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16章
418話 ただでは転ばない
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「やべ、動けねえ……」
仰向けに倒れたまま、起きている状況を見える範囲で見つつ、音で判断していく。動けないからこそ標的にされないので戦況を良く把握できる。私が吹っ飛ばしてやった左腕の方……だと思うのだが、音が集中している方があるので、そっちに回り込んで集中砲火でもかましているか?
「あー、つまらん」
HPはからっから、右半身は頭から足の先まで動かせないし、撃った反動でMPも無いし、久々にこんな感じになっている。ボロボロになりながらも動けていた時は多かったし、何だったらやられるときは一発で死んでいたから半殺しにされてほったらかしは何気に初めての経験だ。
「左半身は動かせるけど」
ゆっくりずりずりと動けばタワーシールドまでは行けるだろうけど、それでやられたら元も子も無い。MPポーションでも飲めれば銃操作を使って自分の体を引っ張る何て事も出来そうだが、自分でポーション出すのすらきつい。こうなったら黙って後はボスを倒されるのを待つだけか。
それにしても毎回毎回いつも良い所で上手くいかない事が多すぎる。今回だって余計なイレギュラーで被弾してこんな状態になってるし、詰めが甘い。そういえばあのアホ連中は左側で見なかったから必死こいて右に回ったっぽいな。これある意味でMPKになるから通報してやろうか。
「……いや、まだ終わってないわ」
こっちには見向きもしてこないので、辛うじて動く左腕でインベントリを開く。それにしても動くだけで目の前で警告表示と警告音がずーっと表示され鳴り響くの鬱陶しいな。とにかくインベントリを開いてどうにかこうにかポーションを取り出して回復を入れる。
が、右半身に関しては特に治るわけではなく、ただただHPを回復するだけで状態異常扱いになっている、不能の右腕右足右目は相変わらずぴくりとも反応しない。前にこういう戦い方をした時は、犬野郎の弟がいたから回復出来ていたが、回復役のいない職だと状態異常に弱い、こういう右半身が不能になる状態異常ってのも珍しいとは思うが。
とりあえずHPポーションとMPポーションを狙われない程度のゆっくりした動きで使い回復。吹っ飛んでいるだけあって、最大HPが半分ほど減少するおまけつき。動かせない上にHPも減らされてるし、これイベント中に治す事難しいだろう。
「さて、と……これでいいか」
そのまま這いずってどうにかタワーシールドに隠れてから持たれるように体勢を戻す。
『戦況は』
『大分装甲は削ってる、ちらちらコアが見えるな』
『アカメさんの方に援護はいりますか!』
『他のパーティも結構やられていますし、僕らが生き残ってるのもぎりぎりですよ』
『私もタワーシールド作るかな』
『なるほど、まあ頑張ろうって事か……サンダースはこっちに来なくていいぞ』
視界の悪い中、戦況を聞いてどう立ち回るかを考える。
装甲が剥がれてるって事は、私がやって、こうして起き上がるまでに他のパーティやうちの連中が頑張って小型ゴーレムを剥がしていったって事だな。
「左だけ使って立ったりなんだりするのきついな、こりゃ」
片手でインベントリからPウサ銃を取り出し、足で固定したうえでナイフを取り外し、少しでも扱いやすくしたうえで、タワーシールドの上部にPウサ銃を置いて一息。この動作をするだけでやたらと苦労する。前にリアルで右手を怪我して動かせなくなった時があったが、その時を思い出す。
「こうしたら、行けるか」
Pウサ銃のストックを右肩に押し付けつつ左手を引き金に掛ける。
他のプレイヤーが頑張ってるおかげで、序盤の時よりも小型ゴーレムが減っているのでビーム攻撃の弾幕が薄くなっているのと、私よりも前にいるプレイヤーのおかげでこっちにあまり攻撃が向かなくなているのは僥倖、体勢を決めてから一旦狙ってしゃがんでまた一息。
「確か新スキルの派生があったから……ああ、これこれ」
今まであまり使わないから取っていないからほったらかしにしていた物が1つ。
三度撃ちのレベルは最大で、さらにそこから進化出来たのだが特にやっていなかった四度撃ち、五度撃ちまでSPをつぎ込んでやる。2個分スキルを上げるだけでSP消費22だよ、折角レベルを上げて37まで貯めてたってのに。
スキル名:五度撃ち レベル:5(MAX)
詳細:【アクティブ】【MP消費10】
:発動すると即時に最大5連射する。任意で4発までの連射も可
備考:レベル上昇により連射間隔の短縮
:フルオート、前装銃の場合使用不可、進化終了
これでPウサ銃の装填数を一度で叩き込める。
まあ、その代わりにMPかなり消費するから燃費は相変わらず悪い。銃操作を活用するためにInt上げておいて良かった。何ていうかぱっと思いついた時にSPなりアイテムや装備を使う癖はそのうち直さないと駄目そうだ。
「ふー……そろそろケリ付けよう」
さっきと同じ狙い方をし、ゆっくりと息を吐き出してから、銃操作で右半身が動かない分をカバーし、細かい調整は左手で行う。
それにしてもまったく、ビームは飛ばすわ、右半身は使えなくするわ、ずっと面倒なボスだわ。
「昔も言ったなあ、こんな事」
ビーム攻撃が強かろうが、右半身が使えなかろうが、ろくに動けもしないが。
「この程度で私が諦める理由には何一つならん」
ゆっくりと息を吐き出した後、深く静かになおかつ大きく息を吸って止める。
そして引き金を絞りながらスキルを発動。
Pウサ銃に装填されていた5発の弾が連続して銃声を響かせたうえ、ボスゴーレムへと飛んでいき。胴体部分、ちらちらと見えていたコアゴーレムの横、小型の更に奥にいる中型ゴーレムを消し飛ばす。
勿論反撃の一手でビームが飛んでくるので慌てて後ろに倒れ込み、シールドの裏に隠れようにするがろくに体を動けない状況じゃ動作が遅れるので被弾、ビーム攻撃の余波でそのまま仰向けに倒れる。
「……諦める理由にはならんが、諦めなきゃならない原因にはなりそうだ」
仰向けのまま、吹っ飛ばされたPウサ銃を銃操作で手元に引き寄せ、杖の様にして体を起こす。
なに、簡単な事だ、あいつが倒れるまで、回復して撃って反撃すればいいだけの事。半分になったHPでも1発で全部吹っ飛ばないのはしっかり防具が機能しているわけだし、死ななきゃ安い。
「倒した後のことは……ま、大丈夫だろ」
ありったけ、ではないが結構気張らんとダメだな。
仰向けに倒れたまま、起きている状況を見える範囲で見つつ、音で判断していく。動けないからこそ標的にされないので戦況を良く把握できる。私が吹っ飛ばしてやった左腕の方……だと思うのだが、音が集中している方があるので、そっちに回り込んで集中砲火でもかましているか?
「あー、つまらん」
HPはからっから、右半身は頭から足の先まで動かせないし、撃った反動でMPも無いし、久々にこんな感じになっている。ボロボロになりながらも動けていた時は多かったし、何だったらやられるときは一発で死んでいたから半殺しにされてほったらかしは何気に初めての経験だ。
「左半身は動かせるけど」
ゆっくりずりずりと動けばタワーシールドまでは行けるだろうけど、それでやられたら元も子も無い。MPポーションでも飲めれば銃操作を使って自分の体を引っ張る何て事も出来そうだが、自分でポーション出すのすらきつい。こうなったら黙って後はボスを倒されるのを待つだけか。
それにしても毎回毎回いつも良い所で上手くいかない事が多すぎる。今回だって余計なイレギュラーで被弾してこんな状態になってるし、詰めが甘い。そういえばあのアホ連中は左側で見なかったから必死こいて右に回ったっぽいな。これある意味でMPKになるから通報してやろうか。
「……いや、まだ終わってないわ」
こっちには見向きもしてこないので、辛うじて動く左腕でインベントリを開く。それにしても動くだけで目の前で警告表示と警告音がずーっと表示され鳴り響くの鬱陶しいな。とにかくインベントリを開いてどうにかこうにかポーションを取り出して回復を入れる。
が、右半身に関しては特に治るわけではなく、ただただHPを回復するだけで状態異常扱いになっている、不能の右腕右足右目は相変わらずぴくりとも反応しない。前にこういう戦い方をした時は、犬野郎の弟がいたから回復出来ていたが、回復役のいない職だと状態異常に弱い、こういう右半身が不能になる状態異常ってのも珍しいとは思うが。
とりあえずHPポーションとMPポーションを狙われない程度のゆっくりした動きで使い回復。吹っ飛んでいるだけあって、最大HPが半分ほど減少するおまけつき。動かせない上にHPも減らされてるし、これイベント中に治す事難しいだろう。
「さて、と……これでいいか」
そのまま這いずってどうにかタワーシールドに隠れてから持たれるように体勢を戻す。
『戦況は』
『大分装甲は削ってる、ちらちらコアが見えるな』
『アカメさんの方に援護はいりますか!』
『他のパーティも結構やられていますし、僕らが生き残ってるのもぎりぎりですよ』
『私もタワーシールド作るかな』
『なるほど、まあ頑張ろうって事か……サンダースはこっちに来なくていいぞ』
視界の悪い中、戦況を聞いてどう立ち回るかを考える。
装甲が剥がれてるって事は、私がやって、こうして起き上がるまでに他のパーティやうちの連中が頑張って小型ゴーレムを剥がしていったって事だな。
「左だけ使って立ったりなんだりするのきついな、こりゃ」
片手でインベントリからPウサ銃を取り出し、足で固定したうえでナイフを取り外し、少しでも扱いやすくしたうえで、タワーシールドの上部にPウサ銃を置いて一息。この動作をするだけでやたらと苦労する。前にリアルで右手を怪我して動かせなくなった時があったが、その時を思い出す。
「こうしたら、行けるか」
Pウサ銃のストックを右肩に押し付けつつ左手を引き金に掛ける。
他のプレイヤーが頑張ってるおかげで、序盤の時よりも小型ゴーレムが減っているのでビーム攻撃の弾幕が薄くなっているのと、私よりも前にいるプレイヤーのおかげでこっちにあまり攻撃が向かなくなているのは僥倖、体勢を決めてから一旦狙ってしゃがんでまた一息。
「確か新スキルの派生があったから……ああ、これこれ」
今まであまり使わないから取っていないからほったらかしにしていた物が1つ。
三度撃ちのレベルは最大で、さらにそこから進化出来たのだが特にやっていなかった四度撃ち、五度撃ちまでSPをつぎ込んでやる。2個分スキルを上げるだけでSP消費22だよ、折角レベルを上げて37まで貯めてたってのに。
スキル名:五度撃ち レベル:5(MAX)
詳細:【アクティブ】【MP消費10】
:発動すると即時に最大5連射する。任意で4発までの連射も可
備考:レベル上昇により連射間隔の短縮
:フルオート、前装銃の場合使用不可、進化終了
これでPウサ銃の装填数を一度で叩き込める。
まあ、その代わりにMPかなり消費するから燃費は相変わらず悪い。銃操作を活用するためにInt上げておいて良かった。何ていうかぱっと思いついた時にSPなりアイテムや装備を使う癖はそのうち直さないと駄目そうだ。
「ふー……そろそろケリ付けよう」
さっきと同じ狙い方をし、ゆっくりと息を吐き出してから、銃操作で右半身が動かない分をカバーし、細かい調整は左手で行う。
それにしてもまったく、ビームは飛ばすわ、右半身は使えなくするわ、ずっと面倒なボスだわ。
「昔も言ったなあ、こんな事」
ビーム攻撃が強かろうが、右半身が使えなかろうが、ろくに動けもしないが。
「この程度で私が諦める理由には何一つならん」
ゆっくりと息を吐き出した後、深く静かになおかつ大きく息を吸って止める。
そして引き金を絞りながらスキルを発動。
Pウサ銃に装填されていた5発の弾が連続して銃声を響かせたうえ、ボスゴーレムへと飛んでいき。胴体部分、ちらちらと見えていたコアゴーレムの横、小型の更に奥にいる中型ゴーレムを消し飛ばす。
勿論反撃の一手でビームが飛んでくるので慌てて後ろに倒れ込み、シールドの裏に隠れようにするがろくに体を動けない状況じゃ動作が遅れるので被弾、ビーム攻撃の余波でそのまま仰向けに倒れる。
「……諦める理由にはならんが、諦めなきゃならない原因にはなりそうだ」
仰向けのまま、吹っ飛ばされたPウサ銃を銃操作で手元に引き寄せ、杖の様にして体を起こす。
なに、簡単な事だ、あいつが倒れるまで、回復して撃って反撃すればいいだけの事。半分になったHPでも1発で全部吹っ飛ばないのはしっかり防具が機能しているわけだし、死ななきゃ安い。
「倒した後のことは……ま、大丈夫だろ」
ありったけ、ではないが結構気張らんとダメだな。
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