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四つ足
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窓を開ける。
「今日は過ごしやすいな。」
頬にあたる夜風が気持ちいい。
外をぼーっと眺める。
こういうゆったりとした時間も、たまには大切だ。
ふと街灯に照らされた物体が目に入る。
「なんだろう?。」
黒いブヨブヨした塊に四つ足が付いている。
私が急いで窓を閉めようとした瞬間、
「こんばんは。」
四つ足が喋りかけてきた。
私は気の抜けたような声で
「あ、はい...こんばんは。」
と返事をした。
窓を最後まで閉める。
礼儀正しい化け物もいるんだな。
私は怖かったのと同時に少し感心してしまった。
「今日は過ごしやすいな。」
頬にあたる夜風が気持ちいい。
外をぼーっと眺める。
こういうゆったりとした時間も、たまには大切だ。
ふと街灯に照らされた物体が目に入る。
「なんだろう?。」
黒いブヨブヨした塊に四つ足が付いている。
私が急いで窓を閉めようとした瞬間、
「こんばんは。」
四つ足が喋りかけてきた。
私は気の抜けたような声で
「あ、はい...こんばんは。」
と返事をした。
窓を最後まで閉める。
礼儀正しい化け物もいるんだな。
私は怖かったのと同時に少し感心してしまった。
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