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第四十三話 英雄、自動ドアを知る、ハンバーガーを食べる
しおりを挟むそうこうして、楓たちは暫く歩き、モスバーガー店に入ろうとしていた。
入り口の自動ドアが開いた。
もちろん、びっくりする人がいた。
ナポレオンとスザンヌは口を開けていた。
「自動馬といい、自動で開くドアか? まるで、幽霊みたいだな」
「こわいね」
「て、大丈夫だよ。未来じゃ、これが当たり前になってるんだよ、スザンヌさん」
ナポレオンとスザンヌの声音に対し、楓が淡々と、説明していく。
かすみが、動揺していた。自動ドアを知らないことに、まさかと、想っていたのだ。
「いらっしゃいませ、お客様、何になさいますか?」
可愛い女性店員さんの声が聞こえる。
ナポレオンが明るく真っ白な空間を隅々まで見遣り、ハンバーガーを作ってるところを見つめた。
スザンヌも現代の環境にまだ慣れぬらしく、そわそわしていた。
だが、反面、楽しそうにもみえた。
「ほう、店内は綺麗なのだな。楓あれは、何を作ってるんだ?」
「フライドポテトだよ。油でポテトをあげてるんだよ」
恐らく、ファーストフード店に入るのは初めてだろう二人に、楓は指を指して、丁寧に教えていく。
「ポテトか」
確かにポテトは共通だろう。
ナポレオンが感心してそういった矢先、目の前にいた綺麗な女性店員さんが話しかけてきた。
「お客様、メニューはいかがなさいますか?」
「楓、俺はわからないから、お前のお勧め品を頼んでくれ」
「楓君、わたくしもお勧めお願いします」
「二人とも、トマト食べれる? 大丈夫?」
「わたくしは大丈夫ですわ。あなたも大丈夫よね、ナポレオン?」
「ああ、問題ない」
楓が二人に訊いて回った。少し、不安げな表情をしていた。馴れない世界で気も使っているのだろう。
香織とかすみはメニュー表をズットみて考えていた。
楓がメニュー表のある品目を指差した。
☆☆
こんばんは。
何回も見てくださっている読者さまには感謝です。
ほんとにありがとうごうざいます。
どうなっていくのでしょう。
また更新します。
またおあいしましょう。
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