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勇者を継ぐ者
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それから、どれくらい経っただろうか。
ジュダイヤから遠く離れた国のさびれた街を彷徨う、馬上の旅行者がいた。
いや、冒険者というべきか。
「ねえ、これで何回目? 仕官の口をふいにしたの」
華奢な身体をした美しい若者が、妙に女っぽい言葉で尋ねた。
その背中には、片刃の長剣が優美な曲線を描いている。
長剣を腰に吊った精悍な顔立ちの若者が、悠然と答えた。
「僕は『サイレアの勇者を継ぐ者』だよ? この腕も名前も、そう安くは売れないよ」
砂漠の真ん中から険しい山岳地帯の奥まで、幾多の戦いを潜り抜け、人外の怪物を倒してきた若き勇者として、その名は広く轟きわたっている。
かつての「サイレアの勇者」のごとく。
ただ、ひとつだけ違うことがあるとすれば……。
「だから、あちこちに女も作れないのね」
からかわれた若き勇者は、少し不機嫌に突っかかる。
「見損なうな。僕は自分というものを……」
「だったら私は、『サイレアの勇者の娘』よ。気にしないことね」
どうやらこの華奢な戦士、男装の美女のようだった。
「シャハロはそれでいいかもしれないけどさ」
そう言う若者の目は、やはりどこか遠くを見ている。
男装の女戦士は苦笑した。
「あのときはああ言ったけど……責任なんか取ってもらわなくていいんだからね、ナレイ」
その姿は、かつてのジュダイヤの姫であったシャハローミのものであった。
ナレイ……失われたサイレアの王子であったナレイバウスは、大真面目な顔をする。
「責任とか、そういうんじゃないんだ。僕の身体の中には、サイレア王家の力が生きてる。それに恥じることはしたくない」
そこで、ナレイとシャハロに付き従う、小柄な男が口を開いた。
「もう、立派に使いこなしていらっしゃいます。ナレイバウス様」
それは、かつて「サイレアの勇者」として名を馳せた男である。
だが、ナレイは未だに、城の馬丁だった頃の名前で呼んでいる。
「ハマさんのおかげです。最初のうちは身体が勝手に動いて戸惑いましたが、今は、それが当たり前になっているんです」
本当は、ナハマンと呼ぶべきなのだろう。
ジュダイヤの城で「地獄耳の処刑人」と呼ばれた男は、ナレイとシャハロを逃がすために、最後の死闘を演じたのだった。
「ご伝授いたしましたハッタリ、あれは全て私の身に染みついた戦いの技と心構えでございます。それを学び取られましたとき、ナレイバウス様に受け継がれていた王家の力が目覚めたのでございましょう」
そこでナレイは、何か気付いたようだった。
「もしかして、最初からそのつもりで?」
ハマは答えないで、話をそらす。
「ところで、風の噂に聞いたのですが、ジュダイヤの王は退位したとのこと……血がつながっていないとはいえ、我が子として育てた娘を手に入れようとしたことがこたえましたな。それを口実に第一王子が反旗を翻し、兄弟たちと貴族どもをまとめて追い落としたのだとか」
シャハロは、育ての父の惨めな末路を鼻で笑う。
それは見るのに忍びなかったのか、ナレイはハマをからかった。
「地獄耳だね」
ハマは愉快そうに笑う。
「地獄耳ついでに、ヨフアハン殿がどうなったかも聞きたくはありませんか?」
別に、とシャハロは笑うが、その顔は興味津々といった様子である。
ナレイは、しんみりと答えた。
「シャハロをめぐってあんなことになりましたが、頭の働きも武術も、人並外れてはいたと思います。あれで終わったとしたら、惜しいことです」
引き合いに出された本人は嫌な顔をしたが、ハマは嬉しそうである。
「それまでの行き掛かりにかかわらず、人を見る目をお持ちのようで安心いたしました」
そこで語りはじめたのは、ナレイたちが何度も聞かされたこの話である。
「ナレイバウス様を助けようとする兵士たちが暴れだしたことで、騎士たちは己を失っておりました。それを駆り立てて、ヨフアハンもよく戦ったと思います」
ナレイは改めて、感謝の言葉を述べた。
「ありがとうございました。その兵士たちをまとめて、ヨフアハンの追撃を食い止めてくださったのは『サイレアの勇者』です」
ハマは気をよくしたらしく、もったいぶって話を続ける。
「そのヨフアハン、ヘイリオルデを誰もが見放していく中、ずっと腰巾着を務めていたのだとか。居場所がなくなったからか、それとも義理立てからかは分かりませんが。そのどちらにせよ、次の王が立てば、親衛隊長の座も、一族の別の誰かに渡ります。今では、ジュダイヤが征服した小さな国の辺境で、小さな砦の守りについているといいます」
ナレイが気の毒そうな顔をすると、シャハロが代わりに口を開いた。
「お父様、まさか、そこを狙って?」
ハマは、大きく頷いた。
「ナレイバウス様の、勇者としての名前は充分に広まりました。兵を挙げれば、その旗の下に集う者は数知れずおりましょう」
そこまで追い込むことがあるかな、とナレイは気の毒そうに言う。
だが、シャハロは悪戯っぽく微笑んだ。
「ヨファの身になってみたら? ナレイが私と一緒に兵を率いて姿を現したら、どう思うだろ」
ナレイはつぶやく。
「名誉挽回……」
そこで、ハマに向かって振り向いた。
「どこですか? その砦は」
ハマが指示した道の彼方から、砂塵と共に風が吹き付けてくる。
ジュダイヤから遠く離れた国のさびれた街を彷徨う、馬上の旅行者がいた。
いや、冒険者というべきか。
「ねえ、これで何回目? 仕官の口をふいにしたの」
華奢な身体をした美しい若者が、妙に女っぽい言葉で尋ねた。
その背中には、片刃の長剣が優美な曲線を描いている。
長剣を腰に吊った精悍な顔立ちの若者が、悠然と答えた。
「僕は『サイレアの勇者を継ぐ者』だよ? この腕も名前も、そう安くは売れないよ」
砂漠の真ん中から険しい山岳地帯の奥まで、幾多の戦いを潜り抜け、人外の怪物を倒してきた若き勇者として、その名は広く轟きわたっている。
かつての「サイレアの勇者」のごとく。
ただ、ひとつだけ違うことがあるとすれば……。
「だから、あちこちに女も作れないのね」
からかわれた若き勇者は、少し不機嫌に突っかかる。
「見損なうな。僕は自分というものを……」
「だったら私は、『サイレアの勇者の娘』よ。気にしないことね」
どうやらこの華奢な戦士、男装の美女のようだった。
「シャハロはそれでいいかもしれないけどさ」
そう言う若者の目は、やはりどこか遠くを見ている。
男装の女戦士は苦笑した。
「あのときはああ言ったけど……責任なんか取ってもらわなくていいんだからね、ナレイ」
その姿は、かつてのジュダイヤの姫であったシャハローミのものであった。
ナレイ……失われたサイレアの王子であったナレイバウスは、大真面目な顔をする。
「責任とか、そういうんじゃないんだ。僕の身体の中には、サイレア王家の力が生きてる。それに恥じることはしたくない」
そこで、ナレイとシャハロに付き従う、小柄な男が口を開いた。
「もう、立派に使いこなしていらっしゃいます。ナレイバウス様」
それは、かつて「サイレアの勇者」として名を馳せた男である。
だが、ナレイは未だに、城の馬丁だった頃の名前で呼んでいる。
「ハマさんのおかげです。最初のうちは身体が勝手に動いて戸惑いましたが、今は、それが当たり前になっているんです」
本当は、ナハマンと呼ぶべきなのだろう。
ジュダイヤの城で「地獄耳の処刑人」と呼ばれた男は、ナレイとシャハロを逃がすために、最後の死闘を演じたのだった。
「ご伝授いたしましたハッタリ、あれは全て私の身に染みついた戦いの技と心構えでございます。それを学び取られましたとき、ナレイバウス様に受け継がれていた王家の力が目覚めたのでございましょう」
そこでナレイは、何か気付いたようだった。
「もしかして、最初からそのつもりで?」
ハマは答えないで、話をそらす。
「ところで、風の噂に聞いたのですが、ジュダイヤの王は退位したとのこと……血がつながっていないとはいえ、我が子として育てた娘を手に入れようとしたことがこたえましたな。それを口実に第一王子が反旗を翻し、兄弟たちと貴族どもをまとめて追い落としたのだとか」
シャハロは、育ての父の惨めな末路を鼻で笑う。
それは見るのに忍びなかったのか、ナレイはハマをからかった。
「地獄耳だね」
ハマは愉快そうに笑う。
「地獄耳ついでに、ヨフアハン殿がどうなったかも聞きたくはありませんか?」
別に、とシャハロは笑うが、その顔は興味津々といった様子である。
ナレイは、しんみりと答えた。
「シャハロをめぐってあんなことになりましたが、頭の働きも武術も、人並外れてはいたと思います。あれで終わったとしたら、惜しいことです」
引き合いに出された本人は嫌な顔をしたが、ハマは嬉しそうである。
「それまでの行き掛かりにかかわらず、人を見る目をお持ちのようで安心いたしました」
そこで語りはじめたのは、ナレイたちが何度も聞かされたこの話である。
「ナレイバウス様を助けようとする兵士たちが暴れだしたことで、騎士たちは己を失っておりました。それを駆り立てて、ヨフアハンもよく戦ったと思います」
ナレイは改めて、感謝の言葉を述べた。
「ありがとうございました。その兵士たちをまとめて、ヨフアハンの追撃を食い止めてくださったのは『サイレアの勇者』です」
ハマは気をよくしたらしく、もったいぶって話を続ける。
「そのヨフアハン、ヘイリオルデを誰もが見放していく中、ずっと腰巾着を務めていたのだとか。居場所がなくなったからか、それとも義理立てからかは分かりませんが。そのどちらにせよ、次の王が立てば、親衛隊長の座も、一族の別の誰かに渡ります。今では、ジュダイヤが征服した小さな国の辺境で、小さな砦の守りについているといいます」
ナレイが気の毒そうな顔をすると、シャハロが代わりに口を開いた。
「お父様、まさか、そこを狙って?」
ハマは、大きく頷いた。
「ナレイバウス様の、勇者としての名前は充分に広まりました。兵を挙げれば、その旗の下に集う者は数知れずおりましょう」
そこまで追い込むことがあるかな、とナレイは気の毒そうに言う。
だが、シャハロは悪戯っぽく微笑んだ。
「ヨファの身になってみたら? ナレイが私と一緒に兵を率いて姿を現したら、どう思うだろ」
ナレイはつぶやく。
「名誉挽回……」
そこで、ハマに向かって振り向いた。
「どこですか? その砦は」
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