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最終章(6年後)
巨根男の前でおびえて動けないみなみに手をさしのべたは、私の3番目の妻…
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「色々教えていただいてありがとうございました」幼児たちを預かる現場を3か所見学して、午前の部は終了した。みなみは深々と頭を下げ、感謝の言葉を述べた。案内役はゆうの姉のゆめが買って出た。ユリっ子特有の匂いをかぎ分けたのか、ふたりは初対面とは思えないほど緊密な距離間で現場を視察していた
「お食事は役員室に用意してありますので、それから今日は結城社長との会食ですので」ゆめは最後に事務的に私に告げ、その場を外した。
「結城社長ですか?わたしがご一緒してもよろしいんですか?」みなみがおっとりした口調で尋ねた
「私の前の妻の父親でね、いろいろと事業をバックアップしてくれた恩人でもある。少しガラが悪いが、気にしないで」
「はい」みなみはうつむきながら応えた
「ご機嫌いかがですか」役員室に入ると結城大輔は立ち上がり私の手を握った
「おかげさまで、元気です、大輔さんも元気そうで」私は190センチの大輔を見上げながら言った。今日は随行させた秘書は美咲だった。私の事業がまだ始まったばかりのころは、彼女が派遣されて手伝ってくれていたが、今は大輔の会社に戻っている。美咲は相変わらず露出の多い服装だ。
「おや、そちらは新人さんかな」
「今日、会社見学に来てくれたお嬢さんですが、前からの知り合いで」
「みなみです、よろしくお願いします」
「そんなに緊張しなくても大丈夫、結城ですよろしく」大輔が大きな手を差し出した。その手を遠慮がちに握るみなみ、その手を逃がさないとばかりに両手で包み込む大輔。私はしまったと思った。基本的にみなみは過去のトラウマで男性が苦手なのだ。大輔の表情はすでに標的を捕えたかのように、みなみを視姦している。
「お食事をいただきyましょう」美咲が雰囲気を察した。
「みなみさん、わたしは結城社長の秘書の美咲ですよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」大輔からやっと逃れた、みなみは美咲を見上げた。すると美咲は大輔にピタリと身を寄せていた。
「おい、そんなにくっつくな」珍しく大輔が美咲をとがめた
「みなみさん、素敵なプロポーションだね」食事が進むと大輔がふともらした言葉に、みなみの緊張がピークに達した。
「こんにちは~、パパ来てます~?」役員室の外から元気な声がしてドアが開いた。
「ああ、やっぱり、ノンちゃん元気~」笑顔でドアから顔をのぞかせたのは、前の妻の由愛だった
「由愛、ひとりか」大輔が声をかけた
「そう、優斗サークルがあるって、あっ、お母さんも来てたんですね」現在の由愛の夫は、美咲の息子優斗だ。
「いらっしゃい、由愛」
「もしかして、ノンちゃんの新しい彼女さん?」まだ20代の由愛の発想の飛躍にはついていけない。
「違うよ、会社見学に来てくれたお嬢さんだ」
「はじめまして、ノンちゃんの前の妻の由愛で~す」
「おい、その自己紹介いいかげんやめてくれよ」私がクレームを出すと、
「かっ、可愛い」みなみがつぶやき、頬を染めた。その視線の先にいたのは、由愛だった。
その時、一同は、みなみがユリなのだと気づいた…
「お食事は役員室に用意してありますので、それから今日は結城社長との会食ですので」ゆめは最後に事務的に私に告げ、その場を外した。
「結城社長ですか?わたしがご一緒してもよろしいんですか?」みなみがおっとりした口調で尋ねた
「私の前の妻の父親でね、いろいろと事業をバックアップしてくれた恩人でもある。少しガラが悪いが、気にしないで」
「はい」みなみはうつむきながら応えた
「ご機嫌いかがですか」役員室に入ると結城大輔は立ち上がり私の手を握った
「おかげさまで、元気です、大輔さんも元気そうで」私は190センチの大輔を見上げながら言った。今日は随行させた秘書は美咲だった。私の事業がまだ始まったばかりのころは、彼女が派遣されて手伝ってくれていたが、今は大輔の会社に戻っている。美咲は相変わらず露出の多い服装だ。
「おや、そちらは新人さんかな」
「今日、会社見学に来てくれたお嬢さんですが、前からの知り合いで」
「みなみです、よろしくお願いします」
「そんなに緊張しなくても大丈夫、結城ですよろしく」大輔が大きな手を差し出した。その手を遠慮がちに握るみなみ、その手を逃がさないとばかりに両手で包み込む大輔。私はしまったと思った。基本的にみなみは過去のトラウマで男性が苦手なのだ。大輔の表情はすでに標的を捕えたかのように、みなみを視姦している。
「お食事をいただきyましょう」美咲が雰囲気を察した。
「みなみさん、わたしは結城社長の秘書の美咲ですよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」大輔からやっと逃れた、みなみは美咲を見上げた。すると美咲は大輔にピタリと身を寄せていた。
「おい、そんなにくっつくな」珍しく大輔が美咲をとがめた
「みなみさん、素敵なプロポーションだね」食事が進むと大輔がふともらした言葉に、みなみの緊張がピークに達した。
「こんにちは~、パパ来てます~?」役員室の外から元気な声がしてドアが開いた。
「ああ、やっぱり、ノンちゃん元気~」笑顔でドアから顔をのぞかせたのは、前の妻の由愛だった
「由愛、ひとりか」大輔が声をかけた
「そう、優斗サークルがあるって、あっ、お母さんも来てたんですね」現在の由愛の夫は、美咲の息子優斗だ。
「いらっしゃい、由愛」
「もしかして、ノンちゃんの新しい彼女さん?」まだ20代の由愛の発想の飛躍にはついていけない。
「違うよ、会社見学に来てくれたお嬢さんだ」
「はじめまして、ノンちゃんの前の妻の由愛で~す」
「おい、その自己紹介いいかげんやめてくれよ」私がクレームを出すと、
「かっ、可愛い」みなみがつぶやき、頬を染めた。その視線の先にいたのは、由愛だった。
その時、一同は、みなみがユリなのだと気づいた…
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