肉への祈り

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肉への祈り

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肉 それは神秘的なもの。

普段何気なく食べている肉は
動物の死体。

それはつまり 動物の命を身体に取り入れていると言うこと。

肉は崇められる存在。
神となる対象物。

私はそんな肉達に祈りを捧げることにした。

スーパーから買ってきた鶏肉を神棚に置く。

頭を下げて 身体を左右に揺らす。
グニャグニャと。
一心不乱に身体を揺らす。
その時間 約1時間。

肉への感謝。

その思いはやがて形になって現れる。

肉が赤黒く光だしたのだ。

神々しいまでの光。
私は思わず息を呑んだ。

手を合わせ祈る。

肉がぶるぶると震えだす。

あと一歩。

私は自分の手首を切り、血を肉に捧げる。

やがて肉は膨らみだす。
まるで膨らんだ風船のようだ。

肉は膨らむことを止めることなく、部屋を埋め尽くすまでの大きさになる。

バン!!
肉が弾けた。
当たり一面に肉片が飛ぶ。

祈りは届いた。



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みんなの感想(1件)

エロリス
2022.08.08 エロリス

肉だね

解除

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