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どこの世界に中出し大好きな魔法少女がいるんだよ!

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「味沢緋彩、お前は魔法少女という存在を穢した」

 成義は罪人に罪を宣告する口調で言った。

「これを見ろ」と言って成義は近くにあったリモコンを操作する。

 パッとテレビがついて男女の性交場面が映った。

「あはぁん❤ すごいっ❤ すごいよ、たっくんのおちんちん❤ おまんこズコズコされてイッちゃいそうだよっ❤ イクッ! またイクッ! あっ❤ あっ❤ おまんこビクンビクンしながらイッちゃううぅぅううぅぅうう――――ッあ、あ」

 映像は緋彩が本物の卓隆と青姦してるシーンだった。対面立位で片足を男に抱えられ、斜め下から肉棒を抜き差しされる彼女は、恋人に縋りついて倒れまいとしていた。そうしなければ力が入らない足では身体を支えられなかった。

「うん❤ 出して❤ 緋彩のおまんこに精子ドピュドピュして❤ 中出し大好きなのぉ❤」

「どこの世界に中出し大好きな魔法少女がいるんだよ! お前はエロ漫画の住人か。成人向けコーナーに帰れ!」

 不意に成義が怒りを爆発させた。腕を大きく振り回しながら彼なりの魔法少女論を力説する。

「魔法少女っていうのは幼女たちの目標であり、お手本であらねばならない尊い存在なんだよ! 性のにおいは厳禁! セックスなんて以ての外! 中出し大好き? 魔法少女やめちまえ!」

 物事が思いどおり進まなくなった子供のように癇癪を起こす。

「言うに事欠いてエネルギー源が中出しされた精液だと? そのままじゃ深夜アニメにもしにくい設定だな」

「どうしてそのことを!」

 そんなことまで自分は話してしまったのだろうか。

「ロゴスの幹部が教えてくれたよ。名前はカーミラと言ったかな。身体にぴっちり貼り付いて、おまんこの形まで浮かぶ着てる意味あるのかなって服装の女だ。夜の散歩中に偶然ピュアハメの正体を知ってしまった俺に、魔法少女を騙る不届き者成敗するための力をくれた恩人さ」

 その女には緋彩も見覚えがある。何度かピュアハメとして戦ったが、直接戦闘するよりも状況に合わせた手駒を用意して送り出すタイプの敵だった。

「カーミラに唆されたのね。よく聞いて。ロゴスの言うことを信じてはダメよ。いまなら間に合うから。欲望に負けず自分を取り戻して」

「お説教は聞きたくないね。俺は自分のやりたいことをやるだけだ」

 成義が手を伸ばして緋彩の胸を掴む。敏感な部分を刺激されているのに嫌悪感しかない。夢の中で一度絶頂を経験して身体は高ぶってるはずなのに、心は反対に覚めていた。

「離して」

 彼の手から逃れようとするが相変わらず身体は動かない。

「無駄だ。俺の能力はこの部屋でしか使えない代わりに、一度結界内に収めてしまえば対象の心身を自在に操れる。腕を頭の後ろで組んで抵抗するな。黙ってデカパイ揉ませろ」

 腕が緋彩の意思とは無関係に持ち上がり、頭の後ろで成義が言ったとおり組み合わされる。

「いやっ! いやよ。やめてお願い神谷くん」

「強情だな。おっぱいくらい頭も柔らかく使いな。抵抗したって無駄なんだから楽しもうぜ」

「絶対耐えてみせる。こんなことで負けない」

「無理だと思うよ。感度十倍」

「ひぐぅっ❤ えっ? えっ? 何したの神谷くん。おっぱいさっきまでと違う。乳首ピリピリって……ひゃうんっ❤ うそよ、うそ、うそ……あっ❤ あっ❤」

「言ったろ対象の心身は操り放題だって。全身の感度を十倍にさせてもらった。どこまで耐えられるかな」

「はぁっ、はぁっ! はっ、はっ!! あっ、くっ、くひぃ……っ! ひ、あ……っあぁ! うっくぅ……! うぁぁ……」

「至近距離で見るド迫力おっぱいたまんねえな。こいつは何センチあるんだよ」

「ひゃ、一〇二センチです」

 答えたくないのに口が勝手に動いてしまう。本当に彼の結界内では命令に逆らえないのだ。

 成義は硬く尖り始めた乳首に吸い付く。

「れろぉ、ンじゅっ、じゅるじゅる、じゅぽっ」

「んんっ、んぁ、ふぅ、ふっ、んン~っ」

「気持ちいいんだろ。声出してみろよ」

「誰がこんなことで……私は負けない」

 好きにすれば、と成義は大きな胸を中央に寄せて、両乳首を同時に舐めてきた。

 ちゅっぱちゅっぱと飴玉を転がすように舌先で弄ばれる乳首。遠慮を知らない欲望丸出しの愛撫に身体の中心が熱を持ち始める。卑劣な男の唾液で乳首を怪しく光らせながら、緋彩の花びらは愛蜜を滴らせ始めた。

 こんなことで感じてはいけないのに。突き放して魔法少女に変身すべきなのにできない。頑張れ、感じるんじゃない、抵抗しろ、胸中で己を鼓舞するが刺激は否定すればするほど強く感じられた。

「ふじゅっ、じゅっちゅっ、ちゅっ、ちゅるちゅっ、れろぉん、ちゅぱちゅぱ」

「あぁああっ❤ あ、はぁんっ❤ ち、乳首、そんな……っ❤ っ❤ あぁああっ❤」

 卓隆とのセックスを思い出せば大丈夫、愛のあるセックスを上回る快感など存在するはずないと思っていたのに、感度十倍に上げられた肉体が容易く緋彩の期待を裏切る。

「ひぎっ❤ ひぃ、はぁ~❤ も、もう、乳首やめてっ❤ やだっ❤ やだっ❤ このままだと乳首でイッちゃう❤ 乳首だけでなんて、たっくんにもイカされたことないのに❤ レイプされて乳首だけでイッちゃう❤」

 成義の言うことが本当で、自分は長期の催眠状態に陥ってたのだとしたら、記憶にある卓隆とのセックスのうち何割が本当に彼との思い出か分からなくなる。己の記憶に自信を持てないことが、緋彩の抵抗力を減じさせていた。

「イクッ、イッちゃう、だめっ❤ 我慢してっ❤ 頑張ってよ私の身体……こんなので……こんなのっ……あっ❤ あっ❤ あぁぁ~~❤」

「もうイッたのか。だらしないぞ魔法少女。まあ偽物だからこんなもんか。仰向けになれ。足はM字に開いて入れやすいように膝を自分で持つんだ」

「私は本物の魔法少女よ」

 口ごたえする間も身体は命令に従って動く。万年床の上で緋彩は自分のおまんこをおっ広げ、成義の勃起に自らの挿入口を晒した。

「入れてやるからな。覚悟しろ」

 成義が膝立ちでにじり寄ってくる。
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