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1章
34話 計画2 装備強化(完結編)
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ガンガンとハンマーを振るって金属武器を何本か作ろうと思っていたのだが、その前に空腹で死にかけた。もうね、そういえばと言った感じで忘れてたよ。何て言ったってHPが残り5になるまで気が付かなかったからね。警告音が出て慌ててステータス確認したほどだから。
「このまま鍛冶やってたら餓死ってどんだけ夢中になってたのよ」
MREを5個食べて満腹度を最大回復しておく。やっぱ料理やるか……?食べるたびにテンション結構さがるのよね、これ。
っていうか料理まで手出したら多分次は農業系やり始めるよ、金掛けたくないとか自前でやれるから、とか言ってね。
どっちにしろ計画外の事なので覚え書き程度にメモっておこう。
「自分のためにえーんやこらーっと」
鉄延べ棒を使い、ナイフではなくショートソードを作ってみる。金属同士がぶつかる高い音を響かせながら鍛冶を進める。ガキンガキンと響かせつつ成形し、レシピ通りに作り続ける。
ギルドの爺さんも言っていたが、レシピが分かっている状態で作るのであればほぼ失敗はしない。製法を変えてみるとか、別素材を混ぜ込んでみたりとかレシピ外の要素を入れると失敗率が増えると思う。
「なんたってやった事も無いし聞いた事もないしねー」
出来上がったショートソードを手に取ってじっくりと見つめる。此処だけ見れば一端の鍛冶職人にも見える。だとしても蓋開けたらガンナーな訳だけど。
名称:ショートソード 武器種:剣
必要ステータス:STR3
攻撃力:+10 命中:+5
効果:無し
詳細:ザ・剣 扱いやすい基本的な剣
製作者:アカメ
やっぱりレシピが分かっているものは簡単に作れる。まあ、出来に関してはまだまだ店売り品と変わらないのだけど。って言うか普通に延べ棒状態の方が高く売れるんじゃないのか、これ。
「てか、こんなにぽこぽこ作れるって事は鉄鉱石、近場で採れるんじゃないかな、エリア2のあれって銅鉱石と硫黄が狙いで、その副産物でくず鉄って事か……どっかに情報上がってるといいけど」
レシピを眺めつつ鉄素材の鍛冶品をずらっと見ていくが、結構種類がある。これでまだ武器だけと言うのだから、防具も作れるとなると鉄の使用量尋常じゃない気がする。最悪あとナイフ2本作っておけばいつも用意している本数なので残りの鉄延べ棒は鍛冶に使える。
「だからって無計画に使うのもねぇ……クエスト進めながら考えよ」
ショートソードをインベントリにするっと仕舞いそれなりに久しぶりに鍛冶ギルドの鍛冶場から出てくる。受付にいる爺さんは相変わらずムキムキマッチョだ。
その爺さんの目の前を横切ってクエスト掲示板を開き、次のクエストを考える。
うん……?いや、ギルドクエストを進めるのはいいとして目標はそっちじゃない。
「だから先に銃剣だって!」
メニューを手でバチンと閉じる様にしながら自分に言い聞かせる。ちょっとハマったら夢中になるのは長所だが、其れしか見えなくなるのは短所だ。人間、性格ってそうそう直るもんじゃないよね。
「よーし、落ち着け……ナイフより威力が高くて軽めの重量の武器になるものを考えないと」
とは言えちょうど良い物ってなかなか思いつかない。ショートソードは作ってみたもののそこそこ長いしバランスが悪い。そうそう思いつかないわな。
「ねぇ、爺さん、ナイフと同じような大きさで軽くて攻撃力のある武器とかない?」
「受付のワシに聞いちゃう?」
「実はギルドマスターでしたみたいなオチだと思ったんだけど」
「ワシそんなに凄く見える?」
こう言う所で好感度が関係してくる気がする。人との付き合いは苦手だが、NPCの相手となれば話は別になる。幾らでも貢いで時間を掛けて好感度を最大にするなんて私にとってはやりこみプレイの一つでしかない。だからって今やるこっちゃねえって何回も言ってんだろうが。
「受付が半裸で筋肉見せてる時点で怪しいのだけど、とりあえずレシピ見ておくか……」
まあ、ショップと言っても爺さんがスライドしてショップのカウンターに回ってくるだけですぐなのだが。ショップの売っているレシピはギルドランク1の私で買える物としては入門ばかりでめぼしい物はない。
「武器はどん詰まりかあ…とりあえずナイフ作ってみるか」
ショップメニューを閉じ、鍛冶場に戻ってさっくりとナイフを2本追加生産。縄に関しては道具屋で買えばいいから後でいいだろう。
「んー……ぱっと思いついたものだと包丁とかいい感じだと思うのよねえ、刺身包丁とか洋包丁とかよさげじゃない?」
いい案だとは思ったけど、製法は調べないと分からないのでパスだ。
「後は……材料を変えてみる?鋼で作れればいいけど、炉が駄目そうだしなあ……火力を上げるのに木炭はちょっと使いたくないし……いいもんあったかなあ」
とりあえず炉のメニューを開きながら考える。そういえば木炭作るときに使った燃えカスとかあるけど、これぶち込んだら火力あがらないかなと思いつく。物は試しだしどうせダメだとしてもくず鉄判定くらいになるだろう。そう思い鉄延べ棒を炉に突っ込む前に燃えカスを50個ほど突っ込みしばらく待つ、雰囲気的に火力が上がってる気がする。その火力の上がった雰囲気が出ている炉に鉄延べ棒を入れて同じようにナイフを作っていく。
名称:ナイフ(良品) 武器種:短剣
必要ステータス:STR1 DEX1
攻撃力:+5 命中:+15
効果:無し
詳細:出来のいいナイフ 店売りよりちょっと強い
製作者:アカメ
「消し炭って事だったか。すぐ火が付くからその分火力が上がったっぽい?何にせよ微強化には成功かしら」
出来の良いナイフを手に取って光に当てる。うーん、違いが分からないがデータ的には良い物ができているんだから、よしとしよう。新しいレシピも出現したので同じ手順で良品ナイフをもう2本作っておく。火力を上げるって大事なんだな。ついでに鍛冶もレベルが上がった。
スキル名:鍛冶 レベル:2
詳細:金属製品の製作が可能 レベル上昇で品質が良くなり製作可能物が増える
「とりあえず鍛冶はこんな所か……これ以上のめり込むのは危険だ」
鍛冶場から出て受付の爺さんに軽く挨拶を交わしてから鍛冶ギルドを出る。多少の強化しかできなかったのはしょうがないが、これも今後の課題だ。とりあえず通常ナイフと増えた鍛冶ハンマーを売ってカスタマイズ用の縄を買おう。裁縫は……とりあえず後回しにして店売りローブも合わせて買っておこう。
名前:アカメ 種族:ドラゴニアン
職業:ガンナー
基本Lv:10 職業Lv:7
HP:31/31 MP:15/15
STR:6 AGI:15 VIT:2
DEX:12 INT:2 RES:2
SP:残13
【スキル1】
二度撃ちLv1 装填Lv2 調合Lv1 カスタマイズLv2 銃剣Lv3
【スキル2】
木工Lv2 鍛冶Lv2 錬金Lv2 伐採Lv2 採掘Lv4 採取Lv2
裁縫Lv1 細工Lv1
【装備】
武器:M2ラビット(残弾0)
防具:ローブ
その他:銃弾×0
【持ち物】
鋸 鍛冶ハンマー 錬金窯 伐採斧 採掘つるはし 縫い針 クラフトツール
レーション×5 ゴミ×38 ナイフ(良品)×3 縄×3
銅鉱石×1 硫黄×11 木炭(質1)×5 雑木×10
鉄延べ棒×3 くず鉄延べ棒×2 銅延べ棒×7 歪な鉄×1
ヨモギ×42 ミント×56 麻×35 薬草×9
動物の皮×14 下級動物肉×6
所持金:0Z(500Z使用予定)
状態:異常なし 満腹度90%
ナイフ3本、ショートソード、鍛冶ハンマーを売り払い合計500Z(ゼニー)そこから縄を3本購入し、ローブも合わせて購入する。
最安値とは言え200Z(ゼニー)もした。
ほんと、私の所持金って常に0な気がする。
名称:ローブ 防具種:衣服
必要ステータス:無し
防御力:+2
効果:無し
詳細:別名布の服 何もないよりぜんぜんマシ
一番安い奴でも防御が2も上がるよ、今まで5とか食らってたのが3になるわけでしょ?もうちょっと防具の事見直してやればよかったよ。
そういえば初期装備でもウサ銃しかなかったのは、やっぱりそれだけ強力な武器を引いたと言う事なんだろうか。もうちょっとSTRのステータスが低かったら拳銃と防具一つとかだったりして?他職の初期装備も知らないし、今更知った所でどうにもならないのだが。
「裁縫と細工は今度でいいか……ついでにカスタマイズもしてっと」
インベントリからウサ銃を取り出し、縄とナイフでいつものようにカスタマイズを行う。いつものアナウンスもすっかり聞きなれたよ。
名前:カスタムM2ラビット 武器種:長銃
必要ステータス:STR5 DEX5
攻撃力:+15 命中:+20
効果:セミオート 命中時固定ダメージ50 装弾数5発
付属品:良品ナイフ(効果:攻撃力+5 命中+5 固定ダメージ無効 装弾数∞発 一定確率で破損)
地味に攻撃力が2上がってる。この辺りは装着武器の攻撃力が依存しているので確定だ。やっぱりもうちょっと鍛冶に時間かけても良かったかもしれないが今やる気に満ちているから、妥協する。装備周りは此処までにしておいて、あとは銃剣のレベルで補おう。
「皮と肉で情報料と回復アイテム代にはなるかな……流石に攻略済みのダンジョンだろうしそこまで高くはないといいけど」
兎に角、装備に若干の不安は残るがLv10程度で突破できるダンジョンくらいあるだろう。道中によっては採取で薬草を回収しながら進むという手もあるし、何とかなるだろ、死んでも経験しかなくならないし。
「さーてと……砂丘の所に行ってあいつのイラつく顔面に金でも叩きつけてやるか」
「このまま鍛冶やってたら餓死ってどんだけ夢中になってたのよ」
MREを5個食べて満腹度を最大回復しておく。やっぱ料理やるか……?食べるたびにテンション結構さがるのよね、これ。
っていうか料理まで手出したら多分次は農業系やり始めるよ、金掛けたくないとか自前でやれるから、とか言ってね。
どっちにしろ計画外の事なので覚え書き程度にメモっておこう。
「自分のためにえーんやこらーっと」
鉄延べ棒を使い、ナイフではなくショートソードを作ってみる。金属同士がぶつかる高い音を響かせながら鍛冶を進める。ガキンガキンと響かせつつ成形し、レシピ通りに作り続ける。
ギルドの爺さんも言っていたが、レシピが分かっている状態で作るのであればほぼ失敗はしない。製法を変えてみるとか、別素材を混ぜ込んでみたりとかレシピ外の要素を入れると失敗率が増えると思う。
「なんたってやった事も無いし聞いた事もないしねー」
出来上がったショートソードを手に取ってじっくりと見つめる。此処だけ見れば一端の鍛冶職人にも見える。だとしても蓋開けたらガンナーな訳だけど。
名称:ショートソード 武器種:剣
必要ステータス:STR3
攻撃力:+10 命中:+5
効果:無し
詳細:ザ・剣 扱いやすい基本的な剣
製作者:アカメ
やっぱりレシピが分かっているものは簡単に作れる。まあ、出来に関してはまだまだ店売り品と変わらないのだけど。って言うか普通に延べ棒状態の方が高く売れるんじゃないのか、これ。
「てか、こんなにぽこぽこ作れるって事は鉄鉱石、近場で採れるんじゃないかな、エリア2のあれって銅鉱石と硫黄が狙いで、その副産物でくず鉄って事か……どっかに情報上がってるといいけど」
レシピを眺めつつ鉄素材の鍛冶品をずらっと見ていくが、結構種類がある。これでまだ武器だけと言うのだから、防具も作れるとなると鉄の使用量尋常じゃない気がする。最悪あとナイフ2本作っておけばいつも用意している本数なので残りの鉄延べ棒は鍛冶に使える。
「だからって無計画に使うのもねぇ……クエスト進めながら考えよ」
ショートソードをインベントリにするっと仕舞いそれなりに久しぶりに鍛冶ギルドの鍛冶場から出てくる。受付にいる爺さんは相変わらずムキムキマッチョだ。
その爺さんの目の前を横切ってクエスト掲示板を開き、次のクエストを考える。
うん……?いや、ギルドクエストを進めるのはいいとして目標はそっちじゃない。
「だから先に銃剣だって!」
メニューを手でバチンと閉じる様にしながら自分に言い聞かせる。ちょっとハマったら夢中になるのは長所だが、其れしか見えなくなるのは短所だ。人間、性格ってそうそう直るもんじゃないよね。
「よーし、落ち着け……ナイフより威力が高くて軽めの重量の武器になるものを考えないと」
とは言えちょうど良い物ってなかなか思いつかない。ショートソードは作ってみたもののそこそこ長いしバランスが悪い。そうそう思いつかないわな。
「ねぇ、爺さん、ナイフと同じような大きさで軽くて攻撃力のある武器とかない?」
「受付のワシに聞いちゃう?」
「実はギルドマスターでしたみたいなオチだと思ったんだけど」
「ワシそんなに凄く見える?」
こう言う所で好感度が関係してくる気がする。人との付き合いは苦手だが、NPCの相手となれば話は別になる。幾らでも貢いで時間を掛けて好感度を最大にするなんて私にとってはやりこみプレイの一つでしかない。だからって今やるこっちゃねえって何回も言ってんだろうが。
「受付が半裸で筋肉見せてる時点で怪しいのだけど、とりあえずレシピ見ておくか……」
まあ、ショップと言っても爺さんがスライドしてショップのカウンターに回ってくるだけですぐなのだが。ショップの売っているレシピはギルドランク1の私で買える物としては入門ばかりでめぼしい物はない。
「武器はどん詰まりかあ…とりあえずナイフ作ってみるか」
ショップメニューを閉じ、鍛冶場に戻ってさっくりとナイフを2本追加生産。縄に関しては道具屋で買えばいいから後でいいだろう。
「んー……ぱっと思いついたものだと包丁とかいい感じだと思うのよねえ、刺身包丁とか洋包丁とかよさげじゃない?」
いい案だとは思ったけど、製法は調べないと分からないのでパスだ。
「後は……材料を変えてみる?鋼で作れればいいけど、炉が駄目そうだしなあ……火力を上げるのに木炭はちょっと使いたくないし……いいもんあったかなあ」
とりあえず炉のメニューを開きながら考える。そういえば木炭作るときに使った燃えカスとかあるけど、これぶち込んだら火力あがらないかなと思いつく。物は試しだしどうせダメだとしてもくず鉄判定くらいになるだろう。そう思い鉄延べ棒を炉に突っ込む前に燃えカスを50個ほど突っ込みしばらく待つ、雰囲気的に火力が上がってる気がする。その火力の上がった雰囲気が出ている炉に鉄延べ棒を入れて同じようにナイフを作っていく。
名称:ナイフ(良品) 武器種:短剣
必要ステータス:STR1 DEX1
攻撃力:+5 命中:+15
効果:無し
詳細:出来のいいナイフ 店売りよりちょっと強い
製作者:アカメ
「消し炭って事だったか。すぐ火が付くからその分火力が上がったっぽい?何にせよ微強化には成功かしら」
出来の良いナイフを手に取って光に当てる。うーん、違いが分からないがデータ的には良い物ができているんだから、よしとしよう。新しいレシピも出現したので同じ手順で良品ナイフをもう2本作っておく。火力を上げるって大事なんだな。ついでに鍛冶もレベルが上がった。
スキル名:鍛冶 レベル:2
詳細:金属製品の製作が可能 レベル上昇で品質が良くなり製作可能物が増える
「とりあえず鍛冶はこんな所か……これ以上のめり込むのは危険だ」
鍛冶場から出て受付の爺さんに軽く挨拶を交わしてから鍛冶ギルドを出る。多少の強化しかできなかったのはしょうがないが、これも今後の課題だ。とりあえず通常ナイフと増えた鍛冶ハンマーを売ってカスタマイズ用の縄を買おう。裁縫は……とりあえず後回しにして店売りローブも合わせて買っておこう。
名前:アカメ 種族:ドラゴニアン
職業:ガンナー
基本Lv:10 職業Lv:7
HP:31/31 MP:15/15
STR:6 AGI:15 VIT:2
DEX:12 INT:2 RES:2
SP:残13
【スキル1】
二度撃ちLv1 装填Lv2 調合Lv1 カスタマイズLv2 銃剣Lv3
【スキル2】
木工Lv2 鍛冶Lv2 錬金Lv2 伐採Lv2 採掘Lv4 採取Lv2
裁縫Lv1 細工Lv1
【装備】
武器:M2ラビット(残弾0)
防具:ローブ
その他:銃弾×0
【持ち物】
鋸 鍛冶ハンマー 錬金窯 伐採斧 採掘つるはし 縫い針 クラフトツール
レーション×5 ゴミ×38 ナイフ(良品)×3 縄×3
銅鉱石×1 硫黄×11 木炭(質1)×5 雑木×10
鉄延べ棒×3 くず鉄延べ棒×2 銅延べ棒×7 歪な鉄×1
ヨモギ×42 ミント×56 麻×35 薬草×9
動物の皮×14 下級動物肉×6
所持金:0Z(500Z使用予定)
状態:異常なし 満腹度90%
ナイフ3本、ショートソード、鍛冶ハンマーを売り払い合計500Z(ゼニー)そこから縄を3本購入し、ローブも合わせて購入する。
最安値とは言え200Z(ゼニー)もした。
ほんと、私の所持金って常に0な気がする。
名称:ローブ 防具種:衣服
必要ステータス:無し
防御力:+2
効果:無し
詳細:別名布の服 何もないよりぜんぜんマシ
一番安い奴でも防御が2も上がるよ、今まで5とか食らってたのが3になるわけでしょ?もうちょっと防具の事見直してやればよかったよ。
そういえば初期装備でもウサ銃しかなかったのは、やっぱりそれだけ強力な武器を引いたと言う事なんだろうか。もうちょっとSTRのステータスが低かったら拳銃と防具一つとかだったりして?他職の初期装備も知らないし、今更知った所でどうにもならないのだが。
「裁縫と細工は今度でいいか……ついでにカスタマイズもしてっと」
インベントリからウサ銃を取り出し、縄とナイフでいつものようにカスタマイズを行う。いつものアナウンスもすっかり聞きなれたよ。
名前:カスタムM2ラビット 武器種:長銃
必要ステータス:STR5 DEX5
攻撃力:+15 命中:+20
効果:セミオート 命中時固定ダメージ50 装弾数5発
付属品:良品ナイフ(効果:攻撃力+5 命中+5 固定ダメージ無効 装弾数∞発 一定確率で破損)
地味に攻撃力が2上がってる。この辺りは装着武器の攻撃力が依存しているので確定だ。やっぱりもうちょっと鍛冶に時間かけても良かったかもしれないが今やる気に満ちているから、妥協する。装備周りは此処までにしておいて、あとは銃剣のレベルで補おう。
「皮と肉で情報料と回復アイテム代にはなるかな……流石に攻略済みのダンジョンだろうしそこまで高くはないといいけど」
兎に角、装備に若干の不安は残るがLv10程度で突破できるダンジョンくらいあるだろう。道中によっては採取で薬草を回収しながら進むという手もあるし、何とかなるだろ、死んでも経験しかなくならないし。
「さーてと……砂丘の所に行ってあいつのイラつく顔面に金でも叩きつけてやるか」
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