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両軍の交渉と本能寺の変
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6月2日 本能寺の変
6月3日 秀吉深夜 信長の死を知る
6月4日 講和清水宗治切腹
もこもこ
ついにきたね、本能寺の変
みみっちゅ
この間ずっとにらみ合いで備中戦線は変わりないんだけど、5月末に豪雨で織田信孝の四国遠征が延期になったり、西日本は雨続きだったみたいだね。
もこもこ
梅雨明ければ攻勢に出られる毛利氏にすればアンラッキー。
みみっちゅ
徒歩移動大変だし、火縄湿って大変だしね。
もこもこ
で講和の使者が行き交うと
みみっちゅ
でもお互いに講和する気がなさそうなんだよな時間稼ぎ目的で、
もこもこ
と、言うと?
みみっちゅ
羽柴側は五カ国の割譲と清水宗治の切腹を条件にしてる。
でも毛利本領の割譲を毛利は呑めないんだよ戦ってもいないのに領地を捨てろなんて配下の豪族達が認めないんだ。
一方毛利側は清水宗治の切腹を条件から外せと言っている。
これは先述した宇喜多の弔い合戦としての戦なので羽柴側は呑めない。
誰かの犠牲がいるんだ。
もこもこ
毛利は五カ国割譲は認めてもいいって言ってるよ?
みみっちゅ
そうなんだけど、五カ国割譲って降伏近い条件なんだよね。
それなら先に将軍足利義昭の処遇問題を話さないといけないんだ。
だから双方時間稼ぎ目的で講和する気が無い。
もこもこ
この時期のみみっちゅ説はないの?本能寺の変の時、毛利軍はなんで追撃しなかったの?
みみっちゅ
あるよほとんど妄想だけど
もこもこ
さっさと話してよ
みみっちゅ
みみっちゅ説1
吉川元春が体調を崩していた説
これはね、今までの戦いでは息子の元長、経言(広家)が前線にいて元春が後詰めのパターンが多いのに元春が結構前に出てきてる。
しかも当主と跡継ぎは同時に戦死しないように一緒にいないのが普通なんだ。
例えば織田信長と織田信忠は安土と岐阜に分かれていてリスク管理している。
まあ本能寺の時は何故か堺に行く予定だった信忠が予定変更して京都にいたけど。
もこもこ
なるほど、当時にしては高齢だし山陰からの遠征は体力使いそうだね。
それで大将代理として吉川元長が備中に来て軍の指揮を取っていたと。
みみっちゅ
みみっちゅん説2
高松城戦線は時間を稼いで、他の城を狙っていた節。
毛利氏って城が攻められたとき直接救に行かずに絡めてで対応する事が多いのよ、厳島の戦いも上月城の戦いもそのパターンだし。
大江匡房の子孫だし孫臏のエピソードとかを参考にしているのかもね。
孫臏も魏軍に攻められた趙から援軍要請があった時に、直接救援に行くのではなく魏の都に兵を進めて魏軍を撤退させている。
もこもこ
どこを攻めるつもりだったの?
みみっちゅ
羽衣石城を攻め落として鳥取城を狙うつもりだったと考えてる。
もこもこ
なんで?根拠はあるの?
みみっちゅ
毛利氏は羽柴秀吉と講和の後、7月に羽衣石城を攻めて9月には落城させているんだよね。
羽柴軍がが徹兵しているにしても、有力な豪族の居城を二月で落城させているのは事前に準備していたんじゃないかな。
もこもこ
お、なんか本当っぽいぞ。
みみっちゅ
毛利家の特徴として軍を多数に分けて包囲殲滅するのがドクトリンぽいし、かなりの兵力を山陰とか美作に廻していて足守川を利用しての防衛は出来ても追撃までは無理だったんじゃないかな。
みみっちゅ
みみっちゅ説3
川の水に浸かりたく無かった。
もこもこ
は?ふざけてんの
みみっちゅ
ふざけてないんだなこれが。
日本住血吸虫って知ってるか?
もこもこ
何?日本に吸血鬼いんの?
みみっちゅ
寄生虫の一種なんだけど、寄生されると肝硬変や脳炎になってかなりの確率で死亡してしまう。
当時は『はらっぱり』と呼ばれて恐れられていたんだ。
もこもこ
ふむふむ
みみっちゅ
当時、高松城周辺で流行っていたとい資料はないんだけど、毛利氏の領地の備後には流行地があったんだ。
※この病気について知りたい人は、『桂田富士郎』『日本住血吸虫』で検索して下さい。
そういった病気があるので兵士が川に 入りたがらず士気が上がらなかった。
もこもこ
確かにヒルのいる川にも入りたく無いのにそんな寄生虫までいたら川や水に浸かった高松城の救援はしたくないな。
みみっちゅ
これらの理由が絡み合って毛利氏は追撃出来なかったんだ。
一方羽柴軍は初めから撤退準備をして いたから中国大返しが上手く行った。
結論、秀吉はラッキーだった。
本能寺の変はそれだけで本が一冊書ける位の歴史的な事件だし、松姫に思いを寄せて源氏を守るために陰謀を巡らす織田信忠黒幕説なんてロマンがあって好きなんだけど、神北春秋では秀吉ラッキー説を推すよ。
もこもこ
みみっちゅからロマンなんて言葉が出てきた、なんかキモい。
みみっちゅ
キモい言うな。
二人
次は7月号でお会いしましょ
6月3日 秀吉深夜 信長の死を知る
6月4日 講和清水宗治切腹
もこもこ
ついにきたね、本能寺の変
みみっちゅ
この間ずっとにらみ合いで備中戦線は変わりないんだけど、5月末に豪雨で織田信孝の四国遠征が延期になったり、西日本は雨続きだったみたいだね。
もこもこ
梅雨明ければ攻勢に出られる毛利氏にすればアンラッキー。
みみっちゅ
徒歩移動大変だし、火縄湿って大変だしね。
もこもこ
で講和の使者が行き交うと
みみっちゅ
でもお互いに講和する気がなさそうなんだよな時間稼ぎ目的で、
もこもこ
と、言うと?
みみっちゅ
羽柴側は五カ国の割譲と清水宗治の切腹を条件にしてる。
でも毛利本領の割譲を毛利は呑めないんだよ戦ってもいないのに領地を捨てろなんて配下の豪族達が認めないんだ。
一方毛利側は清水宗治の切腹を条件から外せと言っている。
これは先述した宇喜多の弔い合戦としての戦なので羽柴側は呑めない。
誰かの犠牲がいるんだ。
もこもこ
毛利は五カ国割譲は認めてもいいって言ってるよ?
みみっちゅ
そうなんだけど、五カ国割譲って降伏近い条件なんだよね。
それなら先に将軍足利義昭の処遇問題を話さないといけないんだ。
だから双方時間稼ぎ目的で講和する気が無い。
もこもこ
この時期のみみっちゅ説はないの?本能寺の変の時、毛利軍はなんで追撃しなかったの?
みみっちゅ
あるよほとんど妄想だけど
もこもこ
さっさと話してよ
みみっちゅ
みみっちゅ説1
吉川元春が体調を崩していた説
これはね、今までの戦いでは息子の元長、経言(広家)が前線にいて元春が後詰めのパターンが多いのに元春が結構前に出てきてる。
しかも当主と跡継ぎは同時に戦死しないように一緒にいないのが普通なんだ。
例えば織田信長と織田信忠は安土と岐阜に分かれていてリスク管理している。
まあ本能寺の時は何故か堺に行く予定だった信忠が予定変更して京都にいたけど。
もこもこ
なるほど、当時にしては高齢だし山陰からの遠征は体力使いそうだね。
それで大将代理として吉川元長が備中に来て軍の指揮を取っていたと。
みみっちゅ
みみっちゅん説2
高松城戦線は時間を稼いで、他の城を狙っていた節。
毛利氏って城が攻められたとき直接救に行かずに絡めてで対応する事が多いのよ、厳島の戦いも上月城の戦いもそのパターンだし。
大江匡房の子孫だし孫臏のエピソードとかを参考にしているのかもね。
孫臏も魏軍に攻められた趙から援軍要請があった時に、直接救援に行くのではなく魏の都に兵を進めて魏軍を撤退させている。
もこもこ
どこを攻めるつもりだったの?
みみっちゅ
羽衣石城を攻め落として鳥取城を狙うつもりだったと考えてる。
もこもこ
なんで?根拠はあるの?
みみっちゅ
毛利氏は羽柴秀吉と講和の後、7月に羽衣石城を攻めて9月には落城させているんだよね。
羽柴軍がが徹兵しているにしても、有力な豪族の居城を二月で落城させているのは事前に準備していたんじゃないかな。
もこもこ
お、なんか本当っぽいぞ。
みみっちゅ
毛利家の特徴として軍を多数に分けて包囲殲滅するのがドクトリンぽいし、かなりの兵力を山陰とか美作に廻していて足守川を利用しての防衛は出来ても追撃までは無理だったんじゃないかな。
みみっちゅ
みみっちゅ説3
川の水に浸かりたく無かった。
もこもこ
は?ふざけてんの
みみっちゅ
ふざけてないんだなこれが。
日本住血吸虫って知ってるか?
もこもこ
何?日本に吸血鬼いんの?
みみっちゅ
寄生虫の一種なんだけど、寄生されると肝硬変や脳炎になってかなりの確率で死亡してしまう。
当時は『はらっぱり』と呼ばれて恐れられていたんだ。
もこもこ
ふむふむ
みみっちゅ
当時、高松城周辺で流行っていたとい資料はないんだけど、毛利氏の領地の備後には流行地があったんだ。
※この病気について知りたい人は、『桂田富士郎』『日本住血吸虫』で検索して下さい。
そういった病気があるので兵士が川に 入りたがらず士気が上がらなかった。
もこもこ
確かにヒルのいる川にも入りたく無いのにそんな寄生虫までいたら川や水に浸かった高松城の救援はしたくないな。
みみっちゅ
これらの理由が絡み合って毛利氏は追撃出来なかったんだ。
一方羽柴軍は初めから撤退準備をして いたから中国大返しが上手く行った。
結論、秀吉はラッキーだった。
本能寺の変はそれだけで本が一冊書ける位の歴史的な事件だし、松姫に思いを寄せて源氏を守るために陰謀を巡らす織田信忠黒幕説なんてロマンがあって好きなんだけど、神北春秋では秀吉ラッキー説を推すよ。
もこもこ
みみっちゅからロマンなんて言葉が出てきた、なんかキモい。
みみっちゅ
キモい言うな。
二人
次は7月号でお会いしましょ
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