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序章:突然死からの異世界転生

転生するんだったら…

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「…で、もしかして転生か地球の輪廻に取り込まれるか、ってことですよね?」

『流石才斗様。言わずとも分かりましたか。ですが…残念ながら地球への輪廻転生は出来なくなりました。それもバカ神のせいですね』

うん、それも定番だから予測がつく。伊達に人生数年無駄にしてな◯う、アル◯ァポ◯ス合わせて百数十作品は読んでない。

『詳細は長くなるのでまた今度。当然…転生しかないですよね?』

「もち!当然お詫びチートくれるんですよね?」

レアオル様は満面の笑みを浮かべて頷く。よっしゃあ!

『諸事情で一部制限はありますが、自由に言ってくださって結構ですよ』

「なら…」



それから俺はレアオル様とじっくり話し合い、能力、出自、将来的な容姿の設定など、かなり柔軟に対応して下さった。
ゲーム中に死んだので、正直そういう意味では未練がないこともないのだが、なんとあちらの世界のゲームやら所持品やら、さらには貯金も異世界硬貨に変換して異空間魔法の1つである〈インベントリ〉に入れといてくれるらしい。
しかも電波やら何やらの問題も個人的に解決してくれるらしく、つまりはあちらでの心残りはゼロになったというわけだ。やっほぉい!

同居しているママンには、大事な息子をくだらないことで殺してしまったということで、慰謝料として今後生きていく分には不自由しない程度の補助金を一生涯払い続けるそうだ。バカ神が。ざまぁ。
まあ神にしてみれば蚊に刺される程度のことらしいから、後々バカ神には追加のお仕置きをしとくらしい。

んでもって肝心のチートだが…シュミレーション通り、生前に欲しかった能力を三つほど頂いた。
エアリル様は『これなら神すら余裕で屠れますね。しかもオーバーキルで』と言っていた。
かなりヤバイらしいが、因果応報?的なものだし、俺の性格上のことも考えたら問題無いらしい。真面目に生きてて良かったよ。ありがとうママン。一生忘れないよ。多分。

さて…そろそろ転生しようかな。準備は整ってるらしいから、いつでも行ける。

『何かあれば、教会に祈りを捧げてくだされば対応致します。それと使命等はありません。自由に第2の人生を謳歌なさって下さい。では…貴方の二度目の人生に幸あれ…』

「ありがとうございました。何から何まで。では…レアオル様、また教会で会いましょう」


こうして、俺のセカンドライフが始まった。さて、剣と魔法の異世界。どう楽しみ倒してくれようか。ぐへへへへ。
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