20 / 32
20
しおりを挟む
よし、物を買い揃えて出発してみる。ダンジョンを保有する国の首都だけあって人も多いし、冒険者達用の店も多い。あった!魔法本屋を見つけた。聞いた話ではありとあらゆる魔法の本が置いてあるそうな。
私は早速、人気の鑑定魔法本を手に入れた。ようやくだわ鑑定魔法。
あとは薬屋さんに入って、ポーションや解毒剤など必要な薬も多目に買っていく。初ダンジョン!備えあれば憂なし。
そして、ついに、フッカフカの長クッションを買った!これでゴツゴツ地面ともおさらばよ!流石王都。ようやく気にいるテントグッズを見つけた!
準備もしっかりしたし、いざダンジョンへ!街を出る所から迷わないように案内板が所々設置されている。1人ってこういう時に少し心細い。けれど、心配するほどでは無かったみたい。ダンジョン前では多くの冒険者が居た。即席のパーティーをここで組む人もいるようだ。
私はダンジョン入り口の受付に話しかける。
「入場料は20万ギルになります」
た、高い。まじかー。元を取るまで帰らないわ。
「元を取るまで粘る方がいますが、身の危険を感じたら即撤退をお願いします。10階ごとにダンジョン入り口へ帰る事が出来る転移陣がありますので、上手に使用してくださいね」
バレてた。まぁ、初めてだし、様子見で入ってみるかな。
中に入ってみると初期ゲームに出てくるようなダンジョンのイメージに近いかな?エンカウントで敵が出てくる訳では無いんだけどね。
1階は色取り取りのスライム。アイスショットで倒していくが、アイテムはほとんど落とさない。やはり1階はうま味は無さそうよね。スライムを無視してサクッと2階に行くと、ゴブリン。これも微妙だわ。ゴブリンも無視でいいわね。
3階にはオークが居たわ。肉!【ウイングカッター】で敵を半分こにしていく。野生ではないから査定アップの為の狩り方をしない分、楽に倒せる。野生は倒した分肉は手に入るけれど、ダンジョンでは違うようだ。そして肉も2、3キロ位の塊の肉。処理してあってなんて冒険者思いなんだ!落とす肉の部位は選べないみたいだけれど。
それとたまに小指の先程の小さなルビーを落とす。やったわ!初ルビー。野外で魔物を倒してもルビーは持って無いよね?このダンジョンだけなのか、実は体内で生産していて私が気づかなかっただけなのか・・・?
4階に行くとオーガの群れが居た。群れで襲ってきたので【エリアカッター】で殲滅してみた。中々いけるね。凄い!自分を褒めてみる。範囲魔法も充分使えるようになってきた。
オーガは武器や角を落としてくれたわ。この辺はまだ楽勝なんだね。5階に進むとオーガの群れの中にオーガキングやオーガビショップが居た。また、同じく【エリアカッター】で討伐すると、オーガキングから鉱物が出てきた。ビショップは杖を落とした。ダンジョンだから密集して範囲魔法は効率良く狩れる。野外では単体も多くて群れでの攻撃は少ないから効率が悪くて範囲魔法ってあまり使わないんだ。
ここで鑑定魔法の登場!【鑑定】金鉱石。ふむ。鑑定の精度が高いのか低いのか分からない。が、名前は分かった。これは、鑑定魔法の書が悪いのか私には合っていない魔法なのか!?
とりあえず、ここで金鉱石が貯まるまで狩りをするかな。体感時間として30分位でモンスターが復活する感じかな。
何度も倒して金鉱石を集めていく。たまにビショップから銀鉱石も出てきた。アイテムドロップってお金が貯ってます!って感じでいいね。さて、今日はこの辺で帰るとしよう。もと来た道を戻り、ギルドに向かう。
ギルドで精算をする頃にはもう外は真っ暗だった。袋から銀鉱石と金鉱石、杖などの武器を出した。
「精算、お願い」
「分かりました。… … … お待たせしました。オリーブさん。買い取り合計は60万ギルとなります」
おぉー。めちゃ高い。これは数日篭るしかないね。この調子でお家買えるように頑張る。
今日は夜も遅いのでギルドから紹介された提携宿に泊まる。明日は街で買い物してからダンジョンに入るかな。
今日は疲れたし、お休みなさい。
私は早速、人気の鑑定魔法本を手に入れた。ようやくだわ鑑定魔法。
あとは薬屋さんに入って、ポーションや解毒剤など必要な薬も多目に買っていく。初ダンジョン!備えあれば憂なし。
そして、ついに、フッカフカの長クッションを買った!これでゴツゴツ地面ともおさらばよ!流石王都。ようやく気にいるテントグッズを見つけた!
準備もしっかりしたし、いざダンジョンへ!街を出る所から迷わないように案内板が所々設置されている。1人ってこういう時に少し心細い。けれど、心配するほどでは無かったみたい。ダンジョン前では多くの冒険者が居た。即席のパーティーをここで組む人もいるようだ。
私はダンジョン入り口の受付に話しかける。
「入場料は20万ギルになります」
た、高い。まじかー。元を取るまで帰らないわ。
「元を取るまで粘る方がいますが、身の危険を感じたら即撤退をお願いします。10階ごとにダンジョン入り口へ帰る事が出来る転移陣がありますので、上手に使用してくださいね」
バレてた。まぁ、初めてだし、様子見で入ってみるかな。
中に入ってみると初期ゲームに出てくるようなダンジョンのイメージに近いかな?エンカウントで敵が出てくる訳では無いんだけどね。
1階は色取り取りのスライム。アイスショットで倒していくが、アイテムはほとんど落とさない。やはり1階はうま味は無さそうよね。スライムを無視してサクッと2階に行くと、ゴブリン。これも微妙だわ。ゴブリンも無視でいいわね。
3階にはオークが居たわ。肉!【ウイングカッター】で敵を半分こにしていく。野生ではないから査定アップの為の狩り方をしない分、楽に倒せる。野生は倒した分肉は手に入るけれど、ダンジョンでは違うようだ。そして肉も2、3キロ位の塊の肉。処理してあってなんて冒険者思いなんだ!落とす肉の部位は選べないみたいだけれど。
それとたまに小指の先程の小さなルビーを落とす。やったわ!初ルビー。野外で魔物を倒してもルビーは持って無いよね?このダンジョンだけなのか、実は体内で生産していて私が気づかなかっただけなのか・・・?
4階に行くとオーガの群れが居た。群れで襲ってきたので【エリアカッター】で殲滅してみた。中々いけるね。凄い!自分を褒めてみる。範囲魔法も充分使えるようになってきた。
オーガは武器や角を落としてくれたわ。この辺はまだ楽勝なんだね。5階に進むとオーガの群れの中にオーガキングやオーガビショップが居た。また、同じく【エリアカッター】で討伐すると、オーガキングから鉱物が出てきた。ビショップは杖を落とした。ダンジョンだから密集して範囲魔法は効率良く狩れる。野外では単体も多くて群れでの攻撃は少ないから効率が悪くて範囲魔法ってあまり使わないんだ。
ここで鑑定魔法の登場!【鑑定】金鉱石。ふむ。鑑定の精度が高いのか低いのか分からない。が、名前は分かった。これは、鑑定魔法の書が悪いのか私には合っていない魔法なのか!?
とりあえず、ここで金鉱石が貯まるまで狩りをするかな。体感時間として30分位でモンスターが復活する感じかな。
何度も倒して金鉱石を集めていく。たまにビショップから銀鉱石も出てきた。アイテムドロップってお金が貯ってます!って感じでいいね。さて、今日はこの辺で帰るとしよう。もと来た道を戻り、ギルドに向かう。
ギルドで精算をする頃にはもう外は真っ暗だった。袋から銀鉱石と金鉱石、杖などの武器を出した。
「精算、お願い」
「分かりました。… … … お待たせしました。オリーブさん。買い取り合計は60万ギルとなります」
おぉー。めちゃ高い。これは数日篭るしかないね。この調子でお家買えるように頑張る。
今日は夜も遅いのでギルドから紹介された提携宿に泊まる。明日は街で買い物してからダンジョンに入るかな。
今日は疲れたし、お休みなさい。
195
お気に入りに追加
550
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
酒の席での戯言ですのよ。
ぽんぽこ狸
恋愛
成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。
何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。
そんな彼らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。
成人したのであなたから卒業させていただきます。
ぽんぽこ狸
恋愛
フィオナはデビュタント用に仕立てた可愛いドレスを婚約者であるメルヴィンに見せた。
すると彼は、とても怒った顔をしてフィオナのドレスを引き裂いた。
メルヴィンは自由に仕立てていいとは言ったが、それは流行にのっとった範囲でなのだから、こんなドレスは着させられないという事を言う。
しかしフィオナから見れば若い令嬢たちは皆愛らしい色合いのドレスに身を包んでいるし、彼の言葉に正当性を感じない。
それでも子供なのだから言う事を聞けと年上の彼に言われてしまうとこれ以上文句も言えない、そんな鬱屈とした気持ちを抱えていた。
そんな中、ある日、王宮でのお茶会で変わり者の王子に出会い、その素直な言葉に、フィオナの価値観はがらりと変わっていくのだった。
変わり者の王子と大人になりたい主人公のお話です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
結界魔法しか使えない役立たずの聖女と言うなら国を見捨てることにします
黒木 楓
恋愛
伯爵令嬢の私ミーシアは、妹のミリザに従う日々を送っていた。
家族はミリザを溺愛しているから、私を助ける人はいない。
それでも16歳になって聖女と判明したことで、私はラザン王子と婚約が決まり家族から離れることができた。
婚約してから2年が経ち、ミリザが16歳となって聖女と判明する。
結界魔法しか使えなかった私と違い、ミリザは様々な魔法が使えた。
「結界魔法しか使えない聖女は役立たずだ。俺はミリザを王妃にする」
婚約者を変えたいラザン王子の宣言と人々の賛同する声を聞き、全てが嫌になった私は国を見捨てることを決意する。
今まで国が繁栄していたのは私の結界があったからなのに、国の人達はミリザの力と思い込んでいた。
牢で死ぬはずだった公爵令嬢
鈴元 香奈
恋愛
婚約していた王子に裏切られ無実の罪で牢に入れられてしまった公爵令嬢リーゼは、牢番に助け出されて見知らぬ男に託された。
表紙女性イラストはしろ様(SKIMA)、背景はくらうど職人様(イラストAC)、馬上の人物はシルエットACさんよりお借りしています。
小説家になろうさんにも投稿しています。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
愛せないですか。それなら別れましょう
黒木 楓
恋愛
「俺はお前を愛せないが、王妃にはしてやろう」
婚約者バラド王子の発言に、 侯爵令嬢フロンは唖然としてしまう。
バラド王子は、フロンよりも平民のラミカを愛している。
そしてフロンはこれから王妃となり、側妃となるラミカに従わなければならない。
王子の命令を聞き、フロンは我慢の限界がきた。
「愛せないですか。それなら別れましょう」
この時バラド王子は、ラミカの本性を知らなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる