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杪夏の風編
1,杪夏の風-2
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ガルバナムのあとを付いて歩いていたルウは、マントに身を包み、自分の手より一回り大きいグローブをはめていた。
空間移動路を二つ抜け、森と畑の境界になる道を進んでいくと、次第に、風によるダメージを受けたと思われる光景が散見した。
畑に稔る作物は防護網で守られていたが、自生するコスモスは倒れ、どこからか飛んできた籠や木箱が転がっている。森では、折れた枝が地面に落ち、ほかの枝に引っ掛かって揺れているものもある。
「ルウ、もうすぐだ。見えるぞ」
「はい」
ガルバナムに促され、前方を注視したルウは、青々とした葉を繁らせる木々の向こうに、白みを帯びた銀の幹を見た。
奏での森に到着すると、ルウは歩を止め、陽を照り返す銀の森を見上げて目をしばたいた。
根から幹、枝から葉までもが、周辺の木々とは明らかに異なっていた。
「まるで、石の彫刻でできた森ですね……」
「そう見えなくもないな。だが、キロンという名のある、れっきとした樹木だ」
直立するキロンの枝は針金のように柔軟で、そこかしこで捩れ、薄い鉄板のような葉はひしげていた。
「おっ、来たな。ガルバナム」
森のなかから声がすると、でこぼことした銀の木肌の間から、ガルバナムよりも年上と思われる一人の男が現れた。
彼はマントのフードを下ろし、褐色の肌と白い歯を見せる。
「思ったよりもひどいな」
ガルバナムは、慣れた口調で話しかける。
「ああ。森の奥まで風が入り込んだ形跡がある。……ところで、そちらの少年は?」
「以前話した、弟子のルウだ」
ルウは、ガルバナムの背後から一歩出て姿を現すと、男に頭を下げた。
「はじめまして。ルウと申します」
「やはりそうか。私はタジェットだ。よろしくな」
タジェットが機嫌よくグローブを外して片手を前に差し出すと、ルウも慌ててグローブを外し、握手を交わした。
「よろしくお願いします」
ガルバナムは、足元に落ちていたキロンの葉を拾うと、
「さてと。まずは手当てか」
と言った。
「そうだな。それから魔法での保護だ。きみも手伝ってくれるのかな、ルウくん」
話を振られたルウは、意気込んで言った。
「はい! 僕にできることがあれば!」
「できることだから、頼むぞ」
ガルバナムは微笑し、手にしていた葉をルウに差し出した。
「葉も枝も所々が鋭利だから、作業をするときは、グローブをはめてフードを被ってくれ」
「はい……」
ルウがそっと受け取ったキロンの葉は掌ほどの大きさで、見た目とは裏腹に柔らかかったが、素手で触れると微かに冷たかった。
タジェットが森の入口に残ると、フードを被ったルウとガルバナムは、森のなかへ進んだ。
時折、舞いながら落ちてくる葉が体に当たり、マントに守られる。
風が枝を揺らすと、葉と葉が擦れ合い、硬質な音を立てた。
「ルウは、ここだ」
ルウは、奏での森の中央に立たされた。
「合図をするから、ここで、拡散の魔法を出して欲しい。俺とタジェットが森の端から自然治癒の補助魔法を放ち、ルウのもとに着地させる。ルウの魔法で、森全体に三人の魔法が行き渡る」
「わかりました。結構、重要な役目ですね……」
「そうだ。だが、なにか異常があったときには、魔法を止めていい。無理はするな」
「はい」
ルウは、ふと側の木肌に目を留めて言った。
「これは、傷ですか?」
銀の木肌の滑らかな表面には、黒い切り傷のような痕がついていた。
「鋭利な葉や枝が深い傷をつくると、黒く腐食しやすいんだ」
痛々しい傷痕は森のあちらこちらに見られ、ルウは、ガルバナムが“手当て”と呼んだものの必要性が腑に落ちた。
「ルウ、手を出して。俺達からルウの位置がわかるように、目印をつける」
「目印?」
ルウが差し出した片手に、ガルバナムはグローブ越しに魔法を施した。
すると、ルウの掌からは、一本の光の柱が上空へと伸びた。
掌を返しても光は上ったままで、その光の気配はタジェットにも届いていた。
「じゃあ、少し待っていてくれ」
ガルバナムはそう言って、さらに森の奥へと入っていった。
そして、しばらくすると、光の柱の上に、青空に映える淡い桜色の翼が一組現れた。それは上空から光の粒を散らしていて、さらに反対側からも同じものが一組現れた。
「あれが、自然治癒の補助魔法……」
ルウは、宙に自分のサインを指で描き、両方の手をかざした。
その途端、サインは空中で輝き、それに気づいた二組の翼は光の柱を下りて、一気にルウのもとへと高速で降下した。
「うわっ!」
巨大な翼に飲み込まれたルウは怯んだが、
「拡散……っ!」
顔を上げて、かろうじて魔法を発動した。
その途端、ルウの周囲に溜まっていた淡い光は勢いよく風に乗り、木々の間をすり抜けて四方八方に広がっていった。
ルウは一瞬驚いたものの、受け取った自然治癒の補助魔法の感触に、感動をおぼえた。
「あんなに勢いがあったのに、そよ風みたいにやさしい魔法だ……」
奏での森に広がった魔法は森を癒し、ルウが気に留めていた木肌の黒い傷も、魔法に誘発されて滲み出てきた透明な樹液が白いかさぶたとなって塞がれていた。
しかし、ガルバナムとタジェットから次々と魔法が届くと、拡散の魔法を止めるわけにはいかないルウは、想像以上に体力を奪われた。
上空から届く魔法が途絶えたとき、キロンの木々は、一本残らず魔法を享受していた。
「よかった。傷口が全部塞がれている……」
ルウは疲労をおぼえながらも、側に立つキロンに触れ、辺りを見回した。
一息ついたルウだったが、そのとき、巨大な防護網にも見える細い格子状の光線が森を覆い、度肝を抜かれた。
「えっ。また、魔法……?」
続けざまに魔法を繰り出すガルバナムとタジェットのタフさに、ルウは舌を巻いた。
その後、作業を終えた三人は、森の入口で合流した。
「ルウくん、お疲れ様。助かったよ」
タジェットに肩を叩かれ、ルウは言った。
「とんでもありません。こちらこそ、貴重な経験をさせていただきました」
「おまえと違って、弟子は謙虚だな」
タジェットが微笑すると、ガルバナムは、
「こういう弟子が欲しくても、やらないぞ」
と言って、タジェットを笑わせた。
奏での森は、ガルバナムとタジェットの魔法によって、強風が直接当たらない工夫がなされた。森を覆う格子の間からは鳥が入り込み、キロンの枝で羽を休める。
「奏での森にも、あらかじめ防護網が掛けられるといいですね」
ルウは、森を見上げて言った。
「そうしてしまうと、木々が受ける風は軽減されるが、そのぶん音も鳴らなくなり、森の役目が果たせなくなってしまう。この状態だと、しばらくは通常の半分の音しか出ない」
ガルバナムの話に、ルウは納得する。
「そうなんですね……。それにしても、自然治癒の補助魔法は、あたたかかったです」
ルウは、全身で受けた二人の魔法を思い起こした。
「ルウとは相性のいい魔法だと思っていて、いつか教えたかったんだ。もしかすると、練習すれば習得できてしまうかもしれないな」
「まだ感覚をおぼえているので、帰ったら試してみます!」
ガルバナムの後押しを受け、やる気になったルウは上機嫌だった。
「あとは、交代で見回りに来よう」
ガルバナムは、タジェットに言った。
「ああ。それと、ガルバナム。空間移動路の増設計画だけ確認しておきたい」
タジェットに指摘され、ガルバナムは頷く。
「そうだったな。ルウ、先に帰っていてくれ。すぐにあとを追う」
「わかりました。それでは、お先に失礼します」
ルウは、小さく手を振るタジェットに応え、来た道を一人で戻った。そして、歩きながら、自分にもガルバナムの仕事を手伝えた誇らしさを感じていた。しかし、魔法を集中的に使い、想像以上に気力と体力を消耗していたことも否めなかった。
後ろを振り返ると、奏での森はもう見えない。
「あの魔法を使えるようになりたいな……」
ルウは、自然治癒の補助魔法を心に留めていた。あの魔法が自在に使えれば素晴らしいことだったし、魔法薬に応用することも可能だと感じた。
「……そうだ」
なにかを思いついたルウは、笑顔になって帰路を急いだ。
空間移動路を二つ抜け、森と畑の境界になる道を進んでいくと、次第に、風によるダメージを受けたと思われる光景が散見した。
畑に稔る作物は防護網で守られていたが、自生するコスモスは倒れ、どこからか飛んできた籠や木箱が転がっている。森では、折れた枝が地面に落ち、ほかの枝に引っ掛かって揺れているものもある。
「ルウ、もうすぐだ。見えるぞ」
「はい」
ガルバナムに促され、前方を注視したルウは、青々とした葉を繁らせる木々の向こうに、白みを帯びた銀の幹を見た。
奏での森に到着すると、ルウは歩を止め、陽を照り返す銀の森を見上げて目をしばたいた。
根から幹、枝から葉までもが、周辺の木々とは明らかに異なっていた。
「まるで、石の彫刻でできた森ですね……」
「そう見えなくもないな。だが、キロンという名のある、れっきとした樹木だ」
直立するキロンの枝は針金のように柔軟で、そこかしこで捩れ、薄い鉄板のような葉はひしげていた。
「おっ、来たな。ガルバナム」
森のなかから声がすると、でこぼことした銀の木肌の間から、ガルバナムよりも年上と思われる一人の男が現れた。
彼はマントのフードを下ろし、褐色の肌と白い歯を見せる。
「思ったよりもひどいな」
ガルバナムは、慣れた口調で話しかける。
「ああ。森の奥まで風が入り込んだ形跡がある。……ところで、そちらの少年は?」
「以前話した、弟子のルウだ」
ルウは、ガルバナムの背後から一歩出て姿を現すと、男に頭を下げた。
「はじめまして。ルウと申します」
「やはりそうか。私はタジェットだ。よろしくな」
タジェットが機嫌よくグローブを外して片手を前に差し出すと、ルウも慌ててグローブを外し、握手を交わした。
「よろしくお願いします」
ガルバナムは、足元に落ちていたキロンの葉を拾うと、
「さてと。まずは手当てか」
と言った。
「そうだな。それから魔法での保護だ。きみも手伝ってくれるのかな、ルウくん」
話を振られたルウは、意気込んで言った。
「はい! 僕にできることがあれば!」
「できることだから、頼むぞ」
ガルバナムは微笑し、手にしていた葉をルウに差し出した。
「葉も枝も所々が鋭利だから、作業をするときは、グローブをはめてフードを被ってくれ」
「はい……」
ルウがそっと受け取ったキロンの葉は掌ほどの大きさで、見た目とは裏腹に柔らかかったが、素手で触れると微かに冷たかった。
タジェットが森の入口に残ると、フードを被ったルウとガルバナムは、森のなかへ進んだ。
時折、舞いながら落ちてくる葉が体に当たり、マントに守られる。
風が枝を揺らすと、葉と葉が擦れ合い、硬質な音を立てた。
「ルウは、ここだ」
ルウは、奏での森の中央に立たされた。
「合図をするから、ここで、拡散の魔法を出して欲しい。俺とタジェットが森の端から自然治癒の補助魔法を放ち、ルウのもとに着地させる。ルウの魔法で、森全体に三人の魔法が行き渡る」
「わかりました。結構、重要な役目ですね……」
「そうだ。だが、なにか異常があったときには、魔法を止めていい。無理はするな」
「はい」
ルウは、ふと側の木肌に目を留めて言った。
「これは、傷ですか?」
銀の木肌の滑らかな表面には、黒い切り傷のような痕がついていた。
「鋭利な葉や枝が深い傷をつくると、黒く腐食しやすいんだ」
痛々しい傷痕は森のあちらこちらに見られ、ルウは、ガルバナムが“手当て”と呼んだものの必要性が腑に落ちた。
「ルウ、手を出して。俺達からルウの位置がわかるように、目印をつける」
「目印?」
ルウが差し出した片手に、ガルバナムはグローブ越しに魔法を施した。
すると、ルウの掌からは、一本の光の柱が上空へと伸びた。
掌を返しても光は上ったままで、その光の気配はタジェットにも届いていた。
「じゃあ、少し待っていてくれ」
ガルバナムはそう言って、さらに森の奥へと入っていった。
そして、しばらくすると、光の柱の上に、青空に映える淡い桜色の翼が一組現れた。それは上空から光の粒を散らしていて、さらに反対側からも同じものが一組現れた。
「あれが、自然治癒の補助魔法……」
ルウは、宙に自分のサインを指で描き、両方の手をかざした。
その途端、サインは空中で輝き、それに気づいた二組の翼は光の柱を下りて、一気にルウのもとへと高速で降下した。
「うわっ!」
巨大な翼に飲み込まれたルウは怯んだが、
「拡散……っ!」
顔を上げて、かろうじて魔法を発動した。
その途端、ルウの周囲に溜まっていた淡い光は勢いよく風に乗り、木々の間をすり抜けて四方八方に広がっていった。
ルウは一瞬驚いたものの、受け取った自然治癒の補助魔法の感触に、感動をおぼえた。
「あんなに勢いがあったのに、そよ風みたいにやさしい魔法だ……」
奏での森に広がった魔法は森を癒し、ルウが気に留めていた木肌の黒い傷も、魔法に誘発されて滲み出てきた透明な樹液が白いかさぶたとなって塞がれていた。
しかし、ガルバナムとタジェットから次々と魔法が届くと、拡散の魔法を止めるわけにはいかないルウは、想像以上に体力を奪われた。
上空から届く魔法が途絶えたとき、キロンの木々は、一本残らず魔法を享受していた。
「よかった。傷口が全部塞がれている……」
ルウは疲労をおぼえながらも、側に立つキロンに触れ、辺りを見回した。
一息ついたルウだったが、そのとき、巨大な防護網にも見える細い格子状の光線が森を覆い、度肝を抜かれた。
「えっ。また、魔法……?」
続けざまに魔法を繰り出すガルバナムとタジェットのタフさに、ルウは舌を巻いた。
その後、作業を終えた三人は、森の入口で合流した。
「ルウくん、お疲れ様。助かったよ」
タジェットに肩を叩かれ、ルウは言った。
「とんでもありません。こちらこそ、貴重な経験をさせていただきました」
「おまえと違って、弟子は謙虚だな」
タジェットが微笑すると、ガルバナムは、
「こういう弟子が欲しくても、やらないぞ」
と言って、タジェットを笑わせた。
奏での森は、ガルバナムとタジェットの魔法によって、強風が直接当たらない工夫がなされた。森を覆う格子の間からは鳥が入り込み、キロンの枝で羽を休める。
「奏での森にも、あらかじめ防護網が掛けられるといいですね」
ルウは、森を見上げて言った。
「そうしてしまうと、木々が受ける風は軽減されるが、そのぶん音も鳴らなくなり、森の役目が果たせなくなってしまう。この状態だと、しばらくは通常の半分の音しか出ない」
ガルバナムの話に、ルウは納得する。
「そうなんですね……。それにしても、自然治癒の補助魔法は、あたたかかったです」
ルウは、全身で受けた二人の魔法を思い起こした。
「ルウとは相性のいい魔法だと思っていて、いつか教えたかったんだ。もしかすると、練習すれば習得できてしまうかもしれないな」
「まだ感覚をおぼえているので、帰ったら試してみます!」
ガルバナムの後押しを受け、やる気になったルウは上機嫌だった。
「あとは、交代で見回りに来よう」
ガルバナムは、タジェットに言った。
「ああ。それと、ガルバナム。空間移動路の増設計画だけ確認しておきたい」
タジェットに指摘され、ガルバナムは頷く。
「そうだったな。ルウ、先に帰っていてくれ。すぐにあとを追う」
「わかりました。それでは、お先に失礼します」
ルウは、小さく手を振るタジェットに応え、来た道を一人で戻った。そして、歩きながら、自分にもガルバナムの仕事を手伝えた誇らしさを感じていた。しかし、魔法を集中的に使い、想像以上に気力と体力を消耗していたことも否めなかった。
後ろを振り返ると、奏での森はもう見えない。
「あの魔法を使えるようになりたいな……」
ルウは、自然治癒の補助魔法を心に留めていた。あの魔法が自在に使えれば素晴らしいことだったし、魔法薬に応用することも可能だと感じた。
「……そうだ」
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