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マスク

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ある日マスクを全身につけた人がいた。

その人は、腕にマスク。肩にマスク。
足にマスク。首にマスク。
顔にマスク。

まさにマスクの鎧だ。

私はその人に聞いてみた。

「なんでマスクを全身に付けてるの?。」って。

そしたら全身マスクの人は、

「地球は危ない。化け物がウヨウヨしてるんだ。そいつらは人に化けてる。
夜になると人を襲うんだ。その化け物に対抗できる唯一の道具がマスクなんだ。」

私は

「そいつらはどんなやつなの?。」と聞いた。

その瞬間、全身マスクの人が襲いかかってきた。

刃物で切りつけられる。

私は緑色の血を出した。

この人は危ない。

私は大きな口と牙を剥き出しにし、反撃した。

だがどうにもマスクが目障りだ。

あの白い色、布の生地。

全身に鳥肌が立つ。

私が硬直している間に首を切り落とされた。

私は最後の力を振り絞って自爆した。
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