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9章
257話 仕上げに取り掛かる
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「思ったんだけどよぉ、倒した後に剥ぎ取ったら良かったんじゃねえの?」
ぐったりして座り込んでいる所で猫耳がぽつっと。
「このゲームやってるなら分かるでしょ、倒した瞬間から消失するから意味ないのよ」
ポリゴン状になって消えていったレイドボスの事を思い出しつつ、満身創痍と言う状態で倒したその場で全員が大きくため息を吐き出す。やたらと首を狙っていたわけだが、まあその理由がそこだな。倒した後に取れるって確信も無かったわけだし、しょうがない。それにほら、無事に終わった訳だし、まあいいだろうよ。
「まー……ただ、ちょっと熱くなったのは確かだわ」
「あんなに声を上げるなんて珍しいしな」
「熱くなって良い所でミスるのはちょいちょいやらかすミスなのよねぇ」
葉巻を咥えて火を付けようとすると、トカゲとポンコツピンクの奴が変わりに付けてくる。そういえばうちの敏腕秘書意外に付けられるのは久々な気がするな。
「ガトマガジンの弾全部使い切っちまったな」
「クランの共有にもなくなったっけ?」
「あそこにあるのは材料だけだな、後で作っておくから勝手に引き出せ」
まあ、消耗品ってのは使ってなんぼだし、それはしょうがない。素材回収のマラソンくらいならいくらでもやれるし、いいんだけど。
「で、それは良いとしてボス、目的物は?」
「そりゃー、ばっちりよ。やっぱ倒すまでに首斬ったのがポイントっぽかったわ」
「これで成果無しだと流石にねぇ」
座っている私の頭にのっしりと寄りかかるジャンキーを支えながらインベントリを開き、確かにある事を確認してメニューを閉じる。これでありませんとか言われてたら、多分泣き崩れて暫く立ち上がれなかった。まあ、何にせよトータルで上手い事いったから、ヨシ。結果良ければすべてヨシ。
「私は私で、ファーマークランにお礼参りして、おしゃべり忍者のとこもいかねーとなあ……」
畑の様子を見に行くと言ってすぐにいなくなったファーマークラン、おしゃべり忍者の所はボスの沸き時間だからと言ってさっさと行ってしまうし、あいつらヘビロテ過ぎる。
恨まれているとは言え助けて貰ったのは事実なので何か手土産の一つでも買っておくか?いいや、めんどくせえ。
『助かったわ』
『こっちもこっちで尻尾斬りできたので、焼肉します?』
『別にファーマーだからってベジタリアンって訳じゃないわな……こっちはこっちで忙しいからまた今度な』
はい、完了ー、余計な事言って火に油を注ぐ必要はないし、このぐらい適当に相手しておくのが良い付き合いってもんよ。そのままの流れでおしゃべり忍者のほうもさくっとお礼を言って終わり。なんか不穏と言うか、大丈夫か?って事を去り際に言われたような気がしたけど、まあいいだろう。
「もっとプレイヤーがいると思ったけど、そうでもなかったな」
「たまたまエルスタンだったが、ゼイテやドルイテンにも同じようなレイドボスがいたらしい、向こうは向こうで古参連中がスピード撃破だとさ」
「いつまでもエルスタンを拠点にしてるのは私達くらいって事か」
葉巻をふはーっと吐き出しながら頭の上にいるジャンキーを揺らして遊ぶ。うあーっと唸りながらもだらけっぱなしだ。
「さーてと、地べたじゃなくてうちに帰ってゆっくりするか」
頭にジャンキーを乗せたまま、ずるずる下ろさせておんぶ状態にしてから転移地点に。そういえばボスが中央にいたせいで転移封印とか言うクソ状態になっていたのは目を瞑れない。ある意味で強制参加に近かったし、この辺に関しては結構叩かれそうな要素になりそうだ。
「おかえりなさいませ、みなさま」
サイオン姉妹が3人でお出迎え。
バタバタしていたクランショップも品切れになったらしいので、3人でゆっくりしていたみたいだな。結構自由に生活してるんだな、こいつらは。
「さーて、俺は減った銃弾作っておくかな……」
「材料集めにいかないと……ねー、ボス、弾ちょっとは余ってない?」
「私も余りはないよ、久々にガンベルトに入れていた奴も使いこんだからな」
いつも使ってすぐに20発入れてるガンベルトも今じゃ残り5発しかないし、常にフル装填していた銃もウサ銃しかないしで、こんなからっ空になっているのはゲーム序盤くらいしかなかったな。
「さてと、儂も酒蔵見てくるか」
「ボス湧きもしたしぃ、あたしもいくかなぁ」
「俺様もたまった木工の依頼片付けるとすっかな」
だらっとそれぞれが椅子に座っていたのに、日課やらやる事を見つけるとすぐさま動き始める。何だかんだでこいつら、結構精力的にこのゲームしてるんだよなあ。いや、半日近くあのレイドボスに邪魔されていたって言われたら、そりゃあやる事の一つや二つ溜まってるか。
「はいよ、行ってらっしゃい」
それぞれが転移したり、銃工房に行くのを見送りながら110mm対艦ライフルをインベントリから取り出して机の上に。あの時にジャムったのはある意味で良かったかもしれないな、ウサ銃の銃剣を久々に使って結局成功したわけだから。
ボルトアクションの部分を何度か引き、がちゃがちゃと動くかどうかを確認するが、そりゃあもうがっちり空薬莢が食い込んでいるのでこりゃあばらさないと駄目だ。あー、しまった結局ばらすんだったらトカゲの奴に頼むべきか。
まあ、そう言ってもしょうがないのでカスタマイズを使って銃をばらす。
T2Wにおける銃器のルールをおさらいするなんて久々だなあ……そういう訳で銃床、銃身、接続パーツに分解、ジャムった薬莢を取り外してから組み直し、ボルトアクションのレバーをがしゃがしゃとスライドさせて戻してを繰り返す。
変な所はリアルに作りこんでるわけだけど、めんどくさい所は簡易的にしているってのはいい塩梅だってよくわかるわ。
しっかり元に戻った状態でガシガシと動かしたり狙ったりして具合を確かめてからインベントリに仕舞う……そういえば銃器のリロードモーションや、装填、コッキング動作の出来るアプリなんてあったな。
さて、と……案外あっさりと修理も完了、詰まりを直しただけだからそこまで難しい修理って訳でもなかったな。
「とりあえずトロフィーの作り方はさくっと調べておくとして、その材料を取りに行くか」
インベントリにライフルを仕舞ってウサ銃を装備し直し、ガンベルトに入れていた5発の内2発をウサ銃に装填しておく。しばらくはまた安定供給がされるまでは銃剣ウサ銃で立ち回るしかない。
……ま、いいだろう、たまにはしっかりした立ち回りを見直すってのも悪くないな。
「サイオン、トロフィーの作り方」
「はい、これになります」
メニューを何個ぱっぱと開き、公式Wikiからトロフィーの作り方を表示する。何だろうな、スマホに入ってる音声認識のあれみたいな感じで便利。リアルじゃあれは全く使わないけどさ。
で、トロフィーの材料は結構簡単、木板で飾る大きさを作って、好きな形にしてから、金属やら細工やらで宝石等で装飾、その後で首を付けて完成。
リアルだったら剥製にするのに、ガラス玉で目を入れたり、防腐したりと結構手間が掛かるのだがこれはゲームなので問題なし。
「さてと、良い木板と貴金属、宝石でも探しにいくかね」
木板に関しちゃ猫耳の奴に聞いた方が良いかもしれん。って言うか良い素材集めてるだろうな、あいつは。貴金属や宝石関係の方は……鍛冶か情報クランにでもあたってみれば楽に手に入るかね。
札束ビンタで露店巡って材料集めるってのも全然有りなのだが、自力で手に入れるってのがやっぱり愛着が沸くってもんよ。
「場所だけ聞いて、じっくり1人で集めた上で作りに行くとするか……留守番は任せた」
「はい、いってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げて手を振ってくるサイオンを背中にクランハウスを出て、葉巻の紫煙を燻らせながら入口の上を見上げる。
「派手な看板になりそうだ」
にぃっと口角を上げ、銃剣ウサ銃を肩に提げながら紫煙と鼻歌を混じらせながら情報クランに向かう。
ぐったりして座り込んでいる所で猫耳がぽつっと。
「このゲームやってるなら分かるでしょ、倒した瞬間から消失するから意味ないのよ」
ポリゴン状になって消えていったレイドボスの事を思い出しつつ、満身創痍と言う状態で倒したその場で全員が大きくため息を吐き出す。やたらと首を狙っていたわけだが、まあその理由がそこだな。倒した後に取れるって確信も無かったわけだし、しょうがない。それにほら、無事に終わった訳だし、まあいいだろうよ。
「まー……ただ、ちょっと熱くなったのは確かだわ」
「あんなに声を上げるなんて珍しいしな」
「熱くなって良い所でミスるのはちょいちょいやらかすミスなのよねぇ」
葉巻を咥えて火を付けようとすると、トカゲとポンコツピンクの奴が変わりに付けてくる。そういえばうちの敏腕秘書意外に付けられるのは久々な気がするな。
「ガトマガジンの弾全部使い切っちまったな」
「クランの共有にもなくなったっけ?」
「あそこにあるのは材料だけだな、後で作っておくから勝手に引き出せ」
まあ、消耗品ってのは使ってなんぼだし、それはしょうがない。素材回収のマラソンくらいならいくらでもやれるし、いいんだけど。
「で、それは良いとしてボス、目的物は?」
「そりゃー、ばっちりよ。やっぱ倒すまでに首斬ったのがポイントっぽかったわ」
「これで成果無しだと流石にねぇ」
座っている私の頭にのっしりと寄りかかるジャンキーを支えながらインベントリを開き、確かにある事を確認してメニューを閉じる。これでありませんとか言われてたら、多分泣き崩れて暫く立ち上がれなかった。まあ、何にせよトータルで上手い事いったから、ヨシ。結果良ければすべてヨシ。
「私は私で、ファーマークランにお礼参りして、おしゃべり忍者のとこもいかねーとなあ……」
畑の様子を見に行くと言ってすぐにいなくなったファーマークラン、おしゃべり忍者の所はボスの沸き時間だからと言ってさっさと行ってしまうし、あいつらヘビロテ過ぎる。
恨まれているとは言え助けて貰ったのは事実なので何か手土産の一つでも買っておくか?いいや、めんどくせえ。
『助かったわ』
『こっちもこっちで尻尾斬りできたので、焼肉します?』
『別にファーマーだからってベジタリアンって訳じゃないわな……こっちはこっちで忙しいからまた今度な』
はい、完了ー、余計な事言って火に油を注ぐ必要はないし、このぐらい適当に相手しておくのが良い付き合いってもんよ。そのままの流れでおしゃべり忍者のほうもさくっとお礼を言って終わり。なんか不穏と言うか、大丈夫か?って事を去り際に言われたような気がしたけど、まあいいだろう。
「もっとプレイヤーがいると思ったけど、そうでもなかったな」
「たまたまエルスタンだったが、ゼイテやドルイテンにも同じようなレイドボスがいたらしい、向こうは向こうで古参連中がスピード撃破だとさ」
「いつまでもエルスタンを拠点にしてるのは私達くらいって事か」
葉巻をふはーっと吐き出しながら頭の上にいるジャンキーを揺らして遊ぶ。うあーっと唸りながらもだらけっぱなしだ。
「さーてと、地べたじゃなくてうちに帰ってゆっくりするか」
頭にジャンキーを乗せたまま、ずるずる下ろさせておんぶ状態にしてから転移地点に。そういえばボスが中央にいたせいで転移封印とか言うクソ状態になっていたのは目を瞑れない。ある意味で強制参加に近かったし、この辺に関しては結構叩かれそうな要素になりそうだ。
「おかえりなさいませ、みなさま」
サイオン姉妹が3人でお出迎え。
バタバタしていたクランショップも品切れになったらしいので、3人でゆっくりしていたみたいだな。結構自由に生活してるんだな、こいつらは。
「さーて、俺は減った銃弾作っておくかな……」
「材料集めにいかないと……ねー、ボス、弾ちょっとは余ってない?」
「私も余りはないよ、久々にガンベルトに入れていた奴も使いこんだからな」
いつも使ってすぐに20発入れてるガンベルトも今じゃ残り5発しかないし、常にフル装填していた銃もウサ銃しかないしで、こんなからっ空になっているのはゲーム序盤くらいしかなかったな。
「さてと、儂も酒蔵見てくるか」
「ボス湧きもしたしぃ、あたしもいくかなぁ」
「俺様もたまった木工の依頼片付けるとすっかな」
だらっとそれぞれが椅子に座っていたのに、日課やらやる事を見つけるとすぐさま動き始める。何だかんだでこいつら、結構精力的にこのゲームしてるんだよなあ。いや、半日近くあのレイドボスに邪魔されていたって言われたら、そりゃあやる事の一つや二つ溜まってるか。
「はいよ、行ってらっしゃい」
それぞれが転移したり、銃工房に行くのを見送りながら110mm対艦ライフルをインベントリから取り出して机の上に。あの時にジャムったのはある意味で良かったかもしれないな、ウサ銃の銃剣を久々に使って結局成功したわけだから。
ボルトアクションの部分を何度か引き、がちゃがちゃと動くかどうかを確認するが、そりゃあもうがっちり空薬莢が食い込んでいるのでこりゃあばらさないと駄目だ。あー、しまった結局ばらすんだったらトカゲの奴に頼むべきか。
まあ、そう言ってもしょうがないのでカスタマイズを使って銃をばらす。
T2Wにおける銃器のルールをおさらいするなんて久々だなあ……そういう訳で銃床、銃身、接続パーツに分解、ジャムった薬莢を取り外してから組み直し、ボルトアクションのレバーをがしゃがしゃとスライドさせて戻してを繰り返す。
変な所はリアルに作りこんでるわけだけど、めんどくさい所は簡易的にしているってのはいい塩梅だってよくわかるわ。
しっかり元に戻った状態でガシガシと動かしたり狙ったりして具合を確かめてからインベントリに仕舞う……そういえば銃器のリロードモーションや、装填、コッキング動作の出来るアプリなんてあったな。
さて、と……案外あっさりと修理も完了、詰まりを直しただけだからそこまで難しい修理って訳でもなかったな。
「とりあえずトロフィーの作り方はさくっと調べておくとして、その材料を取りに行くか」
インベントリにライフルを仕舞ってウサ銃を装備し直し、ガンベルトに入れていた5発の内2発をウサ銃に装填しておく。しばらくはまた安定供給がされるまでは銃剣ウサ銃で立ち回るしかない。
……ま、いいだろう、たまにはしっかりした立ち回りを見直すってのも悪くないな。
「サイオン、トロフィーの作り方」
「はい、これになります」
メニューを何個ぱっぱと開き、公式Wikiからトロフィーの作り方を表示する。何だろうな、スマホに入ってる音声認識のあれみたいな感じで便利。リアルじゃあれは全く使わないけどさ。
で、トロフィーの材料は結構簡単、木板で飾る大きさを作って、好きな形にしてから、金属やら細工やらで宝石等で装飾、その後で首を付けて完成。
リアルだったら剥製にするのに、ガラス玉で目を入れたり、防腐したりと結構手間が掛かるのだがこれはゲームなので問題なし。
「さてと、良い木板と貴金属、宝石でも探しにいくかね」
木板に関しちゃ猫耳の奴に聞いた方が良いかもしれん。って言うか良い素材集めてるだろうな、あいつは。貴金属や宝石関係の方は……鍛冶か情報クランにでもあたってみれば楽に手に入るかね。
札束ビンタで露店巡って材料集めるってのも全然有りなのだが、自力で手に入れるってのがやっぱり愛着が沸くってもんよ。
「場所だけ聞いて、じっくり1人で集めた上で作りに行くとするか……留守番は任せた」
「はい、いってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げて手を振ってくるサイオンを背中にクランハウスを出て、葉巻の紫煙を燻らせながら入口の上を見上げる。
「派手な看板になりそうだ」
にぃっと口角を上げ、銃剣ウサ銃を肩に提げながら紫煙と鼻歌を混じらせながら情報クランに向かう。
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