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12章
309話 対抗策
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「そういえばアカメちゃん、火炎瓶の話になるんだけどさぁ?」
また一匹モンスターを蹴り倒して一息入れているジャンキーの声を聞きながら鼻歌交じりに装填。前がしっかりしているとこんなに余裕に装填出来る……ってわけではなく、何だかんだで信用しているからって証。
「使いすぎると十兵衛ちゃん怒るんじゃないのぉ?」
「別ルートから仕入れてるから大丈夫、其れにゲームだから溜めるより使う方がいいでしょ」
「あー、そうなんだぁ……って言うかアカメちゃんが何してるか全然分かんないからさぁ」
「別に悪い事してるわけじゃないから安心しなさい」
暫く二人で共闘を続け、気が付けば襲撃も終わり。私とジャンキーが取りこぼし抜けていったのは後ろの3人組がしっかり潰してくれたおかげもあったし、他のプレイヤーもしゃかりきに動いていたみたいなのでぎりぎりで防衛成功。
「やっぱりヴィエの防衛じゃないと余裕ぅー」
「私は前に誰かいると楽だわ」
ガンベルトにCHを提げて一息付けてからクラン員に帰還命令を出してから、ジャンキーにも戻るぞと合図するとぴょこぴょこ跳ねながら近づいて、一緒になってドルイテンに。って言うか足枷まではついてないんだからちゃんと歩いてきなさい、歩いて。
「あー、そうそう、火炎瓶なんだけどぉ、もうちょっと燃やす範囲狭めれない?」
「出来るけど、あんた使えないでしょ」
「他の人が使ってる時に結構被害がねぇ、扱いが難しいアイテムだからもうちょっと使いやすいとぉ」
「だからいいんだし、それでも使いやすくしてんのよ」
勿論1ℓ分のアルコール入れて思いっきり炎上させることも出来るんだが、価格的な部分と扱いにくさから作っていない。もう何個かでメリットがあるけど、それは作ってくれって頼まれた時に改めて説明すればいいか。
「あれでぇ?」
「あれで」
何だかんだで火炎瓶も投げ方変えると炎の広がり方が変わったりするんだが、実はあんまり広めてないので本格的に購入してくる奴に教えるかなーと思っている。
そのちょっとしたコツだが縦に投げれば縦に、円盤投げで横に遠心力を付けると横に、回転を掛けないでそのまま投下すると円形に炎が広がる小技があったりする。
「このゲームやっぱり奥深いわ、ちゃんとメリットデメリット、やる事にしっかりした理由が付いてたらそれに応えてくれるから」
「物理演算しっかりしてるからねぇ、それで暫くはイベントするのぉ?」
「私は私の戦いがあるから、ちょびちょびかしらね……紫髪にトレーニングルーム作って欲しいって言われたし」
「もうアカメちゃんの家にある樽だと一発で壊しちゃうし、あたしもほしいなぁ」
って言うと思っていたから結局需要のある施設だったって事よ。
「うちのクラン員はおねだり上手だよ」
「あたしそんなにわがままいわないもーん」
ふふんと得意げに耳を揺らすのでわしゃわしゃと撫でまわしつつクランハウスに帰還。うへへへっと変な笑い声をさせながら大人しく撫でられてる時は可愛いんだが、戦闘中は容赦ない立ち回りをするんだから恐ろしい。何回か言っているが、このゲームがもしも18禁のスプラッタ有りのゲームだと全身返り血で真っ赤だろうな。もしそうだったら今着ている拘束衣も、あまりにも暴れまわっているから着せられたって感じになりそうだわ。
「アカメ様、注文と連絡が欲しいと言付けを預かっております」
「分かった、確認するからアイオンかシオンに聞くわ」
そう言うとちょっとだけムッとした顔をするサイオン。そういえばこの間も姉妹喧嘩をしていたけど、どんな風にやってんだろう、ちょっと興味ある。
そんな事を思いつつ、2Fの定位置に戻ってからアイオンからリストを受け取る。
「火炎瓶の注文がそれなりに来てるわねえ……後は、クレームが何件かって所か」
注文はちまちま火炎瓶を作るとして、クレームが問題か?一応目は通したけど、巻き込まれて燃えたってのだからさくっと無視して処理完了。そんなん投げる奴の腕なんだし、巻き添えを意識しないでアイテムを使うやつが悪いに決まってる。
使うやつが悪いってのは何でもそうよ、道具に意思があって動いて悪さをしているってなら対応はするけどそんな事はないわけだし、例えばタイヤが急に意思を持って超能力で人を殺しまわったりするような展開が起きたらどうにかしてやる。
とにかく火炎瓶の在庫を確保して、注文を受けた所に渡しに行くとしよう。結構いい数の注文だし、さっきの襲撃で有効性を見出したみたいね。火炎瓶の作り方も手慣れたものだけど、在庫があるのでそっちを引っ張り出し、準備完了。
「巻き添え食らうような間抜けがいるとはねぇ……じゃあすぐ出てくるわ」
「いってらっしゃいませ、アカメ様」
多分次の襲撃までにはあの商人連中が何かしら仕掛けてくるだろうから、この辺でしっかり客を捕まえておきたいし、アフターサービスなりはちゃんとやっておくに限る。リアルでもこんなに気を使って相手しないってのに、ゲームじゃ真面目にやるって何なんだろうな。
「毎度さま」
「えっとどちら様で」
「火炎瓶の件で来たんだけど、知ってるのは?」
そう言うと別のプレイヤーを呼びに行くと言うので、クランハウスの一室に案内される。やっぱり大きいクランだとうちと同じように大きいハウス持ってるもんだな、客室付きってのも凝ってるわ。
「悪いですね、わざわざ呼びつけて」
「随分と気に入ってくれたみたいでうちとしては助かるけど」
西洋鎧で固めた、これぞ戦士って感じのプレイヤーが来ると対面に座り、火炎瓶を一つ置いてこつこつと小突きながらうんうんと頷いている。
「それで随分とお気に召したようで、幾つ欲しいの?」
「とりあえずこれだけ」
指3本をこっちに向けてくるので、3ダースって事か。最初に渡したときにダースで渡していたからそれは向こうも分かっているだろう。
「それじゃあ1本1,200Zだから……」
「あ、それについてなんだが、他の商人が1本800Zって言ってきたんだが、それくらいにはならないのかい?」
「800Zかあ……ちなみにどんな感じの奴?」
「ん、ああ、これかな」
おいてあった火炎瓶を許可をもらって手に取ってじっくりと確認。
……なるほど、確かに800Zで売る意味ってのはあるな。
「中身の量が違うね、うちで卸してるのはこれの倍の量は入ってる」
「量って?」
「中に入れておくアルコールの量で炎上の度合いが変わるんだけど、800Zで卸してきたのは0.2ね。うちのは0.5いれてあるから結構燃え方が違うはず」
ちゃぽちゃぽと中身を揺らしながら少しばかり思案。なるほど、安価で使いやすい量での火炎瓶で攻めてきたって事か。アルコール代がいくらか分からんが、材料費込みで500Zってとこ。
「ちなみに使ってみた?」
「言われてみれば初めに貰った奴よりも炎の範囲も威力も落ちていたかな」
「別に中身が少ないからダメって訳じゃないけど、威力や範囲が落ちるから使い方次第ではあるわねー」
ここで他の所が作っているからダメだと言わないのがプロってもんよ。幾らでもそのものを落とすことはできるけど、それを聞いている方は「じゃあお前の所は?」ってツッコミが出てくるだろうからそういう余計な事は言わないのが吉、
「うちのは混じりっけ無しの0.5ℓ火炎瓶だから範囲広く使えるのが売りだけど、細かく使いたいならそっちの方でも良いと思うわ」
「なるほどー……とりあえず2ダース貰えるかな」
「24,000Zね」
いつもの硬貨データを受け取るので、データ上にしてある火炎瓶を差し出して交換完了。
「毎度あり、じゃあおまけに火炎瓶の使い方も教えたげるわ」
そう言って別商人が持っていた火炎瓶を手に取って投げのコツを教え始める。
と言って、投げ方と合わせて炎の広がり方を教えるってだけなのだが。
「コツは縦横に投げる時に十分回転を掛ける事、投擲スキルを持ってるとなおいいわね」
「回転を掛けなかったら?」
「円形に広がって燃える、回転が不十分の時も同じ」
なるほどと頷きながら返した火炎瓶を持って投げるモーションを試している。
そりゃ珍しいアイテムだし試せないから分かる訳が無いか。
「襲撃イベントの間だけ使うと思うけど、希望があるなら容量変えたのも作れるわ、その分貰うもんは貰うってのはあるけど」
「ちょっと使ってみてかな、その時はまた連絡する」
これで十分と言う感じに返事を貰うので、あんまり深追いせずに撤退。しつこいのと押しが強いってのも、うざったく思えるだろうし、相手の時間を拘束し続けるのもあまり良い思いをされない。ああ、こんな時にリアルの経験が生きるって悲しい。
「んじゃ、今後ともよろしく」
クランハウスを後にして、ふいーっと大きめにいつものように一息入れて次の所に向かって歩き出す。
それにしても商人連中が火炎瓶を模範してくるとは思ってなかったが……金はあるから買い取ったか、うちで並べていたのを解析したか、何をどうしたのか分からないがほぼ完璧にまねしてくるとは。
「後追いで勝てるって思ってるのが腹立つわねえ……次こそ逆らえないくらいに叩きのめさないと」
葉巻に火を付け、紫煙を吐きだしつつ次の算段を考えながら火炎瓶の売り込みに回る。
また一匹モンスターを蹴り倒して一息入れているジャンキーの声を聞きながら鼻歌交じりに装填。前がしっかりしているとこんなに余裕に装填出来る……ってわけではなく、何だかんだで信用しているからって証。
「使いすぎると十兵衛ちゃん怒るんじゃないのぉ?」
「別ルートから仕入れてるから大丈夫、其れにゲームだから溜めるより使う方がいいでしょ」
「あー、そうなんだぁ……って言うかアカメちゃんが何してるか全然分かんないからさぁ」
「別に悪い事してるわけじゃないから安心しなさい」
暫く二人で共闘を続け、気が付けば襲撃も終わり。私とジャンキーが取りこぼし抜けていったのは後ろの3人組がしっかり潰してくれたおかげもあったし、他のプレイヤーもしゃかりきに動いていたみたいなのでぎりぎりで防衛成功。
「やっぱりヴィエの防衛じゃないと余裕ぅー」
「私は前に誰かいると楽だわ」
ガンベルトにCHを提げて一息付けてからクラン員に帰還命令を出してから、ジャンキーにも戻るぞと合図するとぴょこぴょこ跳ねながら近づいて、一緒になってドルイテンに。って言うか足枷まではついてないんだからちゃんと歩いてきなさい、歩いて。
「あー、そうそう、火炎瓶なんだけどぉ、もうちょっと燃やす範囲狭めれない?」
「出来るけど、あんた使えないでしょ」
「他の人が使ってる時に結構被害がねぇ、扱いが難しいアイテムだからもうちょっと使いやすいとぉ」
「だからいいんだし、それでも使いやすくしてんのよ」
勿論1ℓ分のアルコール入れて思いっきり炎上させることも出来るんだが、価格的な部分と扱いにくさから作っていない。もう何個かでメリットがあるけど、それは作ってくれって頼まれた時に改めて説明すればいいか。
「あれでぇ?」
「あれで」
何だかんだで火炎瓶も投げ方変えると炎の広がり方が変わったりするんだが、実はあんまり広めてないので本格的に購入してくる奴に教えるかなーと思っている。
そのちょっとしたコツだが縦に投げれば縦に、円盤投げで横に遠心力を付けると横に、回転を掛けないでそのまま投下すると円形に炎が広がる小技があったりする。
「このゲームやっぱり奥深いわ、ちゃんとメリットデメリット、やる事にしっかりした理由が付いてたらそれに応えてくれるから」
「物理演算しっかりしてるからねぇ、それで暫くはイベントするのぉ?」
「私は私の戦いがあるから、ちょびちょびかしらね……紫髪にトレーニングルーム作って欲しいって言われたし」
「もうアカメちゃんの家にある樽だと一発で壊しちゃうし、あたしもほしいなぁ」
って言うと思っていたから結局需要のある施設だったって事よ。
「うちのクラン員はおねだり上手だよ」
「あたしそんなにわがままいわないもーん」
ふふんと得意げに耳を揺らすのでわしゃわしゃと撫でまわしつつクランハウスに帰還。うへへへっと変な笑い声をさせながら大人しく撫でられてる時は可愛いんだが、戦闘中は容赦ない立ち回りをするんだから恐ろしい。何回か言っているが、このゲームがもしも18禁のスプラッタ有りのゲームだと全身返り血で真っ赤だろうな。もしそうだったら今着ている拘束衣も、あまりにも暴れまわっているから着せられたって感じになりそうだわ。
「アカメ様、注文と連絡が欲しいと言付けを預かっております」
「分かった、確認するからアイオンかシオンに聞くわ」
そう言うとちょっとだけムッとした顔をするサイオン。そういえばこの間も姉妹喧嘩をしていたけど、どんな風にやってんだろう、ちょっと興味ある。
そんな事を思いつつ、2Fの定位置に戻ってからアイオンからリストを受け取る。
「火炎瓶の注文がそれなりに来てるわねえ……後は、クレームが何件かって所か」
注文はちまちま火炎瓶を作るとして、クレームが問題か?一応目は通したけど、巻き込まれて燃えたってのだからさくっと無視して処理完了。そんなん投げる奴の腕なんだし、巻き添えを意識しないでアイテムを使うやつが悪いに決まってる。
使うやつが悪いってのは何でもそうよ、道具に意思があって動いて悪さをしているってなら対応はするけどそんな事はないわけだし、例えばタイヤが急に意思を持って超能力で人を殺しまわったりするような展開が起きたらどうにかしてやる。
とにかく火炎瓶の在庫を確保して、注文を受けた所に渡しに行くとしよう。結構いい数の注文だし、さっきの襲撃で有効性を見出したみたいね。火炎瓶の作り方も手慣れたものだけど、在庫があるのでそっちを引っ張り出し、準備完了。
「巻き添え食らうような間抜けがいるとはねぇ……じゃあすぐ出てくるわ」
「いってらっしゃいませ、アカメ様」
多分次の襲撃までにはあの商人連中が何かしら仕掛けてくるだろうから、この辺でしっかり客を捕まえておきたいし、アフターサービスなりはちゃんとやっておくに限る。リアルでもこんなに気を使って相手しないってのに、ゲームじゃ真面目にやるって何なんだろうな。
「毎度さま」
「えっとどちら様で」
「火炎瓶の件で来たんだけど、知ってるのは?」
そう言うと別のプレイヤーを呼びに行くと言うので、クランハウスの一室に案内される。やっぱり大きいクランだとうちと同じように大きいハウス持ってるもんだな、客室付きってのも凝ってるわ。
「悪いですね、わざわざ呼びつけて」
「随分と気に入ってくれたみたいでうちとしては助かるけど」
西洋鎧で固めた、これぞ戦士って感じのプレイヤーが来ると対面に座り、火炎瓶を一つ置いてこつこつと小突きながらうんうんと頷いている。
「それで随分とお気に召したようで、幾つ欲しいの?」
「とりあえずこれだけ」
指3本をこっちに向けてくるので、3ダースって事か。最初に渡したときにダースで渡していたからそれは向こうも分かっているだろう。
「それじゃあ1本1,200Zだから……」
「あ、それについてなんだが、他の商人が1本800Zって言ってきたんだが、それくらいにはならないのかい?」
「800Zかあ……ちなみにどんな感じの奴?」
「ん、ああ、これかな」
おいてあった火炎瓶を許可をもらって手に取ってじっくりと確認。
……なるほど、確かに800Zで売る意味ってのはあるな。
「中身の量が違うね、うちで卸してるのはこれの倍の量は入ってる」
「量って?」
「中に入れておくアルコールの量で炎上の度合いが変わるんだけど、800Zで卸してきたのは0.2ね。うちのは0.5いれてあるから結構燃え方が違うはず」
ちゃぽちゃぽと中身を揺らしながら少しばかり思案。なるほど、安価で使いやすい量での火炎瓶で攻めてきたって事か。アルコール代がいくらか分からんが、材料費込みで500Zってとこ。
「ちなみに使ってみた?」
「言われてみれば初めに貰った奴よりも炎の範囲も威力も落ちていたかな」
「別に中身が少ないからダメって訳じゃないけど、威力や範囲が落ちるから使い方次第ではあるわねー」
ここで他の所が作っているからダメだと言わないのがプロってもんよ。幾らでもそのものを落とすことはできるけど、それを聞いている方は「じゃあお前の所は?」ってツッコミが出てくるだろうからそういう余計な事は言わないのが吉、
「うちのは混じりっけ無しの0.5ℓ火炎瓶だから範囲広く使えるのが売りだけど、細かく使いたいならそっちの方でも良いと思うわ」
「なるほどー……とりあえず2ダース貰えるかな」
「24,000Zね」
いつもの硬貨データを受け取るので、データ上にしてある火炎瓶を差し出して交換完了。
「毎度あり、じゃあおまけに火炎瓶の使い方も教えたげるわ」
そう言って別商人が持っていた火炎瓶を手に取って投げのコツを教え始める。
と言って、投げ方と合わせて炎の広がり方を教えるってだけなのだが。
「コツは縦横に投げる時に十分回転を掛ける事、投擲スキルを持ってるとなおいいわね」
「回転を掛けなかったら?」
「円形に広がって燃える、回転が不十分の時も同じ」
なるほどと頷きながら返した火炎瓶を持って投げるモーションを試している。
そりゃ珍しいアイテムだし試せないから分かる訳が無いか。
「襲撃イベントの間だけ使うと思うけど、希望があるなら容量変えたのも作れるわ、その分貰うもんは貰うってのはあるけど」
「ちょっと使ってみてかな、その時はまた連絡する」
これで十分と言う感じに返事を貰うので、あんまり深追いせずに撤退。しつこいのと押しが強いってのも、うざったく思えるだろうし、相手の時間を拘束し続けるのもあまり良い思いをされない。ああ、こんな時にリアルの経験が生きるって悲しい。
「んじゃ、今後ともよろしく」
クランハウスを後にして、ふいーっと大きめにいつものように一息入れて次の所に向かって歩き出す。
それにしても商人連中が火炎瓶を模範してくるとは思ってなかったが……金はあるから買い取ったか、うちで並べていたのを解析したか、何をどうしたのか分からないがほぼ完璧にまねしてくるとは。
「後追いで勝てるって思ってるのが腹立つわねえ……次こそ逆らえないくらいに叩きのめさないと」
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