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11章
290話 しっかり準備
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誘ってくれるのは構わないんだが、誘ったうえで私自身が必要なのかどうかって考えるんだよな。
結局犬野郎のパーティーに参加したうえで目的のボスを倒すために第四の街、ヴィエまで強制連行を掛けられた。道中は犬野郎を前にして強行軍って言う、面白さの欠片もなく、戦略性諸々を投げ捨てた本当にただその目的地に行くってだけのマラソン。
昔にもこんな事やってたなあ、初期の街を選択したあと、自分の職が選択した街と合わないと別の街にいかなきゃならんうえに、やたらとレベル高い地帯を通り抜けないとそこに辿り着けないって奴。
「何て言うか、達成感もクソもないなあ、これ」
「行動範囲が広がるのは悪い事じゃないですよ」
「地道に突破しようって思ってたのになー」
手裏剣を上にしゅぱっと回転掛けながら放り、指で挟んでキャッチし、また上に放りつつ、私の前で敵を撥ね飛ばしている犬野郎を眺める。ちょっと前に北エリア3-1でひーひー言ってたってのに、今じゃ東エリア4-2のダンジョン前よ。
「ダンジョンアタックってのは聞いてなかったんだけど?」
「いつもの、説明不足ですよ」
一緒になって犬野郎の後ろにいた犬耳ショタが話しかけてくる。基本的に犬野郎のクランにいるが、ちょいちょい抜けて、うちのバトルジャンキー組が連行していくのを見かける。出向していた期間は短いのだが、ああやって前に出る連中に可愛がられているらしい。
ついでに言えば、兄貴でもある犬野郎に連行された生贄とも言える。
「って言うか前衛足りなくない?後衛に火力任せんのはいいとして、もう一枚いるっしょ」
今日のダンジョンアタックだが、犬野郎のクランで時間の都合がついて、火力の出る面子を揃えていると言う事なのだが、犬野郎、犬耳ショタに久々にあったメカクレの4人パーティ。
相変わらずバ火力の魔法矢でぼんぼん吹っ飛ばすスタイルは変わらず、犬耳ショタが回復するからとにかくMPポーションのみ腐るほど積んで、がぶ飲みして完全に回復は任せるっていう徹底っぷり。
「……私だけじゃ、ダメ、ですか……」
「あと、陰気がすげーぞ!もじもじ2人いるし!」
「別にもじもじ、ってわけじゃ」
「そう、ですよ……ちゃんと、意思疎通、できる、し……」
キャラが被ってんだよ、メカクレと犬耳ショタはよ。
「大丈夫ですよ、先にダンジョンでレベリングしているのがいるんで、それと合流しての5人パーティです」
「アカメさんは、心配性ですから」
「……そう、そう……」
何でこうも、私の事を知っている奴は生意気になっていくのやら。
「慎重派だって言い直せ、この陰気ーズ」
そういう話をしながらダンジョンの入口に辿り着き、暫くその場で待機する。
先に中に入っている前衛の奴が戻ってくるのを待つわけだが、さっき死に戻ったのでヴィエからマラソンしてくると言っている。ソロで突破できるって事はかなり強いんだろうな、じゃなきゃこんな所を一人でうろつけない。
ついでに言えばエリア4のレベルアベレージは50以上が基本で、北エリア4-1ですら最低が50になっている。高すぎてまともにダメージ与えられるのは銃だけだよ。
「はー……何で来ちゃったかなあ、私」
そのもう1人の前衛を待っている間に、ダンジョンアタックの準備をそれぞれやっていく。
私の準備はそこまで多くは無いのだが、固定ダメージが重要になるのを考えると手数のG4はそこまで必要はないし、ウサ銃も狙撃する必要が無いうえに銃剣も使う機会が無いからそこまで必要じゃない。
ってなってくると、メインウエポンのCHをベースに、細かい足止めは手裏剣や苦無を使ってどうにかしていくのが正解か。
「何をやってるんですか?」
「銃弾って銃器に対して全部が共通規格だからライフルにいれようが、ハンドガンにいれようが、入れ直したら使えるのよ」
ウサ銃を持ち、コッキングレバーを掴むとがっちゃがっちゃと前後に動かしてさくっと未使用の銃弾を5発抜いてガンベルトにつめ、その次はG4。
こっちはこっちでマガジンを抜いてから一度コッキングして銃身内に入っている銃弾を抜いて、空の状態にし、マガジンに詰めていたのを戻し、ガンベルトに詰め直してから余ったのをインベントリに仕舞う。
投げ物ポーチも100発分、苦無50、手裏剣40、爆裂手裏剣10の配分で。
ああ、あと忘れずにサブからメインに切り替えて、装備のし直しもしないと……忍者刀は使えないし、これもインベントリだな。
「それにしても貧弱な装備だな、私って」
ガンナーギルドのレベル上げて買える銃の種類を増やさないとやっぱ限界だわ。通用するのが単発式のハンドガンだけだって言うんだからな。
「お、来ましたよ?」
「やっぱりソロだと厳しいわ」
街のほうからやってきたプレイヤーを見て、思い出す。ああ、そうだ、こいつはあれだ、私も知ってるわ。
「……ファーマークランとも繋がってんの?」
「おや、知り合いでしたか?」
「そうね、脱獄した仲って所かしら」
ドラゴン頭で、しっかりした金属鎧を着て、ハルバードを構えたのがこっちへとやってくる。
鍬や斧の方が似合ってるってのにがっちがちの前衛装備をしているじゃねえか、あいつ。
「あれ、あんたも来たのか?」
「そこの犬野郎に誘われてねえ」
「ではウドラクさんが落ち着いたらダンジョンアタックと行きましょう。
フォーメーションは前2、中1、後2で、索敵はアカメさんで。ガヘリスはメタリカ、アカメさんを先回復、私とウドラクさんは半分切るまでは後回し位で良いです」
案外しっかりと考えてダンジョンアタックするんだな。
これがうちのクランだったらとりあえずバトルジャンキー共を突っ込ませて、残党処理に他のがやるって感じ。しっかり考えてパーティー組んでるって大事なんだな、この辺のレベル帯になると当たり前だって話なんだろうけど。
「前衛の展開は数に合わせて自分が出るか、ガウェインが出るかは適宜でいいか?」
「はい、単体で先に殴れるならお願いします」
「わ、私は後衛に、くるのを、優先します、ね」
こういうがっちがちに決めておいて、イレギュラーが起きると一気に瓦解するってのもパターンだよなあ。
とりあえず葉巻を咥え、火を付けて一服してから、CHの中を確認し大きく紫煙を吐き出す。
「とりあえずいこーや、あんまり気張ってるとしくじるぞ」
「ま、それもそうですね……基本方針ってだけで後は臨機応変に」
そういえばFWSがオーラ付き相手に通用するかも試せるし、道中はしっかりと援護して後衛に徹しようか。
結局犬野郎のパーティーに参加したうえで目的のボスを倒すために第四の街、ヴィエまで強制連行を掛けられた。道中は犬野郎を前にして強行軍って言う、面白さの欠片もなく、戦略性諸々を投げ捨てた本当にただその目的地に行くってだけのマラソン。
昔にもこんな事やってたなあ、初期の街を選択したあと、自分の職が選択した街と合わないと別の街にいかなきゃならんうえに、やたらとレベル高い地帯を通り抜けないとそこに辿り着けないって奴。
「何て言うか、達成感もクソもないなあ、これ」
「行動範囲が広がるのは悪い事じゃないですよ」
「地道に突破しようって思ってたのになー」
手裏剣を上にしゅぱっと回転掛けながら放り、指で挟んでキャッチし、また上に放りつつ、私の前で敵を撥ね飛ばしている犬野郎を眺める。ちょっと前に北エリア3-1でひーひー言ってたってのに、今じゃ東エリア4-2のダンジョン前よ。
「ダンジョンアタックってのは聞いてなかったんだけど?」
「いつもの、説明不足ですよ」
一緒になって犬野郎の後ろにいた犬耳ショタが話しかけてくる。基本的に犬野郎のクランにいるが、ちょいちょい抜けて、うちのバトルジャンキー組が連行していくのを見かける。出向していた期間は短いのだが、ああやって前に出る連中に可愛がられているらしい。
ついでに言えば、兄貴でもある犬野郎に連行された生贄とも言える。
「って言うか前衛足りなくない?後衛に火力任せんのはいいとして、もう一枚いるっしょ」
今日のダンジョンアタックだが、犬野郎のクランで時間の都合がついて、火力の出る面子を揃えていると言う事なのだが、犬野郎、犬耳ショタに久々にあったメカクレの4人パーティ。
相変わらずバ火力の魔法矢でぼんぼん吹っ飛ばすスタイルは変わらず、犬耳ショタが回復するからとにかくMPポーションのみ腐るほど積んで、がぶ飲みして完全に回復は任せるっていう徹底っぷり。
「……私だけじゃ、ダメ、ですか……」
「あと、陰気がすげーぞ!もじもじ2人いるし!」
「別にもじもじ、ってわけじゃ」
「そう、ですよ……ちゃんと、意思疎通、できる、し……」
キャラが被ってんだよ、メカクレと犬耳ショタはよ。
「大丈夫ですよ、先にダンジョンでレベリングしているのがいるんで、それと合流しての5人パーティです」
「アカメさんは、心配性ですから」
「……そう、そう……」
何でこうも、私の事を知っている奴は生意気になっていくのやら。
「慎重派だって言い直せ、この陰気ーズ」
そういう話をしながらダンジョンの入口に辿り着き、暫くその場で待機する。
先に中に入っている前衛の奴が戻ってくるのを待つわけだが、さっき死に戻ったのでヴィエからマラソンしてくると言っている。ソロで突破できるって事はかなり強いんだろうな、じゃなきゃこんな所を一人でうろつけない。
ついでに言えばエリア4のレベルアベレージは50以上が基本で、北エリア4-1ですら最低が50になっている。高すぎてまともにダメージ与えられるのは銃だけだよ。
「はー……何で来ちゃったかなあ、私」
そのもう1人の前衛を待っている間に、ダンジョンアタックの準備をそれぞれやっていく。
私の準備はそこまで多くは無いのだが、固定ダメージが重要になるのを考えると手数のG4はそこまで必要はないし、ウサ銃も狙撃する必要が無いうえに銃剣も使う機会が無いからそこまで必要じゃない。
ってなってくると、メインウエポンのCHをベースに、細かい足止めは手裏剣や苦無を使ってどうにかしていくのが正解か。
「何をやってるんですか?」
「銃弾って銃器に対して全部が共通規格だからライフルにいれようが、ハンドガンにいれようが、入れ直したら使えるのよ」
ウサ銃を持ち、コッキングレバーを掴むとがっちゃがっちゃと前後に動かしてさくっと未使用の銃弾を5発抜いてガンベルトにつめ、その次はG4。
こっちはこっちでマガジンを抜いてから一度コッキングして銃身内に入っている銃弾を抜いて、空の状態にし、マガジンに詰めていたのを戻し、ガンベルトに詰め直してから余ったのをインベントリに仕舞う。
投げ物ポーチも100発分、苦無50、手裏剣40、爆裂手裏剣10の配分で。
ああ、あと忘れずにサブからメインに切り替えて、装備のし直しもしないと……忍者刀は使えないし、これもインベントリだな。
「それにしても貧弱な装備だな、私って」
ガンナーギルドのレベル上げて買える銃の種類を増やさないとやっぱ限界だわ。通用するのが単発式のハンドガンだけだって言うんだからな。
「お、来ましたよ?」
「やっぱりソロだと厳しいわ」
街のほうからやってきたプレイヤーを見て、思い出す。ああ、そうだ、こいつはあれだ、私も知ってるわ。
「……ファーマークランとも繋がってんの?」
「おや、知り合いでしたか?」
「そうね、脱獄した仲って所かしら」
ドラゴン頭で、しっかりした金属鎧を着て、ハルバードを構えたのがこっちへとやってくる。
鍬や斧の方が似合ってるってのにがっちがちの前衛装備をしているじゃねえか、あいつ。
「あれ、あんたも来たのか?」
「そこの犬野郎に誘われてねえ」
「ではウドラクさんが落ち着いたらダンジョンアタックと行きましょう。
フォーメーションは前2、中1、後2で、索敵はアカメさんで。ガヘリスはメタリカ、アカメさんを先回復、私とウドラクさんは半分切るまでは後回し位で良いです」
案外しっかりと考えてダンジョンアタックするんだな。
これがうちのクランだったらとりあえずバトルジャンキー共を突っ込ませて、残党処理に他のがやるって感じ。しっかり考えてパーティー組んでるって大事なんだな、この辺のレベル帯になると当たり前だって話なんだろうけど。
「前衛の展開は数に合わせて自分が出るか、ガウェインが出るかは適宜でいいか?」
「はい、単体で先に殴れるならお願いします」
「わ、私は後衛に、くるのを、優先します、ね」
こういうがっちがちに決めておいて、イレギュラーが起きると一気に瓦解するってのもパターンだよなあ。
とりあえず葉巻を咥え、火を付けて一服してから、CHの中を確認し大きく紫煙を吐き出す。
「とりあえずいこーや、あんまり気張ってるとしくじるぞ」
「ま、それもそうですね……基本方針ってだけで後は臨機応変に」
そういえばFWSがオーラ付き相手に通用するかも試せるし、道中はしっかりと援護して後衛に徹しようか。
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