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参の怪【絶望に至る病】
「紅子さんへの相談」
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朝起きると、いつの間にか奴がいなくなっていた。しっかりサンドイッチが減っていたのでまあ食べたのだろう。俺も昨日作ったおにぎりをもそもそと食べつつ、リンにミルクティーを進呈する。どうやら食べる必要もないが嗜好品を食べて楽しむことはできるらしい。最初に差し出した肉よりも俺の飲もうと思っていた紅茶に興味を示したので甘めにしてテーブルに置いた。俺が想像した犬猫のような飲み方ではなく、案外上品に飲んでいる。
昨日の夜、気になって赤い竜を調べたところアルフォードさんの正体らしきものが分かった。とある国の赤い竜。国旗に描かれたア・ドライグ・ゴッホだ。アルフォード・ドライグ・ゴッホと名乗っていたし確定だろうな。つまりはお国を守護するドラゴン。すごいヒトと知り合いになってしまった。俺、大丈夫かな……
しかし、国を守っているドラゴンなら人間の味方しててもおかしくはないな。だからリンもその特性は持っているだろうし、頼りにしてるよ。
「きゅうい?」
例えドラゴンっぽさが皆無だとしても。
「もっと飲むか?」
「きゅう!」
可愛い。今のところ唯一の癒しだ。
「さて、昨日ネットで調べた限りだと、ここ一週間の事件は全て七彩高等学校の生徒が被害者みたいだな」
「きゅっきゅうーい」
行方不明になっていた生徒とDNAが一致してる…… みたいだな、記事の書き方を見た推測でしかないが。遺族は悲惨だな。しかしなんでアートさんは遺体を食ったりしているんだろう。そこだけが謎だな。死者を追うのに死体処理っていっても食う必要はないと思うが。もしかして昨日、体よく誤魔化されたのか?
「七彩って…… 鈴里さんと紅子さんが通ってる所じゃないか」
さとり妖怪の鈴里しらべさんに、赤いちゃんちゃんこの赤座紅子さんが所属していて、それに加えてこの事件って…… 災難だなあの高校。来年受験する中学生が減りそうだ。
一週間前のいじめによる自殺騒ぎなんかも少しだけ記事に載っていたし、もっと詳しいことを知るなら直接聞き込みに行かなくちゃいけないか。なんで俺がこんな探偵みたいなことやるはめになってるんだ。聞き込みとか怪しまれるから苦手なんだよ……もういい、全部ニャルラトホテプのせいだ。
…… 今度から事件に放り込まれたときは探偵でも名乗ってみるか? 資格とか…… 特にいらないよな。勉強だけはしておくか。巻き込まれた一般人Aだと迷惑を被ることも多いし、なんらかの身分証明ができたほうが動きやすくなるかもしれない。検討はしておくかな。
閑話休題。紅子さんに連絡してみよう。今の時間ならまだ連絡はとれるはずだ。
「もしもし」
『もしもし、アタシメリー。今、あなたの後ろにいるの』
「紅子さんだよな?」
メリーさんが出るとか実際にありそうな悪戯はやめてくれ。
…… 悪戯だよな?
『おやおや、女子高生にこんな朝早くから連絡するだなんてどんな用事かな? 援助交際の申し込みならアタシじゃなくてキミの血が流れることになるよ』
「からかうのはやめてくれ」
『ふふ、可愛い冗談だよ。許してよお兄さん』
クソご主人とは別の意味で疲れる子だ。
「君にここ一週間の事件のことで訊きたいことがあるんだ。高校内部のことは君のほうがよく知ってるだろ?」
『最近の事件のことだよね。アタシが犯人だとは思わないんだ? それともなにか理由でもあるのかな? お兄さんはそういう事件に首を突っ込むような野暮な性格はしてないだろう?』
「ああ、ちょっと協力を頼まれちゃってさ。紅子さんこそ、そういう性格はしてなさそうだからだよ。なんとなくね。それで、放課後にでも話を訊きたいんだけど」
『うんうん、そっか。それは嬉しいことを言ってくれるねぇ。なんなら今からでも会えるよ。アタシもお兄さんに会いたいなあ』
ねっとりとした猫撫で声で言われても全然嬉しくならないのは何故だろう。あからさますぎるからか。からかわれるのが目に見えているからか。
「いいのか? 学校あるだろ」
『何年通ってると思ってるのかな。 高校の授業くらい少し飛ばしても問題ないよ』
「…… 何年通ってるんだ?」
『死んでから二年かな』
「普通の高校生じゃないか……」
もったいぶるから何十年も通ってるのかとばかり。
『それじゃあ、近くの公園で待ってるよ。一時間後くらいに紫紺地区の紫陽花公園でよろしく』
「分かった」
電話を切って荷物を纏める。
「なあリン」
「きゅ?」
「お前って刀に宿ってるんだろ? お前だけ連れて行ったらどうなるんだ?」
「きゅきゅうきゅっきゅっ!」
リンは身振り手振りでなんとか伝えようとしてくれているがさっぱり分からん。
「呼べば刀もワープしてきたりとか」
「きゅーうう」
首を振られた。無理なのか。
「きゅっ!」
「わ!?」
違うと言いたげにしていたリンが大きな翼で自分を覆うと次の瞬間にはそこに赤竜刀があった。しかし、部屋に置いてある刀はまだそこにある。二本の刀が今目の前にあるわけだが、どういうことだ?
「普段より軽い…… ?」
「きゅうーう」
刀から声がする。化けてるって言えばいいのか? いつもよりも軽いし、リン一匹分ということは本物よりも劣るが一応刀としても使えるとか?
よかった。いつも持ち歩いているわけにもいかないからな。そんなことしてたらいつか俺が銃刀法違反で捕まるし。
「戻っていいぞ」
「んきゅ!」
リンには鞄の中で待機してもらおう。
一緒にクッキーやビスケットを鞄に入れ、袋の上で食べるように注意だけする。食べかすで鞄の中が汚れるのは流石に掃除が面倒だからな。でも退屈させるのはかわいそうだし、食べるのが好きみたいだから遊ばせておこう。
それからスマホに対応した手袋の先を切り取ってリンの尻尾や腕に調整して縫い、身に着けさせる。簡単に取り外せるように調整し、リンに少しだけスマホの使い方を教える。動画ではなく、文字を読むだけなら構わないとだけ言っていくつか俺が所持している電子書籍なんかの開き方を伝授し、鞄は広めのスペースを空けてやる。これでアニメや漫画にありがちなバレそうになって 「ぬいぐるみですー」 なんて言うイベントは回避できるだろう。
少々過保護かと思ったが、俺の唯一の癒しだ。これくらい待遇を良くするべきだ。うん。課金はパスワードを教えていないため、どうあってもできないようになってるから安心だ。
「きゅうい」
楽しんでいるようでなにより。
それじゃあ時間だし、そろそろ行くか。
「誰もいないな…… 時間は過ぎてるが、まだ来てないか?」
七彩高等学校の近く、梅雨には紫陽花が咲き誇る公園へとやってきた。
この町は七色に準えて区画によって彩りの違う花を楽しむことができる美しい町だ。ここは紫や青の花が多くを占める。七彩高校はその名の通り季節ごとに花壇の花が植え替えられ、桜や藤、椛に銀杏などそこに通っているだけで四季が楽しめる高校…… らしい。
妖怪であってもそういう美しい場所は好まれるみたいだ。ずっとあそこの生徒をやっている鈴里さんが語っていたのを聞いたことがある。まあ、女の子だしな。
時間よりほんの少しだけ遅れてしまったが、とりあえずベンチにでも座ろうと公園の中程まで進む。そばには一年中葉がついている常緑樹が佇み、静かな雰囲気だ。
その下を通ったとき、俺の耳は僅かな葉の擦れる音を拾った。
「わっ!」
「っべ、紅子、さん?」
目の前の木の枝から逆さ吊りになった紅子さんが降ってきた。
音には気付いたというのに思い切り吃驚してしまった。ちょっと悔しい。
「はろはろお兄さん。待ちくたびれたよ! 待ち合わせには十分前行動だって習わなかったの? それで、今日はどこまで連れてってくれるの? 極楽? 快楽?」
遅刻についてはなにも言えないのだが。
「遅れてごめん。でも、だからってからかうのはやめてくれよ。それ、本当にタチ悪いぞ」
「安心してよ、冗談を言ってるときはきちんと周りに人がいないか確認してるからさ」
言っていい冗談と悪い冗談があるぞ。俺は職質なんてされたくないからな。
「それで、確か血痕だけ残った殺人事件についてだったっけ。確かにアタシの学年の話だよ。クラスは違うけどね。皆怯えちゃって学級閉鎖寸前だし、アタシが休もうがなんの問題もないよ。それに、妙な噂も聞くしね」
「妙な噂?」
紅子さんは俺の疑問に悪戯気に笑うと、口元に指を添えて 「それはね?」 ともったいぶるように一旦沈黙する。
「一週間前に自殺した子を、高架下で目撃した人間がいるんだってさ?」
それは、明確な手がかりだった。
昨日の夜、気になって赤い竜を調べたところアルフォードさんの正体らしきものが分かった。とある国の赤い竜。国旗に描かれたア・ドライグ・ゴッホだ。アルフォード・ドライグ・ゴッホと名乗っていたし確定だろうな。つまりはお国を守護するドラゴン。すごいヒトと知り合いになってしまった。俺、大丈夫かな……
しかし、国を守っているドラゴンなら人間の味方しててもおかしくはないな。だからリンもその特性は持っているだろうし、頼りにしてるよ。
「きゅうい?」
例えドラゴンっぽさが皆無だとしても。
「もっと飲むか?」
「きゅう!」
可愛い。今のところ唯一の癒しだ。
「さて、昨日ネットで調べた限りだと、ここ一週間の事件は全て七彩高等学校の生徒が被害者みたいだな」
「きゅっきゅうーい」
行方不明になっていた生徒とDNAが一致してる…… みたいだな、記事の書き方を見た推測でしかないが。遺族は悲惨だな。しかしなんでアートさんは遺体を食ったりしているんだろう。そこだけが謎だな。死者を追うのに死体処理っていっても食う必要はないと思うが。もしかして昨日、体よく誤魔化されたのか?
「七彩って…… 鈴里さんと紅子さんが通ってる所じゃないか」
さとり妖怪の鈴里しらべさんに、赤いちゃんちゃんこの赤座紅子さんが所属していて、それに加えてこの事件って…… 災難だなあの高校。来年受験する中学生が減りそうだ。
一週間前のいじめによる自殺騒ぎなんかも少しだけ記事に載っていたし、もっと詳しいことを知るなら直接聞き込みに行かなくちゃいけないか。なんで俺がこんな探偵みたいなことやるはめになってるんだ。聞き込みとか怪しまれるから苦手なんだよ……もういい、全部ニャルラトホテプのせいだ。
…… 今度から事件に放り込まれたときは探偵でも名乗ってみるか? 資格とか…… 特にいらないよな。勉強だけはしておくか。巻き込まれた一般人Aだと迷惑を被ることも多いし、なんらかの身分証明ができたほうが動きやすくなるかもしれない。検討はしておくかな。
閑話休題。紅子さんに連絡してみよう。今の時間ならまだ連絡はとれるはずだ。
「もしもし」
『もしもし、アタシメリー。今、あなたの後ろにいるの』
「紅子さんだよな?」
メリーさんが出るとか実際にありそうな悪戯はやめてくれ。
…… 悪戯だよな?
『おやおや、女子高生にこんな朝早くから連絡するだなんてどんな用事かな? 援助交際の申し込みならアタシじゃなくてキミの血が流れることになるよ』
「からかうのはやめてくれ」
『ふふ、可愛い冗談だよ。許してよお兄さん』
クソご主人とは別の意味で疲れる子だ。
「君にここ一週間の事件のことで訊きたいことがあるんだ。高校内部のことは君のほうがよく知ってるだろ?」
『最近の事件のことだよね。アタシが犯人だとは思わないんだ? それともなにか理由でもあるのかな? お兄さんはそういう事件に首を突っ込むような野暮な性格はしてないだろう?』
「ああ、ちょっと協力を頼まれちゃってさ。紅子さんこそ、そういう性格はしてなさそうだからだよ。なんとなくね。それで、放課後にでも話を訊きたいんだけど」
『うんうん、そっか。それは嬉しいことを言ってくれるねぇ。なんなら今からでも会えるよ。アタシもお兄さんに会いたいなあ』
ねっとりとした猫撫で声で言われても全然嬉しくならないのは何故だろう。あからさますぎるからか。からかわれるのが目に見えているからか。
「いいのか? 学校あるだろ」
『何年通ってると思ってるのかな。 高校の授業くらい少し飛ばしても問題ないよ』
「…… 何年通ってるんだ?」
『死んでから二年かな』
「普通の高校生じゃないか……」
もったいぶるから何十年も通ってるのかとばかり。
『それじゃあ、近くの公園で待ってるよ。一時間後くらいに紫紺地区の紫陽花公園でよろしく』
「分かった」
電話を切って荷物を纏める。
「なあリン」
「きゅ?」
「お前って刀に宿ってるんだろ? お前だけ連れて行ったらどうなるんだ?」
「きゅきゅうきゅっきゅっ!」
リンは身振り手振りでなんとか伝えようとしてくれているがさっぱり分からん。
「呼べば刀もワープしてきたりとか」
「きゅーうう」
首を振られた。無理なのか。
「きゅっ!」
「わ!?」
違うと言いたげにしていたリンが大きな翼で自分を覆うと次の瞬間にはそこに赤竜刀があった。しかし、部屋に置いてある刀はまだそこにある。二本の刀が今目の前にあるわけだが、どういうことだ?
「普段より軽い…… ?」
「きゅうーう」
刀から声がする。化けてるって言えばいいのか? いつもよりも軽いし、リン一匹分ということは本物よりも劣るが一応刀としても使えるとか?
よかった。いつも持ち歩いているわけにもいかないからな。そんなことしてたらいつか俺が銃刀法違反で捕まるし。
「戻っていいぞ」
「んきゅ!」
リンには鞄の中で待機してもらおう。
一緒にクッキーやビスケットを鞄に入れ、袋の上で食べるように注意だけする。食べかすで鞄の中が汚れるのは流石に掃除が面倒だからな。でも退屈させるのはかわいそうだし、食べるのが好きみたいだから遊ばせておこう。
それからスマホに対応した手袋の先を切り取ってリンの尻尾や腕に調整して縫い、身に着けさせる。簡単に取り外せるように調整し、リンに少しだけスマホの使い方を教える。動画ではなく、文字を読むだけなら構わないとだけ言っていくつか俺が所持している電子書籍なんかの開き方を伝授し、鞄は広めのスペースを空けてやる。これでアニメや漫画にありがちなバレそうになって 「ぬいぐるみですー」 なんて言うイベントは回避できるだろう。
少々過保護かと思ったが、俺の唯一の癒しだ。これくらい待遇を良くするべきだ。うん。課金はパスワードを教えていないため、どうあってもできないようになってるから安心だ。
「きゅうい」
楽しんでいるようでなにより。
それじゃあ時間だし、そろそろ行くか。
「誰もいないな…… 時間は過ぎてるが、まだ来てないか?」
七彩高等学校の近く、梅雨には紫陽花が咲き誇る公園へとやってきた。
この町は七色に準えて区画によって彩りの違う花を楽しむことができる美しい町だ。ここは紫や青の花が多くを占める。七彩高校はその名の通り季節ごとに花壇の花が植え替えられ、桜や藤、椛に銀杏などそこに通っているだけで四季が楽しめる高校…… らしい。
妖怪であってもそういう美しい場所は好まれるみたいだ。ずっとあそこの生徒をやっている鈴里さんが語っていたのを聞いたことがある。まあ、女の子だしな。
時間よりほんの少しだけ遅れてしまったが、とりあえずベンチにでも座ろうと公園の中程まで進む。そばには一年中葉がついている常緑樹が佇み、静かな雰囲気だ。
その下を通ったとき、俺の耳は僅かな葉の擦れる音を拾った。
「わっ!」
「っべ、紅子、さん?」
目の前の木の枝から逆さ吊りになった紅子さんが降ってきた。
音には気付いたというのに思い切り吃驚してしまった。ちょっと悔しい。
「はろはろお兄さん。待ちくたびれたよ! 待ち合わせには十分前行動だって習わなかったの? それで、今日はどこまで連れてってくれるの? 極楽? 快楽?」
遅刻についてはなにも言えないのだが。
「遅れてごめん。でも、だからってからかうのはやめてくれよ。それ、本当にタチ悪いぞ」
「安心してよ、冗談を言ってるときはきちんと周りに人がいないか確認してるからさ」
言っていい冗談と悪い冗談があるぞ。俺は職質なんてされたくないからな。
「それで、確か血痕だけ残った殺人事件についてだったっけ。確かにアタシの学年の話だよ。クラスは違うけどね。皆怯えちゃって学級閉鎖寸前だし、アタシが休もうがなんの問題もないよ。それに、妙な噂も聞くしね」
「妙な噂?」
紅子さんは俺の疑問に悪戯気に笑うと、口元に指を添えて 「それはね?」 ともったいぶるように一旦沈黙する。
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