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21章
566話 ころころ
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「今日も空振りかあ」
ふいーっと一息つきながらエルスタンに帰還。
なんとなく意味ありそうな所に行ってみて、あちこち探してみるものの特に当たりを引くわけでもなく、ただただ時間を費やしてしまうだけになっている。動けば動くだけレベルやらスキルが上がっていくのは良い事なんだろうけど、進展がないとだれる。
「此処まで頑張ってる私に、何かしら都合のいい事でも起きてくれんかなあ」
そうそう都合のいい事が起きないってのはよくわかってるんだけど、なんか知らんけどぽろっと棚ぼたみたいな事があっても罰は当たらないと思うんだよね。機械工学周りに関しては誰も興味が無いって言うか、ファンタジー世界って前提を受け入れているから眉唾物扱いしているのし、本当にあるのか?って感じとそもそも興味がないってので情報は全くなし。情報クランの連中にそれとなく聞いたこともあるけど、あいつらもノーマークの話と言うか、そんな事考えたこともないと言われた。そりゃ確定でもない話に時間と人は割けれないわ。
「ん-、どうしようか…」
いくらやりこみ好きの私だからってあまりにも闇雲に探すのはしんどい。アイテム枠増やすためのアイテムを探し回った時なんてマジで地獄の作業だったし、ああいうのはちょっと勘弁願いたい。それに比べたらまだどうにかなりそうな感じではある。
「フィーラに聞いてもうんともすんとも言わんし……『ある』ってだけのヒントだしなあ」
って言うかどこからロボメイドがやってきたのかも分からないんだよな。そういうNPCを購入できるって点しかないところから此処までやってきたわけで、もうちょっとヒントが欲しいって切実に思うようになってきた。
「いっそのことなんかありそうなところに飛び込んでみるかなあ?」
あり得そうなところで言えば……うーん、何かの大穴があるって話は聞かないし、もしあったとしたら真っ先に誰かが飛び込んでいるだろうから、その辺の線はなさそう。って考えると。
「……誰も行かないで、やったことなさそうな所」
そんな事をぶつくさ言いながらエルスタンのいつものベンチに座ってからマップを開きあっちこっち操作をしてありそうなところを探す。
「まー、なくなるものはそうでもないし、やってみるか」
金と経験だけならちょっと頑張れば復活するもんだし、何事も試してみるのが吉って所よ。
そんなわけでやってきたのが北東エリア、それも10-4。辺りには溶岩の川が流れ、たまに降ってくるのは火山弾。見るからに環境が過酷。前に北東エリアで狩りをしていた時に比べるとよっぽどこっちの方が厳しい。レベルアベレージで言えば120くらい。こっちはカンスト100なのに何でオーバーレベルの連中がごろごろ転がってるのか不思議だわ。ちなみに私の今のレベルが85なので、多分撫でられただけで死ぬと思う。
「高レベル帯に入ったと思ったけど、私もまだまだよねー」
お気に入りの4脚戦車に乗り込みながら表示されている画面にピン打ちされた所へと向かっている最中……だが、そろそろこの4脚戦車が吹っ飛びそうだ。騎乗ユニットってやられたら時間で回復するとは言え、まだしばらく距離があるので高レベルモンスター相手に隠密しながら目的地に行くのは精神的にしんどい。
「モンスターの殺意が頭おかしいよなあ……転生システムがあるのか、レベル上限が解放されるのか、どっちにしろ上がまだありそうって事は確定」
暢気にそんな事を言っていれば、火球攻撃を貰って操縦席のポッド外装が吹っ飛ぶ。急に視界が開けたのもあって目が眩む。そして同時に熱波を食らって軽くダメージ。
「モンスターの数より質って感じだなあ」
頭上でばさばさと飛んでいるでかいドラゴンを見上げつつ、グレネードポーチから一つ。
「視覚探知は楽なんだけど、なっ!」
持っていたグレネードのピンを抜いて、上空に投擲。頭の中でカウントし、0のタイミングで閃光が奔る。やっぱりこういう時にフラッシュグレネードって便利。スモークの方は高レベル帯になってくると効果が薄かったりするし、どっちかって言うと対人向けっぽい。
「とは言え、急に閃光を奔らせると周辺のも寄ってくるってのは問題だな」
近くにいたドラゴンは目くらましで暴れまわっているが、多少なりと遠くにいたのに関してはこっちを見つけて飛んできている。
「だからってこっちから反撃しても固定ダメージの量が低い気がするんだよなあ」
HP高い相手が多いからマガジン1発で片付かないのがまあめんどくさいし、今は相手にする気もないので追加でフラッシュグレネードを取り出しておく。
「そろそろグレネードランチャーでも作るとするかな」
追撃が来る前にさらに4脚戦車を走らせて、目的地へと一直線。飛んでくる火球に雷、火山弾と雨よりも激しい攻撃を避けながら目的地の火山の天辺にガンガン進んでいき、そろそろ到着。と、言うところで火球が直撃して4脚戦車が大破、吹っ飛んだのに合わせて私自身、弾き飛ばされる。
「あんまり耐久ないのよね」
ごろごろと転がり土煙を上げつつ、素早く立ち上がり、次の攻撃が来る前にえっちらおっちらと走る。
勿論向こうはこっちの都合なんて知ったこっちゃねえのでがんがん攻めてくるのも変わらず。
「こういう戦争映画あるよなあ」
結構自分の中で心が死んでる状態だから、激しい攻撃食らっても動じなくなったのは良いのか悪いの……。
「やべ」
咄嗟に横に飛んだのだが至近距離に落ちた火球の余波で吹っ飛ばされる。
まあ、吹っ飛ぶの食らいいつもの事……と、思っていたのだが。
「うわ、ちょ、マジか」
目的地の火口まで結構近づいたってのにぽっかり空いていた穴にそのまま落っこちる。ああ、こういう時に赤い帽子の髭親父みたいに三角飛び出来たり、どこぞの素っ裸な勇者みたいに登れる能力があれば良いんだけど、そんな事はなく、バランス崩した体で無様に落下するしかない。
「うーぬ、こういう死に戻りは不本意」
腹立つので拳銃を抜いて一発飛んでいたドラゴンにかましてやる。
「お、当たった、ざまーみろ」
にんまり笑い中指を突き立てつつ、落下していく。
ふいーっと一息つきながらエルスタンに帰還。
なんとなく意味ありそうな所に行ってみて、あちこち探してみるものの特に当たりを引くわけでもなく、ただただ時間を費やしてしまうだけになっている。動けば動くだけレベルやらスキルが上がっていくのは良い事なんだろうけど、進展がないとだれる。
「此処まで頑張ってる私に、何かしら都合のいい事でも起きてくれんかなあ」
そうそう都合のいい事が起きないってのはよくわかってるんだけど、なんか知らんけどぽろっと棚ぼたみたいな事があっても罰は当たらないと思うんだよね。機械工学周りに関しては誰も興味が無いって言うか、ファンタジー世界って前提を受け入れているから眉唾物扱いしているのし、本当にあるのか?って感じとそもそも興味がないってので情報は全くなし。情報クランの連中にそれとなく聞いたこともあるけど、あいつらもノーマークの話と言うか、そんな事考えたこともないと言われた。そりゃ確定でもない話に時間と人は割けれないわ。
「ん-、どうしようか…」
いくらやりこみ好きの私だからってあまりにも闇雲に探すのはしんどい。アイテム枠増やすためのアイテムを探し回った時なんてマジで地獄の作業だったし、ああいうのはちょっと勘弁願いたい。それに比べたらまだどうにかなりそうな感じではある。
「フィーラに聞いてもうんともすんとも言わんし……『ある』ってだけのヒントだしなあ」
って言うかどこからロボメイドがやってきたのかも分からないんだよな。そういうNPCを購入できるって点しかないところから此処までやってきたわけで、もうちょっとヒントが欲しいって切実に思うようになってきた。
「いっそのことなんかありそうなところに飛び込んでみるかなあ?」
あり得そうなところで言えば……うーん、何かの大穴があるって話は聞かないし、もしあったとしたら真っ先に誰かが飛び込んでいるだろうから、その辺の線はなさそう。って考えると。
「……誰も行かないで、やったことなさそうな所」
そんな事をぶつくさ言いながらエルスタンのいつものベンチに座ってからマップを開きあっちこっち操作をしてありそうなところを探す。
「まー、なくなるものはそうでもないし、やってみるか」
金と経験だけならちょっと頑張れば復活するもんだし、何事も試してみるのが吉って所よ。
そんなわけでやってきたのが北東エリア、それも10-4。辺りには溶岩の川が流れ、たまに降ってくるのは火山弾。見るからに環境が過酷。前に北東エリアで狩りをしていた時に比べるとよっぽどこっちの方が厳しい。レベルアベレージで言えば120くらい。こっちはカンスト100なのに何でオーバーレベルの連中がごろごろ転がってるのか不思議だわ。ちなみに私の今のレベルが85なので、多分撫でられただけで死ぬと思う。
「高レベル帯に入ったと思ったけど、私もまだまだよねー」
お気に入りの4脚戦車に乗り込みながら表示されている画面にピン打ちされた所へと向かっている最中……だが、そろそろこの4脚戦車が吹っ飛びそうだ。騎乗ユニットってやられたら時間で回復するとは言え、まだしばらく距離があるので高レベルモンスター相手に隠密しながら目的地に行くのは精神的にしんどい。
「モンスターの殺意が頭おかしいよなあ……転生システムがあるのか、レベル上限が解放されるのか、どっちにしろ上がまだありそうって事は確定」
暢気にそんな事を言っていれば、火球攻撃を貰って操縦席のポッド外装が吹っ飛ぶ。急に視界が開けたのもあって目が眩む。そして同時に熱波を食らって軽くダメージ。
「モンスターの数より質って感じだなあ」
頭上でばさばさと飛んでいるでかいドラゴンを見上げつつ、グレネードポーチから一つ。
「視覚探知は楽なんだけど、なっ!」
持っていたグレネードのピンを抜いて、上空に投擲。頭の中でカウントし、0のタイミングで閃光が奔る。やっぱりこういう時にフラッシュグレネードって便利。スモークの方は高レベル帯になってくると効果が薄かったりするし、どっちかって言うと対人向けっぽい。
「とは言え、急に閃光を奔らせると周辺のも寄ってくるってのは問題だな」
近くにいたドラゴンは目くらましで暴れまわっているが、多少なりと遠くにいたのに関してはこっちを見つけて飛んできている。
「だからってこっちから反撃しても固定ダメージの量が低い気がするんだよなあ」
HP高い相手が多いからマガジン1発で片付かないのがまあめんどくさいし、今は相手にする気もないので追加でフラッシュグレネードを取り出しておく。
「そろそろグレネードランチャーでも作るとするかな」
追撃が来る前にさらに4脚戦車を走らせて、目的地へと一直線。飛んでくる火球に雷、火山弾と雨よりも激しい攻撃を避けながら目的地の火山の天辺にガンガン進んでいき、そろそろ到着。と、言うところで火球が直撃して4脚戦車が大破、吹っ飛んだのに合わせて私自身、弾き飛ばされる。
「あんまり耐久ないのよね」
ごろごろと転がり土煙を上げつつ、素早く立ち上がり、次の攻撃が来る前にえっちらおっちらと走る。
勿論向こうはこっちの都合なんて知ったこっちゃねえのでがんがん攻めてくるのも変わらず。
「こういう戦争映画あるよなあ」
結構自分の中で心が死んでる状態だから、激しい攻撃食らっても動じなくなったのは良いのか悪いの……。
「やべ」
咄嗟に横に飛んだのだが至近距離に落ちた火球の余波で吹っ飛ばされる。
まあ、吹っ飛ぶの食らいいつもの事……と、思っていたのだが。
「うわ、ちょ、マジか」
目的地の火口まで結構近づいたってのにぽっかり空いていた穴にそのまま落っこちる。ああ、こういう時に赤い帽子の髭親父みたいに三角飛び出来たり、どこぞの素っ裸な勇者みたいに登れる能力があれば良いんだけど、そんな事はなく、バランス崩した体で無様に落下するしかない。
「うーぬ、こういう死に戻りは不本意」
腹立つので拳銃を抜いて一発飛んでいたドラゴンにかましてやる。
「お、当たった、ざまーみろ」
にんまり笑い中指を突き立てつつ、落下していく。
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