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顔
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深夜2時。
そろそろ寝ようと私は部屋の電気を消し、寝床についた。
目を瞑ると暗闇の中に微かに何かが光って見える。
「アレはなんだ?」
よく分からない。
目を開けて光源を探すが、そのようなものは見当たらない。
私は再び目を閉じた。
さっきよりも近づいて来ているようだ。
私は目を開ける。
やはり部屋にオカシイところは見当たらない。
目を閉じる。
より近くにソレが見えてきた。
なんとなく分かった。
ソレは顔のようだ。
気味が悪い。
だがそれ以上に好奇心が湧いて来た。
どんな顔かハッキリ見てみたい。
私はそう思ってしまった。
目を開ける。
そして私はすぐに目を閉じた。
まだ小さいがどんな顔か分かった。
老婆の顔だ。
微笑んだシワくちゃの老婆の顔が数メートル先の暗闇に浮かんでいる。
私は深呼吸しながら目を開けた。
次はきっとすぐ側に見えるはずだ。
額に汗が流れる。
私は静かに目を閉じた。
老婆の顔が目の前にあった。
老婆が目を見開き、口を大きく開けて
「あ~~!!死んだ!」
老婆と思えないほど異様に高い声でそう叫んだ。
あまりの叫び声に私は目を開けた。
老婆の醜悪な顔が頭から離れない。
その日は朝まで寝ずに過ごした。
今日はまだいいんだ。
一日目だから。
これからあの老婆が現れると思うと、私は眠れない。
そろそろ寝ようと私は部屋の電気を消し、寝床についた。
目を瞑ると暗闇の中に微かに何かが光って見える。
「アレはなんだ?」
よく分からない。
目を開けて光源を探すが、そのようなものは見当たらない。
私は再び目を閉じた。
さっきよりも近づいて来ているようだ。
私は目を開ける。
やはり部屋にオカシイところは見当たらない。
目を閉じる。
より近くにソレが見えてきた。
なんとなく分かった。
ソレは顔のようだ。
気味が悪い。
だがそれ以上に好奇心が湧いて来た。
どんな顔かハッキリ見てみたい。
私はそう思ってしまった。
目を開ける。
そして私はすぐに目を閉じた。
まだ小さいがどんな顔か分かった。
老婆の顔だ。
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私は深呼吸しながら目を開けた。
次はきっとすぐ側に見えるはずだ。
額に汗が流れる。
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老婆が目を見開き、口を大きく開けて
「あ~~!!死んだ!」
老婆と思えないほど異様に高い声でそう叫んだ。
あまりの叫び声に私は目を開けた。
老婆の醜悪な顔が頭から離れない。
その日は朝まで寝ずに過ごした。
今日はまだいいんだ。
一日目だから。
これからあの老婆が現れると思うと、私は眠れない。
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