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19章
532話 やっぱり苦戦
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ガウェインの剣がまあ使いにくいって言うか使えない。
振ったら振ったで思い切り振り回されるし、盾に当てたらこっちの手が痺れるくらいには力が伝わってない。あまりにも力の伝達がなさすぎて簡単に弾かれるのも問題だったりするが……。
「投げて手放すにしても、銃を取りに行くにしろ、リスクが高い」
銃操作で手元に引き寄せたいところだけど、所有権はガウェインの奴だから奪う事は出来ない。もう1丁持っていたのに関しては戦っている最中にどっかいったせいで手元に引き寄せが出来ない。だから現状、剣を捨てて素手、よりはマシな状態でしかないから剣を握り続けるしかない。
ちょっとでも手放して視界に入ればこっちが銃操作を使って一気に攻勢に出れるんだけど、しっかり握って保持しているわ。ステ振り直したから下手にMP使えるわけでもないから、殆ど一発勝負ってのもでかいところ。無駄に射撃して弾を使っているわけでもないから、油断して当てられたらえぐいくらいにダメージを貰う。
「こうやって互いの得物で戦うより、交換して仕切り直さないか」
「いいえ、弱体化している今がチャンスなので」
よくわかってらっしゃる。
今の所一回も発砲せずに、ただただ殴りつける鈍器扱いで私の銃が使われているけど、しっかり防御や回避を入れないと結構痛いダメージ出してくるのがいやらしい所。こっちもこっちで反撃で剣を振るけど、やっぱり使いきれてないせいで大した脅威にはなっていない。
「ほんと、良い根性してるわ」
数度打ち合った後に一旦距離を取って一息、その瞬間に銃口を向けられるのですぐにガンシールドを構えて受け……ようとしたら普通に蹴り込まれて後ろに吹っ飛ばされる。私より使い方上手いんじゃねえのか、あいつ。
ぐらついた体勢を立て直している所、また銃口を向けられるのでガンシールドで射線を切りつつ横にステップで振らせつつ、剣を握り直して回り込むように移動。そのまま移動している慣性を使いながら思い切り剣を振り回して一撃。大きい金属音をさせ、しっかり盾で防がれれば痺れる手を我慢しつつ、バックステップ。
そして距離を取ったらまた銃口を向けられるので防御体勢。ってやったらまた蹴られたりなんだりされるので、銃口の向きを見てから一瞬左右に振って、狙いをぶらしてからさらに一撃。
「力技が過ぎるのでは?」
「そういう使い方じゃないとできんだろうが」
下手に防御に回るより押せ押せの方がいい気がしてきた。
とはいえいつ私の銃が火を噴くのか分からないので、気をつけ続けないといけないのはある。今のAgi値なら余裕で避ける……なんて事はないので、銃口の向きと「ここだ」ってタイミングをしっかり見続けるのって難度高いな。
「勿体ぶって、撃たないのはなんなの」
「残弾あんまりないじゃないですか」
考えなしに使わないってわけじゃないのは偉いな。火力が出るからってバカスカ撃って、ただの打撃武器に成り下がるような事はしないようにして、確実に1発食らわせるんだろう。私は私で替えの弾があるからバカスカ撃ってたから、そこの違いがここまでとは。
「そんなに武器変えたいですか」
そんな事を言いつつ、銃での殴り、格闘術を織り交ぜてこっちに攻撃を続けるガウェイン。
ステータスのふり直しをしたあとってのを考えると、同時に手放して持ち直しからの攻撃は向こうのほうが速いだろうから、ギリギリまでしたくないのが本音。
「お前らのせいでそいつしか使えないんだよ」
「それはご愁傷様で」
持ってきたARやらSGはステータスを満たしてないから装備ができない……わけじゃないが、著しく狙いが逸れたり、攻撃が上手くいかないので、取り出して使うには論外。多分投げてぶつけるのすらまともにできない。やっぱりどうにかこうにか武器を手放させて、手元に引き寄せてから反撃がセオリーって事か。
「やっぱきついわ」
振ったら振ったで思い切り振り回されるし、盾に当てたらこっちの手が痺れるくらいには力が伝わってない。あまりにも力の伝達がなさすぎて簡単に弾かれるのも問題だったりするが……。
「投げて手放すにしても、銃を取りに行くにしろ、リスクが高い」
銃操作で手元に引き寄せたいところだけど、所有権はガウェインの奴だから奪う事は出来ない。もう1丁持っていたのに関しては戦っている最中にどっかいったせいで手元に引き寄せが出来ない。だから現状、剣を捨てて素手、よりはマシな状態でしかないから剣を握り続けるしかない。
ちょっとでも手放して視界に入ればこっちが銃操作を使って一気に攻勢に出れるんだけど、しっかり握って保持しているわ。ステ振り直したから下手にMP使えるわけでもないから、殆ど一発勝負ってのもでかいところ。無駄に射撃して弾を使っているわけでもないから、油断して当てられたらえぐいくらいにダメージを貰う。
「こうやって互いの得物で戦うより、交換して仕切り直さないか」
「いいえ、弱体化している今がチャンスなので」
よくわかってらっしゃる。
今の所一回も発砲せずに、ただただ殴りつける鈍器扱いで私の銃が使われているけど、しっかり防御や回避を入れないと結構痛いダメージ出してくるのがいやらしい所。こっちもこっちで反撃で剣を振るけど、やっぱり使いきれてないせいで大した脅威にはなっていない。
「ほんと、良い根性してるわ」
数度打ち合った後に一旦距離を取って一息、その瞬間に銃口を向けられるのですぐにガンシールドを構えて受け……ようとしたら普通に蹴り込まれて後ろに吹っ飛ばされる。私より使い方上手いんじゃねえのか、あいつ。
ぐらついた体勢を立て直している所、また銃口を向けられるのでガンシールドで射線を切りつつ横にステップで振らせつつ、剣を握り直して回り込むように移動。そのまま移動している慣性を使いながら思い切り剣を振り回して一撃。大きい金属音をさせ、しっかり盾で防がれれば痺れる手を我慢しつつ、バックステップ。
そして距離を取ったらまた銃口を向けられるので防御体勢。ってやったらまた蹴られたりなんだりされるので、銃口の向きを見てから一瞬左右に振って、狙いをぶらしてからさらに一撃。
「力技が過ぎるのでは?」
「そういう使い方じゃないとできんだろうが」
下手に防御に回るより押せ押せの方がいい気がしてきた。
とはいえいつ私の銃が火を噴くのか分からないので、気をつけ続けないといけないのはある。今のAgi値なら余裕で避ける……なんて事はないので、銃口の向きと「ここだ」ってタイミングをしっかり見続けるのって難度高いな。
「勿体ぶって、撃たないのはなんなの」
「残弾あんまりないじゃないですか」
考えなしに使わないってわけじゃないのは偉いな。火力が出るからってバカスカ撃って、ただの打撃武器に成り下がるような事はしないようにして、確実に1発食らわせるんだろう。私は私で替えの弾があるからバカスカ撃ってたから、そこの違いがここまでとは。
「そんなに武器変えたいですか」
そんな事を言いつつ、銃での殴り、格闘術を織り交ぜてこっちに攻撃を続けるガウェイン。
ステータスのふり直しをしたあとってのを考えると、同時に手放して持ち直しからの攻撃は向こうのほうが速いだろうから、ギリギリまでしたくないのが本音。
「お前らのせいでそいつしか使えないんだよ」
「それはご愁傷様で」
持ってきたARやらSGはステータスを満たしてないから装備ができない……わけじゃないが、著しく狙いが逸れたり、攻撃が上手くいかないので、取り出して使うには論外。多分投げてぶつけるのすらまともにできない。やっぱりどうにかこうにか武器を手放させて、手元に引き寄せてから反撃がセオリーって事か。
「やっぱきついわ」
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