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黒い玉

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 ヒューヒュー、ヒューヒューと、高い音が口から漏れる。

 熱棒はドクンドクンと脈打って、さらに熱く大きくなる。

『何かくる!?』

 ビュルルルルルルル!ビュルルルルルル!ビュルッ!

 熱い水が喉を通って、お腹に注がれる。

 ビュルルルルルル! ビュルルルル! ビュルルルルルルルル!

 熱棒から止まることなく、噴出される水はお腹に入り切らずに食道を通って、ドロリとした水が口に上がってきた。

 熱棒が段々と小さくなり、ゴブリンは私の頭を離して、熱棒を抜いた。熱棒にせき止められていたドロリとした水が口から吐き出される。鼻からも口からも一気に白い水を吹き出した。

「オエエエエエ、オエッ!」

 ドクンと、子宮が高鳴る。このままじゃまずい。


 掴まれていた両手は胸を揉まれた時に解放されていた。結界まではそんなに遠くない。走れば、すぐに、結界の中に入れるぐらいの距離だ。

 ガクガクと震える足。だが、なんとか力は入る。

 ゴブリンがペッと唾を私の顔に向かって吐きつける。舐め回すような目付きで後ろに回る。そして私のパンツを破り捨てた。

「ゴエルケ」
「ケケル、コケ」

 何かを言い合っているゴブリンたち。そんなことは私には関係ない、前にいたゴブリンたちが居なくなった。

 今だ、今逃げないと!

 まず足で後ろにいるゴブリンを蹴る。すぐさま立ち上がり、夢中で胸を揉んでいるゴブリンを振りほどく。そして結界の方に向かって走り出す。

 走り出すと震えが止まっていた。足が軽やかに動く。

 私の足にゴブリンがついてこれるわけがない! だって子供の時からかけっこは一番早かったんだから。

 一歩、二歩、三歩と身体は風になるように勢いがついていく。


「そこをッ!」

 どいて。と言おうとした時に、脇腹から腹にかけて緑色の手が差し込む。私の身体をグイッと走っている方とは逆方向に引き寄せた。

「オェッ!」

 私の身体はくの字に曲がり、お腹に溜まった白い液を口から一気に吐き出した。

「「「ケケケケケ、ケケケケケ」」」

 地面に吐き出された白い液を見ているゴブリンの笑い声が耳に響く。


 お尻に固くてゴツゴツした熱を持った棒があてがわれた。

「う、うぅ……もう、いや」

 ゴブリンはお腹を巻くように手をガッチリと固定して、もう逃げられそうにない。

 足が震えて、もう脚に力も入らなくなっている。ゴブリンの体液を飲みすぎたのが原因で、もう小便の制御も効かず、ジョロジョロと地面を汚す。

 私の前にゴブリンがやってきた。私の中から出ていく尿を見て、ニタニタと笑っている。

「見ないで、見ないでよぉ」

 べろりと舌なめずりをしたゴブリンは私の膣に顔を埋めて、尿を飲み出した。

 ゴブリンの舌が膣の突起に当たり、ゴブリンの体液で敏感になった身体はビクンビクンと腰を仰け反って跳ねた。

「ん゛あ゛ッ! ん゛ッ! ん゛ッ!」

 さらにお尻にあった熱棒が膣の方へ近づく。

「やめ、あぁッ!…て、やめてくん゛ッ!…ださい……はぁはぁ、お願いします…んッ!……」

 尿を貪るゴブリンによって両脚が閉じれない。開脚したまま、膣に腕ぐらい大きい熱棒が入っていく。

「いたッ!」

 誰にも使われたことがない膣。私の痛がる様子が楽しいのか、ゴブリンはニチニチとゆっくり開通させていく。

「痛い、痛い、痛い、痛い」

 痛みで快楽が来ない? 快楽よりも痛い方がいい。気持ちいいのが続いたら頭が可笑しくなる。痛みに耐え続けていたら、また逃げるチャンスが来るかもしれない。

 ゴブリンが膣に入れた熱棒をゆっくり引き抜いた。

 尿を貪っていたゴブリンを何故か、口を離した。嫌な予感がした時に、ゴリッ! と下腹部が大きく膨れる。

「ケケケケケ!」

「えっ?」

 プシャーと、膣から水が勢い良く放出される。そしてゴブリンは私のお尻に何かを叩きつけるとパン、パンと軽快な音がなる。軽快な音に合わせて、リズムを上げながら熱棒が膣を暴れ回る。

 曲がった膝がカクカク揺れる。パンッ、パンッ、と下腹部が大きく膨れるとプシャーと、膣から噴水のように水が出る。

 チュボチュボと滑りが良くなった熱棒はタカが外れたように絶え間ない衝撃になってパンパンと私を襲う。
 
「ん゛ッ!♡あっ!♡『ケケ』あ゛ぁ…ん゛ッ!♡お゛っん゛!♡……ん゛ん゛ッ!♡ん゛ッ!♡グッ!♡『ケケケ』うんッ!♡あ゛んッ!♡…フッ…ん゛んッ!♡ん゛ッ!」

 私は人には聞かせられないような、下品な声を上げる。ゴブリンの熱がこもった息を背中で受ける。

「…はあ゛っ!♡…ん゛ッ!♡ん゛ッ!♡ …フッ…ん゛ッ!♡ …あ゛ぁああお゛っ!♡『ケケケ』ん゛!♡…あぁ!♡ん゛ッ!♡ぐん゛ッ!♡」

 腰が引ける度に力を根こそぎ奪われるような感覚。さらにパンッ!パンッ!とお尻に打ち付ける速度が上がってきた。

 熱棒がさらに大きくなっていく。ゴブリンの吐く息を荒くなって。

「アッ!♡アァァァアアアアア!!!♡♡♡」

 熱棒から熱い水が飛び出し、子宮にねっとりと溜まる。ドクドクドクと終わることのない射精に、お腹が膨れる。


 やっと射精が終わったゴブリンはフーッフーッと言って、熱棒を抜く。

 熱棒を膣から抜くと、白いねっとりとした液が膣から大量に吹き出す。私は拘束からも解放されて、地面に倒れ込む。

 全身がヒクヒクと痙攣して、ゴボゴボと白い水が膣から出る度に快楽を感じて、膣から潮が出る。


 頭を上げると、すぐ近くに結界があった。

 結界に入れば悪夢は終わる。

 結界に入って、教会に帰って、エルナと楽しいことをやって、このことを一刻も早く忘れたい。その前に衛兵さんたち言って、ゴブリンたちを駆逐してもらわないと。

 脚は痙攣してて力が入らない。腕だけの力で、身体を動かす。


 もう少し、あともう少しで結界の中に入れる。

 ゴブリンたちは私の周りを囲み、ケタケタと下劣な声が上げて笑っていた。

「あと、もうすこし」

 声が震えた。胸が熱くなった。あともう少しで、エルナの待つ教会へ帰れる。

 グイッと足を掴まれて、結界が遠くなる。

 やめて、やめて、やめてよ!

 両手が地面を引っ掻きながら、十本の線が土に痕をつける。


「ケケケケケ」

 ゴブリンは結界と私の間に立ち、真っ黒な玉を私に見せて、地面に置いた。

「なにこれ」

「ネガウ、タスケテ。ネガウ。タスケテ、ネガウ。タスケテ、ネガウ」

 ゴブリンが人間の言葉を喋った!

「これに願えば、助けてくれるの?」

 ゴブリンたちは私に見えるように、首を上下に振った。








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