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最終話「永遠に一緒です(足フェチで着衣フェチな僕を完全把握!メンヘラ?ヤンデレ?令嬢?ユリア?√)」

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 僕は記憶をロードした。
 またもやオートセーブされており、ネルと出会う直前の√だった。
 僕はレイアに呼び止められネルの事を聞かされる。
 心の中であの腹黒令嬢との邂逅のカウントダウンが始まった。

「あの人の恐ろしい所は―」

「知ってるよ。他人を意地でも自分の思い通りにさせようとする性格と、一見は清楚なお嬢様な腹黒さだろ」

「え?なんで知ってんだよ。確かにあの人は腹黒い―」

 レイアが言いかけたその時である。
 レイアの背後に凄いプレッシャーを放つ黒い影が現れた。
 僕はその正体を知っている、腹黒令嬢のネルだ。

「ネルさん、僕は屈しませんよ」

「あら随分な強気ね。でも容赦しないわよ?」

 ネルは例のハンカチを取り出すと僕に急接近してきた。
 僕は例の眠らせてくる奴だと警戒してネルの突進を避ける。

「ふふふ、やるじゃない。レイア!」

「了解です、せんぱ―ネルさん」

 レイアは言い淀むと僕を背後から羽交い絞めにした。
 その豊満な二つの山が僕の背中に当たるが今はその感触を楽しんでいる余裕はない。
 僕はネルの設定をwikiで見た事を思い出すがそれらしい弱点は無い事を思い出した。
 だから僕はもう一人の弱点を突く事にした。

「あなたらしくありませんね、レイアさん。ネルさんに負け犬の様に従うんですか?」

「な、なんだと?」

 レイアの身体がぴくっと震える。
 もう一押しだ。

「これじゃあただの腰抜けですよ。僕にプロレス技をかけてたのはただの弱い物いじめだったんですか?」

「違う!私は、腰抜けなんかじゃあない!」

 レイアは僕の羽交い絞めを解き開放するとネルに向かっていった。
 ネルと手を組み力比べを始めた。
 性格が酷いだけでパワーではレイアに分があると思っていたが、パワーでもネルの方が少し上だった。

「どういうつもりかしらレイア。私に逆らうの?」

「昔からあんたの事は気に食わなかったんだよ、先輩!」

 レイアは得意のプロレス技を掛けようとするがするりとネルにかわされてしまう。
 あれよあれよと技は返され、レイアはネルにアルゼンチンバックブリーカーを決められてしまう。
 肩越しに横にした人間を背負い背骨を折る様な形にする奴だ。

「こなくそ!」

 レイアは強引に力任せにそれから抜け出した。
 そしてネルに突撃しパンチをかます。
 しかしネルはそれを避け腕をつかんだ。

「サブミッション!スーパーアームロック!」

 ネルがレイアの腕を決める。
 このままではレイアの腕が折られてしまう。
 レイアはまた足でネルの顔面を蹴り強引に抜け出した。

「あなたにはまだ教えていない52のサブミッションがあるのよ」

 ネルが不敵な笑みを浮かべる。

「見せてあげるわレイア、このネル最大最高の関節技、トリプルビーフケーキを!」

 トリプルビーフステーキとは三つの肉の爆弾と言う意味である。
 その名の通り肉肉しい痛そうな技がレイアを待っていた。
 レイアにかけられた一つ目の技は「ボウ・バックブリーカー」だった。

「この技は驚異的な肉体的バランスとパワーが要求される難しい技!」

 思わず解説してしまう僕。
 弓式背骨折りとも呼ばれ、マットにたおれている相手を横向きにして、自らの片膝を背中に押しつけつつ相手の頭部と足を引っ張る、最高に高難易度な技だ。

「くっ……」

 みしみしと音を立てる背骨に走る苦痛に耐えるレイア。
 しかしある程度時間が経った所でネルがその技を解いた。

「そう簡単に落ちて貰っちゃあ困るわよ。爆弾はまだ残ってるんだから」

 次にネルは宙高く飛びその尻で倒れているレイアの身体を下敷きにした。
 そしてその両腕を掴み高く持ち上げる。
 そこから立ち上がるとレイアを背負う様にして締め上げた。

「こ、これはゴリー・スペシャル!鋼の肉体と鞭の様な体のバネが要求される高難易度技!」

 またまた解説しまう僕。
 まるで白熱なプロレスの試合を見ている様だった。

「く、くそっ……」

「何をしているの?早く私のゴリー・スペシャルをはずしてごらんなさい?」

 まるで対立する師匠と弟子の様なやり取りを見せるレイアとネル。
 この二人の過去に何があったのかは知らないが、僕は今の二人に漢を見た。

「あんたにはこれ以上負けられないんだよ!」

 レイアはゴリー・スペシャルを解くと今度はレイアがゴリー・スペシャルをネルに決めた。

「ふふふ、やるじゃない。最後はこれよ!」

 ネルはレイアのゴリー・スペシャルから難なく抜けると今度はバックフリップを決めた。
 後方へ体重を浴びせながら倒れ込み、相手を背面からマットへ叩き付ける技である。
 今ネルはレイアを横向きに背負い締め上げていた。

「レ、レイア―!!!」

「な、なにしてやがる……!早くいけ!ユリアの部屋は一番奥だ!」

 レイアは震え声でお腹から声を振り絞って言う。
 彼女の犠牲を無駄にはできないと悟った僕は彼女に一礼するとユリアの部屋に向かった。
 そして……

 バタン!

「ユリア!」

 僕は勢いよく部屋の扉を開いた。
 そこには白いネグリジェを着た美少女がいた。
 ウェーブのかかった美しいサラサラの長い金髪に整った端正な顔立ち、そして山の泉の様な透き通った心、全てが僕を魅了した。

「ユーリ!」

 ユリアは僕の方に駆け寄って来て抱き着いてきた。
 僕は彼女を強く抱きしめると熱いキスをした。
 僕の背後に複数の気配を感じた。
 それは僕が今まで出会った悪役令嬢達であった。
 あのネルも僕とユリアのキスを見て間に合わなかったと観念した様である。

 パチパチパチ

 悪役令嬢達から祝福の拍手が送られる。
 こうしてこの乙女ゲームは真のEDを迎え幕を閉じた。
 僕の背後には宙に浮いた文字が縦にスクロールしている。
 恐らくスタッフロールであろう、そして女性ボーカルのED曲が流れ始めた。
 その曲に合わせて踊りだす僕とユリア。
 そして歌が終わる時二人は再びキスをする。

「永遠に一緒よ、ヒロ」

「僕もだよユリ……え?」

 なぜ彼女は転生前の僕の名前を呼んだんだ?
 何故「知っている」んだ?
 奇妙に思った僕は記憶をロードする。
 しかし既にクリア後のオートセーブがされていて僕は何度もこの台詞を聞くことになる。

「永遠に一緒よ、ヒロ」


 乙女ゲームの相手役に転生した僕は最悪の悪役令嬢達に囲まれる~絶対愛しの主人公と添い遂げてみせる!悪役令嬢さん!?本当は攻略したくないのに……~-完?-






 ―


 ザッピングシステムを起動。
 視点をヒロからミキに切り替えます。


 ―


 ―ヒロが転生する数日前。

 私はネットオークションでこの不思議なゲームを手に入れた。
 プレイした人間をゲームの中に取り込むという物だ。
 私は半信半疑でそのゲームを購入した。
 そのゲームの名は「The・Hiroin~悪役令嬢達に囲まれて~」だ。
 パッケージの中央にいるのはヒロインであり主人公のユリア、そして個性豊かな悪役令嬢達がパッケージを飾っていた。
 その隅には相手役のユーリ侯爵がいた。
 オークションで送られて来たソフトにはメモが付属していた。
 そこにはこう書かれていた。

「プレイした人間を任意のキャラに転生させられるデバッグモードに入るコマンドを付属します」

 私はこのコマンドを打ち込み、私と同じ高校に通う少女や暴走族の不良娘、仕事に疲れたOL等の性格に難のある女性達をSNSで見つけこのゲームをプレイさせた。
 彼女達には悪役令嬢になって貰う、性格最悪の悪役令嬢として。

 まずはレイア役になって貰う山田麗奈とネル役になって貰う西園寺京子だ。
 この二人はレディース(女性だけの暴走族)にも所属している札付きの悪で、学校では女子プロレス部に所属していた。
 麗奈は男女問わず喧嘩を吹っ掛ける上にいじめっこでもある。
 一方京子は学園の裏番的存在で表向きはお嬢様で外面はいいが、本性は暴力の化身であった。
 気に入った男子学生を下僕にしている点も私的にポイントは高い。
 こんな女達をヒロが好きになる訳ないからだ。

「あのー、生徒会から部費の交渉に来ました」

 私は恐る恐る部室の扉を開ける。
 するとそこでは麗奈と京子がスパーリングをしていた。
 二人は私に気付いた様で駆け寄って来る。

「おっ、さそく申請してた部費が下りるか」

 麗奈が笑顔で私の持っていた封筒をひったくる。
 その封筒の中身を見た瞬間麗奈の顔が怒りで引きつった。

「あなた、これはどういう事かしら?」

 京子が氷の微笑を浮かべながら私に詰め寄る。
 この糸目の先輩は怒らせてはいけない、あくまで麗奈とついでに転生させてやるのだ。

「えっと、この部は実際活動している部員が二人しかいない上に試合もしていないので部活動としては不真面目だと判断されました。だから―」

 ドン!

 私が言い終わる前に麗奈が壁ドンしてきた。
 こんなのちっとも嬉しくない、ヒロならよかったのに……。
 麗奈は私に詰め寄ると私が大事そうに抱えていた綺麗な子袋を見つけた。

「ほう、面白そうなもんもってんな。貸せよ」

「あ、返して!」

 勿論本音ではない。
 袋の中には例の乙女ゲームが入っていた。
 全てが計画通りである。

「なんでぇ、中身はゲームかよ。私格ゲー以外はやらねーんだよなぁ」

 そこに京子が割って入った。
 京子は割とハードな乙女ゲープレイヤーで、麗奈も実は隠れてやってるのは調査済みである。

「面白そうじゃない。私もやった事ないゲームだし、一緒にやりましょうよ、麗奈ちゃん。あ、あなた、このゲーム借りるからね。私達が飽きるまで」

「分かりました……」

 私は部室から出て行くフリをして二人の様子を覗いた。
 二人がゲームを始めると眩い光が放たれ気絶した。
 そしてモニターから黒い手が伸びて来ると二人をゲームの中に連れ込んだ。

「まるでチーターマンみたい」

 この例えがどれだけの人に伝わるかは置いておいて、これで二人の性悪女を悪役令嬢に転生させる事ができた。
 麗奈はレイアに、京子はネルになったのだ。
 最初二人は戸惑いながらも貴族生活を満喫していたが、厳しい淑女の戒律とスマホやバイクと言った文明の利器が無い事に耐えきれず元の世界に戻りたがっていた。

「どうすんだよ京子先輩!俺こんな世界で一生終えたくねーよ!」

「落ち着きなさい麗奈。とにかく私達は乙女ゲームの主人公になったのよ。あなたはサブキャラね。こういうのは攻略対象と結ばれて真のEndを迎えたら解放されるって相場が決まってるのよ。小説ではだいたいそうだし」

 哀れな二人にミキは嘲笑していた。
 だって悪役令嬢というお邪魔虫になった事さえ気づいておらず、主人公(ヒロイン)のつもりなのだから。
 彼女達がいくら頑張っても悪役令嬢のBADENDになるだけなのに。

 後残るはメアリー候補のゲームが趣味の疲れたOLさん。
 常に不機嫌で彼女の後輩や部下のSNSで相当なパワハラをしている事が分かった。
 まさに性格最悪の悪役令嬢にはうってつけだろう。
 彼女は簡単で匿名で同じゲーム遊んでフレンドになってこのゲームを送り付けるだけ。
 ネットではコミュ力の高い私の実力の見せ所だ。

 次がカサンドラ候補の人。
 彼女はお局様という奴で後輩いびりがとにかく酷い。
 被害者のSNSからその悲痛さは伝わって来た。
 男遊びが多い彼女には彼氏さんにお金を渡してこのゲームをプレイさせて貰った。
 彼も転生してるかもしれないけどそれはどうでもよかった。

 次はエリナ候補の人。
 彼女は某PCゲーショップでもじもじしている所を助けて上げたらすんなりと信用してくれた。
 彼女の痴女っぷりは裏SNSでは話題になっており私の標的になるには十分な素質があった。
 ゲーム好きなので、エッチなゲームと言ったら飛びついてプレイしてくれた。
 このむっつりスケベめ。

 次はリサ候補の人。
 この人はクラスの中でもカーストの高いいわゆるギャルであり、私が近付くのは難しかった。
 でも彼女はヒロと友好関係にあり私を紹介して貰った。
 愛しのヒロを寝取るビッチな雌猫が一匹消えたので一石二鳥だった。
 更にこの娘のお姉さんがリサが消えた事を知って捜索を開始。
 私がこのゲームの事を教えると迷わずプレイしてくれた。
 彼女も妹に負けず劣らず最悪な性格だったのでモリガンになって貰った。
 一石三鳥であった。

 セレーヌ候補の人に関しては本当に楽だった。
 クラスでぼーっとしてる所を「面白いゲームがあるんだけどウチにこない?」と声を掛けるだけ。
 人を疑う事すらしないこのナマケモノを騙すのは楽勝だった。
 彼女に常についている付き人の様な女性も一緒に転生させちゃったけどまあいいか。


「計画通りね」

 勿論相手役のユーリには愛しのヒロが、主人公ユリアには私がなる。
 あの美少女になれれば自分に自信が持てるし、彼女を愛するという√に最終的になる為私を愛するしかなくなる。
 悪役令嬢達は容姿はいいが性格最悪の女達を転生させた事で中身は最悪になっている。
 万一でも彼が彼女達を好きになる事は無い。
 でもこのゲームのバッドエンドは悪役令嬢と結ばれるという胸糞Endだ。
 万一を考えて私は彼に気付かない形で記憶のオートロード機能を付けた。
 これで悪役令嬢ENDになっても記憶はロードされるし、彼は自分の意志でロードしたと思い込む。
 私の計画は万全だった。

 ―ヒロがユーリに転生後からしばらく……

 あれからしばらく経ちヒロは念願のユリアEndを迎えた。
 これで彼がどうしようがユリアと結ばれるしかなくなる。
 私はずっと心に思い描いていたあの言葉を口にした。


「永遠に一緒よ、ヒロ」


 ユリアがミキだと気付かれたら拒否されそうなのでこれ以上のネタばらしはしない。
 私はゲームの中でユリアとして生き続けるのだ、ユーリの、ヒロの妻として。


 ヤンデレ女は愛しの彼を乙女ゲームに閉じ込める~絶対に逃がさない。ゲームの中でも愛してあげる♥~-完-


 ―



 ザッピングシステムを起動。
 視点をミキからヒロに切り替えます。


 ―


「永遠に一緒よ、ヒロ」

 何度この言葉を聞いただろうか。
 僕はこの謎の少女の正体を突き止める事を諦めて前に進む事にした。

「ユリア……でいいんだよね?ここでは僕はユーリだからユーリって呼んでくれない?」

「分かったわ、ユーリ♪」

 ユリアは僕に近付くとズボンとパンツをおろした。
 ユリアとのご褒美イベントを期待していた僕は既に勃起していた。
 ユリアは僕の勃起ちんこを珍獣でも見るかのようにまじまじと見つめる。

「わぁ、男の人のあそこってこんな風になってたんだぁ。すごーい!」

 何が凄いのか分からないが彼女は僕に横になる様に言って来た。
 そして彼女は僕に再度ズボンとパンツを履かせた。
 何が始まるのだろう?僕はこれから始まるHなイベントにドキドキしていた。

「おちんちん気持ちよくしてあげるね♪」

 彼女はズボン越しに僕のちんこを何度も優しく上下に撫でて来た。
 僕のちんこは現在仰向けに反り返ってるのをパンツとズボンで抑えてる状況にある。
 だから彼女は僕の裏筋を丹念に撫でてる事になるのだ。
 僕のちんこはびくんびくんと脈打っている。

「いーこ、いーこ♪」

「ううっ、それいい……う!」

 僕はパンツとズボンに射精しシミを作ってしまった。
 ユリアは不敵な笑みを浮かべると僕にキスをしてきた。

「ん……」

 ユリアの良い香りが鼻孔をくすぐる。
 そして柔らかい少女の唇の感触も伝わって来た。
 射精した僕のちんこはすぐに勃起した。

「ふふふ、キスだけでおっきくなっちゃった♪」

 彼女は少し離れると荷物から袋を取り出した。

「ねえユーリ、ちょっと着替えたいから後ろ向いてて?」

「いいよ」

 彼女はどんなエッチなコスチュームに着替えてくれるんだろう?
 際どい下着?レオタード?僕の期待は高まるばかりだった。

「じゃーん、異世界の服よ!凄いでしょ!」

 凄いも何もそれはただの女子高生の制服だった。
 ただの制服じゃない、僕の通っていた高校の制服だった。

「じゃあお口でしてあげるね?」

「ちょ、待って―」

 僕の制止も聞かずにユリアはフェラを始めた。
 彼女の慣れない舌使いが逆に僕のちんこに刺激を与える。
 彼女が僕のカリ裏を舐めた時、僕は突如刺激が走りつい声を上げてしまった。

「ここがいいのね?れろれろ~」

「う!も、もう!」

「あ、出すならお口に出してね。咥えてあげる」

 ユリアの生暖かい口内の感触が僕のちんこに伝わって来る。
 そしてそれがトリガーとなり僕は射精した。
 彼女は僕の精液を嫌がりもせず、むしろ極上のシャンパンを飲むかのようにごっくんした。

「じゃあ今度はお掃除しないとね」

 彼女はひらひらした紺のスカートを僕のちんこに巻き付けるとそれで僕のちんこ全体を磨き始めた。
 サラサラのスカートの感触がたまらなく良い!
 僕はこのスカートコキに物の数秒で果ててスカートに射精した。
 彼女はシミになっていないスカートの部分で亀頭を拭いた。
 その刺激で僕のちんこはまた勃起してしまう。

「あなたって着衣フェチなんでしょ?知ってるわ」

 彼女は今度は履いていた赤いパンツを脱ぎ始め……いやあれは赤ブルマ!?数十年前に絶滅したブルマじゃないか!
 アニメやゲーム、漫画でも最近はお目にかかれない伝説の履物まで異世界にあるのか!
 僕は少し感動していた。
 そして彼女はそのぬくもりのあるブルマを僕のちんこに被せた。
 ブルマ特有のざらざらとした質感と裏生地特有の感触、そして先程まで彼女の下半身を包んでいた故にまだ少し暖かいし女の子の香りがする。
 視覚、触覚、嗅覚を猛烈に刺激され僕はフル勃起した。

「ふふふ、喜んでくれて嬉しい♪」

 ユリアはブルマ越しに僕のちんこを握ると手コキを始めた。
 ブルマの裏生地と僕のちんこがこすれて極上の刺激を生み出す。

「はぁはぁはぁ……」

「いいわよユーリ、イってもいいわよ」

「ユ、ユリア……!!!」

 僕はブルマの中に射精した。
 ブルマ気持ち良すぎるだろ……是非この世界で流行らせて全世界の美少女・美女に着てもらいたい。
 僕は果ててしまいベッドに倒れ込んだ。

「だめよユーリ、これからが本番」

「え?」

 彼女は黒のハイソックスを脱ぐと僕のちんこに被せて来た。
 サイズが女の子向けで小さいから締め付けが凄いし、ハイソックス特有のざらざらとした感触も最高だった。

「ユーリ君が足フェチなの知ってるよ」

「え、なんで?」

「だって他の令嬢の人達と足コキの時凄い喜んでたもん。ちょっとジェラシー、かな」

 確かにそれはそうなのだが、その事はロードしてなかった事になってるはずだ。
 どうしてユリアはそれを知っている?
 僕がその疑問を問いただす前にちんこに気持ちよさが襲って来た。
 彼女が靴下越しに手コキを始めたのである。
 これは夢にも見た靴下コキ!しかも紺のハイソックスで!
 僕はこれまで高校で女子の靴下を見てはムラムラしていた。
 その中で一番して欲しかったのが足コキと靴下コキである。
 ミキの蒸れた足裏を見ていつも妄想していた。
 靴下のザラザラとした感触が上下して更に極上の感触に進化する。

「ふふふ、ユーリのあそこがびくんびくんいってるね。靴下オナホに出していいよ♪」

「あああああああああああ!!!!!!!!」

 僕は力の限り叫んで射精した。
 靴下の先端はたぷたぷで僕の精液が溜まっている。

「沢山出せたね。えらいぞー。じゃあご褒美あげる」

「え?まだ何かしてくれるの?」

 ついに童貞卒業か!?そう思った時である、彼女は履いていた上履きを脱ぎ始めた。

「ふふふ、安心して。これは袋に入ってた新品を私が今日1日履いてた奴。ちょっと蒸れてるかもね。でも君にはそのほうがいいでしょ?」

 彼女は蒸れた上履きの片方を僕に嗅がせて来た。
 女の子の匂いと足の良い香りと甘酸っぱい独特の香りが伝わって来る。
 僕のあそこはすぐに勃起した。

「じゃあこれを被せてっと」

 ユリアはもう片方の上履きを僕のちんこに被せた。
 上履きのザラザラとした感触とユリアの足で蒸れた感触が合わさり至上の感触になる。
 彼女は僕のほうけた顔を見ると上履きを優しく握りゆっくりと手を動かし始めた。
 次第にそれは激しくなっていくが、ユリアの蒸れた足から出ていた汗がローション代わりになって滑りを良くしてくれる。
 更に蒸れた足で長時間履いていたので裏生地が柔らかくなっていた。
 だからそんなに痛いという事はない、というかむしろ気持ちよかった。

「で、出る!!!」

 僕は上履きの中に勢いよく射精した。
 上履きの中からはだらだらと精液がたれ落ちている。
 何回射精したっけ?僕の身体はもう限界に来ていた。

「結婚するまで本番はできないけど、これからもいーっぱい気持ちよくしてあげるからね♪だって私はヒロの彼女なんだから♡」

「彼女……」

 この言葉の響きに現代っぽさを感じたが、この快楽を毎日味わえるのなら別にいいやと思ってしまった。
 そもそもユリアと恋人になってイチャラブしたかったんだ、これ以上何を望む?
 僕はこの世界に転生させてくれた人に感謝した。


 -完-

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