29 / 34
妹鬼と心も身体も急接近した夜が過ぎると、戦いの朝が待っています
しおりを挟む
その夜、羅羽は俺のベッドに入っては来なかった。
居間に布団を敷いたまますすり泣く羅羽に、俺のほうから添い寝したからだ。
しっかりと抱き合って迎えた夜明けは、静かだった。
だが、いつまでも続いてほしいと望んでも、時間は過ぎ去っていく。
早朝の光がぼんやりと差してきた頃、家のドアを叩く、微かな音がした。
羅羽と寄り添って玄関に出迎えた相手は、もちろん、咲耶だった。
ジャージ姿で、大きな風呂敷包みを首にひっかけている。
「しばらく厄介になるよ」
そう言うなり、勝手に家の中へと上がり込む。
シャツ一枚で俺にすがりつく羅羽との間で、冷たい視線が火花を散らした。
「もう、後がないってこと、分かってるよね、克衛も」
羅羽と競うようにして作った朝食を俺の前に並べながら、羅羽は俺がいかに危険な立場にあるか、一方的にまくし立てる。
「鬼の世界との出入口を破壊できる、この世でたった一人の人間。だから、鬼たちに危険人物扱いされて、命を狙われてる」
一介の底辺校生が、何でこんな目に遭わなくてはならないんだろうか。
降って湧いたような災難なのに、咲耶はまるで、俺に非があるかのような言い方をする。
「集団で襲われるっていうのに、紅葉狩で鬼を斬る覚悟もできてない」
さらに、苦しい立場をいちいちあげつらった。
「義理の母が実は鬼で、今にも死にかかってる。その娘……つまり義理の妹も、掟を破ったたために鬼に命を狙われてる」
羅羽に睨まれても、咲耶は気にした様子もない。
あくまでも俺を見据えて、いちばんの弱点を突いてくる。
「それもこれも、自分の母親が、鬼の世界で拘束されているから」
そこで、羅羽が口を挟む。
「心配する割には、ひと晩、ふたりきりにしてくれたのよね。ありがとう」
バカ丁寧な口調を無視した羅羽は、あくまでも事務的に告げた。
「夕べ、実家に行って、朝一番のバスで帰ってきたんだ」
そこで語ったのは、故郷の退魔師のことだった。
「ボクはもともと、鬼から克衛を守る使命を受けて、こっちへ出てきたんだ」
聞けば、退魔師の序列は、頭領・中支え・下積みに分かれているという。
下の階級にいる者は上の者に絶対服従が求められる。そこから抜け出そうとすれば……。
「分かるよね。結局、ボクにはできなかった。男は……薬や訓練で、男を捨てるらしい」
それがどういう意味かは、あまり聞きたくなかった。
咲耶も、組織の厳しさを強調する。
「敵前逃亡は許されない。鬼たちと戦い始めたら最後、生きて戦いを終わらせるか、死ぬしかない」
そこで、俺は事情を察した。
「つまり……実家の退魔師に、助けを求めに行った?」
咲耶は、自分も朝食を取りながら頷いた。
「もう、ボクひとりじゃ無理だ。鬼がどれだけ襲いかかってくるかわからないし、使う獣の強さも、数も、見当がつかない。鵺笛みたいに強力なリーダーもいるみたいだし」
それは、鵺笛に執着されている羅羽へのあてこすりでもあっただろう。
だが、咲耶は何食わぬ顔で話を続ける。
「だから集団で戦うしかないんだけど、鬼たちまで守る義理がないって言われたんだ。下積みの指図で……」
すると、先に食事を終えた羅羽が食器を洗いながら言った。
「ご心配なく、私が自分で何とかしますから」
だが、咲耶は怒りもしないで、感情のない声で話を続ける。
「鬼たちと戦うためには、条件があるって」
結論から言うと、それは俺と羅羽を引き離すことだった。
「克衛は、鬼を斬れるようになってもらうよ。羅羽ちゃんは……」
そこで、咲耶は哀しげに笑った。
「この家の中で、じっとしていてほしいんだ」
洗い物を終えて振り向いた羅羽の爪はもう、長く伸びて、鋼の光を放っている。
その額に向かって、咲耶は手を横薙ぎに振る。
一枚の護符に角を隠された羅羽は、その場に立ち尽くす。
咲耶は、慰めるように言った。
「ボクの実家のお土産をどうぞ。無理に引きちぎろうとすれば死ぬけど、鬼の力を使わなければ、普通の人間と同じように暮らせるよ。もっとも……それで人前には出られないだろうけど」
そのときだった。
玄関の呼び鈴を鳴らす音が聞こえて、咲耶は身構えた。
「まさか……」
羅羽は、何かに導かれるようにして、ふらふらと出ていく。
胸騒ぎがして後を追うと、ドアも開けていないのに、玄関には宅配屋の若者が立っていた。
「どうも……こちらから受け取りにあがりました」
目深にかぶった帽子の庇を跳ね上げると、顔に刻まれた刀傷が現れる。
「掟に従わぬ者をな!」
そう言うなり、羅羽の額の護符を剥がしにかかる。
だが、その手は青い火花と共にはじき返された。
後ろからやってきた咲耶が、自信たっぷりに告げる。
「ボクの結界を破ったのはさすがだけど、退魔師が総出で力を込めた護符はね」
だが、俺は尋ねないではいられなかった。
「……それより、どうしてここが?」
鵺笛は負け惜しみを言うかのように答えた。
「あの神社の辺りから、この家のあたりをうろつく連中がいたのよ。そいつらが首を傾げていたので、結界が張ってあると見当をつけたのだ」
俺たちへの仕返しのために、あのヤンキーどもが家の場所を嗅ぎ回っていたらしい。いい迷惑だ。
さらに、鵺笛が思わせぶりに笑う。
「我らにとって、人間の世界で求める相手を探し出すのは造作もない。鬼は人に身をやつして、どこにでも暮らしておるからな」
そこで、羅羽にも気付いたことがあったらしい。
「まさか、お母さんの……」
鵺笛は余裕たっぷりに頷いてみせる。
「その者の父親を引き離したうえで、病が重くなったと見せかけることもできよう」
怒りを抑えながら、羅羽は問いただす。
「何がお望みかしら?」
答えは単純だった。
「掟に従え。お前の裸身を見た者を殺すのだ。さすれば、母の命は取るまい。鬼の世界には戻さずとも」
俺の家の中にある者が、次第に霞んでいく。
鬼の世界との出入り口が開いたのだ。
その向こうから、群れを成して現れた者たちがいる。
鵺笛が自信たっぷりに言った。
「これまで辻々で我らが張った結界は覚えておろう。あの神社からここまでの道は今、その結界の中にある」
鬼たちは、その爪をかざし、手にした刃物を閃かせていた。
羅羽も長く伸びたままの爪を構える。
だが、鬼の力は退魔師たちの護符で封じられたままだった。
今、戦えば羅羽はまちがいなく死ぬ。
「咲耶、あれを……」
俺の頼みを、咲耶はすげなく断った。
「貼ったら、ボクには剥がせない」
たぶん、羅羽もそれを望んではいないだろうと思った。
鬼たちの掟は、たしか、こう続いていたはずだ。
裸身を見た男を殺せなければ、一生、添い遂げなければならない。それができなければ、自ら命を絶たなければならない、と。
羅羽は、死ぬつもりで掟と闘っているのだ。
それならば、今、できることはひとつしかない。
「羅羽、俺は……」
鵺笛を倒すほどの力はないが、羅羽を死なせないで済むなら、自分の人生を捨てても構わなかった。
この辺のクソ度胸だけは、もしかすると親父譲りかもしれない。
そもそも、何を失う気もしなかった。
俺の目の前に、この世の何よりも美しいと思った羅羽の裸身が浮かび上がる。
それを抱きしめて、俺のものにしたい衝動が全身を突き動かす。
羅羽を女として強烈に意識しているのに、身体が金縛りになることはなかった。
気持ちを告げるなら、今だ。
「俺はお前と……」
結婚する、という前から、羅羽の目には涙が浮かんでいた。
言わなくても、俺の気持ちはもう、伝わっている。
人間の世界を捨てて、鬼の世界へ連れて行かれても構わない。
そこには、母さんだっている。
俺たちの間に生まれるのが、鬼の子でもいい。
真剣にそう思う。
気になったのは、咲耶のことだ。
ちらと眺めると、俺たちから目をそらしている。
その顔を、まっすぐ見ることはできなかった。
羅羽が悲しげに俺を見ていたのは、その気持ちも伝わってしまったからだろう。
居間に布団を敷いたまますすり泣く羅羽に、俺のほうから添い寝したからだ。
しっかりと抱き合って迎えた夜明けは、静かだった。
だが、いつまでも続いてほしいと望んでも、時間は過ぎ去っていく。
早朝の光がぼんやりと差してきた頃、家のドアを叩く、微かな音がした。
羅羽と寄り添って玄関に出迎えた相手は、もちろん、咲耶だった。
ジャージ姿で、大きな風呂敷包みを首にひっかけている。
「しばらく厄介になるよ」
そう言うなり、勝手に家の中へと上がり込む。
シャツ一枚で俺にすがりつく羅羽との間で、冷たい視線が火花を散らした。
「もう、後がないってこと、分かってるよね、克衛も」
羅羽と競うようにして作った朝食を俺の前に並べながら、羅羽は俺がいかに危険な立場にあるか、一方的にまくし立てる。
「鬼の世界との出入口を破壊できる、この世でたった一人の人間。だから、鬼たちに危険人物扱いされて、命を狙われてる」
一介の底辺校生が、何でこんな目に遭わなくてはならないんだろうか。
降って湧いたような災難なのに、咲耶はまるで、俺に非があるかのような言い方をする。
「集団で襲われるっていうのに、紅葉狩で鬼を斬る覚悟もできてない」
さらに、苦しい立場をいちいちあげつらった。
「義理の母が実は鬼で、今にも死にかかってる。その娘……つまり義理の妹も、掟を破ったたために鬼に命を狙われてる」
羅羽に睨まれても、咲耶は気にした様子もない。
あくまでも俺を見据えて、いちばんの弱点を突いてくる。
「それもこれも、自分の母親が、鬼の世界で拘束されているから」
そこで、羅羽が口を挟む。
「心配する割には、ひと晩、ふたりきりにしてくれたのよね。ありがとう」
バカ丁寧な口調を無視した羅羽は、あくまでも事務的に告げた。
「夕べ、実家に行って、朝一番のバスで帰ってきたんだ」
そこで語ったのは、故郷の退魔師のことだった。
「ボクはもともと、鬼から克衛を守る使命を受けて、こっちへ出てきたんだ」
聞けば、退魔師の序列は、頭領・中支え・下積みに分かれているという。
下の階級にいる者は上の者に絶対服従が求められる。そこから抜け出そうとすれば……。
「分かるよね。結局、ボクにはできなかった。男は……薬や訓練で、男を捨てるらしい」
それがどういう意味かは、あまり聞きたくなかった。
咲耶も、組織の厳しさを強調する。
「敵前逃亡は許されない。鬼たちと戦い始めたら最後、生きて戦いを終わらせるか、死ぬしかない」
そこで、俺は事情を察した。
「つまり……実家の退魔師に、助けを求めに行った?」
咲耶は、自分も朝食を取りながら頷いた。
「もう、ボクひとりじゃ無理だ。鬼がどれだけ襲いかかってくるかわからないし、使う獣の強さも、数も、見当がつかない。鵺笛みたいに強力なリーダーもいるみたいだし」
それは、鵺笛に執着されている羅羽へのあてこすりでもあっただろう。
だが、咲耶は何食わぬ顔で話を続ける。
「だから集団で戦うしかないんだけど、鬼たちまで守る義理がないって言われたんだ。下積みの指図で……」
すると、先に食事を終えた羅羽が食器を洗いながら言った。
「ご心配なく、私が自分で何とかしますから」
だが、咲耶は怒りもしないで、感情のない声で話を続ける。
「鬼たちと戦うためには、条件があるって」
結論から言うと、それは俺と羅羽を引き離すことだった。
「克衛は、鬼を斬れるようになってもらうよ。羅羽ちゃんは……」
そこで、咲耶は哀しげに笑った。
「この家の中で、じっとしていてほしいんだ」
洗い物を終えて振り向いた羅羽の爪はもう、長く伸びて、鋼の光を放っている。
その額に向かって、咲耶は手を横薙ぎに振る。
一枚の護符に角を隠された羅羽は、その場に立ち尽くす。
咲耶は、慰めるように言った。
「ボクの実家のお土産をどうぞ。無理に引きちぎろうとすれば死ぬけど、鬼の力を使わなければ、普通の人間と同じように暮らせるよ。もっとも……それで人前には出られないだろうけど」
そのときだった。
玄関の呼び鈴を鳴らす音が聞こえて、咲耶は身構えた。
「まさか……」
羅羽は、何かに導かれるようにして、ふらふらと出ていく。
胸騒ぎがして後を追うと、ドアも開けていないのに、玄関には宅配屋の若者が立っていた。
「どうも……こちらから受け取りにあがりました」
目深にかぶった帽子の庇を跳ね上げると、顔に刻まれた刀傷が現れる。
「掟に従わぬ者をな!」
そう言うなり、羅羽の額の護符を剥がしにかかる。
だが、その手は青い火花と共にはじき返された。
後ろからやってきた咲耶が、自信たっぷりに告げる。
「ボクの結界を破ったのはさすがだけど、退魔師が総出で力を込めた護符はね」
だが、俺は尋ねないではいられなかった。
「……それより、どうしてここが?」
鵺笛は負け惜しみを言うかのように答えた。
「あの神社の辺りから、この家のあたりをうろつく連中がいたのよ。そいつらが首を傾げていたので、結界が張ってあると見当をつけたのだ」
俺たちへの仕返しのために、あのヤンキーどもが家の場所を嗅ぎ回っていたらしい。いい迷惑だ。
さらに、鵺笛が思わせぶりに笑う。
「我らにとって、人間の世界で求める相手を探し出すのは造作もない。鬼は人に身をやつして、どこにでも暮らしておるからな」
そこで、羅羽にも気付いたことがあったらしい。
「まさか、お母さんの……」
鵺笛は余裕たっぷりに頷いてみせる。
「その者の父親を引き離したうえで、病が重くなったと見せかけることもできよう」
怒りを抑えながら、羅羽は問いただす。
「何がお望みかしら?」
答えは単純だった。
「掟に従え。お前の裸身を見た者を殺すのだ。さすれば、母の命は取るまい。鬼の世界には戻さずとも」
俺の家の中にある者が、次第に霞んでいく。
鬼の世界との出入り口が開いたのだ。
その向こうから、群れを成して現れた者たちがいる。
鵺笛が自信たっぷりに言った。
「これまで辻々で我らが張った結界は覚えておろう。あの神社からここまでの道は今、その結界の中にある」
鬼たちは、その爪をかざし、手にした刃物を閃かせていた。
羅羽も長く伸びたままの爪を構える。
だが、鬼の力は退魔師たちの護符で封じられたままだった。
今、戦えば羅羽はまちがいなく死ぬ。
「咲耶、あれを……」
俺の頼みを、咲耶はすげなく断った。
「貼ったら、ボクには剥がせない」
たぶん、羅羽もそれを望んではいないだろうと思った。
鬼たちの掟は、たしか、こう続いていたはずだ。
裸身を見た男を殺せなければ、一生、添い遂げなければならない。それができなければ、自ら命を絶たなければならない、と。
羅羽は、死ぬつもりで掟と闘っているのだ。
それならば、今、できることはひとつしかない。
「羅羽、俺は……」
鵺笛を倒すほどの力はないが、羅羽を死なせないで済むなら、自分の人生を捨てても構わなかった。
この辺のクソ度胸だけは、もしかすると親父譲りかもしれない。
そもそも、何を失う気もしなかった。
俺の目の前に、この世の何よりも美しいと思った羅羽の裸身が浮かび上がる。
それを抱きしめて、俺のものにしたい衝動が全身を突き動かす。
羅羽を女として強烈に意識しているのに、身体が金縛りになることはなかった。
気持ちを告げるなら、今だ。
「俺はお前と……」
結婚する、という前から、羅羽の目には涙が浮かんでいた。
言わなくても、俺の気持ちはもう、伝わっている。
人間の世界を捨てて、鬼の世界へ連れて行かれても構わない。
そこには、母さんだっている。
俺たちの間に生まれるのが、鬼の子でもいい。
真剣にそう思う。
気になったのは、咲耶のことだ。
ちらと眺めると、俺たちから目をそらしている。
その顔を、まっすぐ見ることはできなかった。
羅羽が悲しげに俺を見ていたのは、その気持ちも伝わってしまったからだろう。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
黒龍の神嫁は溺愛から逃げられない
めがねあざらし
BL
「神嫁は……お前です」
村の神嫁選びで神託が告げたのは、美しい娘ではなく青年・長(なが)だった。
戸惑いながらも黒龍の神・橡(つるばみ)に嫁ぐことになった長は、神域で不思議な日々を過ごしていく。
穏やかな橡との生活に次第に心を許し始める長だったが、ある日を境に彼の姿が消えてしまう――。
夢の中で響く声と、失われた記憶が導く、神と人の恋の物語。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『イケメンイスラエル大使館員と古代ユダヤの「アーク探し」の5日間の某国特殊部隊相手の大激戦!なっちゃん恋愛小説シリーズ第1弾!』
あらお☆ひろ
キャラ文芸
「なつ&陽菜コンビ」にニコニコ商店街・ニコニコプロレスのメンバーが再集結の第1弾!
もちろん、「なっちゃん」の恋愛小説シリーズ第1弾でもあります!
ニコニコ商店街・ニコニコポロレスのメンバーが再集結。
稀世・三郎夫婦に3歳になったひまわりに直とまりあ。
もちろん夏子&陽菜のコンビも健在。
今作の主人公は「夏子」?
淡路島イザナギ神社で知り合ったイケメン大使館員の「MK」も加わり10人の旅が始まる。
ホテルの庭で偶然拾った二つの「古代ユダヤ支族の紋章の入った指輪」をきっかけに、古来ユダヤの巫女と化した夏子は「部屋荒らし」、「ひったくり」そして「追跡」と謎の外人に追われる!
古代ユダヤの支族が日本に持ち込んだとされる「ソロモンの秘宝」と「アーク(聖櫃)」に入れられた「三種の神器」の隠し場所を夏子のお告げと客観的歴史事実を基に淡路、徳島、京都、長野、能登、伊勢とアークの追跡が始まる。
もちろん最後はお決まりの「ドンパチ」の格闘戦!
アークと夏子とMKの恋の行方をお時間のある人はゆるーく一緒に見守ってあげてください!
では、よろひこー (⋈◍>◡<◍)。✧♡!
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる