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帽子
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私の彼女はいつも帽子を被っている。
「なんでいつも被ってるの?」って聞いても笑ってはぐらかされるだけ。
彼女の被っている帽子は黒の帽子。
ロゴなどはなく、無地のやつ。
よくジョギングしている人が被ってるような帽子だ。
彼女は絶対にどんなときでも帽子を取らない。
寝るときも、お風呂に入るときも。
髪を乾かすときなんて帽子ごと乾かしてる。
私はイタズラ心が働いて、彼女が寝ているときに帽子を取ることにした。
深夜2時。
彼女はスヤスヤ寝ている。
「今がチャンス」
私は勢いよく帽子を取った。
彼女が
「あーーー!!!」
絶叫した。
目を見開き、口を大きく開けて。
突然の彼女の叫びに、私は驚いた。
「ど、どうしたの?!」
返事がない。
目を見開き、口を開けたまま動かない。
呼吸がない。
彼女は死んでいた。
彼女の突然の死に私は何が何だか分からなかった。
警察、救急車など来たがどうやって応対したか覚えていない。
あの時何が起こったのか。
確信はないがある仮説が思い立った。
あの帽子。
あの帽子は彼女の一部で、命だったんじゃないかって...。
「なんでいつも被ってるの?」って聞いても笑ってはぐらかされるだけ。
彼女の被っている帽子は黒の帽子。
ロゴなどはなく、無地のやつ。
よくジョギングしている人が被ってるような帽子だ。
彼女は絶対にどんなときでも帽子を取らない。
寝るときも、お風呂に入るときも。
髪を乾かすときなんて帽子ごと乾かしてる。
私はイタズラ心が働いて、彼女が寝ているときに帽子を取ることにした。
深夜2時。
彼女はスヤスヤ寝ている。
「今がチャンス」
私は勢いよく帽子を取った。
彼女が
「あーーー!!!」
絶叫した。
目を見開き、口を大きく開けて。
突然の彼女の叫びに、私は驚いた。
「ど、どうしたの?!」
返事がない。
目を見開き、口を開けたまま動かない。
呼吸がない。
彼女は死んでいた。
彼女の突然の死に私は何が何だか分からなかった。
警察、救急車など来たがどうやって応対したか覚えていない。
あの時何が起こったのか。
確信はないがある仮説が思い立った。
あの帽子。
あの帽子は彼女の一部で、命だったんじゃないかって...。
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