神北高校事件ファイル番外編 神北春秋5月号『備中高松城の戦いから本能寺の変、その時毛利氏の思惑は』

戦いの経緯

４月１４日　　合戦開始
４月２７日　　高松城が羽柴軍撃退
５月    １日　　冠山城　日幡城　宮路山城が落城　
５月    ８日　　高松城水攻め開  
５月１９日　　高松城堤防完成　
５月２１日　　毛利軍布陣　日幡城奪取

もこもこ　 　
　小さいお城でも半月も持ちこたえているんだね。
みみっちゅ
　最初は宇喜多勢が先陣だったからね。
　やはり八浜合戦で精鋭を失って力不足だったのかもね
もこもこ
　５月１日に一気に三城も落城したんだ。
みみっちゅ
　力攻めで落ちたのが冠山城、日幡は寝返り、宮路山城は落城というより撤退だね。
もこもこ　
　数百人のお城でしょ、鉄砲のせいか防御側が有利なのかな
みみっちゅ
　有名な長篠城なんかも五百人で一万五千人の武田軍の攻めを防いでいるしね。
もこもこ　
　城攻めは割に合わないなあ
みみっちゅ
　割に合わないから普通は抑えの兵を置いて野戦で決戦するんだ。
　武田信玄とかは徳川家康の浜松城を無視して進んだしね。
もこもこ
　羽柴秀吉は城攻めが得意だからお城を攻めたのかな？
みみっちゅ
　得意なはずの秀吉が小城に半月以上もかけている。
　うまく行っていないんだ。
もこもこ　　
　５月８日から水攻め為に堤防を造り出すんだね。
みみっちゅ
　合わせて本陣を最上稲荷方面から蛙ヶ鼻方面に陣替えするんだ。
もこもこ　　
　上月城の戦いでは陣替えのすきをつかれて大打撃を受けたのに懲りないねえ
みみっちゅ
　それだけの危険をおしても陣替えしたかったんだ。
もこもこ　
　その理由は？危険もあるし堤防造りにはお金も時間もかかるよ。
みみっちゅ
　これからはみみっちゅ説を話すよ。
　細かい日程は判明しないけど4月に調略した来島水軍が５月に毛利軍に本拠の来島城を攻撃されて落城。
　来島通総羽柴秀吉のもとに逃げて来るんだ。
　逃げて来る前から落城の危険があると言う文は届いていただろうしね。
もこもこ　　
　毛利の水軍が備中戦線に出てくるとなると、背後に上陸して来るかもしれないし。
みみっちゅ
　単純に兵力で負けてしまうんだ。
　しかも近日中に毛利本体が到着する。
　撤退するにも目の前の高松城から追撃を受ける。　
　高松城に抑えを置いて毛利本体と戦うには兵が足りないんだ。
もこもこ　　
　それで、いざというときは撤退出来るように高松城を水攻めにしたと。
みみっちゅ　　
　みみっちゅ説ではね
　５月１９日に堤防完成、５月２１日に毛利の援軍到着の流れだね。
もこもこ　
　毛利軍は到着と同時に日幡を奪取してその後は両軍のにらみ合いになるね。
二人　　　
　続きは次章だよ