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15章
374話 闘技場の竜
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「ようバイパー、今日もランキング戦か」
「最近サボってたから、ちょっとランクを上げないといかんってな」
「そういえば聞いたか、最近ランクを上げてる新人がいるって」
「ふむ、位置は?」
「まだ1000位にも来てないから上位ランカーと当たる事はないけどこのままなら食い込むかなって」
急に順位を上げてきてるのは大体本腰を入れて闘技場で戦おうとしているのだから要チェックの相手になる。気が付いたら自分のランクが脅かされそうな所にいる、なんて事もこの闘技場じゃあり得る話だから、急上昇している相手はこんな風にランカー間で話に上がってくる。
「ちなみにどういう戦い方なんだ」
「お前と一緒でガンナーだよ、何個も銃を回すタイプで装填ガン無視って感じ」
「動画だったり戦ってる所見れるのは?」
「ん-、さっきまでやってたから見れると思うぞ」
待機室の壁に何個も並んでいる端末の方に行くと、ぽちぽちと戦闘履歴をチェックする。ちなみにこの話している相手、闘技場でのランク8位の思いっきりランカーで、しょっちゅう撃ち合い斬り合いしている仲。その代わり闘技場以外では全然会う事が無いので、闘技場限定のフレンドと言った感じ。
そういえば現状自分の闘技場内のランクは11位なので結構落ち込んでいる。あと、何を思ったのか十兵衛、バイオレット、マイカ辺りも最近ランクを上げて100位圏内には入っているらしい。
「見つけたぞ、えーっとこのランク戦だな」
「ボスと同じ名前だけど……容姿が違うから別の奴かな」
こういう戦闘の振り返りや試合の観戦が出来るってのは闘技場の良い所。
とりあえず選択したその戦闘を見始める。
「銃剣使いか、やっぱ対人する時は近接ガンナーの方がいいのか?」
「んー、タイプによる。例えば俺は近づかれるとヤバいから、弾幕を張り続けて遠距離主体だし、ももえ……えっと知り合いのガンナーは完全に格闘を織り交ぜての格闘だったりするしな」
「ほー……ガンナーの世界は奥深いね……お、先に動いたぞ」
「やっぱボスじゃないな、もっと堅実に動くし、あんな無茶な突撃はしないはずだし……新しい人か」
「相手は結構しっかりした剣士タイプだけど、銃剣相手は初めてなのか結構苦戦し始めてる」
「銃剣って単純に斬りと突きだけじゃなくて銃撃も飛んでくるから気を付けないといけないんだよ」
そんな事を解説していると銃剣持ちのガンナーがかなり前に出て近接戦をし続ける。ああやって前に出る感じは確かにボスっぽいんだけど、青肌でもないし、髪の色も紫色じゃなかった。そもそも名前、目の色、種族以外に関しては全くもって違う。青肌、顔の一部に鱗、紫髪、普通よりもドラゴン寄りのドラゴニアンで尻尾も結構太い。
「お、攻撃の途中で撃ってる、あんな風に銃でがんがん殴り合って打ち付け合うって大丈夫なのか?」
「あんまりよくはないけど、闘技場じゃ装備とアイテムは無制限だし、受けに使う分には問題ない」
「そもそもライフルで銃剣なんて長物で接近戦ってどうなんだ」
「一定距離を保てば、だな……お、撃ち切った、ボルトアクションのライフルでどうするんだ」
トリガーを引いて弾が出ないのが分かったのか剣士の方が一気に接近して連続で斬撃を繰り出しながら肉薄していくのをガンナーの方が上体を反らしたり、バックステップで距離を取りつつ装填の隙を狙っている。
闘技場にもガンナーがいるので装填隙を狙うのはセオリーだし、距離を詰めるというのも正しい。対モンスターの時には残弾管理をしたり、音があーだこーだ、場所があーだこーだと色々手間な所はあるが、アイテム無制限、使ったら全部戻ってくるので、速攻と一気にダメージを出すという点で言えばガンナー自体は環境職だったりする。
「それにしてもやけに動きがいいな、あのガンナー……AGI多めに振ってるとか?」
「そんな感じは無いけど、やけに見切るのが上手いのは確か」
これから先相手をしなきゃいけない、もしくはこういったタイプの奴がランクを上げてくるかもしれないので特殊な動きをする相手に関しては結構研究と言うか、じっくり確認しながら見ていくことが多い。うーん、それにしても動きが良いのは確かだ。ああいう回避術に長けているのはももえの奴で、あいつはSTRとDEXをギリギリまで詰めて、AGIガン振り。特殊な例でいえばマイカもそうか、あいつは完全にAGI極振りなのでやたらと回避する。で、そこに加速を付けて蹴るから威力が出る。
「ああー、分かったぞ、尻尾だよ尻尾、あれを支えにしてる」
ばしばしとこっちを叩いてくるので鬱陶しく感じつつも回避中の尻尾の方を見ると、確かに避ける際に地面を叩いていたり、ぐっとつっかえ棒の様にして使っている。
このゲームって種族は色々あるけど、基本的な能力値の差はないのでちょっとした特色だけ……なんて思っていたのだがあんなことが出来るんだな。
ドワーフ種や小さい、細い種族は当たり判定が小さいから有利だ!なんて一時期闘技場に言われたけど内部データでダメージ量が多くされてたり、でかい体格のプレイヤーは地味に防御やHPに+修正を貰っているって言う細かい配慮すらしている。だが種族そのものの特徴を生かしているってのは珍しい。
「バランサー的な扱いかな、あれで攻撃出来たりするとかなり強いな」
「尻尾かあ……意外と動かすの難しいんだよな、リアルに無い部分だし、動かすのすらあんまりしないのし」
「って事はスキルで補助って所だな……結構無理な体勢になっても反応できるのは強いわ」
「あれで物を掴んだりできればもっと変わるんだろうけど、3点支え出来る時点で2足歩行よりは安定する」
互いに知らない事を解説し合ったりしながらその戦闘を暫く見てあーだこーだと言う。
結論から言えばそのドラゴニアンのガンナーがほぼ無傷で勝ち、ランクを上げる事になった。それにしても尻尾か……うさ耳持ちのマイカ辺りは耳が良くなるスキルなんてものもあるんだろうか。ちょっと自分でも尻尾を意識して動かしてみるが、左右に軽く揺らすくらいしか出来ないのでスキル効果か。
「そういえば銃の使い回しするって聞いたけど、そんな事も無かったぞ」
「そうだなー……何て言うか確かめてる感はあったけど」
「確かに銃剣ライフルの接近戦と尻尾の組み合わせはどうかな?って探っていたのはある……ああいうとこはボスっぽいんだけどなあ」
「そんなに強いのか、バイパーのボスってのは」
「何かに集中したらぶっちぎりで強い、現状じゃ……わからん」
ボスかなーって思ったけど、結局違う人だと分かったし、あれこれやったり、そもそも強いって人は他にもいろいろいるわけだから当たり前っちゃ当たり前だ。
「それにしてもあんな感じに攻めてくる相手はやりにくいなあ……ちょっと対策考えようか」
「まだランク圏外だし大丈夫だろ、100位まで来たら危ないけど」
「ガンナーはガンナーを知ってて良いよなあ、最近手回しじゃなくなったんだろガトリング」
「何の事やら」
「あ、てめえ……しかもこの後のランク戦入れてるだろ!」
「さーて、ぼこってやるかな」
ランカーにはランカーでの交流があるので、あんまり手の内を晒さない間に殴り合って対策されたら後で考える。
ボスもあれから一週間ほど音沙汰無しだし、ようやく見つけたと思ったらまたパチモンのような相手で結構がっかりだ。本当に今何をやっているのやら。
「最近サボってたから、ちょっとランクを上げないといかんってな」
「そういえば聞いたか、最近ランクを上げてる新人がいるって」
「ふむ、位置は?」
「まだ1000位にも来てないから上位ランカーと当たる事はないけどこのままなら食い込むかなって」
急に順位を上げてきてるのは大体本腰を入れて闘技場で戦おうとしているのだから要チェックの相手になる。気が付いたら自分のランクが脅かされそうな所にいる、なんて事もこの闘技場じゃあり得る話だから、急上昇している相手はこんな風にランカー間で話に上がってくる。
「ちなみにどういう戦い方なんだ」
「お前と一緒でガンナーだよ、何個も銃を回すタイプで装填ガン無視って感じ」
「動画だったり戦ってる所見れるのは?」
「ん-、さっきまでやってたから見れると思うぞ」
待機室の壁に何個も並んでいる端末の方に行くと、ぽちぽちと戦闘履歴をチェックする。ちなみにこの話している相手、闘技場でのランク8位の思いっきりランカーで、しょっちゅう撃ち合い斬り合いしている仲。その代わり闘技場以外では全然会う事が無いので、闘技場限定のフレンドと言った感じ。
そういえば現状自分の闘技場内のランクは11位なので結構落ち込んでいる。あと、何を思ったのか十兵衛、バイオレット、マイカ辺りも最近ランクを上げて100位圏内には入っているらしい。
「見つけたぞ、えーっとこのランク戦だな」
「ボスと同じ名前だけど……容姿が違うから別の奴かな」
こういう戦闘の振り返りや試合の観戦が出来るってのは闘技場の良い所。
とりあえず選択したその戦闘を見始める。
「銃剣使いか、やっぱ対人する時は近接ガンナーの方がいいのか?」
「んー、タイプによる。例えば俺は近づかれるとヤバいから、弾幕を張り続けて遠距離主体だし、ももえ……えっと知り合いのガンナーは完全に格闘を織り交ぜての格闘だったりするしな」
「ほー……ガンナーの世界は奥深いね……お、先に動いたぞ」
「やっぱボスじゃないな、もっと堅実に動くし、あんな無茶な突撃はしないはずだし……新しい人か」
「相手は結構しっかりした剣士タイプだけど、銃剣相手は初めてなのか結構苦戦し始めてる」
「銃剣って単純に斬りと突きだけじゃなくて銃撃も飛んでくるから気を付けないといけないんだよ」
そんな事を解説していると銃剣持ちのガンナーがかなり前に出て近接戦をし続ける。ああやって前に出る感じは確かにボスっぽいんだけど、青肌でもないし、髪の色も紫色じゃなかった。そもそも名前、目の色、種族以外に関しては全くもって違う。青肌、顔の一部に鱗、紫髪、普通よりもドラゴン寄りのドラゴニアンで尻尾も結構太い。
「お、攻撃の途中で撃ってる、あんな風に銃でがんがん殴り合って打ち付け合うって大丈夫なのか?」
「あんまりよくはないけど、闘技場じゃ装備とアイテムは無制限だし、受けに使う分には問題ない」
「そもそもライフルで銃剣なんて長物で接近戦ってどうなんだ」
「一定距離を保てば、だな……お、撃ち切った、ボルトアクションのライフルでどうするんだ」
トリガーを引いて弾が出ないのが分かったのか剣士の方が一気に接近して連続で斬撃を繰り出しながら肉薄していくのをガンナーの方が上体を反らしたり、バックステップで距離を取りつつ装填の隙を狙っている。
闘技場にもガンナーがいるので装填隙を狙うのはセオリーだし、距離を詰めるというのも正しい。対モンスターの時には残弾管理をしたり、音があーだこーだ、場所があーだこーだと色々手間な所はあるが、アイテム無制限、使ったら全部戻ってくるので、速攻と一気にダメージを出すという点で言えばガンナー自体は環境職だったりする。
「それにしてもやけに動きがいいな、あのガンナー……AGI多めに振ってるとか?」
「そんな感じは無いけど、やけに見切るのが上手いのは確か」
これから先相手をしなきゃいけない、もしくはこういったタイプの奴がランクを上げてくるかもしれないので特殊な動きをする相手に関しては結構研究と言うか、じっくり確認しながら見ていくことが多い。うーん、それにしても動きが良いのは確かだ。ああいう回避術に長けているのはももえの奴で、あいつはSTRとDEXをギリギリまで詰めて、AGIガン振り。特殊な例でいえばマイカもそうか、あいつは完全にAGI極振りなのでやたらと回避する。で、そこに加速を付けて蹴るから威力が出る。
「ああー、分かったぞ、尻尾だよ尻尾、あれを支えにしてる」
ばしばしとこっちを叩いてくるので鬱陶しく感じつつも回避中の尻尾の方を見ると、確かに避ける際に地面を叩いていたり、ぐっとつっかえ棒の様にして使っている。
このゲームって種族は色々あるけど、基本的な能力値の差はないのでちょっとした特色だけ……なんて思っていたのだがあんなことが出来るんだな。
ドワーフ種や小さい、細い種族は当たり判定が小さいから有利だ!なんて一時期闘技場に言われたけど内部データでダメージ量が多くされてたり、でかい体格のプレイヤーは地味に防御やHPに+修正を貰っているって言う細かい配慮すらしている。だが種族そのものの特徴を生かしているってのは珍しい。
「バランサー的な扱いかな、あれで攻撃出来たりするとかなり強いな」
「尻尾かあ……意外と動かすの難しいんだよな、リアルに無い部分だし、動かすのすらあんまりしないのし」
「って事はスキルで補助って所だな……結構無理な体勢になっても反応できるのは強いわ」
「あれで物を掴んだりできればもっと変わるんだろうけど、3点支え出来る時点で2足歩行よりは安定する」
互いに知らない事を解説し合ったりしながらその戦闘を暫く見てあーだこーだと言う。
結論から言えばそのドラゴニアンのガンナーがほぼ無傷で勝ち、ランクを上げる事になった。それにしても尻尾か……うさ耳持ちのマイカ辺りは耳が良くなるスキルなんてものもあるんだろうか。ちょっと自分でも尻尾を意識して動かしてみるが、左右に軽く揺らすくらいしか出来ないのでスキル効果か。
「そういえば銃の使い回しするって聞いたけど、そんな事も無かったぞ」
「そうだなー……何て言うか確かめてる感はあったけど」
「確かに銃剣ライフルの接近戦と尻尾の組み合わせはどうかな?って探っていたのはある……ああいうとこはボスっぽいんだけどなあ」
「そんなに強いのか、バイパーのボスってのは」
「何かに集中したらぶっちぎりで強い、現状じゃ……わからん」
ボスかなーって思ったけど、結局違う人だと分かったし、あれこれやったり、そもそも強いって人は他にもいろいろいるわけだから当たり前っちゃ当たり前だ。
「それにしてもあんな感じに攻めてくる相手はやりにくいなあ……ちょっと対策考えようか」
「まだランク圏外だし大丈夫だろ、100位まで来たら危ないけど」
「ガンナーはガンナーを知ってて良いよなあ、最近手回しじゃなくなったんだろガトリング」
「何の事やら」
「あ、てめえ……しかもこの後のランク戦入れてるだろ!」
「さーて、ぼこってやるかな」
ランカーにはランカーでの交流があるので、あんまり手の内を晒さない間に殴り合って対策されたら後で考える。
ボスもあれから一週間ほど音沙汰無しだし、ようやく見つけたと思ったらまたパチモンのような相手で結構がっかりだ。本当に今何をやっているのやら。
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