619 / 622
22章
583話 生身の部分≠人の心
しおりを挟む
「あー、たまんねえ」
転がってるプレイヤーの一人を見下ろしながら銃口が出ている右手首を眺めてにんまり。この体にして、何度も、何度も、何度も、何度も戦ってきた。試行錯誤と何本もの手足を失い、あれこれとスキルと性能を上げていき、およそ人間とも言えないレベルにまで食い込んだこの機械の体。黒光りの滑らかな艶が出るこの義手がたまらないくらい愛おしい。
「もうちょっと機能的なのも良いけど、この黒光りの感じもたまらないのよねー」
ぐりっと手首を捻ると銃口が引っ込んで、指先からびっしりと入り込んだ綺麗なモールドを見てにんまり。
「……あんまり調子に乗るんじゃないよ!」
「悦に浸るのは良い事だろう?」
銃と刀を持った別のプレイヤーが満面な笑みを浮かべていたところに銃撃しながら距離を詰めてくる。最近はこういうハイブリッド型が増えてきたような気もする。
「私としてはガンナーの可能性が広がっているのは良い事なんだが……」
撃ちこんでくる銃弾を半身になり、右腕を上半身から頭を隠す程度に構えながら回避と出方を伺いながら後退。足の速さは向こうの方が「まだ」上か。
「うん、うん、良いね、『足』の実験には十分な機動力だ」
「いつまでもガンナーでデカい顔してんじゃ、ない、よ!」
「そうか、まだそんな風に思われてるのか、私は」
詰めてくる間、左で抜いた銃を脇を締めた状態で撃ち、反撃しながら銃撃のしあい。ガンカタ使いもそうだが、接近戦に重きを置いているガンナーは大体足の速さを売りにする。そして特にだが、近接職+サブガンナー、これの場合、異様に引っかかる行動がある。
「っと……詰められたか」
飛ぶ斬撃のスキル……ではなく、伸びる斬撃系スキル。風切り音と共に振り抜いてくる攻撃をピーカブースタイルで防御。金属音が響くのが若干の耳障りだが仕方がない。
「傷物にするとはやってくれるなあ」
防御を解いて反撃、するときにはかなり前に突っ込まれているので、これをどう反撃するかがガンナーの腕の見せ所ともいえる。とは言え、前までやっていた、とにかく近づかれたらどうにかこうにか連射して相手の距離を取らせる、こんな単純な事しかできなかったわけだが。
突っ込んできて、2撃目を振るうタイミングで、此方が防御を解いた右腕を振るう。じゃこっと音をさせると共にさっきよりも甲高い金属音を発しながら攻撃を受けてから右へと受け流す。そのまま受け流した勢いで右に寄れた相手を左から強襲。左を思い切り振り下ろすと共に、先ほどと同じじゃこっと音を響かせるとそのまま相手が倒れ込む。
「ふむ、ふむ、良い感じ」
自分の腕から生えている細身の刃が光を反射し、ぎらりと光る。いわゆるマンティスブレードの仕込みだが初見殺しにはピッタリ。強度は多少なりと心もとないが、一撃必殺だったりトドメを差す程度には使いやすい。そんな事を考えつつ腕を素早く引くと、義手に収納され、元通り。
「あれこれ仕込みまくれるのは良いけど、使い勝手やらは難しい問題だなあ」
色々と仕込めば仕込むほど、トレードオフで強度の部分や装填数、仕込む武器の強さ、制約は結構あるのだがその辺のバランスを考えないといけない。勿論詰めに詰め込んで、めちゃめちゃ強度や耐久、防御力が低いけど手数や初見殺しに特化させたりもできる。逆に1個だけ、もしくは何も仕込まずに防御用と割り切っての運用も出来る。
「さー、次は誰かな?」
代わりと言ってはなんだが、義肢に換装した所に装備は付けられるが仕込みが使えなくなるのでその辺の感じはかなりバランスを取っている。そもそも義肢を使ってるのが今の所、私だけなのでそういう心配だったり運用は誰も分からないが。
「おうおう、闘技場荒らしがでかい顔してんじゃねえぞ!」
「乱入上等のルールで何言ってんだ」
ごつめの筋肉達磨がこっちにのしのしと向かってきながら叫び声をあげる。あの手の奴は突っ込んでくるから結構対処しやすかったり……。
「食らいやがれ、豪火球!」
とか思ってたら、結構な魔法型。そういえば義肢の弱点の一つに魔法に弱いってのもあった。あんまり魔法を使ってくるモンスターがいないからそっちの対処は今後の課題か。
「おっと……それはちょっと聞いてないな」
迫りくるでかい火球、距離はまだあるので一呼吸おいてから詠唱一つ。
「限定解除ラビットフット」
そう言うと、義足の形状ががしゃんと変わり逆関節に。そのまま軽くしゃがんでから思い切りジャンプ。あっという間に数m上に飛び上がり筋肉魔法使いの上に。
「上は動けないぞ!」
こっちに向かって両手を突き出すと細かい火の矢が飛んでくる。まあ上を取って狙われるのも想定済みではあるのだが。
「オーソドックスな魔法使いのくせに、小癪だ」
そのまま上空で狙い撃ちされている状態で、攻撃を貰うのは仕方が無いとして、どうするかと言えば。
「全く、これだから」
腕を畳み、足を揃え、可能な限り被弾箇所を小さくしたうえで、相手の頭を狙ってただただ踏みつけに行く。足にも色々仕込みは出来るが、こういうのを想定して耐久力に振っている義足なので幾ら魔法だからと言ってすぐに破壊されるほどのものではない。とは言え、相手がぎりぎりまでこっちに攻撃していたおかげもあって、足裏である程度攻撃を受けながらそのまま頭を踏みつけて、踏み台にして距離を取る事が結構簡単だったり。
「ぐえ!」
「耐久力のある魔法使いだ」
最近こういうビルドが流行ってるのか。
「うーん、魔法使い相手の立ち回りがまだいまいちだ」
軽く飛びながら足の具合を見つつ、体勢を立て直した相手が更に詠唱をしているのを確認。
「こういう時、自分の性格が嫌になるよなあ」
今回の闘技場での参戦は自分の性能限界を試すものだから、すぐに倒しちゃ勿体ない。再戦はすぐできるけど初見の反応ってのは大事。
「ほらほら、撃たないと勝てないぞ」
腰からいつものハンドガンを抜いて相手の足元に射撃して挑発。こういう事も出来るようになるまで結構掛かったけど、やはり出来るようになる時がゲームの一番楽しい所よな。
「あんまり舐めるんじゃねえぞ!」
そう言うと共に、此方の進路をふさぐように左右に氷塊が立ち並び、一直線に相手と対峙。向こうは向こうでぎゅうっと指を合わせて溜めている。
「くたばれ、化物め!」
「こんなに美人なのに」
ばちんと大きく指が鳴ると共に、雷光がこちらに走る。バチバチと嫌な音をさせながら飛んでくる魔法に対して両手を構えて一旦受け。ばちいっと大きく音が響くと共に、義手の中に入れてあった武器がダメになる感覚が伝わってくる。
「うっわ、まともに受けるもんじゃねえ」
生身の胴体まではダメージ入ってないのであくまでも義手のダメージ換算って事みたいだ。
「ふーむ、魔法はこんな感じか」
自分のやってることがあまりにもファンタジーとかけ離れてるせいで忘れがち。
「お返しは、こうだな」
まともに受けて狼狽えた相手を見据え、ぐっと逆関節の足を溜めてから一気に解き放つ。前傾姿勢のまま、一歩ずつ踏み出すたびに加速し、距離を詰めた瞬間に思いきりぶん殴る。
頬に拳がめり込む感触、相手のうめき声、全力疾走でオーバーヒートしたのか焼ける金属の匂い。
「……ああ、たまらない」
ギザ歯をにんまりと、恍惚な顔を浮かべながらぶん殴った相手を見据える。
「もっとヤろう、まだまだいけるだろ?」
新しい門出には物足りない。
転がってるプレイヤーの一人を見下ろしながら銃口が出ている右手首を眺めてにんまり。この体にして、何度も、何度も、何度も、何度も戦ってきた。試行錯誤と何本もの手足を失い、あれこれとスキルと性能を上げていき、およそ人間とも言えないレベルにまで食い込んだこの機械の体。黒光りの滑らかな艶が出るこの義手がたまらないくらい愛おしい。
「もうちょっと機能的なのも良いけど、この黒光りの感じもたまらないのよねー」
ぐりっと手首を捻ると銃口が引っ込んで、指先からびっしりと入り込んだ綺麗なモールドを見てにんまり。
「……あんまり調子に乗るんじゃないよ!」
「悦に浸るのは良い事だろう?」
銃と刀を持った別のプレイヤーが満面な笑みを浮かべていたところに銃撃しながら距離を詰めてくる。最近はこういうハイブリッド型が増えてきたような気もする。
「私としてはガンナーの可能性が広がっているのは良い事なんだが……」
撃ちこんでくる銃弾を半身になり、右腕を上半身から頭を隠す程度に構えながら回避と出方を伺いながら後退。足の速さは向こうの方が「まだ」上か。
「うん、うん、良いね、『足』の実験には十分な機動力だ」
「いつまでもガンナーでデカい顔してんじゃ、ない、よ!」
「そうか、まだそんな風に思われてるのか、私は」
詰めてくる間、左で抜いた銃を脇を締めた状態で撃ち、反撃しながら銃撃のしあい。ガンカタ使いもそうだが、接近戦に重きを置いているガンナーは大体足の速さを売りにする。そして特にだが、近接職+サブガンナー、これの場合、異様に引っかかる行動がある。
「っと……詰められたか」
飛ぶ斬撃のスキル……ではなく、伸びる斬撃系スキル。風切り音と共に振り抜いてくる攻撃をピーカブースタイルで防御。金属音が響くのが若干の耳障りだが仕方がない。
「傷物にするとはやってくれるなあ」
防御を解いて反撃、するときにはかなり前に突っ込まれているので、これをどう反撃するかがガンナーの腕の見せ所ともいえる。とは言え、前までやっていた、とにかく近づかれたらどうにかこうにか連射して相手の距離を取らせる、こんな単純な事しかできなかったわけだが。
突っ込んできて、2撃目を振るうタイミングで、此方が防御を解いた右腕を振るう。じゃこっと音をさせると共にさっきよりも甲高い金属音を発しながら攻撃を受けてから右へと受け流す。そのまま受け流した勢いで右に寄れた相手を左から強襲。左を思い切り振り下ろすと共に、先ほどと同じじゃこっと音を響かせるとそのまま相手が倒れ込む。
「ふむ、ふむ、良い感じ」
自分の腕から生えている細身の刃が光を反射し、ぎらりと光る。いわゆるマンティスブレードの仕込みだが初見殺しにはピッタリ。強度は多少なりと心もとないが、一撃必殺だったりトドメを差す程度には使いやすい。そんな事を考えつつ腕を素早く引くと、義手に収納され、元通り。
「あれこれ仕込みまくれるのは良いけど、使い勝手やらは難しい問題だなあ」
色々と仕込めば仕込むほど、トレードオフで強度の部分や装填数、仕込む武器の強さ、制約は結構あるのだがその辺のバランスを考えないといけない。勿論詰めに詰め込んで、めちゃめちゃ強度や耐久、防御力が低いけど手数や初見殺しに特化させたりもできる。逆に1個だけ、もしくは何も仕込まずに防御用と割り切っての運用も出来る。
「さー、次は誰かな?」
代わりと言ってはなんだが、義肢に換装した所に装備は付けられるが仕込みが使えなくなるのでその辺の感じはかなりバランスを取っている。そもそも義肢を使ってるのが今の所、私だけなのでそういう心配だったり運用は誰も分からないが。
「おうおう、闘技場荒らしがでかい顔してんじゃねえぞ!」
「乱入上等のルールで何言ってんだ」
ごつめの筋肉達磨がこっちにのしのしと向かってきながら叫び声をあげる。あの手の奴は突っ込んでくるから結構対処しやすかったり……。
「食らいやがれ、豪火球!」
とか思ってたら、結構な魔法型。そういえば義肢の弱点の一つに魔法に弱いってのもあった。あんまり魔法を使ってくるモンスターがいないからそっちの対処は今後の課題か。
「おっと……それはちょっと聞いてないな」
迫りくるでかい火球、距離はまだあるので一呼吸おいてから詠唱一つ。
「限定解除ラビットフット」
そう言うと、義足の形状ががしゃんと変わり逆関節に。そのまま軽くしゃがんでから思い切りジャンプ。あっという間に数m上に飛び上がり筋肉魔法使いの上に。
「上は動けないぞ!」
こっちに向かって両手を突き出すと細かい火の矢が飛んでくる。まあ上を取って狙われるのも想定済みではあるのだが。
「オーソドックスな魔法使いのくせに、小癪だ」
そのまま上空で狙い撃ちされている状態で、攻撃を貰うのは仕方が無いとして、どうするかと言えば。
「全く、これだから」
腕を畳み、足を揃え、可能な限り被弾箇所を小さくしたうえで、相手の頭を狙ってただただ踏みつけに行く。足にも色々仕込みは出来るが、こういうのを想定して耐久力に振っている義足なので幾ら魔法だからと言ってすぐに破壊されるほどのものではない。とは言え、相手がぎりぎりまでこっちに攻撃していたおかげもあって、足裏である程度攻撃を受けながらそのまま頭を踏みつけて、踏み台にして距離を取る事が結構簡単だったり。
「ぐえ!」
「耐久力のある魔法使いだ」
最近こういうビルドが流行ってるのか。
「うーん、魔法使い相手の立ち回りがまだいまいちだ」
軽く飛びながら足の具合を見つつ、体勢を立て直した相手が更に詠唱をしているのを確認。
「こういう時、自分の性格が嫌になるよなあ」
今回の闘技場での参戦は自分の性能限界を試すものだから、すぐに倒しちゃ勿体ない。再戦はすぐできるけど初見の反応ってのは大事。
「ほらほら、撃たないと勝てないぞ」
腰からいつものハンドガンを抜いて相手の足元に射撃して挑発。こういう事も出来るようになるまで結構掛かったけど、やはり出来るようになる時がゲームの一番楽しい所よな。
「あんまり舐めるんじゃねえぞ!」
そう言うと共に、此方の進路をふさぐように左右に氷塊が立ち並び、一直線に相手と対峙。向こうは向こうでぎゅうっと指を合わせて溜めている。
「くたばれ、化物め!」
「こんなに美人なのに」
ばちんと大きく指が鳴ると共に、雷光がこちらに走る。バチバチと嫌な音をさせながら飛んでくる魔法に対して両手を構えて一旦受け。ばちいっと大きく音が響くと共に、義手の中に入れてあった武器がダメになる感覚が伝わってくる。
「うっわ、まともに受けるもんじゃねえ」
生身の胴体まではダメージ入ってないのであくまでも義手のダメージ換算って事みたいだ。
「ふーむ、魔法はこんな感じか」
自分のやってることがあまりにもファンタジーとかけ離れてるせいで忘れがち。
「お返しは、こうだな」
まともに受けて狼狽えた相手を見据え、ぐっと逆関節の足を溜めてから一気に解き放つ。前傾姿勢のまま、一歩ずつ踏み出すたびに加速し、距離を詰めた瞬間に思いきりぶん殴る。
頬に拳がめり込む感触、相手のうめき声、全力疾走でオーバーヒートしたのか焼ける金属の匂い。
「……ああ、たまらない」
ギザ歯をにんまりと、恍惚な顔を浮かべながらぶん殴った相手を見据える。
「もっとヤろう、まだまだいけるだろ?」
新しい門出には物足りない。
24
お気に入りに追加
906
あなたにおすすめの小説
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる