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15章
373話 目撃情報
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「ちょっと前にダンジョンのボスと相手してたんだ、なんてことはないLv25くらいの奴を」
「パーティなら余裕じゃね、どんな奴?」
「もろ近接のオークタイプの奴、フレンドと俺ともう1人近くにいた人を捕まえて挑んだんだ」
「野良は連携取りにくいだろうに、ようやるわ……それで別にお前のレベルだったら問題なくね?」
「うん、レベル的には問題ないし、ドロップ含めての狙いだったんだけど、野良の人がな」
「よっぽどの地雷か、よっぽどの強者じゃないと話題にならんぞ」
「そう、そこなんだよ、ボス戦が始まると同時にその野良の人がボスに走って近づいて、頭によじ登ったと思ったら速攻倒した」
「高レベル帯なだけだろ、何がそんなにヤバいんだって」
「何ていうかこう、流れるような動作でボスを叩けるって時点で凄くね?」
「どっか高名な人なだけだろ、特徴はないんか」
「赤い眼をしたドラゴニアンだったね、武器は銃剣だった」
「ガンナーってそんな強くなれるもんなのかな?」
「わかんねえ、そもそも後衛なのに前出る必要はねえし、サブガンナーじゃねえの」
「うーん、なんだろなあ……」
「高レベルなら25くらいの相手ならワンパンも出来るんじゃねえの、知らんけど」
「いや、オークタイプってHP高めに設定されてるからよっぽどレベル差が無いと無理なんだがなあ……」
「じゃあやっぱ強いって事じゃん、ドラゴニアンって強い人多いしな」
「なのかなあ」
そんな会話をしている所に後ろから1人やって来て会話に入りこむ。
「やあやあ、その話、聞かせてほしいっすね」
「ん、いいけど?」
「この間、ガンナーギルドの射撃場でさあ、やたらと銃を撃ちまくってる人がいたんだよねー……何か見た事もない銃でばかすかばかすか撃ちまくっててさあ、幾ら無限弾だからってやりすぎーって感じでさ」
「別に普通の事じゃないの……って言うかガンナーギルド見つけたんだ」
「いやまあ、その射撃場でめっちゃ撃ってた人について行ったら見つけちゃってさ、すっげー探してたから超助かった」
「で、そのまま、ちょろちょろついて行ったらめっちゃ撃ってて……まあ、それはいいんだけど、銃貰っちゃってさあ……どうしようかなって思って」
「へー、良いじゃん、変な不正アイテムじゃない限りは使ってよくない?」
「いやさあ、STR20も使うんだよねー……こんなじゃじゃ馬扱い切れないし、どうしようって」
「じゃあレベル上げたらどうなの、強い装備貰えるってラッキーじゃん」
「うーん……こんなんだけど、いるかなあ」
「どれどれ……うっわ、なにこれ、使いにくっ」
「でしょー?こんなんどうしろって感じだからどうしようって」
「実はナンパだったりして」
「ないない、撃ち切ってからあたしに気が付いて、投げ渡してくるくらいには雑に使ってたし、処分しろって事じゃないかなあ」
「ええー、その割にはこれ結構な値打ちもんじゃないの?」
「銃って高いけどさあ、大型銃ってあたし使えないし、3発ずつで使いにくいんだもん」
「高級品っぽいし、撃った後に売ってみればぁ?」
「あー、もう、この話題飽きてるでしょ!」
「だってうだうだしてるんだもん、スパッと決めなよー、そんなんだから彼氏に優柔不断とか言われんだし」
「関係ないじゃん、それぇ!そもそもあんたの彼氏だって、なよなよして優柔不断の前にもやしじゃん!」
「はぁー!?もやしじゃないし!線が細いだけですぅ!あんたの彼氏なんて筋肉馬鹿じゃん!」
「ああん!?筋肉馬鹿じゃないですぅ!細マッチョを認めてないだけですぅ!」
そんな会話をしているとまた横から会話に入ってくるのが1人。
「おねーさんがた、その銃をくれた人ってドラゴニアンです?」
「ああ?そーだよ!悪いか!」
「いえいえ、ありがとうございます」
「と、言う訳で赤眼のドラゴニアン、してガンナーの情報はこんな感じです」
「ありがとう。プレイヤー探しってのも大変なものね」
「メアリーさん、あんまりストーカーのような行為をすると通報されますよ」
「大丈夫よ、探してるだけだから」
「そうっすよ、いくら情報クランだからやっちゃいけねえ事もあるっすよ」
「連絡を取りたいから探すってだけだからセーフよセーフ」
「いいんすかねえ……とりあえず赤眼のドラゴニアンでガンナーの目撃情報は集めたっすけど……アカメさんと確定できる物がないっす」
「あんだけ派手な格好と特徴のある見た目が成りを潜めるとこんなにも見つからないもんですかね」
「そうね……今まで派手な所しか見ていないから、それもあるんでしょう、容姿変更の課金もされてたら無理かしら」
「どうですかね、そこまですると?」
「するでしょう、ああいうタイプは徹底的にやるから、少しくらい何かを切るってのは躊躇わないだろうしね」
「メアリーさん、新しい目撃情報です」
「ああ、もう……1つ決めたわ、今後人探しの手伝いはしない、良いわね」
「どこにいるんすかねえ……何かよっぽど隠したい事でもあるんすかね」
「どっちにしろもう少し目撃情報也を集めてから報告しましょ」
「了解」
「了解っす」
「パーティなら余裕じゃね、どんな奴?」
「もろ近接のオークタイプの奴、フレンドと俺ともう1人近くにいた人を捕まえて挑んだんだ」
「野良は連携取りにくいだろうに、ようやるわ……それで別にお前のレベルだったら問題なくね?」
「うん、レベル的には問題ないし、ドロップ含めての狙いだったんだけど、野良の人がな」
「よっぽどの地雷か、よっぽどの強者じゃないと話題にならんぞ」
「そう、そこなんだよ、ボス戦が始まると同時にその野良の人がボスに走って近づいて、頭によじ登ったと思ったら速攻倒した」
「高レベル帯なだけだろ、何がそんなにヤバいんだって」
「何ていうかこう、流れるような動作でボスを叩けるって時点で凄くね?」
「どっか高名な人なだけだろ、特徴はないんか」
「赤い眼をしたドラゴニアンだったね、武器は銃剣だった」
「ガンナーってそんな強くなれるもんなのかな?」
「わかんねえ、そもそも後衛なのに前出る必要はねえし、サブガンナーじゃねえの」
「うーん、なんだろなあ……」
「高レベルなら25くらいの相手ならワンパンも出来るんじゃねえの、知らんけど」
「いや、オークタイプってHP高めに設定されてるからよっぽどレベル差が無いと無理なんだがなあ……」
「じゃあやっぱ強いって事じゃん、ドラゴニアンって強い人多いしな」
「なのかなあ」
そんな会話をしている所に後ろから1人やって来て会話に入りこむ。
「やあやあ、その話、聞かせてほしいっすね」
「ん、いいけど?」
「この間、ガンナーギルドの射撃場でさあ、やたらと銃を撃ちまくってる人がいたんだよねー……何か見た事もない銃でばかすかばかすか撃ちまくっててさあ、幾ら無限弾だからってやりすぎーって感じでさ」
「別に普通の事じゃないの……って言うかガンナーギルド見つけたんだ」
「いやまあ、その射撃場でめっちゃ撃ってた人について行ったら見つけちゃってさ、すっげー探してたから超助かった」
「で、そのまま、ちょろちょろついて行ったらめっちゃ撃ってて……まあ、それはいいんだけど、銃貰っちゃってさあ……どうしようかなって思って」
「へー、良いじゃん、変な不正アイテムじゃない限りは使ってよくない?」
「いやさあ、STR20も使うんだよねー……こんなじゃじゃ馬扱い切れないし、どうしようって」
「じゃあレベル上げたらどうなの、強い装備貰えるってラッキーじゃん」
「うーん……こんなんだけど、いるかなあ」
「どれどれ……うっわ、なにこれ、使いにくっ」
「でしょー?こんなんどうしろって感じだからどうしようって」
「実はナンパだったりして」
「ないない、撃ち切ってからあたしに気が付いて、投げ渡してくるくらいには雑に使ってたし、処分しろって事じゃないかなあ」
「ええー、その割にはこれ結構な値打ちもんじゃないの?」
「銃って高いけどさあ、大型銃ってあたし使えないし、3発ずつで使いにくいんだもん」
「高級品っぽいし、撃った後に売ってみればぁ?」
「あー、もう、この話題飽きてるでしょ!」
「だってうだうだしてるんだもん、スパッと決めなよー、そんなんだから彼氏に優柔不断とか言われんだし」
「関係ないじゃん、それぇ!そもそもあんたの彼氏だって、なよなよして優柔不断の前にもやしじゃん!」
「はぁー!?もやしじゃないし!線が細いだけですぅ!あんたの彼氏なんて筋肉馬鹿じゃん!」
「ああん!?筋肉馬鹿じゃないですぅ!細マッチョを認めてないだけですぅ!」
そんな会話をしているとまた横から会話に入ってくるのが1人。
「おねーさんがた、その銃をくれた人ってドラゴニアンです?」
「ああ?そーだよ!悪いか!」
「いえいえ、ありがとうございます」
「と、言う訳で赤眼のドラゴニアン、してガンナーの情報はこんな感じです」
「ありがとう。プレイヤー探しってのも大変なものね」
「メアリーさん、あんまりストーカーのような行為をすると通報されますよ」
「大丈夫よ、探してるだけだから」
「そうっすよ、いくら情報クランだからやっちゃいけねえ事もあるっすよ」
「連絡を取りたいから探すってだけだからセーフよセーフ」
「いいんすかねえ……とりあえず赤眼のドラゴニアンでガンナーの目撃情報は集めたっすけど……アカメさんと確定できる物がないっす」
「あんだけ派手な格好と特徴のある見た目が成りを潜めるとこんなにも見つからないもんですかね」
「そうね……今まで派手な所しか見ていないから、それもあるんでしょう、容姿変更の課金もされてたら無理かしら」
「どうですかね、そこまですると?」
「するでしょう、ああいうタイプは徹底的にやるから、少しくらい何かを切るってのは躊躇わないだろうしね」
「メアリーさん、新しい目撃情報です」
「ああ、もう……1つ決めたわ、今後人探しの手伝いはしない、良いわね」
「どこにいるんすかねえ……何かよっぽど隠したい事でもあるんすかね」
「どっちにしろもう少し目撃情報也を集めてから報告しましょ」
「了解」
「了解っす」
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