【完結】魔法少女お助け係に任命される 〜力隠してクラスの事件を解決します〜

 「不意に思ったことが魔法の力として出てしまう」。そんな力を隠していたのに、クラスのイケメン王子様に見られてしまった。 
 そこから始まる、恋と友情の物語。

 魔夜 優花(まや ゆうか)小学五年生は、生まれた時から「ふっと思ったことが魔法の力になる」能力を持っている。
 その力を隠していたが、五年生の一学期の始まりに教室でやらかしてしまった。
 落ちそうなペンケースに「落ちないで」と願ったことにより、浮かせてしまい。それを同じクラスになったイケメン王子様、岡村 翼(おかむら つばさ)に見られてしまう。
 力について聞かれ優花は必死にごまかすが、翼は優花をやたら構うようになる。
 そしてクラスの役割の一つ「お助け係」という一番大変な役をやると立候補して、一緒にやろうと優花を指名してくる。

 翼の推理と、優花がこっそり使う魔法により。クラスメイトの悩みやトラブルである。
「ラブレターの差出人の特定」
「友達同士で起きた喧嘩」
「石を割った犯人特定」
「校外学習でクラスメイトが居なくなり、その子を探し出す」
などを解決していく。

 そうしていく内に、いつも一人だった優花に友達ができ。ありのままを認めてくれる翼を好きになる。
 だけど翼は女子の人気者で、いつも翼の前には女子が居る。
 そんな姿に「私だけを見て」、「翼に話しかけないで」と思ってしまう。
 それが魔法の力として出てしまい。翼は目が見えなくなり、一緒に居た女子たちの声が出なくなってしまった。
 魔法を取り消そうとするが翼を想う気持ちがジャマをして、魔法の力が消えない。

 そうしていくうちにクラスメイトに「やっぱり魔女だった」と言われるようになる。
 それにより、優花に友達が居なかった理由、魔法の力に対する苦しみが分かっていく。

 優花のありのままを受け入れてくれる翼。
 優花の気持ちを理解して、助けてくれる友達。
 優花の力を怖がり「魔女」だと騒ぐクラスメイト。

 クラスのトラブルを解決しながら起こる、恋と友情の物語。


魔夜 優花(まや ゆうか)
 思ったことが魔法の力になる、能力を持っている。
 性格や口調は強く、翼に対してはハッキリ言うが。本当は優しい性格で、困っている人を放っておけない。魔法の力がバレる危険をしてまで、クラスメイトを助けることもある。
「終わったー!」が口ぐせ。
 魔法の力で悩んでいる。

岡村 翼(おかむら つばさ)
 イケメン王子様と呼ばれるぐらいカッコよく、女子の人気者。
 優花の魔法を見て、やたら絡んでくるようになる。
 王子様と呼ばれているが、いたずらっ子の素質を持っており、優花には遠慮なく見せてくる。
 実は翼にも、誰にも言えない悩みがあった。


24h.ポイント 0pt
0
小説 198,016 位 / 198,016件 児童書・童話 3,580 位 / 3,580件

あなたにおすすめの小説

『風のスーベニア』

ちゃんちゃん
児童書・童話
湖畔の観光地で、少年ユウは古びた地図と鍵の入った瓶を見つけ、出会った仲間と共に宝探しへ出る。風の道を辿った先で彼らが見つけたのは、かつての子どもたちが残した「思い出の箱」だった。宝物は過去と未来をつなぐ、大切な時間の記憶だった。

ゲームシステムから自由になったNPCの私が勇者様を助けようとしたお話

めぐめぐ
児童書・童話
ストック村のアリッサは、村の名を伝えるだけのNPC。 そんな彼女が何故か心を持ち、勇者に恋をしました。 そんな彼女の元に、気まぐれな神様がやって来て願いをかなえてくれると言います。 大好きな勇者の手伝いをしたいと願い、アリッサはゲームシステムから自由になりましたが、役に立たないと思っていた彼女には、大切な役目があったのです。 とても、とても大切な役割が――

影の子が暮らす家

ぽんたしろお
児童書・童話
 創作童話。スマホから読み聞かせにもどうぞ。想像力の広がる世界観のオリジナル童話です。  影の子どもが主人公です。自分の正体を知らない影の子は、ある日太陽の降り注ぐ昼間に外にでてしまいました。自分の正体を知らない影の子はどうなるっ?  「闇の家」にはおとうさんとおかあさんと、私が住んでいた。私はずっと家の中で暮らしていたけれど、ある日、家を抜け出しました。外に出た私を襲ったのは光の矢でした……。 表紙:ミカスケ(@oekakimikasuke)さんのフリーイラストお借りしています

星降る夜に落ちた子

千東風子
児童書・童話
 あたしは、いらなかった?  ねえ、お父さん、お母さん。  ずっと心で泣いている女の子がいました。  名前は世羅。  いつもいつも弟ばかり。  何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。  ハイキングなんて、来たくなかった!  世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。  世羅は滑るように落ち、気を失いました。  そして、目が覚めたらそこは。  住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。  気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。  二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。  全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。  苦手な方は回れ右をお願いいたします。  よろしくお願いいたします。  私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。  石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!  こちらは他サイトにも掲載しています。

【完結】月夜のお茶会

佐倉穂波
児童書・童話
 数年に一度開催される「太陽と月の式典」。太陽の国のお姫様ルルは、招待状をもらい月の国で開かれる式典に赴きました。 第2回きずな児童書大賞にエントリーしました。宜しくお願いします。

わたしの師匠になってください! ―お師匠さまは落ちこぼれ魔道士?―

島崎 紗都子
児童書・童話
「師匠になってください!」 落ちこぼれ無能魔道士イェンの元に、突如、ツェツイーリアと名乗る少女が魔術を教えて欲しいと言って現れた。ツェツイーリアの真剣さに負け、しぶしぶ彼女を弟子にするのだが……。次第にイェンに惹かれていくツェツイーリア。彼女の真っ直ぐな思いに戸惑うイェン。何より、二人の間には十二歳という歳の差があった。そして、落ちこぼれと皆から言われてきたイェンには、隠された秘密があって──。

ワー大変! 〜俺、ワーウルフ変身能力のおかげで毎日が大変!〜

べあうるふ
児童書・童話
全然誇り高くないし、バトルも強くない小学生ワーウルフの物語。 俺の名前は狩野タケル。 小学五年生で、姉貴と2人暮らし。 家事と料理と節約が得意なんだけど、どういうワケか足がものすごく臭くって……それが悩み。 そんなある日、俺は突然狼男……じゃなくってワーウルフに変身することができるようになったんだ! でも正直こんな能力必要なくね? サムライな友達「明日香コタロー」と共に同じ能力を持つ敵と戦ったり、動物の仲間ができちゃったり。 もう毎日が大変!

ユイユメ国ゆめがたり【完結】

星乃すばる
児童書・童話
ここは夢と幻想の王国。 十歳の王子るりなみは、 教育係の宮廷魔術師ゆいりの魔法に導かれ、 不思議なできごとに巻き込まれていきます。 骨董品店でもらった、海を呼ぶ手紙。 遺跡から発掘された鳥の石像。 嵐は歌い、時には、風の精霊が病をもたらすことも……。 小さな魔法の連作短編、幻想小説風の児童文学です。 *ルビを多めに振ってあります。 *第1部ののち、番外編(第7話)で一旦完結。 *その後、第2部へ続き、全13話にて終了です。 ・第2部は連作短編形式でありつつ、続きものの要素も。 ・ヒロインの王女が登場しますが、恋愛要素はありません。 [完結しました。応援感謝です!]