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21章

571話 進捗

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 2日目
 初回の攻略は5フロア目で失敗。
 基本的なシステムはローグライク系で変わりない、ステータス周りも殆どが流用と言うか、同じような感じになっている。とりあえず面倒くさいシステムとは言い切れないけど、元々あったけど無くした食料周りのシステムに関しては非実装。だからなのかその分の皺寄せが強い感じ。このローグライクの難度をさらに上げてるのは、道中の自分のステータスが基本的には上昇しないこと。一時的にステータスを上げるアイテムは何個かあったがあくまでも侵入時点の自分のステータスが依存するので、拾える武器の依存度がかなり高い。マップの広さに対してアイテム量はそれなりにあるのであとは運が良いか悪いかの差でどうにかなる。スキル周りはほとんどがそのまま流用できるので覚え得でもある。ただサブ職業の武器は落ちないので、メイン武器は自ずとメイン職業に依存する。
 引きがそこまで良くなかったので4フロアが突破できかった。


 3日目
 気分転換に闘技場を回る。
 あまりにも体がローグライク慣れしてしまうのも面倒そうなので、アクティブな戦闘をしようと久々に対人戦。一時期上位まで行ったのに、しばらくサボっていたおかげでだいぶ順位は落ち込んでいた。そりゃ参加しなかったら落ちていくしかないわな。とりあえずダンジョンであまり使わないガンカタメインの立ち回りで端からぷちぷち倒していく。
 途中でバトルジャンキーの奴と遭遇。モンスター相手ばかりしているのに珍しいと言ったら、行けるところのモンスターは大体倒したとか言ってきた。どれだけジャンキーなんだよ。だからプレイスタイルで戦闘方法が変わる闘技場の方をメインにし始めてるとの事。良い迷惑になってそうだが、順位的にはそこまで高い位置じゃない。PvPメインとPvEメインの差って奴だろう。
 練習がてらしばらくジャンキーの奴と手合わせしていたが、闘技場だとスキルのクールタイムが別枠になっているので、奥義系の強力なスキルが使い放題。ということは。自己強化ばっかり持っているジャンキーの方が圧倒的に有利で、10戦して3勝しかできなかった、むかつく。スーパーやらギアやら何%だの、重ねがけできるってのもズルすぎるわ。


 5日目
 安定して6フロア目に行けるようになる。
 モンスターの湧きの法則を確定。とにかく自分のフロア以外でしか出てこない。通路湧きもしない。この辺は基本的なローグライクシステムの法則ではあるが、普通のゲームと違って一人称視点から、視界外で湧いて急に殴ってくると言うことはないのは親切設計。って言うか視界外で湧かれても反応しにくい。足音だったり、いると言うのは感覚的にわかるようにはなっているが、それでも上からの視点じゃないので妥当なところ。
 拾える武器や防具、アイテムの表を付ける。アイテム売買できるシステムはなかったので、一作目をベースにしているのも確定

 
 6日目
 2回挑戦して振るわなかったので気分転換に情報クランに行ってそれとなく今やっていることについて聞いてみる。
 一応今のところは種族ごとの村というのは発見されてない上に、特殊なソロダンジョンもないとのこと。どういう仕込み方というか、たまたま行けたのは私もそうなので、突っ込まれる前に退散。多分だけど、良い感じにこっちの情報を整理して勝手に調べるか、備考してくるような気もする。まあ転移したらすぐに行けるのであんまり尾行ってのも意味がないんだけど。

 情報クランの帰りにポンコツピンクに遭遇。
 アカメの姿に戻しておいたので、尻尾はないがめちゃめちゃ振りながらこっちに絡んでくる。良い加減独立して、時間も経っているので、そろそろ私から離れても良いのに、いまだに慕ってくるのはなんなんだろうか。私は犬より猫派だし。とりあえず面白そうなのでローグライクができるかどうかなど、今やってることを教えてどういう反応をするか見てみようと思った。が、他言無用で一緒に付き合わせて一緒に攻略も考えたが、あいつ配信するからダメだってのに気がついてそのまま飲み込んで、別のことでポンコツピンクに付き合うことにする。


 9日目
 仕事が忙しく、ログインする前に寝てたり、進捗はあまりよろしくない。
 とはいえ、今回の挑戦で9フロア目まで行けたので悪くないといえば悪くない。階層がどれくらいあるかわからないのが問題でもあるが、モンスターの強弱が1フロアごとにかなり変わるのがテンポを悪くしている原因とも言える。あとは単純に一人称でのローグライクの難しさを見にしみているのもある。普通に取りこぼしが多くなるのと、何度もやっていると集中力が切れやすいってのが大きい。
 モンスターに限っては、特殊攻撃持ちがかなりやらしいレベルの相手が多いので、それを覚えている最中なのもあって苦戦。それでもやり始めた頃に比べてしっかりと対策して、フロアは進んでいるのでこの調子で行きたいところ。
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