貴族の家に転生した俺は、やり過ぎチートで異世界を自由に生きる

第五章：転生者ウェルガ 学園騒乱編(仮称)

愛し子様は娼館通いがお好き(後編)

「それにしたって…ざっとクラスの3分の1位くらい？のクラスの貴族達が古い方の情報しか知らないって…おかしくね？貴族も自衛のために情報は必要だろ？」

「あ～、それはちょっと考え過ぎだよ、ウェルちゃん」

「…は？」

…考え過ぎ？どういうこっちゃ？
親父は「貴族は色々と噂したりされたりしやすい存在だから、みんな自分や他の貴族達の情報に敏感なんだ」って言ってたんだが…

「あぁ～、私達は頭の足りないおバカなお貴族様の相手もよくするんだけどぉ～、あの人達、『私達は下賎な庶民や下級貴族などよりも全然偉いのだから、よっぽどの事がなければ警戒などする必要すらないわ！金がもったいないしな！は～っはっはっは！』みたいな事言ってるらしいわよぉ～？かなり調子に乗ってたわぁ～」

「バカだ…バカすぎる…」

…マジかよ…
前世でよく読んだ異世界系のノベルじゃ、汚い貴族ほど警戒心が高いのが普通だと思って…色々と準備して万が一のために備えていたのになぁ…

「あんだけ警戒して準備してたのって一体…」

「どんな準備してたの～？」

「こっそり特定の部屋に盗聴系魔道具を設置するための根回しとか、暗殺者対策のための防衛措置とか…なんならそのバカを消すために過去に飛んで存在を消すくらいしようかとも思った」

「…ハハハハハ！最後のやつってぇ、ホントに出来るんでしょぉ～？おっそろしぃ～♪」

「ホントホント～♪ウェルちゃんを敵に回したら、子々孫々まで存在を消されちゃうんだもんね～。アタシならむしろ逆に仲良しになっちゃうな～♪」

「俺もリタさんみたいな可愛い人なら、めっちゃ仲良くなりたいけどなぁ～♪」

「あははは！ありがと～♪やっぱウェルちゃんは可愛いなぁ～♡」

「そうよねぇ～…汗臭い男達の相手しかしないから、ウェル君は私達娼婦にとっての癒しだわぁ～♡」

そんなことを話しながら、俺達はお互いにじゃれあったりお触りし合ったりして、至福の時間を過ごしている。
ちなみに彼女達にしてみれば、可愛い系ショタの俺は「むしろベッドでイケナイ事を手取り足取り教えたいくらい、魅力的な存在」らしい。俺もちっちゃな息子(笑)の世話を手取り足取りしてほしいくらいだよ。

…決めた。成人したら絶対ぇこの店の娼婦に童貞殺してもらおう。そうしよう。
どうせこっちは、恋人だの結婚だのっていう、くだらねぇ事について将来的に考える気なんかねぇんだ。
結婚は人生の墓場とかっていう、恐ろしい言葉もあるくらいだしな。
彼女とか女房とか、自由を溺愛する俺にとっては邪魔でしかない。
いくら金があるったって、ゲスな女に無駄に金品を集られてもウザいしな。娼館で女遊びするくらいのお手軽さの方が、こっちは丁度良いや。

「そう言ってもらえて、この顔を作った女神様も喜ぶだろうね」

「え、マジ!?その可愛い顔、レアオル様が作ったの～!?最っ高～！アタシ、レアオル教に入信するわぁ～」

「なら、私も入信するわぁ～♪これ、貴重な情報じゃなぁ～い？早速知り合いや友達に広めなくっちゃ～♪」

「おーおーそうしたまえ！多分俺の相手をしてくれる2人なら、入信するときに好きなスキルとかギフトとか貰えるよ。あの神ひと、俺を溺愛する人には大盤振る舞いするくらい太っ腹だから」

「「スゴ～い！流石レアオル様！」」

…多分これ、入信者が大量発生するフラグかなんかだろうなぁ…
まあ、信者が増えるのは使徒としていいことだから、全然良いんだけどねっ☆