57 / 156
第7幕 収監令嬢はたくさん学びたい
第5話 学院の恋愛模様は面倒ね
しおりを挟む
入口に現れたミーアと目が合ったので、軽く目礼をする。すぐに前に向き直り机の上の神学の本に目を落としたけれど、内容なんて全く頭に入ってこない。
だって、ゲームのヒロイン本人の登場だからね! ここで何かイベントが起こるのかしら! 超ドキワク展開!
……じゃなかった、私は観客ではなくれっきとした登場人物の一人。ミーアの言動が私の未来にも影響を与えるんだから、呑気にしてちゃ駄目よね。
ミーア・レグナンドは治癒魔法と炎魔法を使う、とは聞いていたけど。確か創精魔法科じゃなかったっけ。
そうか、治癒魔法は自らの魔精力を練り、癒しの力を他にもたらす魔法だから、明らかに創精魔法の分類。一方炎魔法の方は、ミーアの場合模精魔法由来だったのね。確かアイーダ女史によれば、大抵の人は両方の性質を併せ持ち、片方の魔法は全く使えない、ということは無いみたいだから。
ミーアは私に会釈をしたあと、前方の貴族令嬢の方々にも挨拶をし、少し離れた中段ぐらいの席に腰かけた。
その様子をやや離れた場所で見ていた少年達が代わる代わるミーアに話しかける。
さて、令嬢たちの目的はというと、ディオン様だったりシャルル様だったり、あるいはどこかに嫁入りするためのステップアップだったりする訳だけど。
何しろ貴族令嬢の生涯独身率、かなり高いらしいからね。貴族令嬢は貴族にしか嫁げないから。
じゃあ、子息たちの目標は?
「上流貴族子息の場合ですと、将来はディオン様やシャルル様に仕えることになる訳ですから、自分のアピールですね。一種の社交です」
前にアイーダ女史に聞いたときは、そんな答えが返ってきた。
「だけど、上流貴族八家当主はリンドブロム聖女騎士団の団長も兼ねてる訳だから、彼らの未来は決まったようなものでしょ? 下流貴族も確かその中の一つの部隊として所属してたりするわよね」
「そうは言っても、個人的に大公子殿下と親しくなれれば今後何かと優位に働きますしね。発言力だって違うでしょうし、下る任務の種類も変わるでしょう。今まででしたら、ガンディス子爵のように副団長まで上り詰めない限り、子息に過ぎない彼らが大公家の方々と顔を合わせることはできなかったのですから」
「ふうん……」
「あとはやはり、配偶者を見つけることでしょうか」
「そっちもか!」
ちょっと~~。聖者学院って『聖なる者』を見つけるための修業場所よね?
それに下流貴族の中には聖女騎士団への幹部待遇の入団を目指している者もいると聞いたわ。
ナゼ婚活パーティみたいになってんのかしら?
「『聖女』を妻に出来れば、その威力たるや計り知れません」
「……へ?」
思っても見ない台詞が聞こえ、プルプルしていた拳が思わず開く。
『聖女』を妻に? へ? いや、私がなるつもりなんだけど? 私はディオン様の婚約者よ。他の貴族の妻になんかなれないわよ。
え、今から口説かれるのはミーアじゃなくて私なの?
「私狙いってこと?」
「違います」
私の妄想をたたっ斬るかのようにアイーダ女史が半目で否定した。何をどうしたらそういう発想になるんですか、と言外に匂わせている。
だってさあ、この世界は乙女ゲー『リンドブロムの聖女』の世界なんだもん。絶対に恋愛模様とは切り離せないんだから!
まぁ、さすがにコレはアイーダ女史にも言えないけどね……。
「マユ様は『聖女』になるおつもりであり、その意気込みは勿論、間違ってはいません。ですが現状としては、“誰が『聖女』になるかはわからない”というのが正確なところです」
「それは、まぁ……」
「未来の『聖女』と恋仲になって、そのまま自分の妻にしたい。可能性のありそうな令嬢に近づく子息たちには、そういう思惑があります。ごく自然な成り行きでしょう」
「はぁ」
「また、仮に『聖女』でなくとも、魔導士としての才能が高い女性を妻にすることはとても重要です。魔精力の素質に恵まれた子供が誕生し、それが女児であるならば、大公家に嫁ぐことも夢ではなくなります」
「またそれなの!」
だーかーらー、女は子供を産む道具じゃないってのよ!
あー、やだやだ、神聖な学び舎が下心渦巻くドロドロ舞台に思えてきたわ。
いや、実際そうなのか。ミーアの逆ハー物語なんだろうしなあ、多分。敵役も裏で色々と闊歩する世界な訳で……。
まぁそんな訳で、控室でベン・ヘイマーがやけににじり寄ってきたことにも合点がいったわ。
彼は妹のイデアが『聖女』になる可能性は殆ど考えてなくて、他の『聖女』になりそうな女にコナをかけているのね。そして私は、仮に『聖女』にならなくとも未来の大公妃。覚えがめでたいに越したことは無い訳だ。
結婚と子作りが制限されている分、貴族間の恋愛ってかなり奔放だという噂だったしなあ。避妊魔法があると聞いた日には眩暈がしそうだったけど。
そういう訳だから、現在『聖女の再来』と目されているミーアは貴族子息からするととんでもない優良物件な訳よ。しかもついこの間までは一般市民だったから気位も高くないし、擦れたところもないし、爵位は最下位の男爵で縁談も有利に持ち込みやすいし。
あと、何といっても可憐で可愛いし。さすがヒロイン。
大変だけど頑張ってねー、と、ビクビクしながら子息たちと談笑するミーアに、心の中でエールを送りましたとさ。
* * *
今日は『模精魔法・炎』の初回授業と言うことで、受講者の威力、精度を見るという内容だった。
なお、私はあくまで見学です。許可なくみんなの前で魔法を披露することは禁じられているの。
炎魔法は、やはり何かを燃やさなければなかなか持続しない。自らの魔精力100%の炎を展開し続けるのは至難の業。
よって、実技場の土の上には木で組まれた焚火みたいなものや、石で組まれた暖炉みたいなもの、上に張られたローブに吊るされた洗濯ものみたいな紙など、さまざまな小道具が設置されている。
そんな中――ミーア・レグナンドの炎魔法は圧巻だった。
生徒たちの殆どが、小道具に火を灯してその炎を大きくするという威力面をアピールしたり、せいぜい炎を舞い上がらせたり一瞬で消したりといった制御面を主張したりする中。
彼女は描いた直径2mほどの魔法陣から火の竜巻を出現させた。多分、前にセルフィスが言っていた風魔法との併用だと思う……けど、もし炎100%だとしたらとんでもないわね。
そしてあの桃水晶の杖を振るい、火の竜巻を実技場で暴れさせ、炎の竜に見立てて火の玉を吐き出す、という荒業までやってのけたのだ。
ただ、実技場はそれほど巨大な炎魔法を想定していなかったため一部シールドが破損、あわや座席に座っていた生徒たちに被害が及びそうになる、という失敗もしたのだけど。
授業はそこで終了となり、残りの生徒の魔法実技は次回、ということになった。
それにしてもとんでもない威力だったわ。ミーアが『聖女の再来』と言われた理由も分かった気がする。
これはうかうかしてられない、と気を引き締めながら魔導士学院を出ると、
「ちょっと、どういうつもりよ!」
というヒステリックな女の子の声が聞こえてきた。
続けて、
「あんたのせいで、私の実技ができなかったじゃない!」
「ちょっともてはやされてるからっていい気になってるんじゃないの!?」
というけたたましい声が飛んでくる。
「……すみません」
やや震えてか細いけれど、随分と可愛らしい声が聞こえてきた。
多分、ミーアだろうなあ。ヒロインは声まで可愛いわねー。
ちょっと様子を窺ってみよう、と声がする方に近づこうとすると、さっとドライに通せんぼされてしまった。
「え、何……」
「下流貴族の小競り合いです。マリアンセイユ様が立ち入る場ではありません」
「……でも……」
ミーアの吊し上げイベントが何のフラグなのか確かめたいわ。それに、あまりにも酷いようなら止めた方がいいだろうし。
さっと右足を出すとドライもさっと左手を出す。左を抜こうとすると、ドライの右手がにゅっと現れて行く手を阻む。左に見せかけて右、かと見せかけて左、とフェイントをかけたけれど、優秀な近衛武官であるドライには通用しない。
そんな小競り合いをしていると、少し離れた出入り口から一人の少年が現れた。
黒髪で無難……と言ったら失礼ね、何というか最大公約数的イケメンだ。
声を聞きつけたのか、ハッとしたような顔をして少女たちの方へと足早に近づいていく。
「彼は?」
「アンディ・カルム子爵子息ですね。ちょうどいい、彼にお任せした方がよろしいでしょう」
なるほど、子爵子息。きっと、ミーアの攻略対象の一人だわ。
ゲーム世界ってこういうところ便利ね。パッと人目を引くイケメンなら作中の重要人物だと分かるし。
「……わかりました」
恐らく、アンディルートのフラグなんでしょう、これも。ならばフラグを折る必要はないか。
……と自分を納得させ、私はドライに促されて少し早足でその場を後にした。
次の日、なぜかミーアを吊るしあげた影の首謀者はマリアンセイユ、という噂が広まっていて、このときの行動をひどく後悔する羽目になるんだけど。
だって、ゲームのヒロイン本人の登場だからね! ここで何かイベントが起こるのかしら! 超ドキワク展開!
……じゃなかった、私は観客ではなくれっきとした登場人物の一人。ミーアの言動が私の未来にも影響を与えるんだから、呑気にしてちゃ駄目よね。
ミーア・レグナンドは治癒魔法と炎魔法を使う、とは聞いていたけど。確か創精魔法科じゃなかったっけ。
そうか、治癒魔法は自らの魔精力を練り、癒しの力を他にもたらす魔法だから、明らかに創精魔法の分類。一方炎魔法の方は、ミーアの場合模精魔法由来だったのね。確かアイーダ女史によれば、大抵の人は両方の性質を併せ持ち、片方の魔法は全く使えない、ということは無いみたいだから。
ミーアは私に会釈をしたあと、前方の貴族令嬢の方々にも挨拶をし、少し離れた中段ぐらいの席に腰かけた。
その様子をやや離れた場所で見ていた少年達が代わる代わるミーアに話しかける。
さて、令嬢たちの目的はというと、ディオン様だったりシャルル様だったり、あるいはどこかに嫁入りするためのステップアップだったりする訳だけど。
何しろ貴族令嬢の生涯独身率、かなり高いらしいからね。貴族令嬢は貴族にしか嫁げないから。
じゃあ、子息たちの目標は?
「上流貴族子息の場合ですと、将来はディオン様やシャルル様に仕えることになる訳ですから、自分のアピールですね。一種の社交です」
前にアイーダ女史に聞いたときは、そんな答えが返ってきた。
「だけど、上流貴族八家当主はリンドブロム聖女騎士団の団長も兼ねてる訳だから、彼らの未来は決まったようなものでしょ? 下流貴族も確かその中の一つの部隊として所属してたりするわよね」
「そうは言っても、個人的に大公子殿下と親しくなれれば今後何かと優位に働きますしね。発言力だって違うでしょうし、下る任務の種類も変わるでしょう。今まででしたら、ガンディス子爵のように副団長まで上り詰めない限り、子息に過ぎない彼らが大公家の方々と顔を合わせることはできなかったのですから」
「ふうん……」
「あとはやはり、配偶者を見つけることでしょうか」
「そっちもか!」
ちょっと~~。聖者学院って『聖なる者』を見つけるための修業場所よね?
それに下流貴族の中には聖女騎士団への幹部待遇の入団を目指している者もいると聞いたわ。
ナゼ婚活パーティみたいになってんのかしら?
「『聖女』を妻に出来れば、その威力たるや計り知れません」
「……へ?」
思っても見ない台詞が聞こえ、プルプルしていた拳が思わず開く。
『聖女』を妻に? へ? いや、私がなるつもりなんだけど? 私はディオン様の婚約者よ。他の貴族の妻になんかなれないわよ。
え、今から口説かれるのはミーアじゃなくて私なの?
「私狙いってこと?」
「違います」
私の妄想をたたっ斬るかのようにアイーダ女史が半目で否定した。何をどうしたらそういう発想になるんですか、と言外に匂わせている。
だってさあ、この世界は乙女ゲー『リンドブロムの聖女』の世界なんだもん。絶対に恋愛模様とは切り離せないんだから!
まぁ、さすがにコレはアイーダ女史にも言えないけどね……。
「マユ様は『聖女』になるおつもりであり、その意気込みは勿論、間違ってはいません。ですが現状としては、“誰が『聖女』になるかはわからない”というのが正確なところです」
「それは、まぁ……」
「未来の『聖女』と恋仲になって、そのまま自分の妻にしたい。可能性のありそうな令嬢に近づく子息たちには、そういう思惑があります。ごく自然な成り行きでしょう」
「はぁ」
「また、仮に『聖女』でなくとも、魔導士としての才能が高い女性を妻にすることはとても重要です。魔精力の素質に恵まれた子供が誕生し、それが女児であるならば、大公家に嫁ぐことも夢ではなくなります」
「またそれなの!」
だーかーらー、女は子供を産む道具じゃないってのよ!
あー、やだやだ、神聖な学び舎が下心渦巻くドロドロ舞台に思えてきたわ。
いや、実際そうなのか。ミーアの逆ハー物語なんだろうしなあ、多分。敵役も裏で色々と闊歩する世界な訳で……。
まぁそんな訳で、控室でベン・ヘイマーがやけににじり寄ってきたことにも合点がいったわ。
彼は妹のイデアが『聖女』になる可能性は殆ど考えてなくて、他の『聖女』になりそうな女にコナをかけているのね。そして私は、仮に『聖女』にならなくとも未来の大公妃。覚えがめでたいに越したことは無い訳だ。
結婚と子作りが制限されている分、貴族間の恋愛ってかなり奔放だという噂だったしなあ。避妊魔法があると聞いた日には眩暈がしそうだったけど。
そういう訳だから、現在『聖女の再来』と目されているミーアは貴族子息からするととんでもない優良物件な訳よ。しかもついこの間までは一般市民だったから気位も高くないし、擦れたところもないし、爵位は最下位の男爵で縁談も有利に持ち込みやすいし。
あと、何といっても可憐で可愛いし。さすがヒロイン。
大変だけど頑張ってねー、と、ビクビクしながら子息たちと談笑するミーアに、心の中でエールを送りましたとさ。
* * *
今日は『模精魔法・炎』の初回授業と言うことで、受講者の威力、精度を見るという内容だった。
なお、私はあくまで見学です。許可なくみんなの前で魔法を披露することは禁じられているの。
炎魔法は、やはり何かを燃やさなければなかなか持続しない。自らの魔精力100%の炎を展開し続けるのは至難の業。
よって、実技場の土の上には木で組まれた焚火みたいなものや、石で組まれた暖炉みたいなもの、上に張られたローブに吊るされた洗濯ものみたいな紙など、さまざまな小道具が設置されている。
そんな中――ミーア・レグナンドの炎魔法は圧巻だった。
生徒たちの殆どが、小道具に火を灯してその炎を大きくするという威力面をアピールしたり、せいぜい炎を舞い上がらせたり一瞬で消したりといった制御面を主張したりする中。
彼女は描いた直径2mほどの魔法陣から火の竜巻を出現させた。多分、前にセルフィスが言っていた風魔法との併用だと思う……けど、もし炎100%だとしたらとんでもないわね。
そしてあの桃水晶の杖を振るい、火の竜巻を実技場で暴れさせ、炎の竜に見立てて火の玉を吐き出す、という荒業までやってのけたのだ。
ただ、実技場はそれほど巨大な炎魔法を想定していなかったため一部シールドが破損、あわや座席に座っていた生徒たちに被害が及びそうになる、という失敗もしたのだけど。
授業はそこで終了となり、残りの生徒の魔法実技は次回、ということになった。
それにしてもとんでもない威力だったわ。ミーアが『聖女の再来』と言われた理由も分かった気がする。
これはうかうかしてられない、と気を引き締めながら魔導士学院を出ると、
「ちょっと、どういうつもりよ!」
というヒステリックな女の子の声が聞こえてきた。
続けて、
「あんたのせいで、私の実技ができなかったじゃない!」
「ちょっともてはやされてるからっていい気になってるんじゃないの!?」
というけたたましい声が飛んでくる。
「……すみません」
やや震えてか細いけれど、随分と可愛らしい声が聞こえてきた。
多分、ミーアだろうなあ。ヒロインは声まで可愛いわねー。
ちょっと様子を窺ってみよう、と声がする方に近づこうとすると、さっとドライに通せんぼされてしまった。
「え、何……」
「下流貴族の小競り合いです。マリアンセイユ様が立ち入る場ではありません」
「……でも……」
ミーアの吊し上げイベントが何のフラグなのか確かめたいわ。それに、あまりにも酷いようなら止めた方がいいだろうし。
さっと右足を出すとドライもさっと左手を出す。左を抜こうとすると、ドライの右手がにゅっと現れて行く手を阻む。左に見せかけて右、かと見せかけて左、とフェイントをかけたけれど、優秀な近衛武官であるドライには通用しない。
そんな小競り合いをしていると、少し離れた出入り口から一人の少年が現れた。
黒髪で無難……と言ったら失礼ね、何というか最大公約数的イケメンだ。
声を聞きつけたのか、ハッとしたような顔をして少女たちの方へと足早に近づいていく。
「彼は?」
「アンディ・カルム子爵子息ですね。ちょうどいい、彼にお任せした方がよろしいでしょう」
なるほど、子爵子息。きっと、ミーアの攻略対象の一人だわ。
ゲーム世界ってこういうところ便利ね。パッと人目を引くイケメンなら作中の重要人物だと分かるし。
「……わかりました」
恐らく、アンディルートのフラグなんでしょう、これも。ならばフラグを折る必要はないか。
……と自分を納得させ、私はドライに促されて少し早足でその場を後にした。
次の日、なぜかミーアを吊るしあげた影の首謀者はマリアンセイユ、という噂が広まっていて、このときの行動をひどく後悔する羽目になるんだけど。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説

ピンクの髪のオバサン異世界に行く
拓海のり
ファンタジー
私こと小柳江麻は美容院で間違えて染まったピンクの髪のまま死んで異世界に行ってしまった。異世界ではオバサンは要らないようで放流される。だが何と神様のロンダリングにより美少女に変身してしまったのだ。
このお話は若返って美少女になったオバサンが沢山のイケメンに囲まれる逆ハーレム物語……、でもなくて、冒険したり、学校で悪役令嬢を相手にお約束のヒロインになったりな、お話です。多分ハッピーエンドになる筈。すみません、十万字位になりそうなので長編にしました。カテゴリ変更しました。

[完]異世界銭湯
三園 七詩
ファンタジー
下町で昔ながらの薪で沸かす銭湯を経営する一家が住んでいた。
しかし近くにスーパー銭湯が出来てから客足が激減…このままでは店を畳むしかない、そう思っていた。
暗い気持ちで目覚め、いつもの習慣のように準備をしようと外に出ると…そこは見慣れた下町ではなく見たことも無い場所に銭湯は建っていた…
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜
ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。
死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる