332 / 622
12章
307話 戦火が広がればクランが儲かり、敵が増える
しおりを挟む
「おねーさん、何か見られてない?」
「いるねー、後から私たちが回ったクランに営業掛けてるのが」
大手のクラン4つを回って確信したのが、後追いしている奴がそこそこの距離を取りながらこっちを見ているって事だ。ほぼ100%商売敵で、どういう相手かもあらかた予想付いている。どうせ中堅~大手の商人クランの連中だろう。
「こういう時にPKあったらボコれるのに」
「うちは穏便なクランだからそーいうのはやめなさい」
「えー、だってー?」
「やるならやるで良いけど、二度と逆らえないように完膚なきまでに叩きのめせる?」
そう言うと、明らかに引いた顔をしつつ、追ってきているプレイヤーの方向を見る。
一応まだ襲撃中だから露骨な妨害はしてこないけど、あいつら中々に陰湿だからな、露店妨害してきたこと、忘れてないんだからな。
「ちなみにいつからゲームしてる?」
「初期出荷からかなあ」
「イベント全部参加してるなら私が何で恨まれてるかも分かると思うんだけどね」
何かあったかなーって感じに考えるのだが、単純に覚えてないか気にしていないから覚えてないって事か。あの対人イベントって個人戦もあったような気がしたけど、あっちだったら知らんか。
「まあ、何にせよ狭い界隈で結構敵作ってんのよ」
そんな事を言っている間に向かってくる4足歩行のモンスターに対し、右手で投げ物ポーチから手裏剣2枚を抜くと同時に投げ、モンスターの出鼻を挫かせたのを見つつ右手の投げた勢いのままくるりと1回転、左手でCHを抜いて左半身を向けた所で引き金を絞り1発。
「追撃してくれ」
「はいよ」
左半身をモンスターに向けた状態の私の背中を踏み台にして紫髪が飛び上がってさらに一撃。獣の鳴き声を発して怯んで後ずさりしているのを聞きつつ、装填スキルを使用。
くいっとCHを振ると共に中折れと排莢をさせ、次の銃弾を指で弾いて装填完了。この装填スキル、その時によって勝手にやってくれるの便利。
して、何度か剣戟を当てて怯ませたモンスターに対し、紫髪が攻撃を振り切ったタイミングでまた1発撃ち込んで撃破。やっぱり前衛後衛しっかり分けて動けるとガンナーは物理後衛としては優秀。
「後ろの方にいるとはいえ、結構抜けてくるのな」
「交代しながら立ち回ってるからしょうがないねー、どうしても全部が全部前線でとどめられるかって言われると違うし」
刀を振るってびっと風切り音をさせてから鞘に仕舞っている横からまたちらりと向こうを見て、追ってきているのを確認。その様子を見てか紫髪も同じように視線を向けた方に移すとため息一つ。
「何もしてこないとはいえ、後ろにいると鬱陶しいね」
「だからってこっちから手を出したら負けだぞ」
偶然を装って火炎瓶の巻き添えにしたらいい感じに追っ払えるとは思うけど、あからさまにやればこっちが不利になる場合が多い。こういうオンラインゲームでのいざこざって大っぴらにやりだした方が叩かれる場合もあるから、なるべくやり返す様にしないと後々面倒くさい。
「あくまでも被害者面を装って置くってのも大事なのよ、適度に釘刺しながらな」
両手でCHを折って、排莢させてからゆったり装填しながら5個目の大手クランに……行く前に東側の襲撃が終わる。
『西と南はまだ襲撃終わってないみたいだねぇ』
『じゃあ西だな、強い敵に対し強力な武器は売れるし』
『ボス―、銃弾と火炎瓶ほしいー』
『一回補充しに行きなさい』
連絡を取り合いつつ、帰還スクロールで一足先に紫髪とドルイテンに帰還、特に補充はないのでそのままの足で西エリアに。
「結構こっちは押されてるね」
「レベルアベレージが高いから人が少ないと押されるのはいつもの事だろ?」
エリア3-1まで押されているので、結構ぎりぎりの攻防だな。
大体3個目のマップで前線を作って、崩壊してもぎりぎり2くらいで持ちこたえているのだが、こんな所まで攻められるのは珍しい。って言ってもまだイベント開始で日も経っていないのでそのうち強力な襲撃が起きる可能性もあるが。
「とりあえず火炎瓶の売り込みしに行こう」
「おねーさん、商売好きねー」
「あんたのトレーニングルームを建ててやるって話なんだからきりきり働きなさい」
少し離れた所ではぎゃーぎゃーと騒ぎ立てて、モンスターと激戦を繰り広げているプレイヤー群がいるので、少し後ろで待機している大きい塊を狙って売り込みに行く。
勿論その間も後ろには商人であろう連中がこそこそ付いてきているし、街側の方では露店がぽつぽつと立ちならんで、消耗品を細々と売っている。そう言うのもあるので、一応価格調査で露店を見て回りつつ、大手のクランを探しては火炎瓶の実演販売をしまわりながら、ちょくちょくモンスター相手にする。
「3ダース貰えないか?」
「1本1,500Zだけど、ダース買いするなら今だと12,000Zで良いわ」
「よし、買った」
36本の火炎瓶と引き換えに36,000Zを貰ってその場を後にしつつ、接近してきたモンスター相手に銃撃と剣撃、ついでに火炎瓶で今しがた火炎瓶を売り払った所へと侵攻されないように壁を作ってから手をぷらぷらと振ってその場を後にする。
暫く離れてからそのクランへと振り向くと、後ろから付けていたプレイヤーが同じようにクランに売りこみをしているのが見える。商魂たくましいのは見習うべきところではあるな。
「ねー、ボス、いいの?」
「何がだ」
「1本1,200Zでしょ?そんなに売上でないんじゃないかなあって」
「まあ、この辺は結構算数とかになるかな……今20万で200ℓのアルコールが作れるわけだけど、あの火炎瓶は0.5ℓなわけじゃん?」
「単純計算で400本作れるね」
「ガラス瓶や油、布の材料費ってのを考えるとアルコール代が500Z、その他材料費が300Zって所だから、そもそも1,500Zで1本売ってるのがぼったくってるのよ」
1本900Zが材料費、そこにプラスして手間賃もろもろを考えたら1,200Zでも結構ぼったくってるんだけどな。
「算数苦手なのよね……まー、単純計算で50万くらいの売上?」
「そうね、そこからアルコールの買い取り代金と材料費を引いて、大体25万くらいのあがりってとこかしら」
リアルと違ってすぐに大量に作れるから原価以外の諸経費が掛からないからリアルで考えるよりかは全然わかりやすいとは思う。材料費だけを計算して、赤字にならない様にしているだけだし?
後はこの火炎瓶が流通するまでは専売で売りまくれば十分に稼げる。って訳だが、400本全部売れる訳じゃないだろうし、自分たちで使うってのもあるから1,500Zでもよかったかもしれん。
「まだあんまり流通していないアイテムだから今のうちに稼いでおかないとな」
「おねーさん、色々考えてるんだ」
「レシピ自体簡単だし、ちょっとやる気のあるプレイヤーなら自力ですぐ作れるし、こういうのは素早く売っぱらわないとな」
在庫溢れたとしても、自分たちで消化すればいいだけだし、何一つ無駄にならないって所も大きい。流通するなら流通するでそれも良し。
「ただまあ、やっぱり最初に儲け話を作っているってのは敵だったり、運営の対応は早いから」
バグではなく仕様のミスでひたすらに稼いだら、やっぱり持ち金が怪しいからと他のプレイヤーに疎まれたり、バグは放置しているくせにプレイヤーの有利になるようなミスは速攻修正されたりなんてのも経験しているからこそだが。
「後はあの後追いプレイヤーがどう動いてくるか次第かな」
喧嘩売ってくるなら売ってくるで買ってやるけどさ。
「いるねー、後から私たちが回ったクランに営業掛けてるのが」
大手のクラン4つを回って確信したのが、後追いしている奴がそこそこの距離を取りながらこっちを見ているって事だ。ほぼ100%商売敵で、どういう相手かもあらかた予想付いている。どうせ中堅~大手の商人クランの連中だろう。
「こういう時にPKあったらボコれるのに」
「うちは穏便なクランだからそーいうのはやめなさい」
「えー、だってー?」
「やるならやるで良いけど、二度と逆らえないように完膚なきまでに叩きのめせる?」
そう言うと、明らかに引いた顔をしつつ、追ってきているプレイヤーの方向を見る。
一応まだ襲撃中だから露骨な妨害はしてこないけど、あいつら中々に陰湿だからな、露店妨害してきたこと、忘れてないんだからな。
「ちなみにいつからゲームしてる?」
「初期出荷からかなあ」
「イベント全部参加してるなら私が何で恨まれてるかも分かると思うんだけどね」
何かあったかなーって感じに考えるのだが、単純に覚えてないか気にしていないから覚えてないって事か。あの対人イベントって個人戦もあったような気がしたけど、あっちだったら知らんか。
「まあ、何にせよ狭い界隈で結構敵作ってんのよ」
そんな事を言っている間に向かってくる4足歩行のモンスターに対し、右手で投げ物ポーチから手裏剣2枚を抜くと同時に投げ、モンスターの出鼻を挫かせたのを見つつ右手の投げた勢いのままくるりと1回転、左手でCHを抜いて左半身を向けた所で引き金を絞り1発。
「追撃してくれ」
「はいよ」
左半身をモンスターに向けた状態の私の背中を踏み台にして紫髪が飛び上がってさらに一撃。獣の鳴き声を発して怯んで後ずさりしているのを聞きつつ、装填スキルを使用。
くいっとCHを振ると共に中折れと排莢をさせ、次の銃弾を指で弾いて装填完了。この装填スキル、その時によって勝手にやってくれるの便利。
して、何度か剣戟を当てて怯ませたモンスターに対し、紫髪が攻撃を振り切ったタイミングでまた1発撃ち込んで撃破。やっぱり前衛後衛しっかり分けて動けるとガンナーは物理後衛としては優秀。
「後ろの方にいるとはいえ、結構抜けてくるのな」
「交代しながら立ち回ってるからしょうがないねー、どうしても全部が全部前線でとどめられるかって言われると違うし」
刀を振るってびっと風切り音をさせてから鞘に仕舞っている横からまたちらりと向こうを見て、追ってきているのを確認。その様子を見てか紫髪も同じように視線を向けた方に移すとため息一つ。
「何もしてこないとはいえ、後ろにいると鬱陶しいね」
「だからってこっちから手を出したら負けだぞ」
偶然を装って火炎瓶の巻き添えにしたらいい感じに追っ払えるとは思うけど、あからさまにやればこっちが不利になる場合が多い。こういうオンラインゲームでのいざこざって大っぴらにやりだした方が叩かれる場合もあるから、なるべくやり返す様にしないと後々面倒くさい。
「あくまでも被害者面を装って置くってのも大事なのよ、適度に釘刺しながらな」
両手でCHを折って、排莢させてからゆったり装填しながら5個目の大手クランに……行く前に東側の襲撃が終わる。
『西と南はまだ襲撃終わってないみたいだねぇ』
『じゃあ西だな、強い敵に対し強力な武器は売れるし』
『ボス―、銃弾と火炎瓶ほしいー』
『一回補充しに行きなさい』
連絡を取り合いつつ、帰還スクロールで一足先に紫髪とドルイテンに帰還、特に補充はないのでそのままの足で西エリアに。
「結構こっちは押されてるね」
「レベルアベレージが高いから人が少ないと押されるのはいつもの事だろ?」
エリア3-1まで押されているので、結構ぎりぎりの攻防だな。
大体3個目のマップで前線を作って、崩壊してもぎりぎり2くらいで持ちこたえているのだが、こんな所まで攻められるのは珍しい。って言ってもまだイベント開始で日も経っていないのでそのうち強力な襲撃が起きる可能性もあるが。
「とりあえず火炎瓶の売り込みしに行こう」
「おねーさん、商売好きねー」
「あんたのトレーニングルームを建ててやるって話なんだからきりきり働きなさい」
少し離れた所ではぎゃーぎゃーと騒ぎ立てて、モンスターと激戦を繰り広げているプレイヤー群がいるので、少し後ろで待機している大きい塊を狙って売り込みに行く。
勿論その間も後ろには商人であろう連中がこそこそ付いてきているし、街側の方では露店がぽつぽつと立ちならんで、消耗品を細々と売っている。そう言うのもあるので、一応価格調査で露店を見て回りつつ、大手のクランを探しては火炎瓶の実演販売をしまわりながら、ちょくちょくモンスター相手にする。
「3ダース貰えないか?」
「1本1,500Zだけど、ダース買いするなら今だと12,000Zで良いわ」
「よし、買った」
36本の火炎瓶と引き換えに36,000Zを貰ってその場を後にしつつ、接近してきたモンスター相手に銃撃と剣撃、ついでに火炎瓶で今しがた火炎瓶を売り払った所へと侵攻されないように壁を作ってから手をぷらぷらと振ってその場を後にする。
暫く離れてからそのクランへと振り向くと、後ろから付けていたプレイヤーが同じようにクランに売りこみをしているのが見える。商魂たくましいのは見習うべきところではあるな。
「ねー、ボス、いいの?」
「何がだ」
「1本1,200Zでしょ?そんなに売上でないんじゃないかなあって」
「まあ、この辺は結構算数とかになるかな……今20万で200ℓのアルコールが作れるわけだけど、あの火炎瓶は0.5ℓなわけじゃん?」
「単純計算で400本作れるね」
「ガラス瓶や油、布の材料費ってのを考えるとアルコール代が500Z、その他材料費が300Zって所だから、そもそも1,500Zで1本売ってるのがぼったくってるのよ」
1本900Zが材料費、そこにプラスして手間賃もろもろを考えたら1,200Zでも結構ぼったくってるんだけどな。
「算数苦手なのよね……まー、単純計算で50万くらいの売上?」
「そうね、そこからアルコールの買い取り代金と材料費を引いて、大体25万くらいのあがりってとこかしら」
リアルと違ってすぐに大量に作れるから原価以外の諸経費が掛からないからリアルで考えるよりかは全然わかりやすいとは思う。材料費だけを計算して、赤字にならない様にしているだけだし?
後はこの火炎瓶が流通するまでは専売で売りまくれば十分に稼げる。って訳だが、400本全部売れる訳じゃないだろうし、自分たちで使うってのもあるから1,500Zでもよかったかもしれん。
「まだあんまり流通していないアイテムだから今のうちに稼いでおかないとな」
「おねーさん、色々考えてるんだ」
「レシピ自体簡単だし、ちょっとやる気のあるプレイヤーなら自力ですぐ作れるし、こういうのは素早く売っぱらわないとな」
在庫溢れたとしても、自分たちで消化すればいいだけだし、何一つ無駄にならないって所も大きい。流通するなら流通するでそれも良し。
「ただまあ、やっぱり最初に儲け話を作っているってのは敵だったり、運営の対応は早いから」
バグではなく仕様のミスでひたすらに稼いだら、やっぱり持ち金が怪しいからと他のプレイヤーに疎まれたり、バグは放置しているくせにプレイヤーの有利になるようなミスは速攻修正されたりなんてのも経験しているからこそだが。
「後はあの後追いプレイヤーがどう動いてくるか次第かな」
喧嘩売ってくるなら売ってくるで買ってやるけどさ。
10
お気に入りに追加
906
あなたにおすすめの小説
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる