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仕組まれた偶然
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夜、久しぶりに孝之は妻を求めた。
「そろそろきそうだから、口でなら」しぶしぶ孝之はうなずいた。孝之以外の男性を知らない美咲は口淫はあまり得意ではない。しかし前夜のこともあり、妻へ邪な欲望を抑えられない孝之は、口淫上級者の美玖とは比べ物にならないぎこちなさの中に興奮を覚えすぐに絶頂を迎えた
「早かったね」口の中の精液をティッシュに吐き出しながら美咲が言った。昨夜、美玖は濃厚な孝之の精液は味わうように飲み干した。夫婦間にはときめきが無いことを孝之は思い知らされた。大輔に美咲が抱かれたら…、いやそれはないだろう。肉付きの良い人妻を好み、淫らなセックスをしいる、時には複数プレイも辞さない大輔のセックススタイルを美咲が受け入れることは当然できないだろう。そんなことを考えながら孝之は眠りについた。
翌日、息子の優斗のサッカーの練習に付き合いながら孝之は「少しお腹出て来たね」美玖の言葉を思い出した。あえて激しく優斗とボールの奪い合いをしてマンションに戻った。
「すごい、汗だく、シャワー浴びてきたら」妻の提案に孝之はうなずいた
「パパお腹ひっこめるんだって、むきになってたよ」優斗がアイスをかじりながら言った。
「パパ、ダイエット中のところ悪いけど、今夜はファミレスでいいのよね」月に1度、優斗の好きなファミレスに外食に出かけていた
「おお、いいよ、俺はライス小にするから」そう言い残して孝之はバスルームに向かった
日曜の夜のファミレスは混雑するので、あらかじめ予約を入れていた。ところが夕方から天気がくずれたせいか、店はそれほど混んでいなかった。優斗が好物のダブルチーズハンバーグセットを食べ始めたとき、隣の席に家族が座った。長身の男性、セクシーないでたちの女性、そして中学生らしいふたりの女の子、
「あれ、相田君?」セクシーな女性が声をかけてきた。美咲がきょとんとしていると、
「あれ、孝之?」長身の男性は、大輔、そしてセクシーな女性は美玖だった。
「あの、主人のお知り合いのかたですか」美咲が恐る恐る尋ねた
「ええ、大学時代の同級生です」大輔が応えた
「わたしも」胸元の大きく開いたシャツにミニスカートの美玖も応えた
「パパ、お知り合いでしょ」美咲にうながされて孝之はようやく口を開いた
「ああ、どうしてここへ?」美玖は早速行動に出たのだと孝之は思った
「今日、娘たちに大学のキャンパスを見学させに行った帰りなのさ」
「お嬢さんですか、女の子は可愛いですね」
「あら、そちらの男の子も可愛いわね。僕お名前は?」美玖が微笑みながらたずねた
「優斗」
「優斗君」二人の少女が優斗に手を振る。すると優斗も笑顔で手を振った
「そろそろきそうだから、口でなら」しぶしぶ孝之はうなずいた。孝之以外の男性を知らない美咲は口淫はあまり得意ではない。しかし前夜のこともあり、妻へ邪な欲望を抑えられない孝之は、口淫上級者の美玖とは比べ物にならないぎこちなさの中に興奮を覚えすぐに絶頂を迎えた
「早かったね」口の中の精液をティッシュに吐き出しながら美咲が言った。昨夜、美玖は濃厚な孝之の精液は味わうように飲み干した。夫婦間にはときめきが無いことを孝之は思い知らされた。大輔に美咲が抱かれたら…、いやそれはないだろう。肉付きの良い人妻を好み、淫らなセックスをしいる、時には複数プレイも辞さない大輔のセックススタイルを美咲が受け入れることは当然できないだろう。そんなことを考えながら孝之は眠りについた。
翌日、息子の優斗のサッカーの練習に付き合いながら孝之は「少しお腹出て来たね」美玖の言葉を思い出した。あえて激しく優斗とボールの奪い合いをしてマンションに戻った。
「すごい、汗だく、シャワー浴びてきたら」妻の提案に孝之はうなずいた
「パパお腹ひっこめるんだって、むきになってたよ」優斗がアイスをかじりながら言った。
「パパ、ダイエット中のところ悪いけど、今夜はファミレスでいいのよね」月に1度、優斗の好きなファミレスに外食に出かけていた
「おお、いいよ、俺はライス小にするから」そう言い残して孝之はバスルームに向かった
日曜の夜のファミレスは混雑するので、あらかじめ予約を入れていた。ところが夕方から天気がくずれたせいか、店はそれほど混んでいなかった。優斗が好物のダブルチーズハンバーグセットを食べ始めたとき、隣の席に家族が座った。長身の男性、セクシーないでたちの女性、そして中学生らしいふたりの女の子、
「あれ、相田君?」セクシーな女性が声をかけてきた。美咲がきょとんとしていると、
「あれ、孝之?」長身の男性は、大輔、そしてセクシーな女性は美玖だった。
「あの、主人のお知り合いのかたですか」美咲が恐る恐る尋ねた
「ええ、大学時代の同級生です」大輔が応えた
「わたしも」胸元の大きく開いたシャツにミニスカートの美玖も応えた
「パパ、お知り合いでしょ」美咲にうながされて孝之はようやく口を開いた
「ああ、どうしてここへ?」美玖は早速行動に出たのだと孝之は思った
「今日、娘たちに大学のキャンパスを見学させに行った帰りなのさ」
「お嬢さんですか、女の子は可愛いですね」
「あら、そちらの男の子も可愛いわね。僕お名前は?」美玖が微笑みながらたずねた
「優斗」
「優斗君」二人の少女が優斗に手を振る。すると優斗も笑顔で手を振った
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