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第18話 木っ端微塵まではかすり傷
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「ご無事ですか聖女様!」
「え、ええ……」
「先ほどはウチの生徒が危害を加えようとしてしまい、大変申し訳ございませんでした! 必ずや厳罰に処しますのでご容赦ください!」
私の目の前に来た教師——状況的に、おそらく第一学院の教師だろう——はそう言うや否や、地面に頭がめり込むんじゃないかというような勢いで深々と頭を下げた。
「お望みであれば、死刑でも何でも!」
そしてその教師は頭を下げたまま、そう続けた。
……うん。誠意はよく伝わるのだが……何というか、ツッコミどころだらけだな。
「あの……せっかく私が完治させた患者なので、できれば死刑だけは免れさせてあげて欲しいんですが……」
特に……マナフェタミン中毒患者の治療は、前世含めても初の成功事例だからな。
そう言う意味でも思い入れのある事例なので、正直、処刑されてしまうと虚しいというものだ。
被害者ゼロにもできたんだし、そこは若干寛大な処置があっても良い気が。
「し……失礼しました! 言われてみれば、確かにそうですよね……」
するとその教師は顔色を変え、慌ててそう訂正した。
そんなに畏まらなくてもいいんだけどな……。
「とはいえ……過失だとしても、対抗試合で相手選手の首を刎ねた挙句、聖女様に手をあげようとしたものを無罪放免ではこちらも面目が立たず。少なくとも一定期間は投獄することにはなると思いますが……よろしいですか?」
そしてその教師は、今度は申し訳なさそうに、そんな許可を取りにきた。
「ええ、構いませんよ。……その方が、あの選手のためにはなると思いますので」
それに対し、私は即答でそう答えた。
死刑は免れさせてあげて欲しいとは言ったものの……投獄自体には、私も賛成だからな。
完全に解毒したため、中毒としての依存症を発することはないものの……「マナフェタミン服用で試合に勝利した」という記憶までは消してないので、完全に手放しにすると再使用の恐れがあるからだ。
その時に、私が近くにいなければ……このザビアという生徒は、今度は間違いなく死ぬ。
それを避けるためにも、一定の反省期間は与えた方がいいだろうというのが、私の考えなのである。
「あ、そうそう、さっきの選手、マナフェタミンを使用していたので入手経路の取り押さえとかだけはよろしくお願いしますねー」
私はそう付け加えた。
「な……! うちのザビア、様子がおかしいとは思っていたのですが……マナフェタミンを服用していたのですか?」
「ええ。更衣室前を通った時、それっぽい匂いはしましたので……もしかしたら、注射器とかの痕跡が残っているかと」
「それは……。おいお前ら、今すぐ探しに行くぞ! ……失礼します。正式な謝礼品は後日追って届けますので、とりあえず今はこれにて」
私がマナフェタミンの名前を出すと……教師はまたもや血相を変え、そして数人の同僚を引き連れて更衣室へと走っていった。
これで……一件落着だな。
入手経路の特定とか、そっち系のことは学院や専門家に任せるとしよう。
私はそう思い、救護テント横の関係者席に戻ろうとした。
だがその時……第一学院の選手ザビアが、申し訳なさそうな足取りで私の目の前にやってきた。
「さっきは本当にすみませんでした! 俺……あの薬がマナフェタミンだったなんて知らなくて……。ただの『ツヨクナルクスリ』だって聞いて、飲んでしまったんです。本当にご迷惑をおかけしました!」
ザビアはそう言うと、涙を流し始めた。
……売人に騙されたのか。まあ「ツヨクナルクスリ」なんかを飲む時点でだいぶ自業自得なのだが、売られた薬が薬なのでちょっと同情してしまうな。
私は精霊収納から一枚の紙と「治癒事務処理」の教科書を取り出すと、静電印刷魔法という魔法で、教科書を参照しつつ一枚の書類をフォーマット通り印刷した。
「違法薬物に手を出したんだから有罪は確定だろうけど、情状酌量の余地ありって診断書を出しとくわ。罪、少しでも軽くなるといいわね」
私はそう言って、即席で仕上げた診断書をザビアに手渡した。
「あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛」
ザビアはそう言うと……その場で泣き崩れてしまった。
……やれやれ。なんかちょっと想定外の事件はあったけど、無事に終わったな。
私はそう思いつつ、今度こそ関係者席に戻った。
関係者席に戻ると……シンメトレルとリレンザが、目を輝かせていた。
「イナビルさん、びっくりするくらいかっこ良かったよ! 私たちも……ちゃんと鍛えたら、首を飛ばされた人を治せるようになるのかな?」
そしてシンメトレルは間髪入れず、そう質問してきた。
……治療内容で言えばマナフェタミン解毒の方が数段難易度が上なんだが、まあ見た目的にインパクトがあったのは最初の治療の方なんだろうな。
「もちろんよ! シンメトレルもリレンザも、まだまだ伸びしろがあるからね。……そうだ、良い言葉教えてあげる」
せっかくだし、前世の私の座右の銘でも伝えとくか。
「木っ端微塵まではかすり傷」
「「木っ端微塵まではかすり傷!」」
私が座右の銘を告げると、二人は元気に復唱した。
「私……木っ端微塵になった人も治せるよう、頑張るね!」
「私も宮廷魔術師のお兄ちゃんに負けないくらい、優秀になる」
転生後に初めて聖女の現状を知った時はどうなるかと思ったが……最初の後継者がこの調子だと、非常に頼もしいな。
私は二人の目標宣言を聞きながら、少し安心した気分になった。
「それ、聖女のスローガンとして適切なのでしょうか……?」
一方で、テレサさんは少し困惑した様子みたいだが。
まあテレサさんに期待しているのは無才印関連の改革の方なので、そっちに尽力してもらえればそれでいいか。
「ほんとに首席ってここまで格が違うんだ……なんで死者蘇生ができるの?」
「首切られた人が生き返ったのも衝撃的だしたけど、その後何気にマナフェタミンの治療もやってるんですよね……。私の知ってる聖女とは違い過ぎて怖いんですけど……」
一方でOGの二人はというと、半ば放心状態のようになって、そんな会話を繰り広げていた。
……うん、やはり回復魔法学の死の定義の再確認は必須だな。
そのためにも、シンメトレルにリレンザ、そしてクラスメイトのみんな。今後に期待してるぞ。
「え、ええ……」
「先ほどはウチの生徒が危害を加えようとしてしまい、大変申し訳ございませんでした! 必ずや厳罰に処しますのでご容赦ください!」
私の目の前に来た教師——状況的に、おそらく第一学院の教師だろう——はそう言うや否や、地面に頭がめり込むんじゃないかというような勢いで深々と頭を下げた。
「お望みであれば、死刑でも何でも!」
そしてその教師は頭を下げたまま、そう続けた。
……うん。誠意はよく伝わるのだが……何というか、ツッコミどころだらけだな。
「あの……せっかく私が完治させた患者なので、できれば死刑だけは免れさせてあげて欲しいんですが……」
特に……マナフェタミン中毒患者の治療は、前世含めても初の成功事例だからな。
そう言う意味でも思い入れのある事例なので、正直、処刑されてしまうと虚しいというものだ。
被害者ゼロにもできたんだし、そこは若干寛大な処置があっても良い気が。
「し……失礼しました! 言われてみれば、確かにそうですよね……」
するとその教師は顔色を変え、慌ててそう訂正した。
そんなに畏まらなくてもいいんだけどな……。
「とはいえ……過失だとしても、対抗試合で相手選手の首を刎ねた挙句、聖女様に手をあげようとしたものを無罪放免ではこちらも面目が立たず。少なくとも一定期間は投獄することにはなると思いますが……よろしいですか?」
そしてその教師は、今度は申し訳なさそうに、そんな許可を取りにきた。
「ええ、構いませんよ。……その方が、あの選手のためにはなると思いますので」
それに対し、私は即答でそう答えた。
死刑は免れさせてあげて欲しいとは言ったものの……投獄自体には、私も賛成だからな。
完全に解毒したため、中毒としての依存症を発することはないものの……「マナフェタミン服用で試合に勝利した」という記憶までは消してないので、完全に手放しにすると再使用の恐れがあるからだ。
その時に、私が近くにいなければ……このザビアという生徒は、今度は間違いなく死ぬ。
それを避けるためにも、一定の反省期間は与えた方がいいだろうというのが、私の考えなのである。
「あ、そうそう、さっきの選手、マナフェタミンを使用していたので入手経路の取り押さえとかだけはよろしくお願いしますねー」
私はそう付け加えた。
「な……! うちのザビア、様子がおかしいとは思っていたのですが……マナフェタミンを服用していたのですか?」
「ええ。更衣室前を通った時、それっぽい匂いはしましたので……もしかしたら、注射器とかの痕跡が残っているかと」
「それは……。おいお前ら、今すぐ探しに行くぞ! ……失礼します。正式な謝礼品は後日追って届けますので、とりあえず今はこれにて」
私がマナフェタミンの名前を出すと……教師はまたもや血相を変え、そして数人の同僚を引き連れて更衣室へと走っていった。
これで……一件落着だな。
入手経路の特定とか、そっち系のことは学院や専門家に任せるとしよう。
私はそう思い、救護テント横の関係者席に戻ろうとした。
だがその時……第一学院の選手ザビアが、申し訳なさそうな足取りで私の目の前にやってきた。
「さっきは本当にすみませんでした! 俺……あの薬がマナフェタミンだったなんて知らなくて……。ただの『ツヨクナルクスリ』だって聞いて、飲んでしまったんです。本当にご迷惑をおかけしました!」
ザビアはそう言うと、涙を流し始めた。
……売人に騙されたのか。まあ「ツヨクナルクスリ」なんかを飲む時点でだいぶ自業自得なのだが、売られた薬が薬なのでちょっと同情してしまうな。
私は精霊収納から一枚の紙と「治癒事務処理」の教科書を取り出すと、静電印刷魔法という魔法で、教科書を参照しつつ一枚の書類をフォーマット通り印刷した。
「違法薬物に手を出したんだから有罪は確定だろうけど、情状酌量の余地ありって診断書を出しとくわ。罪、少しでも軽くなるといいわね」
私はそう言って、即席で仕上げた診断書をザビアに手渡した。
「あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛」
ザビアはそう言うと……その場で泣き崩れてしまった。
……やれやれ。なんかちょっと想定外の事件はあったけど、無事に終わったな。
私はそう思いつつ、今度こそ関係者席に戻った。
関係者席に戻ると……シンメトレルとリレンザが、目を輝かせていた。
「イナビルさん、びっくりするくらいかっこ良かったよ! 私たちも……ちゃんと鍛えたら、首を飛ばされた人を治せるようになるのかな?」
そしてシンメトレルは間髪入れず、そう質問してきた。
……治療内容で言えばマナフェタミン解毒の方が数段難易度が上なんだが、まあ見た目的にインパクトがあったのは最初の治療の方なんだろうな。
「もちろんよ! シンメトレルもリレンザも、まだまだ伸びしろがあるからね。……そうだ、良い言葉教えてあげる」
せっかくだし、前世の私の座右の銘でも伝えとくか。
「木っ端微塵まではかすり傷」
「「木っ端微塵まではかすり傷!」」
私が座右の銘を告げると、二人は元気に復唱した。
「私……木っ端微塵になった人も治せるよう、頑張るね!」
「私も宮廷魔術師のお兄ちゃんに負けないくらい、優秀になる」
転生後に初めて聖女の現状を知った時はどうなるかと思ったが……最初の後継者がこの調子だと、非常に頼もしいな。
私は二人の目標宣言を聞きながら、少し安心した気分になった。
「それ、聖女のスローガンとして適切なのでしょうか……?」
一方で、テレサさんは少し困惑した様子みたいだが。
まあテレサさんに期待しているのは無才印関連の改革の方なので、そっちに尽力してもらえればそれでいいか。
「ほんとに首席ってここまで格が違うんだ……なんで死者蘇生ができるの?」
「首切られた人が生き返ったのも衝撃的だしたけど、その後何気にマナフェタミンの治療もやってるんですよね……。私の知ってる聖女とは違い過ぎて怖いんですけど……」
一方でOGの二人はというと、半ば放心状態のようになって、そんな会話を繰り広げていた。
……うん、やはり回復魔法学の死の定義の再確認は必須だな。
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