや貴族たちを帰したディリアはすっかり意気消沈していた。
「オズワルを行かせるべきではありませんでした」
あくまでも自分の責任だという口調は、僕の胸にも痛かった。
「近衛団長に会わせてください」
騎士団救援の直談判で、何としても首を縦に振らせるつもりだった。
ディリアの求めに応じた近衛団長は、大広間にひとりでやってきた。
こそこそ密談するなら応じないというのだ。
どうせどこかでリカルドの側近、カストが見張っていることだろうが、単刀直入に僕は頼んだ。
「クロスボウと大砲をお借りします」
これも三十六計、「釜底抽薪」だった。
騎士団を包囲するシンセティックたちを、近衛兵団がクロスボウで攻撃して追い散らす。
闇エルフのエドマが知らなかったものを、連中が知るはずがない。
「闇の通い路」で、ダンジョンへの救援を求めることだろう。
第19層の守りは手薄になるはずだ。
そこで僕が、レシアスやロレン、ドワーフのドウニやダンジョン警備の騎士たちと共に突入すればいい。
狙いは的中した。
シンセティックたちはあらかた出払ってしまっていて、ドウニのハンマーと、数にものを言わせた騎士団の敵ではなかった。
ダンジョンのあちこちには、見るからにおぞましい形をした食糧の山と、禍々しい武器の山が残されている。
食糧はレシアスの「魔法石化」で、武器はロレンの祈り「禁忌」で、もう使いものにはならない。
ダンジョンを騎士団とドウニに任せて城に戻り、東の国境での戦況報告を待つ。
数日待っていると、オズワル自らが報告に戻ってきた。
「激戦でな。こちらにもけが人は出たが、人の姿をしたあの怪物ども、乱闘でいったん武器をなくしたら、もうひとたまりもなかった」
そのうえ、食糧を持って戦闘に臨んだわけではない。
丸腰の空腹でふらふらになったところで、近衛兵団の大砲が火を噴き、ダンジョン第19層のモンスターは一掃された。
国境の小競り合いはどうなったか。
西北のダンジョンの危険が去ったのを大貴族の東家に告げたのは、暗殺者のアンガだった。
傷は癒えたかと皆が心配するのを押し切って東家にたどりついてみれば、門の前には盗賊のギルが飢えと疲れでへたばっていた。
「戦うんならディリア様に喧嘩を売るつもりで殺すがいいや……」
そう言って開き直るので東家の主も仕方なく、兵を引いたのだという。
隣国の軍勢にしても、兵団の大砲がモンスターを吹き飛ばす様子は、侵入してきた物見の兵から伝わっていた。
アンガの知らせが東家を通して伝えられたのをいいことに、さっさと引き上げてしまったのだった。
他の国の軍勢も、続いて撤退した。
それを朝礼の大広間でディリアから伝えられたリカルドは、平然とうそぶいたものだ。
「いやはや、散財させてくれたものですな……この戦、それが目的だったのでは?」
そんなことはない、と思う。
私兵に雇われた庶民の男も騎士団も、深手を負った者はない。
そのうえ、周辺の8つの国にはディリアの名前で使者が送られ、このいざこざには収まりがついた。
曰く。
「リントス王国には、この世のものでは破れぬダンジョンを制する異世界召喚者がついております」
どの国も、このひと言で相当びびったらしい。
これほどコストパフォーマンスのいい安全保障はないんじゃないだろうか。
街へ出た僕は、酒場にいたのを見つけて東の国境への使いを頼んだが、返事は色よいものではなかった。
「そこまでは……走れないな。ひとりでは」
申し訳なさそうな顔で、肩をすくめる。
諦めるしかなかった。
「悪かった」
城に戻ろうとした僕を、ギルは抑えに抑えた笑いと共に引き留めた。
「国の東側にいる悪党たちと伝言の繰り返しになるけど、いいかい?」
だが、そこで酒場にどっと入ってきた連中がいた。
見るからに物騒な武器を携えた男たちが、リカルドが私兵として雇った傭兵たちだというのはすぐに見当がついた。
威勢よく飲み食いを始めた私兵たちの会話が聞こえてくる。
「だいぶ押されてるらしいな」
「助けを求めに来たんだからな」
「こっちの手柄は立て放題、褒美も思いのままだろうよ」
東の国境で大貴族の兵が危機に陥っているという知らせを聞いても、ディリアは正規の兵を動かさなかったのだろう。
僕の目くばせでギルが立ち上がると、私兵のひとりが振り向いた。
「おい、あいつ……」
人相書きのようなものを取り出す。
他の私兵たちも、僕とギルを取り囲んだ。
「こういうのがいたら、近くにいるのもまとめて痛めつけとけって話だったよなあ……」
ギルは懐に手を突っ込んだが、僕は首を横に振った。
私兵たちに告げる。
「作戦前に、異世界召喚者とやり合う気はあるかい?」
返事は、ひと言だった。
「……なんだ、そりゃ」
袋叩きの覚悟を決めたときだった。
私兵たちが、次々に動きを止めたかと思うと、その場に倒れていく。
その背後から現れたのは、暗殺者のアンガに魔法使いのレシアス、僧侶のロレンだった。
倒れていない連中も、ロズを先頭に駆け付けた悪党たちと殴り合いの喧嘩を始めた。
アンガがギルに告げた。
「代わりは、お前しかいない」
ロズたち悪党が適当なところで引き下がると、私兵たちは倒れた仲間を連れて酒場を出ていった。
ギルが酒場から駆け去ると、アンガは事情を語ってくれた。
「お前が何をしようとしているか、リカルドがどう動くか、そんなことは察しがつく」
そこで、自分も街に出てくるとレシアスやロレンに、ロズに連絡をつけて、共に傭兵たちを尾行したのだ。
暗殺者の技や「麻痺」の呪文、「金縛り」の祈りで傭兵たちを昏倒させることなどわけもなかった。
僕は城へ戻ることにした。
「騎士団に、他の私兵を止めてもらいます」
酒場の外に出ると、ひとりの騎士が馬を飛ばしてくるところだった。
目の前で馬が止まったところで、アンガたちも店から出てくる。
騎士は僕を馬上に引っ張り上げながら、事情を語った。
「異世界召喚者殿をお借りいたす! 皆様にもお力添えをお願いしたい! ダンジョンから怪しげな者どもが、大挙して東の国境へ向かいましたゆえ!」
聞けば、ダンジョン最下層の出口は騎士団とドワーフのドウニが押さえていたのに、強力な武器を持った人型モンスターが次々に地上へと現れたのだという。
今までに見たこともない、オークやゴブリンやオーガーをひとまとめにしたような姿をしているらしい。
合成された怪物とでも呼ぶべきなのだろうか。
いずれにせよ。闇エルフのエドマが「闇の通い路」を開いたのは間違いなかった。
外国軍の干渉だけでもたいへんなのに、このうえダンジョンのモンスターまで絡んできたら、もっとややこしいことになる。
しかも、最初は暗くならないと活動できなかったのが、あの空飛ぶ虎の辺りから、エドマの「闇の通い路」を通って昼間でも出現するようになっていた。
これが群れを成して戦場へ向かっているとなると……。
城に着くと、僕はその騎士と共にオズワルに会って告げた。
「このままだと、私兵たちがモンスターと戦うことになります」
「放っておけ」
騎士団長の言葉とも思えない。
さすがに、僕は反論した。
「犠牲にしろっていうんですか?」
面倒臭そうな答えが返ってきた。
「逃げるぞ、奴らは。契約外だ」
確かに、リカルドはモンスターとの戦闘まで契約してはいないだろう。
だが、オズワルは忘れている。
僕はそこを指摘した。
「私兵の中には、ディリア様の民もいます」
こうしてオズワルは、残りの騎士たちと共に、私兵たちを追って東の国境へと向かうこととなった。
僕も同行を申し出たが、オズワルに「契約外だ」と断られた。
だが、次の日の朝礼に合わせるかのように大広間へ報告に来た騎士の前で、ディリアは呻いた。
「挟み撃ちとは……」
オズワルの予想通り、シンセティックと遭遇した傭兵たちはさっさと逃げ去ってしまった。
騎士団は残された私兵と共に戦ったが、夜になってから現れた新手のシンセティックに背後を突かれた。
乱戦の後、騎士団は多くのシンセティックを倒しはしたが包囲され、傷の手当も退却もままならないという。
報告を聞くなり、ディリアはリカルドを呼んで命じた。
「近衛兵団を動かしなさい」
正式に王位を継承していないディリアは、直接に命令を下すことができないのだった。
案の定、リカルドは拒んだ。
「王家をお守りする兵たちを、モンスター退治に向かわせることはできません」
ディリアは近衛兵団の団長を呼び出したが、恰幅のいい、物腰の落ち着いたこの男は、慇懃無礼にリカルドと同じ理屈を繰り返した。
ふたりが去った後のオズワルのいない大広間で、廷臣たちや貴族たちを帰したディリアはすっかり意気消沈していた。
「オズワルを行かせるべきではありませんでした」
あくまでも自分の責任だという口調は、僕の胸にも痛かった。
「近衛団長に会わせてください」
騎士団救援の直談判で、何としても首を縦に振らせるつもりだった。
ディリアの求めに応じた近衛団長は、大広間にひとりでやってきた。
こそこそ密談するなら応じないというのだ。
どうせどこかでリカルドの側近、カストが見張っていることだろうが、単刀直入に僕は頼んだ。
「クロスボウと大砲をお借りします」
これも三十六計、「釜底抽薪」だった。
騎士団を包囲するシンセティックたちを、近衛兵団がクロスボウで攻撃して追い散らす。
闇エルフのエドマが知らなかったものを、連中が知るはずがない。
「闇の通い路」で、ダンジョンへの救援を求めることだろう。
第19層の守りは手薄になるはずだ。
そこで僕が、レシアスやロレン、ドワーフのドウニやダンジョン警備の騎士たちと共に突入すればいい。
狙いは的中した。
シンセティックたちはあらかた出払ってしまっていて、ドウニのハンマーと、数にものを言わせた騎士団の敵ではなかった。
ダンジョンのあちこちには、見るからにおぞましい形をした食糧の山と、禍々しい武器の山が残されている。
食糧はレシアスの「魔法石化」で、武器はロレンの祈り「禁忌」で、もう使いものにはならない。
ダンジョンを騎士団とドウニに任せて城に戻り、東の国境での戦況報告を待つ。
数日待っていると、オズワル自らが報告に戻ってきた。
「激戦でな。こちらにもけが人は出たが、人の姿をしたあの怪物ども、乱闘でいったん武器をなくしたら、もうひとたまりもなかった」
そのうえ、食糧を持って戦闘に臨んだわけではない。
丸腰の空腹でふらふらになったところで、近衛兵団の大砲が火を噴き、ダンジョン第19層のモンスターは一掃された。
国境の小競り合いはどうなったか。
西北のダンジョンの危険が去ったのを大貴族の東家に告げたのは、暗殺者のアンガだった。
傷は癒えたかと皆が心配するのを押し切って東家にたどりついてみれば、門の前には盗賊のギルが飢えと疲れでへたばっていた。
「戦うんならディリア様に喧嘩を売るつもりで殺すがいいや……」
そう言って開き直るので東家の主も仕方なく、兵を引いたのだという。
隣国の軍勢にしても、兵団の大砲がモンスターを吹き飛ばす様子は、侵入してきた物見の兵から伝わっていた。
アンガの知らせが東家を通して伝えられたのをいいことに、さっさと引き上げてしまったのだった。
他の国の軍勢も、続いて撤退した。
それを朝礼の大広間でディリアから伝えられたリカルドは、平然とうそぶいたものだ。
「いやはや、散財させてくれたものですな……この戦、それが目的だったのでは?」
そんなことはない、と思う。
私兵に雇われた庶民の男も騎士団も、深手を負った者はない。
そのうえ、周辺の8つの国にはディリアの名前で使者が送られ、このいざこざには収まりがついた。
曰く。
「リントス王国には、この世のものでは破れぬダンジョンを制する異世界召喚者がついております」
どの国も、このひと言で相当びびったらしい。
これほどコストパフォーマンスのいい安全保障はないんじゃないだろうか。
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる