大学時代の悪友に妻を寝取られたら、目くるめく快楽の扉が開きだした

甘える孝之

「おいで、孝之」美玖は両腕を拡げた
「美玖、ありがとう」孝之は美玖に包み込まれた
「よしよし」美玖は孝之の髪を撫でた

「そんな過去があったのか…」ベッドで二度交わった後、孝之は美玖から美桜について聞いた。音大時代、わがままなお嬢様は、新婚の助教授を自分のものにしたいと思い、関係を迫った。やがて関係が成立すると助教授は美桜にのめり込み、離婚した。美桜の興味が冷め、冷たくあしらわれると、助教授はストーカーまがいの行為に出た。その事が父親によって音大に知らされ、助教授は音大を去った。そして美桜は編入した。全てを知り、孝之は美玖に頼んで良かったと思った。
「ねえ、わたしと一緒に住もう」甘える孝之に美玖は告げた
「一緒に住みたいけどどうすれば」
「ねえ、あなたは家にいないほうが歓迎されるのよ、ふたりで言い訳を考えよう」
「うん」

翌日、孝之はしばらく会社近くに泊まり込むと美咲に告げ、着替えを持ち出した。
「いってらっしゃ～い」優斗は嬉しそうに手を振って見送った。
「歓迎されたでしょ」駅で待っていた美玖と合流した