2 / 78
そして大輔の彼女の家へ
しおりを挟む
「ねえ、男同士の話終わった?」大輔のそばにいた女子学生が声をかけて来た。
「ああ」大輔がぶっきらぼうに応えた
「君、名前は?」孝之が尋ねた。大輔も女子学生も同学年であることは何となく認識していた。
「わたし、今野美玖、君は相田孝之君でしょ、わたしも浦和だから君が柔道で有名だったこと思い出したよ」
「浦和なの?」孝之は親近感を覚えた
「俺は大宮だ」大輔ものってきていた。
「埼京線、最強!なんてね、五限、終わったら3人で家に行こうよ、誰かさんはぬれねずみになってるから、シャワーでも浴びて、ママの手料理で元気出して、もちろん孝之君は柔道部時代の武勇伝聞かせて、女の子にもモテたでしょ」いたずらな視線を向ける美玖だが、彼女もかつては孝之に憧れていた女子たちの取り巻きの中のひとりだったのだ
「へえ~、こいつ真面目そうな顔してるけど、女ブイブイ言わせてたんだ」
「あれ、大輔君、やきもち?」美玖が大輔を覗き込んだ
「ぶいぶいはないけど、キャーキャーは言わせてたよな」孝之がどや顔で言うと
「自分で言うか~、ふつう」そう言って大輔が孝之の背中を平手で叩いた
午後の授業が終わると3人は談笑しながら池袋から埼京線に乗った
「わたし武蔵浦和だけど、孝之君は南浦和?」
三人がけの席で体格のいい二人に挟まれた可憐な女子学生はフルーティなコロンの香りを漂わせていた
「そうだけど、どっちかっていうと与野本町のほうが近いかもね」
「まじ、与野!だっせー」大輔が身を乗り出した
「うるせー、大宮遠すぎだよ、栃木か!」
「まあまあ、ふたりとも、どっちもどっちだから、そろそろ都会で東京に近い武蔵浦和につくから、降りましょう」美玖は楽しそうに立ち上がった
駅から徒歩15分の住宅街に美玖の家はあった
「パパ単身赴任でママしかいないの」前を歩いていた美玖が振り返り、その笑顔は当時の若手人気グラビアの井上〇香を思わせた
「おまえ、まさかママ狙いか?」孝之は大輔に耳打ちした
「うっせーな、黙ってろよ」大輔は小声で言った
「もう、何、男同士でこそこそ気持ち悪い、ここよ」美玖は玄関前で手を上げた
「いらっしゃい」玄関で迎えてくれた美玖の母は胸の谷間が大きく開いた白のサマーセーターに膝丈のミニのタイトスカート姿だ。そのグラマラスな体系は年下好みの孝之でさえぐっとくるほどだった
「お姉さん?」孝之は美玖を見ながらつぶやいた
「もう、若いのにお世辞が上手ね」美玖の母親、由布子は軽く孝之の腕を叩いた
「おじゃまします」大輔が軽くお辞儀をした
「大輔君、いらっしゃい」大輔に向ける由布子の瞳は、自分に向けられたそれとは明らかに違うと孝之は瞬時に感じた
「さあ、入ろう」玄関を入ると
「大輔君、シャワーあびないと」美玖が大輔の背中を押した
「いいよ、もう乾いたから」
「何かあったの」大輔にすり寄るように由布子が優しい笑顔で見上げた
「4年生の女子に水かけられたの」
「おい、よせよ」
「男の子なんだから、元気な方がいいんじゃない、さあ、シャワーどうそ」由布子が大輔を連れて奥へと消えていった
「孝之君はリビングでわたしと先にお茶してよ」美玖が孝之の手を引いてリビングへと向かった
「ねえ、ウーロン茶でいい?」
「うん」
「孝之君、彼女は?」
「ちょっと前に別れたかな」
「へえ~、彼女募集中ってとこ」美玖が楽しそうに孝之を覗き込んだ
「相手はどんな子たったの?」美玖はさらに距離を詰めた
「その、JKかな」
「え~、ロリコンなの」
「いや、そういうわけじゃ…」孝之は声が小さくなっていった
「もう、ロリコンにマザコン、わたしの周りにはカッコいけど変な趣味の男の子ばっか」美玖が曇った表情で天井を見上げた
「マザコンって?」
「大輔君、この間家に来てから、ずっとママのことばかり聞くの」
「そうなの…」
「孝之君もわかってるんでしょ、彼が自分のお母さんくらいの女性を好む癖があるって」
「さっき、聞いたばかりだけど」
「ねえ、ふたりとも遅いと思わない?」二人がバスルームに消えて15分は経過していた
「確かに、俺、様子見てこようか?」立ち上がりかけた孝之にしがみつくようにして美玖は制した。
「もう、してるはずだから、じゃましないであげて」美玖は微かに震えていた
「美玖ちゃん」孝之は優しく美玖の背中を撫でた
「わたしたちもしよ」涙を浮かべた瞳で美玖が孝之を見つめた
「美玖…」孝之の唇に美玖の唇が触れた
そのころ、脱衣所ではシャワーを浴びようと衣服を脱いだ大輔の前に由布子が跪いていた。そして彼の20センチを超える長大な肉棒に舌を這わせていた…
「ああ」大輔がぶっきらぼうに応えた
「君、名前は?」孝之が尋ねた。大輔も女子学生も同学年であることは何となく認識していた。
「わたし、今野美玖、君は相田孝之君でしょ、わたしも浦和だから君が柔道で有名だったこと思い出したよ」
「浦和なの?」孝之は親近感を覚えた
「俺は大宮だ」大輔ものってきていた。
「埼京線、最強!なんてね、五限、終わったら3人で家に行こうよ、誰かさんはぬれねずみになってるから、シャワーでも浴びて、ママの手料理で元気出して、もちろん孝之君は柔道部時代の武勇伝聞かせて、女の子にもモテたでしょ」いたずらな視線を向ける美玖だが、彼女もかつては孝之に憧れていた女子たちの取り巻きの中のひとりだったのだ
「へえ~、こいつ真面目そうな顔してるけど、女ブイブイ言わせてたんだ」
「あれ、大輔君、やきもち?」美玖が大輔を覗き込んだ
「ぶいぶいはないけど、キャーキャーは言わせてたよな」孝之がどや顔で言うと
「自分で言うか~、ふつう」そう言って大輔が孝之の背中を平手で叩いた
午後の授業が終わると3人は談笑しながら池袋から埼京線に乗った
「わたし武蔵浦和だけど、孝之君は南浦和?」
三人がけの席で体格のいい二人に挟まれた可憐な女子学生はフルーティなコロンの香りを漂わせていた
「そうだけど、どっちかっていうと与野本町のほうが近いかもね」
「まじ、与野!だっせー」大輔が身を乗り出した
「うるせー、大宮遠すぎだよ、栃木か!」
「まあまあ、ふたりとも、どっちもどっちだから、そろそろ都会で東京に近い武蔵浦和につくから、降りましょう」美玖は楽しそうに立ち上がった
駅から徒歩15分の住宅街に美玖の家はあった
「パパ単身赴任でママしかいないの」前を歩いていた美玖が振り返り、その笑顔は当時の若手人気グラビアの井上〇香を思わせた
「おまえ、まさかママ狙いか?」孝之は大輔に耳打ちした
「うっせーな、黙ってろよ」大輔は小声で言った
「もう、何、男同士でこそこそ気持ち悪い、ここよ」美玖は玄関前で手を上げた
「いらっしゃい」玄関で迎えてくれた美玖の母は胸の谷間が大きく開いた白のサマーセーターに膝丈のミニのタイトスカート姿だ。そのグラマラスな体系は年下好みの孝之でさえぐっとくるほどだった
「お姉さん?」孝之は美玖を見ながらつぶやいた
「もう、若いのにお世辞が上手ね」美玖の母親、由布子は軽く孝之の腕を叩いた
「おじゃまします」大輔が軽くお辞儀をした
「大輔君、いらっしゃい」大輔に向ける由布子の瞳は、自分に向けられたそれとは明らかに違うと孝之は瞬時に感じた
「さあ、入ろう」玄関を入ると
「大輔君、シャワーあびないと」美玖が大輔の背中を押した
「いいよ、もう乾いたから」
「何かあったの」大輔にすり寄るように由布子が優しい笑顔で見上げた
「4年生の女子に水かけられたの」
「おい、よせよ」
「男の子なんだから、元気な方がいいんじゃない、さあ、シャワーどうそ」由布子が大輔を連れて奥へと消えていった
「孝之君はリビングでわたしと先にお茶してよ」美玖が孝之の手を引いてリビングへと向かった
「ねえ、ウーロン茶でいい?」
「うん」
「孝之君、彼女は?」
「ちょっと前に別れたかな」
「へえ~、彼女募集中ってとこ」美玖が楽しそうに孝之を覗き込んだ
「相手はどんな子たったの?」美玖はさらに距離を詰めた
「その、JKかな」
「え~、ロリコンなの」
「いや、そういうわけじゃ…」孝之は声が小さくなっていった
「もう、ロリコンにマザコン、わたしの周りにはカッコいけど変な趣味の男の子ばっか」美玖が曇った表情で天井を見上げた
「マザコンって?」
「大輔君、この間家に来てから、ずっとママのことばかり聞くの」
「そうなの…」
「孝之君もわかってるんでしょ、彼が自分のお母さんくらいの女性を好む癖があるって」
「さっき、聞いたばかりだけど」
「ねえ、ふたりとも遅いと思わない?」二人がバスルームに消えて15分は経過していた
「確かに、俺、様子見てこようか?」立ち上がりかけた孝之にしがみつくようにして美玖は制した。
「もう、してるはずだから、じゃましないであげて」美玖は微かに震えていた
「美玖ちゃん」孝之は優しく美玖の背中を撫でた
「わたしたちもしよ」涙を浮かべた瞳で美玖が孝之を見つめた
「美玖…」孝之の唇に美玖の唇が触れた
そのころ、脱衣所ではシャワーを浴びようと衣服を脱いだ大輔の前に由布子が跪いていた。そして彼の20センチを超える長大な肉棒に舌を這わせていた…
1
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
サディストの飼主さんに飼われてるマゾの日記。
風
恋愛
サディストの飼主さんに飼われてるマゾヒストのペット日記。
飼主さんが大好きです。
グロ表現、
性的表現もあります。
行為は「鬼畜系」なので苦手な人は見ないでください。
基本的に苦痛系のみですが
飼主さんとペットの関係は甘々です。
マゾ目線Only。
フィクションです。
※ノンフィクションの方にアップしてたけど、混乱させそうなので別にしました。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる