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11章
297話 作るよりも買った方が早い
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サンドバックのクランから引き揚げて自分のクランハウスに戻り、自分でクランショップをチェック。
ふむ、マガジンが結構売れ残り始めているかな。まあこの辺は何本か手に入れたらそれ以上は購入しなくて良いって部分もあるし、ガンナーのマガジン需要が結構満たされてきたわけだな。
その他置いてあるものとして、酒に木製品、服飾、雑多にぶち込まれているモンスターのドロップ品。そういえばあの髭親父の作った酒って見た事ないんだよな。せっかく大量に作ったのに全部アルコールにしまくって火炎瓶と雷管に使いまくってるから実は飲んだことも無ければ真面目に見た事もなかったりする。
木工家具に関しては色々あるな、あの猫耳とにかくレベリングで作りまくった余った家具をうちに卸して小銭を稼いでいるみたいだな。ただハウス持ちじゃないと家具の需要が無いんだよなあ……一応小屋付きの畑があったらその中にも配置できたっけか。
あと売れ行きが良いってのは服飾、軽装防具だな。見た目重視の奴から実用性の高い物と色々、デザインは少々波があるけど安価な割にはそれなりな性能もあるし、悪くはない。見た目装備としても結構人気があるとか聞いたっけか。
ドロップ品はバトルジャンキー組の連中が手に入れた使わない物をとにかく放り込んでいるので、たまにボスドロップのレア装備や需要の高い素材系アイテムなんかが売れてるって所だな。
「マガジンの本数下げてそろそろ銃弾も並べるかな?市場的にパチモンの所と露店での銃弾価格を調べてあんまり競合しない様にしなきゃなあ」
いくら新規が増えてガンナー人口も増加傾向とは言え、いずれは全員に予備マガジンがいきわたるだろうし、そもそもマガジンを使わない銃もあるから、需要としてはがっつりって訳でもないわな。銃弾も、もう秘匿する必要もないから、手間賃こみこみの値段で安定した価格と供給を目指したい。
無駄に大安売りしてもいいけど、消耗品だし幾らあっても足りないから安定供給している方が長い目で見たら利益も出る。それにガンナーギルドの店売り銃弾はレベル上げても価格が変わらなかったし、転売した所で単純にギルドで買うよりも安く売られているからあまり意味がない。
「こう見ると、うちのショップの流行り廃りがあるな」
改めてこのゲームと言うか、販売形態を考えつつ、他のプレイヤーをすり抜けて2Fに上がり、いつも座っている椅子……には、アイオンが座っているので別の所に座り込み、クランメニューを開いてクラン資金を50万程引き抜いて懐に入れる。
うちのクラン共有ボックスにはそんなに材料も無いし、銃弾もそこまでないので今回はさくっと別の所で購入しよう。
別の所と言ってもパチモンクランくらいしか売ってるところを知らないのであそこに行くしか選択肢がないわな。
『そろそろマガジンの生産数落とそうか』
『あー、売上悪くなってきたか?ガンナーの人口は微増傾向だし置いたままでも良いと思ったが』
『そうねえ、そろそろマガジン以外の物も売ろうかなって』
『んー、明日位にアタッチメント開発するか、今日はちょっと手が離せない』
何をやってんだろうと思ったけど、結構クラン外のガンナー相手に営業してるって事を聞いたっけか。うちのクランメンバーが何をやっているかってあんまり話題に上がらないし、その辺は自由に制限もしてないから、各々好き勝手にやってるみたいよ。
『うちも生産クランみたいに材料の買い取りとかもしてみるか?』
『だったらバトルジャンキー組に任せたらどうだ、ボス巡りしているみたいだけどな』
髭親父のカットインを受けつつ、確かにバトルジャンキー組に任せるのがいいんだけど、あいつら特定の場所で戦い続けるのって向いてないんだよな。
ジャンキーに関してはボスメインだし、紫髪も強敵相手が楽しいらしい、唯一やってくれそうなポンコツは……配信映えしないからしないって言いそうだ。
『やってくれるとは思うけど、向いてないぞ、うちのバトルジャンキー共は』
『……すまん、確かにそうだな』
『まあ、それもいいんだけど、結構ドロップ品を雑に売ってるの、売上高いのよねえ……資金使って素直に買い込みした方が楽だし、うちの敏腕秘書に買取品の目録作って貰った方が良い気がするわ』
そんな会話をしていたらスリープから戻ったアイオンがぱたぱたとこっちに戻って来て話のログから買い取りの目録を取り出して見せてくる。うん、今じゃないけど、いい子だ。とりあえずわしゃわしゃと撫でまわしてからそういった買取品をプレイヤーから募集するかどうかの賛成か反対かを問うメールをクラン員に送ってもらう。
「よし、それじゃあまた出るから後宜しく」
「はい、いってらっしゃいませ」
ちょっとだけくしゃっとなった髪型を直しているのを見つつ、パチモンクランの所に向かう。
「リスペクト元ってので安く売ってくれるってのは無いの?」
「いや、それはいいですけど」
「んー、10万で150発くらいくれない?」
「1発650じゃ安いですよ……雷管の部分が高いんですから」
そうそう、現状流行っていると言うか主流なのが雷酸水銀だから結構材料費が掛かるんだよな。水銀たけーのよ。ある程度の採掘レベルが無いと数も手に入らないからとりあえず使えるようにしましたってスキルレベルだと時間も掛かるのでしょうがなし。
「じゃー、125発くらいにして?」
「えーっと、それで単価800Zでしたね、だったらいいですよ」
そういうとトレードでしっかり交換。
それにしても私が銃弾作った時なんて1発1発すげえ気にして撃っていたのに、今じゃ100発単位の取引も普通になったもんだわ。パチモンクランとは言え、いつまでも敵対してバチバチにやり合うより認識して相互に協力した方が結局外面が良くなるのもある。
「最近どう?結構ガンナー増えてるし、抱えてるんでしょ」
「ぼちぼちですね、僕もクランマスターとして結構大変になりましたし」
「ゲームとはいえ、そういう自覚があるっていい経験になるわよ」
受け取った銃弾を1つずつガンベルトに入れていき、投げ物ポーチで塞がっていない分を10発。ついでにCH、ウサ銃、G4のマガジンに詰めていく。
「色々持っているんですね」
「やっぱガンナーって撃てないと弱いんだわ」
ちゃりちゃりと金属がかち合う音をさせつつ、G4のマガジン、Lマガジンにも詰めるのとコッキングで銃身内に詰めるのも忘れない。一式全部すぐに撃てるようにするだけで40発近くも入れてるが、いい加減G4も型落ちかな。固定ダメージが付いてこれなくなってきたし。
次に全部撃ち切ったら自宅の2Fに銃を架けておくかな。
「そういえば抱えてるガンナーの平均レベルってどれくらい?」
「20くらいです、上から下までいるんで」
「もうちょっと新規もとっつきやすくさせたいけど、難しいよな」
「こればっかりは、ですねえ」
まあ、運営が設定した難易度もユーザーが結構緩和してきたし、これからだな。
まだってわけじゃないけどサービス開始一ヶ月だし、そろそろ安定してきてもいいころ合い……ではあるけど、私が考える事でもないか。
「……世間話と銃弾買いに来るだけで終わりですか?」
「札束でぶん殴った方がゲームって手っ取り早いでしょ」
確かにと言う様に納得し、頷く。
と、気が付いたら他のガンナーが私のガンベルトやら装填していたのを見ていて、物珍しそうな顔をしていたので葉巻を咥えて一息ついて、1つずつ説明をし始める。
ふむ、マガジンが結構売れ残り始めているかな。まあこの辺は何本か手に入れたらそれ以上は購入しなくて良いって部分もあるし、ガンナーのマガジン需要が結構満たされてきたわけだな。
その他置いてあるものとして、酒に木製品、服飾、雑多にぶち込まれているモンスターのドロップ品。そういえばあの髭親父の作った酒って見た事ないんだよな。せっかく大量に作ったのに全部アルコールにしまくって火炎瓶と雷管に使いまくってるから実は飲んだことも無ければ真面目に見た事もなかったりする。
木工家具に関しては色々あるな、あの猫耳とにかくレベリングで作りまくった余った家具をうちに卸して小銭を稼いでいるみたいだな。ただハウス持ちじゃないと家具の需要が無いんだよなあ……一応小屋付きの畑があったらその中にも配置できたっけか。
あと売れ行きが良いってのは服飾、軽装防具だな。見た目重視の奴から実用性の高い物と色々、デザインは少々波があるけど安価な割にはそれなりな性能もあるし、悪くはない。見た目装備としても結構人気があるとか聞いたっけか。
ドロップ品はバトルジャンキー組の連中が手に入れた使わない物をとにかく放り込んでいるので、たまにボスドロップのレア装備や需要の高い素材系アイテムなんかが売れてるって所だな。
「マガジンの本数下げてそろそろ銃弾も並べるかな?市場的にパチモンの所と露店での銃弾価格を調べてあんまり競合しない様にしなきゃなあ」
いくら新規が増えてガンナー人口も増加傾向とは言え、いずれは全員に予備マガジンがいきわたるだろうし、そもそもマガジンを使わない銃もあるから、需要としてはがっつりって訳でもないわな。銃弾も、もう秘匿する必要もないから、手間賃こみこみの値段で安定した価格と供給を目指したい。
無駄に大安売りしてもいいけど、消耗品だし幾らあっても足りないから安定供給している方が長い目で見たら利益も出る。それにガンナーギルドの店売り銃弾はレベル上げても価格が変わらなかったし、転売した所で単純にギルドで買うよりも安く売られているからあまり意味がない。
「こう見ると、うちのショップの流行り廃りがあるな」
改めてこのゲームと言うか、販売形態を考えつつ、他のプレイヤーをすり抜けて2Fに上がり、いつも座っている椅子……には、アイオンが座っているので別の所に座り込み、クランメニューを開いてクラン資金を50万程引き抜いて懐に入れる。
うちのクラン共有ボックスにはそんなに材料も無いし、銃弾もそこまでないので今回はさくっと別の所で購入しよう。
別の所と言ってもパチモンクランくらいしか売ってるところを知らないのであそこに行くしか選択肢がないわな。
『そろそろマガジンの生産数落とそうか』
『あー、売上悪くなってきたか?ガンナーの人口は微増傾向だし置いたままでも良いと思ったが』
『そうねえ、そろそろマガジン以外の物も売ろうかなって』
『んー、明日位にアタッチメント開発するか、今日はちょっと手が離せない』
何をやってんだろうと思ったけど、結構クラン外のガンナー相手に営業してるって事を聞いたっけか。うちのクランメンバーが何をやっているかってあんまり話題に上がらないし、その辺は自由に制限もしてないから、各々好き勝手にやってるみたいよ。
『うちも生産クランみたいに材料の買い取りとかもしてみるか?』
『だったらバトルジャンキー組に任せたらどうだ、ボス巡りしているみたいだけどな』
髭親父のカットインを受けつつ、確かにバトルジャンキー組に任せるのがいいんだけど、あいつら特定の場所で戦い続けるのって向いてないんだよな。
ジャンキーに関してはボスメインだし、紫髪も強敵相手が楽しいらしい、唯一やってくれそうなポンコツは……配信映えしないからしないって言いそうだ。
『やってくれるとは思うけど、向いてないぞ、うちのバトルジャンキー共は』
『……すまん、確かにそうだな』
『まあ、それもいいんだけど、結構ドロップ品を雑に売ってるの、売上高いのよねえ……資金使って素直に買い込みした方が楽だし、うちの敏腕秘書に買取品の目録作って貰った方が良い気がするわ』
そんな会話をしていたらスリープから戻ったアイオンがぱたぱたとこっちに戻って来て話のログから買い取りの目録を取り出して見せてくる。うん、今じゃないけど、いい子だ。とりあえずわしゃわしゃと撫でまわしてからそういった買取品をプレイヤーから募集するかどうかの賛成か反対かを問うメールをクラン員に送ってもらう。
「よし、それじゃあまた出るから後宜しく」
「はい、いってらっしゃいませ」
ちょっとだけくしゃっとなった髪型を直しているのを見つつ、パチモンクランの所に向かう。
「リスペクト元ってので安く売ってくれるってのは無いの?」
「いや、それはいいですけど」
「んー、10万で150発くらいくれない?」
「1発650じゃ安いですよ……雷管の部分が高いんですから」
そうそう、現状流行っていると言うか主流なのが雷酸水銀だから結構材料費が掛かるんだよな。水銀たけーのよ。ある程度の採掘レベルが無いと数も手に入らないからとりあえず使えるようにしましたってスキルレベルだと時間も掛かるのでしょうがなし。
「じゃー、125発くらいにして?」
「えーっと、それで単価800Zでしたね、だったらいいですよ」
そういうとトレードでしっかり交換。
それにしても私が銃弾作った時なんて1発1発すげえ気にして撃っていたのに、今じゃ100発単位の取引も普通になったもんだわ。パチモンクランとは言え、いつまでも敵対してバチバチにやり合うより認識して相互に協力した方が結局外面が良くなるのもある。
「最近どう?結構ガンナー増えてるし、抱えてるんでしょ」
「ぼちぼちですね、僕もクランマスターとして結構大変になりましたし」
「ゲームとはいえ、そういう自覚があるっていい経験になるわよ」
受け取った銃弾を1つずつガンベルトに入れていき、投げ物ポーチで塞がっていない分を10発。ついでにCH、ウサ銃、G4のマガジンに詰めていく。
「色々持っているんですね」
「やっぱガンナーって撃てないと弱いんだわ」
ちゃりちゃりと金属がかち合う音をさせつつ、G4のマガジン、Lマガジンにも詰めるのとコッキングで銃身内に詰めるのも忘れない。一式全部すぐに撃てるようにするだけで40発近くも入れてるが、いい加減G4も型落ちかな。固定ダメージが付いてこれなくなってきたし。
次に全部撃ち切ったら自宅の2Fに銃を架けておくかな。
「そういえば抱えてるガンナーの平均レベルってどれくらい?」
「20くらいです、上から下までいるんで」
「もうちょっと新規もとっつきやすくさせたいけど、難しいよな」
「こればっかりは、ですねえ」
まあ、運営が設定した難易度もユーザーが結構緩和してきたし、これからだな。
まだってわけじゃないけどサービス開始一ヶ月だし、そろそろ安定してきてもいいころ合い……ではあるけど、私が考える事でもないか。
「……世間話と銃弾買いに来るだけで終わりですか?」
「札束でぶん殴った方がゲームって手っ取り早いでしょ」
確かにと言う様に納得し、頷く。
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