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それから2年後
元妻の初のテレビ出演
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深夜のバラエティー番組が始まった。私は自室で一人元妻のテレビ出演を見守った。現在の妻の由愛は一歳の息子と一緒に眠りにつく前に番組の録画をセットしていた。
別々のコンビに所属する二人のお笑いタレントが司会を勤める深夜のバラエティー番組がスタートした
「それでは、超セクシー写真集が、現在バカ売れしている、グラマラスな素人人妻、早紀さんの登場です」司会のコールで早紀が現れた
「よろしくお願いします」ソファーに座る前にお辞儀をした早紀の白のオフショルダーから胸の谷間がのぞいた
「おっと、早紀さん、ちょっと警戒してもらわないと、もう少しで全部見えちゃうとこやったわ」関西弁でおどける司会者
「いや、そこが素人さんぽくていいんやんけ」もう一人の司会者はニコニコしている
「とにかく、座ってください」黒のハイウエストのショートパンツから白い太ももがあらわになっている
「改めまして、早紀さん、おいくつでいらっっしゃいます」
「な・い・しょ」早紀は微笑みながら言った
「奥さん、あの言うてもらわないと、うちらも一応仕事なんで、飲み屋で女の子口説いてるわけじゃないんで」
「そんな恥ずかしい」
「恥ずかしいって、奥さん、こんなテレビで見せられないくらい大胆な写真集出しといて~」
「ええ、〇十七歳です」
「えっ、最初のころ聞こえんかった」
「え~、全然見えへん、絶対30代前半だと思ってた」
「いや~ん」早紀が両手で口元を隠した
「だから、奥さん、飲み屋じゃないんだから、テレビなんで、その色っぽい顔見せないと」司会者は苦笑した
「え~と、47歳には全然見えませんが、この写真集ほんと大胆ですよね~」司会者が写真集を開きカメラに映らないようにページをめくっていく
「うわ~、これすごい、モザイク入れなくていいんかい」
「ちょっと、ひもで隠れてるからいいみたいんです」
「奥さん、詳しいね」にやける司会者
「人妻って、旦那さんはおいくつですか」
「ええ、主人ですか…、23歳です」
「にじゅうさん~」二人の司会者は同時に声を張り上げた
「二回りも違うやんけ」
「ええ」
「旦那さん、週に何回せまってきはるの」
「その、毎日です」
「毎日~」司会者が再びそろって声を上げた
「ご主人はどんなお仕事を」
「会社を二つ経営しています」
「23歳で社長、出身校は?」
「あの、東京大学です」
「東京大学って、東大卒ですか~」
「イケメンでっしゃろ」
「その、いま観覧席にいますけど、顔出しNGなんで」
「ああ、いた、超イケメンやん」
「そうですね、大好きです」
「いや~、ご馳走様」
こうして早紀の初めてのテレビ出演は終了した
別々のコンビに所属する二人のお笑いタレントが司会を勤める深夜のバラエティー番組がスタートした
「それでは、超セクシー写真集が、現在バカ売れしている、グラマラスな素人人妻、早紀さんの登場です」司会のコールで早紀が現れた
「よろしくお願いします」ソファーに座る前にお辞儀をした早紀の白のオフショルダーから胸の谷間がのぞいた
「おっと、早紀さん、ちょっと警戒してもらわないと、もう少しで全部見えちゃうとこやったわ」関西弁でおどける司会者
「いや、そこが素人さんぽくていいんやんけ」もう一人の司会者はニコニコしている
「とにかく、座ってください」黒のハイウエストのショートパンツから白い太ももがあらわになっている
「改めまして、早紀さん、おいくつでいらっっしゃいます」
「な・い・しょ」早紀は微笑みながら言った
「奥さん、あの言うてもらわないと、うちらも一応仕事なんで、飲み屋で女の子口説いてるわけじゃないんで」
「そんな恥ずかしい」
「恥ずかしいって、奥さん、こんなテレビで見せられないくらい大胆な写真集出しといて~」
「ええ、〇十七歳です」
「えっ、最初のころ聞こえんかった」
「え~、全然見えへん、絶対30代前半だと思ってた」
「いや~ん」早紀が両手で口元を隠した
「だから、奥さん、飲み屋じゃないんだから、テレビなんで、その色っぽい顔見せないと」司会者は苦笑した
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「うわ~、これすごい、モザイク入れなくていいんかい」
「ちょっと、ひもで隠れてるからいいみたいんです」
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「ええ、主人ですか…、23歳です」
「にじゅうさん~」二人の司会者は同時に声を張り上げた
「二回りも違うやんけ」
「ええ」
「旦那さん、週に何回せまってきはるの」
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「毎日~」司会者が再びそろって声を上げた
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「会社を二つ経営しています」
「23歳で社長、出身校は?」
「あの、東京大学です」
「東京大学って、東大卒ですか~」
「イケメンでっしゃろ」
「その、いま観覧席にいますけど、顔出しNGなんで」
「ああ、いた、超イケメンやん」
「そうですね、大好きです」
「いや~、ご馳走様」
こうして早紀の初めてのテレビ出演は終了した
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