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7章
205話 ごちゃ混ぜ
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4つ目のエリアに入った所で、今まで様子を伺っていた連中や協調をしていたのが、これでもかと言うくらいに戦い始めている。
こっちとしては弾の数が節約できるのでそれだけで十分だと思っていたのだが、全員が全員バチバチになっているので碌なもんじゃない。
せっかく持ってきた手回しガトリングが活躍してくれるのは嬉しい所なのだが、この辺でこっちも協調相手との決別をしないと行けないのだが……。
「何?」
「寄りにもよってこいつか」
がんがん序盤でやり合ったこいつと一緒になるとは思わなかったが、しょうがない。
周りの状態を見れない程に間抜けと言う訳ではないだろうし、状況からしたら
「もう一回お前とやり合うのはめんどくさいな」
「まーねぇ……この辺で別れようか」
一時的にだが、また鍛冶クランのマスターと共闘する事になるとは思ってなかったのだが、何でこんなに恋人みたいな雰囲気で話しているんだろうか。そもそも序盤にあれだけがんがんやり合ったうえで何で協調してるんだって話になるんだが。まあ、利害の一致って奴だな。
暫く二人で戦っている間にどんどん抜かされたので自分の突破力と加速力、ハンドリングは後ろに付いて貰って無理やり曲がるのでテクニカルコースを突破し、合流地点はガトリング掃射で巻き込みながら吹き飛ばし、このアイテムエリアに来たわけだ。
一応二人でどうにかなってきたので仲違いもせずにやってきたが、何個かのアイテムは様子見で交互に取ったうえでの今の判断になる。
「俺は俺でボスを倒すって目的があるからそれまでは協力してもいいが……アイテムは欲しい」
「別に先に行けるならいいけどー……交互ってのは?」
「とれると思うか?」
「いやー、無理な気がするなぁ、ぎりぎりであんたの事ぶん殴って奪いたい」
「そうだなぁ、俺もあんたの事をぎりぎりで撃ち込んで奪いたい」
こういうのが利害の一致と言うのだろう。どちらにせよこのままどうこうするって話になるとただただ余計な消費をするだけって事になるか。
「知り合いのよしみって事で、分かれて10秒の間は攻撃しないってのはどうだ」
「あー、いいね、それからは何でもありなー」
所謂紳士ルールって奴だな、うちのボスはこういうのが嫌いだとか言ってたから容赦なく殺しにかかるとは思うのだが、そこまで外道にはなり切れないのでここは素直にルールを守っておくとするか。
2人そろって「じゃあ」と言うと共に離れていくが、勿論こっちは相手に銃口を向けているし、向こうは向こうでこっちに攻撃する準備をしつつ、次のアイテムが無いかを探っている
そして10秒経った段階で何処かで爆発が起きるのと同時に戦闘開始。
こっちはこっちでいつも通りの戦法で自動操縦を駆使しての銃撃、向こうは向こうで巨大斧でのガードからの接近。
流れ弾で後ろの奴がやられているのはご愁傷様としか言えないのだが、相変わらず金属音をさせて端良くてくるのが厄介だ。
「とは言え、こっちはこっちで隠し玉があるんだがな!」
ガンナー御用達、パイプ爆弾に火を付けて接近する前に投擲。ボスが言うには火薬の分量を間違えたら自爆すると言っていたが、そんなのは分かっている。硝石丘の作り方から火薬の量産方法までしっかり確認したし、試しの爆破も採掘でやっているから大丈夫。
懸念する問題はボマーを取る前に試したのでボマーの補正がどれくらい掛かるのかって所よ。
毎度お馴染みの着火音を聞いてすぐに閃光、音、爆風がやってくる。
「これ、やべえわ」
ゴーレムが大きく傾いて転倒するほどの衝撃を受けながら辺りに小さめのキノコ雲を発生させる。そういえば特撮ヒーローの動いたら死ぬほどの爆発みたいな事を思い出したよ。
ああ、勿論自爆でダウンだし、周辺は殆どがダウン判定になっている。
「……200gも突っ込むんじゃなかった」
自動的に起き上がって待機状態になるゴーレムを見ながら向こう側でぷりぷりと怒っているカコルを眺める。やっちまった感強いが……こっから逆転できんのかね。
「何かやばそうな音したねぇ」
「そうね、またアカメちゃんが爆破でもしたんじゃないの?」
相変わらずの協力プレイでアイテムエリアを走り続け、平和に交互にアイテムパネルを取って順調に強化していく。
一緒に走っている間に聞いたわけだけど、薫ちゃんは自分の作ったスーツの性能を見たいからと言うので参戦したらしく、結構アイテムは取らせてくれるってのは嬉しいかも。
「そのアカメちゃんがどこにいるかわかんないんだよねぇ……何か聞いてないのぉ?」
「先行逃げ切りで立ち回るから、性能のいいスーツにしてって言われたけど、それ以外は何にも」
「結構まくってるわりにアカメちゃんの「ア」の字も見つからないねぇ」
「あたしのクラン員からの連絡もないわねぇ……一応探してって言ってるんだけど」
あたしの目的もアカメちゃんだから、今のところ目標が一緒だし、仲違いは無いかな。薫ちゃん的には勝つと言うよりも追いつくって方が大事みたいだし?
ついでに追いついた後にあたしが攻撃するの見て、スーツの性能をじっくり観察できるからなお良しって所かな。
「うーん、コース的にはそろそろ追いつくかなぁ、このエリアともう2個エリアがあるみたいだから、次で追いついて牽制しながらラストスパートってとこ?」
「そうねぇ、マイカちゃんも結構強化されてきたし、言った通りの感じなら追いつけるかしら」
「ぶっちぎりで速いってのもいないみたいだし、先頭集団は先頭集団で小競り合いって感じであればいいんだけどなぁ」
後はあたし達のクランメンバーがどこまで来てるかってとこかな。今のところあたしが前にいるっぽいし、他の4人の動向があんまし分からない。かと言ってクランチャットを使うとアカメちゃんにばれちゃうからそれはやらない約束だし。
フレンド組むって事も忘れてたからなぁ、クランチャットがあれば連絡取れるし、わざわざ組む必要ある?ってなるからその辺も無頓着なんだよねぇ。
「状況的には、あたしたちが一番前、次に十兵衛ちゃん、その次辺りにニーナちゃん、ももちゃん、バイパーちゃんってとこかなぁ……後ろ3人が追いつかなさそう」
「そういえば増えたとか言ってたわね、次右ね」
「総合的なとこかなぁ、後ろ3人は喧嘩っぱやい、闘技場ランク上位、ポンコツっこだから、警戒されて前に出れないだろうし、十兵衛ちゃんは立ち回りがせかせかしないから、上位ってとこ」
で、肝心のアカメちゃんはヘイトを稼がないようにしながら最低限の戦い方をしながら先に進んで、維持しているって感じ。戦い方で言えば一番賢いけど、勝ちに貪欲すぎだよなあ。
勿論だけど、右に曲がる時の体重移動も忘れない。
「バトルジャンキーって聞いてたけど、冷静ね」
「みんなして言うんだよねぇ、あたしそんなにジャンキーじゃないと思うのにぃ」
口を尖らせぶーぶーと言いながら、後ろで体重移動でのカーブ補助、アイテムのパネルがきたら前に出て取得して後ろに付く。
いいのかなぁ、こんな楽にやってきて。
「まぁ、いいじゃない、そうやって言って茶化してくれる相手って大事よ?」
まー、それは分かるけどねぇ。
「ん、あれアカメちゃんじゃない?」
アイテムのエリアも抜け、次のエリアに差し掛かった所で薫ちゃんが指を指し示す。
黒髪のドラゴニアンの背中が見えるわけだけど、あれ本当にアカメちゃんかなあ……?
「一回殴って確かめるから後ろついてちょーだい?」
「あんた達の愛情表現って過激ねぇ」
こういう機会じゃないと戦えないんだからしょーがないじゃん?
こっちとしては弾の数が節約できるのでそれだけで十分だと思っていたのだが、全員が全員バチバチになっているので碌なもんじゃない。
せっかく持ってきた手回しガトリングが活躍してくれるのは嬉しい所なのだが、この辺でこっちも協調相手との決別をしないと行けないのだが……。
「何?」
「寄りにもよってこいつか」
がんがん序盤でやり合ったこいつと一緒になるとは思わなかったが、しょうがない。
周りの状態を見れない程に間抜けと言う訳ではないだろうし、状況からしたら
「もう一回お前とやり合うのはめんどくさいな」
「まーねぇ……この辺で別れようか」
一時的にだが、また鍛冶クランのマスターと共闘する事になるとは思ってなかったのだが、何でこんなに恋人みたいな雰囲気で話しているんだろうか。そもそも序盤にあれだけがんがんやり合ったうえで何で協調してるんだって話になるんだが。まあ、利害の一致って奴だな。
暫く二人で戦っている間にどんどん抜かされたので自分の突破力と加速力、ハンドリングは後ろに付いて貰って無理やり曲がるのでテクニカルコースを突破し、合流地点はガトリング掃射で巻き込みながら吹き飛ばし、このアイテムエリアに来たわけだ。
一応二人でどうにかなってきたので仲違いもせずにやってきたが、何個かのアイテムは様子見で交互に取ったうえでの今の判断になる。
「俺は俺でボスを倒すって目的があるからそれまでは協力してもいいが……アイテムは欲しい」
「別に先に行けるならいいけどー……交互ってのは?」
「とれると思うか?」
「いやー、無理な気がするなぁ、ぎりぎりであんたの事ぶん殴って奪いたい」
「そうだなぁ、俺もあんたの事をぎりぎりで撃ち込んで奪いたい」
こういうのが利害の一致と言うのだろう。どちらにせよこのままどうこうするって話になるとただただ余計な消費をするだけって事になるか。
「知り合いのよしみって事で、分かれて10秒の間は攻撃しないってのはどうだ」
「あー、いいね、それからは何でもありなー」
所謂紳士ルールって奴だな、うちのボスはこういうのが嫌いだとか言ってたから容赦なく殺しにかかるとは思うのだが、そこまで外道にはなり切れないのでここは素直にルールを守っておくとするか。
2人そろって「じゃあ」と言うと共に離れていくが、勿論こっちは相手に銃口を向けているし、向こうは向こうでこっちに攻撃する準備をしつつ、次のアイテムが無いかを探っている
そして10秒経った段階で何処かで爆発が起きるのと同時に戦闘開始。
こっちはこっちでいつも通りの戦法で自動操縦を駆使しての銃撃、向こうは向こうで巨大斧でのガードからの接近。
流れ弾で後ろの奴がやられているのはご愁傷様としか言えないのだが、相変わらず金属音をさせて端良くてくるのが厄介だ。
「とは言え、こっちはこっちで隠し玉があるんだがな!」
ガンナー御用達、パイプ爆弾に火を付けて接近する前に投擲。ボスが言うには火薬の分量を間違えたら自爆すると言っていたが、そんなのは分かっている。硝石丘の作り方から火薬の量産方法までしっかり確認したし、試しの爆破も採掘でやっているから大丈夫。
懸念する問題はボマーを取る前に試したのでボマーの補正がどれくらい掛かるのかって所よ。
毎度お馴染みの着火音を聞いてすぐに閃光、音、爆風がやってくる。
「これ、やべえわ」
ゴーレムが大きく傾いて転倒するほどの衝撃を受けながら辺りに小さめのキノコ雲を発生させる。そういえば特撮ヒーローの動いたら死ぬほどの爆発みたいな事を思い出したよ。
ああ、勿論自爆でダウンだし、周辺は殆どがダウン判定になっている。
「……200gも突っ込むんじゃなかった」
自動的に起き上がって待機状態になるゴーレムを見ながら向こう側でぷりぷりと怒っているカコルを眺める。やっちまった感強いが……こっから逆転できんのかね。
「何かやばそうな音したねぇ」
「そうね、またアカメちゃんが爆破でもしたんじゃないの?」
相変わらずの協力プレイでアイテムエリアを走り続け、平和に交互にアイテムパネルを取って順調に強化していく。
一緒に走っている間に聞いたわけだけど、薫ちゃんは自分の作ったスーツの性能を見たいからと言うので参戦したらしく、結構アイテムは取らせてくれるってのは嬉しいかも。
「そのアカメちゃんがどこにいるかわかんないんだよねぇ……何か聞いてないのぉ?」
「先行逃げ切りで立ち回るから、性能のいいスーツにしてって言われたけど、それ以外は何にも」
「結構まくってるわりにアカメちゃんの「ア」の字も見つからないねぇ」
「あたしのクラン員からの連絡もないわねぇ……一応探してって言ってるんだけど」
あたしの目的もアカメちゃんだから、今のところ目標が一緒だし、仲違いは無いかな。薫ちゃん的には勝つと言うよりも追いつくって方が大事みたいだし?
ついでに追いついた後にあたしが攻撃するの見て、スーツの性能をじっくり観察できるからなお良しって所かな。
「うーん、コース的にはそろそろ追いつくかなぁ、このエリアともう2個エリアがあるみたいだから、次で追いついて牽制しながらラストスパートってとこ?」
「そうねぇ、マイカちゃんも結構強化されてきたし、言った通りの感じなら追いつけるかしら」
「ぶっちぎりで速いってのもいないみたいだし、先頭集団は先頭集団で小競り合いって感じであればいいんだけどなぁ」
後はあたし達のクランメンバーがどこまで来てるかってとこかな。今のところあたしが前にいるっぽいし、他の4人の動向があんまし分からない。かと言ってクランチャットを使うとアカメちゃんにばれちゃうからそれはやらない約束だし。
フレンド組むって事も忘れてたからなぁ、クランチャットがあれば連絡取れるし、わざわざ組む必要ある?ってなるからその辺も無頓着なんだよねぇ。
「状況的には、あたしたちが一番前、次に十兵衛ちゃん、その次辺りにニーナちゃん、ももちゃん、バイパーちゃんってとこかなぁ……後ろ3人が追いつかなさそう」
「そういえば増えたとか言ってたわね、次右ね」
「総合的なとこかなぁ、後ろ3人は喧嘩っぱやい、闘技場ランク上位、ポンコツっこだから、警戒されて前に出れないだろうし、十兵衛ちゃんは立ち回りがせかせかしないから、上位ってとこ」
で、肝心のアカメちゃんはヘイトを稼がないようにしながら最低限の戦い方をしながら先に進んで、維持しているって感じ。戦い方で言えば一番賢いけど、勝ちに貪欲すぎだよなあ。
勿論だけど、右に曲がる時の体重移動も忘れない。
「バトルジャンキーって聞いてたけど、冷静ね」
「みんなして言うんだよねぇ、あたしそんなにジャンキーじゃないと思うのにぃ」
口を尖らせぶーぶーと言いながら、後ろで体重移動でのカーブ補助、アイテムのパネルがきたら前に出て取得して後ろに付く。
いいのかなぁ、こんな楽にやってきて。
「まぁ、いいじゃない、そうやって言って茶化してくれる相手って大事よ?」
まー、それは分かるけどねぇ。
「ん、あれアカメちゃんじゃない?」
アイテムのエリアも抜け、次のエリアに差し掛かった所で薫ちゃんが指を指し示す。
黒髪のドラゴニアンの背中が見えるわけだけど、あれ本当にアカメちゃんかなあ……?
「一回殴って確かめるから後ろついてちょーだい?」
「あんた達の愛情表現って過激ねぇ」
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